楽天(☆3対0★)西武 =リーグ戦24回戦(2021.10.16)・楽天生命パーク宮城=
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西武
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楽天
20001000X3401
勝利投手:岸 孝之(9勝9敗0S)
(セーブ:宋 家豪(3勝3敗5S))
敗戦投手:浜屋 将太(1勝6敗0S)

本塁打
【楽天】島内 宏明(21号・1回裏2ラン)

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◆楽天は初回、島内の2ランで先制に成功する。そのまま迎えた5回裏には、1死満塁から浅村の犠飛で貴重な追加点を挙げた。投げては、先発・岸が7回3安打無失点の力投で今季9勝目。敗れた西武は、打線が相手を上回る6安打を放つも、無得点とつながりを欠いた。

◆西武の準硬式出身のルーキー・大曲錬投手が、1軍デビューを無失点で飾った。3点を追う6回に登板。最速151キロの直球とフォークを決め球に2人を打ち取った。四球で走者を出しても、動揺はなく炭谷をフォークで空振り三振に仕留めて切り抜けた。福岡大では準硬式野球部に所属した変わり種。2月の練習試合では1軍戦に抜てきも、1回もたず降板した。約8カ月の間、イースタン・リーグでチーム最多の36登板投げ経験を積み上げ成長につなげた。 1軍マウンドに立ち結果で示した大曲は「緊張はしませんでした。天候も特に気になりませんでした。しっかり投げることができたと思います。もう少し押し込みたかったですね。変化球も悪くはなかったと思います。コース内で勝負をすることができました。ただ、キレはもっとだしていけるようになりたいです。もっと空振りを取ることができるボールを磨いていきたいと思いました。これからスタート、という気持ちです」と振り返った。 ▽西武辻監督(1軍デビューの大曲に)「投げっぷり非常によかったし、これからでしょう。緩急つけられるような遅い球を身につけると幅が出てくる」

◆楽天が連敗を2で止め、2年ぶりのクライマックスシリーズ進出へ王手をかけた。 1回に島内が2戦連発となる21号2ランを放ち、幸先よく先制。5回には浅村の犠飛で追加点を奪った。 先発岸は立ち上がりから軽快にアウトを重ねる。散発3安打で三塁を踏ませず、7回無失点で9勝目。3年ぶり9度目の2桁勝利へ王手をかけた。 17日に4位ソフトバンクが敗れ、楽天が勝利、もしくは引き分けの場合に3位以上が確定し、19年以来のクライマックスシリーズ進出となる。

◆先発は楽天岸、西武浜屋。楽天は1回に島内の2戦連発の21号2ランで先制した。岸は3回まで1安打無失点。 楽天は5回に浅村の犠飛で追加点を奪う。先発岸は6回まで三塁を踏ませず無失点。西武先発浜屋は5回途中3失点で降板。 楽天が逃げ切り、連敗を2で止めた。岸が9勝目。宋家豪が5セーブ目。西武は連勝が2で止まった。浜屋が6敗目。

◆15年目の楽天岸孝之投手が7回無失点の好投で9勝目を上げ、3年ぶり9度目の2桁勝利に王手をかけた。 「ブルペンが良すぎるのも怖かったので、慎重になりすぎた」と立ち上がりから丁寧な投球で西武打線を打ち取り、三塁を踏ませなかった。この日で今季通算143回を投げ、3年ぶりの規定投球回に到達。「到達して喜ぶんじゃなくて、もっと上に行きたい」と頼もしかった。 ▽楽天石井GM兼監督(9勝目の岸に)「プレッシャーをはねのけて、力に変えられる。試合前は緊張していても、球を持つと自分の力に変えられるから頼もしい」

◆楽天島内宏明外野手(31)が"まるっといただき弾"をかっ飛ばした。 1回2死一塁で、西武浜屋の外角直球を左翼席へ運び、2戦連発となる先制の21号決勝2ラン。リーグトップを快走する95打点目をマークし、2年ぶりのCS進出に王手をかけた。 "ニンジン"も視野に入ってきた。6月ごろ、報道陣を通じて石井GM兼監督へ打点王獲得のご褒美として高級スニーカーをお願いすると、まさかの快諾。「まだ打点王は絶対にとれないと思っている」としながら「ディオールとエア・ジョーダン1のハイ(カット)か、オフホワイトとエア・ジョーダン1のシカゴ。100万円と50万円くらいです」と、高級品をさらりとおねだりしていた。 シーズンは残り8試合。ロッテ・レアードに6打点差をつけ、打点王は射程圏内だ。おねだりから4カ月。「まさか...(射程圏に)入ってきたっすね」と念願の高級スニーカーにニヤリ。殊勲打31、勝利打点15はいずれもリーグトップ。「いつも岸さんがロッカーで(100打点まで)『あと何打点』と言ってくださるので、いけるか分からないですけど、目標にはしたい」。100打点に到達すれば、07、09年山崎武、20年浅村に次ぎ球団3人目だ。 17日に、3位楽天が勝利か引き分け、4位ソフトバンクが敗戦で楽天の3位以上が確定する。「なるべくそういうのは早く決めたい。その次に少しでも勝って上の順位をみんな目標にしていると思うので、束になって戦っていきたい」。CSも高級スニーカーも、まるっといただきだ。【桑原幹久】

◆準硬式出身の西武大曲錬投手(23)が、無失点で1軍デビューした。3点を追う6回に登板。2死から四球を出しても、動揺なく次打者・炭谷をフォークで空振り三振に打ち取った。福岡大準硬式からドラフト5位で入団1年目。イースタン・リーグではチーム最多36登板投げ、初1軍マウンドを無失点で飾り「コース内で勝負をすることができました。これからスタートという気持ちです」とかみしめた。

◆貫禄たっぷりに、山賊打線を封じ込んだ。楽天岸孝之投手(36)が16日、西武24回戦(楽天生命パーク)に先発。 7回無失点で今季9勝目(9敗)を挙げ、15年目で3年ぶり9度目の2桁勝利に王手をかけた。散発3安打で三塁を踏ませず、3年ぶりの規定投球回にも到達した。17日西武戦に勝利か引き分け、4位ソフトバンクが敗戦した場合に、楽天の2年ぶりのクライマックスシリーズ(CS)進出が決定する。ヒヤっとしたのは、最後だけだった。7回2死。岸が岡田を内角直球で詰まらせた。自身へ向かってきた打球に一瞬身構えたが、力はなかった。やや体勢をのめらせながら、青いグラブでがっちりとつかんだ。「ブルペンはすごく良くて、良すぎるのも怖かったので最初は慎重になりすぎた。体を動かすまでは寒かったですけど、投げ始めたら、そこまで寒さは感じず、普段通りやれました」。雨上がりの肌寒さもなんのその。7回を散発3安打無失点にまとめ、先発の役割を十分に果たした。 ギアを上げてきた。10月は3戦2勝。計20回で自責2、防御率0・90をマーク。「今年は1年間、肩肘に特別何も(不安は)ない。ここ最近は特にいい」と状態の良さを実感する。前半戦は4勝6敗、防御率3・65と黒星が先行も、東京五輪による中断期間も活用し、後半戦は5勝3敗、防御率2・77と右肩上がりに数字を残す。 西武時代から右腕を知る石井GM兼監督も、シーズン終盤でのベテランの頑張りに舌を巻く。 「大事な試合になればなるほど結果を求められる。そこで岸は自分の軸ができていたので、最高のコントロールとかを出せる。若い時から見ていますけど、試合前は緊張していますけどボールを持ったら、すっとそういうものを自分の力に変えられるところは頼もしいです」。 15年目を迎えても初心を忘れず、1戦1戦に全力を出し切る愚直な姿勢が、チーム全体にも好影響を与える。 この日で今季の投球回数は143回となり、3年ぶりの規定投球回数に届いた。「先発としてそれだけイニングを投げられている。久々なのでよかった」とかみしめながら「到達して喜ぶんじゃなくて、もっと上に行きたい」と貪欲さもかいま見せる。今季の登板予定は残り1試合。3年ぶりの2桁勝利へ、最初で最後のチャンスもがっちりとつかみとる。【桑原幹久】

◆楽天・島内宏明外野手(31)が「4番・DH」で先発出場し、先制となる21号2ランを放った。一回2死一塁で西武先発、浜屋の4球目を逆方向の左翼席に運んだ。 球団広報を通じて「打ったのはストレート。きょうは雨で試合は厳しいかなと思っていたので、ウオーミングアップをしなくて太ももが肉離れしかけました」とコメントした。 この一発で、パ・リーグ1位を快走する打点を95に伸ばした。 島内は前日15日、球団生え抜き選手では初となるシーズン20本塁打を放っていた。

◆楽天が快勝した。一回に島内の21号2ランで先制し、五回に浅村の犠飛で加点した。岸は制球良く7回3安打無失点で9勝目を挙げ、酒居―宋家豪とつなぎ無失点リレー。西武は打線が6安打を放ったがつながらず、零敗を喫した。

◆西武のドラフト5位ルーキー大曲が0―3の六回に3番手でプロ初登板し1回無失点と好投した。岡島を左邪飛に、茂木を一ゴロに打ち取り、2死で四球を出したが、炭谷をフォークボールで空振り三振に仕留めプロ初三振をマーク。「緊張しなかった。コース内で勝負することができた」と胸を張った。 福岡大準硬式野球部出身の異色の右投手。デビュー戦で直球は最速150キロを超え、能力の高さを示した。「もっと空振りを取ることができる球を磨いていきたい。これからスタートという気持ち」と先を見据えた。

◆楽天の島内が2試合連発となる先制の21号2ランを放ち、勝利に貢献した。一回2死一塁で外角高めの速球を逆らわずに左翼席へ運び「全然真っすぐは意識していなかったけど、いい感じで打てた」と喜んだ。 リーグトップの打点を95に伸ばし、プロ10年目で初のタイトル獲得に前進。残り8試合で自身初の100打点も狙える。「いけるか分からないけど目標にしたい」と控えめに意気込んだ。 石井監督(7回無失点で9勝目の岸に)「全体的に球の質も良くて、非常にいい感じで回を進めてくれた」

◆西武打線は元気なく、楽天の3投手から得点を奪えなかった。岸には低めの球を打たされ、辻監督は「序盤でいい感じで捉えたやつが正面で取られたりという不運もあった」と苦い表情だった。 八回に2番手の酒居を攻め、1死満塁としたが山川が空振り三振に、川越は鋭い打球で中飛に倒れた。辻監督は山川に「それまでの打撃が良くなってきていたから期待したんだけど」とため息だった。 浜屋(五回途中3失点で6敗目)「失点は四球や高めの球の投げミスが絡んでしまった」

◆クライマックスシリーズ(CS)進出に王手! パ・リーグ3位の楽天は、島内宏明外野手(31)が2戦連発となる先制21号2ランを放って、チームの連敗(2)ストップに貢献した。 「今日は雨で試合は厳しいかなと思っていたので、ウオーミングアップをしなくて太ももが肉離れしかけました」 一回2死一塁。西武の左腕、浜屋の直球を逆方向の左翼席に運んだ。ベンチ前でキャッチボールをしていた岸は、早々の援護弾に思わず目を丸くした。 島内はこの一発で、リーグ1位を快走する打点を95に伸ばした。石井監督は6月上旬に、打点王を獲得した際は高級スニーカーをプレゼントすることを約束。島内は「まさか(視野に)入ってきたッスね」と鼻の穴を広げた。 楽天は17日の西武戦(楽天生命パーク)に勝つか引き分けて、4位・ソフトバンクがロッテに敗れた場合、2019年以来2年ぶりのCS進出が決まる。 頼れる男は「そういうのは早く決めたい」と鼻息が荒い。残りは8試合。大台の100打点と自身初のタイトル獲得、そしてAクラス入りに向け、全力で駆け抜ける。(広岡浩二)

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ORIX
675318 0.558
(-)
-
(-)
5533
(+1)
486
(+1)
130
(-)
43
(+1)
0.249
(↓0.001)
3.340
(↑0.02)
2
(-)
ロッテ
645219 0.552
(↓0.005)
0
(-)
8564
(+4)
531
(+10)
121
(+3)
103
(+1)
0.243
(-)
3.690
(↓0.05)
3
(-)
楽天
635715 0.525
(↑0.004)
3
(↑1)
8507
(+3)
476
(-)
103
(+1)
45
(-)
0.246
(-)
3.380
(↑0.02)
4
(-)
ソフトバンク
576120 0.483
(↑0.004)
8
(↑1)
5534
(+10)
474
(+4)
124
(+3)
87
(+1)
0.245
(↑0.001)
3.270
(↓0.01)
5
(-)
西武
536618 0.445
(↓0.004)
12.5
(-)
6503
(-)
567
(+3)
107
(-)
83
(-)
0.240
(↓0.001)
3.970
(↑0.01)
6
(-)
日本ハム
496519 0.430
(-)
14
(↑0.5)
10416
(+1)
491
(+1)
69
(-)
70
(+2)
0.230
(-)
3.400
(↑0.01)