楽天(★1対5☆)西武 =リーグ戦23回戦(2021.10.15)・楽天生命パーク宮城=
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西武
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楽天
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勝利投手:今井 達也(8勝7敗0S)
敗戦投手:瀧中 瞭太(9勝5敗0S)

本塁打
【西武】山川 穂高(21号・8回表3ラン)
【楽天】島内 宏明(20号・4回裏ソロ)

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◆西武は1-0の3回表、中村の犠飛で追加点を挙げる。その後1点差に迫られて迎えた8回には、山川の3ランで相手を突き放した。投げては、先発・今井が9回1失点の快投。今季8勝目を完投で飾った。敗れた楽天は、先発・瀧中が力投を見せるも、打線が4安打1得点と振るわなかった。

◆楽天滝中瞭太投手(26)は前半戦で5勝4敗、防御率4・95だったが、後半戦は4勝0敗、防御率1・05の好成績。後半戦は失点が4点しかなく、本拠地楽天生命パークでは13回1/3を投げて失点が0。得意の本拠地で今季10勝目を目指す。

◆楽天島内宏明外野手(31)が念願の20号を放った。 2点を追う4回1死、西武今井のチェンジアップに泳ぎながらも左中間スタンドへ10戦ぶりの1発となるソロを放り込んだ。リーグトップを走る打点を93まで伸ばした。自身初の100打点も見えているが、以前から「20本打ちたい」と話していただけに、満面の笑みを浮かべてベンチへ戻った。「打ったのは分からないです。ジェフ(トレーナー)の予言通り」と真顔でコメントした。 第1打席では「森のくまさん」、第2打席では人気アニメ「妖怪ウォッチ」のテーマ曲「ようかい体操第一」を登場曲にした。ファンサービスを意識した選曲に加えて、バットでもファンをわかせた。

◆西武は2回に相手失策で先制。3回に中村の適時打で追加点。先発今井は3回まで3四球も1安打無失点に抑える。 楽天は4回に島内の20号ソロで1点を返す。先発滝中は4~6回をそれぞれ3者凡退に抑える。西武先発今井も6回まで1失点。 西武は8回に山川の3ランで突き放し2連勝。今井が1失点で今季2度目の完投勝利で8勝目。楽天は2連敗。滝中が5敗目。

◆3位楽天が2連敗を喫し、逆転優勝が厳しい状況となった。 痛いミスが出た。2回無死一、二塁の場面で西武川越が一塁へのゴロを打ち、一塁手鈴木大が併殺を狙った二塁へ投げたが、遊撃手山崎剛が送球を落球。二走の生還を許した。3回には中村の犠飛で西武が追加点。 楽天先発滝中は7回2失点(自責1)と好投したが、8回に森原が山川に3ランを浴びた。打線は島内のソロによる1点にとどまり、今井に4安打で完投を許した。 試合前時点で首位オリックスには3・5ゲーム差だった。

◆3位楽天が2連敗を喫し、逆転優勝が厳しい状況となった。 痛いミスが出た。2回無死一、二塁の場面で西武川越が一塁へのゴロを打ち、一塁手鈴木大が併殺を狙って二塁へ投げたが、遊撃手山崎剛が送球を落球。二走の生還を許した。3回には中村の犠飛で西武が追加点。楽天先発滝中は7回2失点(自責1)と好投したが、8回に森原が山川に3ランを浴びた。打線は島内のソロによる1点にとどまり、今井に4安打で完投を許した。 残り9試合で、この日勝利した首位オリックスに4・5ゲーム差と離された。 石井一久GM兼監督(48)の主な一問一答は以下の通り。 -8回の山川3ランが痛かった 何とか得点を許さず、あと2イニングあったのでいければよかったんですけど、ちょっとなかなか球種の部分でも少ない投手なので、もう少しストライクゾーンを広げながら勝負していかないといけない部分でした。 -西武先発今井を捉えきれなかった 球の能力はリーグの中でもトップクラスの投手。ストライクゾーンの中で勝負されるとけっこう厳しい投手なので、バッターがコンタクトしていってくれたんですけど、非常にいいボールを投げていたと思います。 -滝中は7回2失点(自責1) 出だしからすごくいい感じだなとは思っていました。その通りのピッチングをしてくれたので、滝中に関して言えば自分の仕事ができたと思います。 -島内が球団生え抜き初の20号 彼のバッティング練習を見ていても、チームの中でもトップクラスの打球速度をしていますし、それくらいはできる選手だとは思っている。節目の20号に届いてよかったと思います。 -2連敗 まだこれから8連戦の残り5試合があるので、そこをしっかりと戦って、毎回毎回言いますけど、目の前の試合が明日というところでしっかりと全力で戦っていきたいと思います。 ▽楽天滝中(7回2失点、自責1も5敗目)「いつも野手の皆さんにお世話になっている分抑えたかったですが、申し訳ないです」

◆楽天は明日17日にも優勝の可能性が消滅する。2回無死一、二塁から川越の一ゴロで併殺を狙うも、遊撃山崎剛が落球し先制を許す。8回には森原が山川に痛恨の3ランを浴びた。打線は西武今井の前に島内のソロのみで4安打完投負け。首位オリックスに4・5ゲーム差と離された。 石井GM兼監督は「今井投手にいい投球をされた。目の前の試合を全力で戦いたい」と前を向いた。

◆西武の先発今井達也投手が今季2度目の完投勝利でキャリアハイの8勝目を飾った。 3回まで毎回四球も4回以降は始動の左足を修正。120キロ台のカーブに、9回まで150キロを超える直球を織り交ぜソロ弾による1失点にとどめた。前回登板で規定投球回にも到達し、成長を続ける右腕は「7回2失点をまず目標にして投げているので、今日はそれ以上の仕事が出たのは良かった」と充実感を漂わせた。 ▽西武山川(8回21号3ラン)「手応えはまあまあという感じですね。外野の頭は越えたかな、と思いました。打ててよかったです」

◆西武が快勝した。二回に失策で1点を先取。三回には中村の犠飛で加点し、八回に山川の21号3ランで突き放した。今井が尻上がりに調子を上げて1失点完投で、5年目で自己最多の8勝目を挙げた。楽天は打線がつながりを欠いた。

◆楽天は打線がつながらず四回の島内の本塁打による1点止まりで、今井に4安打で完投勝利を許した。2連敗で首位オリックスとのゲーム差は4・5に開いた。石井監督は「今井投手はストライクゾーンの中で勝負されると結構厳しい。球の能力はリーグの中でもトップクラス。いい投球をされた」と脱帽するしかなかった。 一回1死一塁で浅村が一ゴロ併殺打に、二回1死一、二塁で渡辺佳が二ゴロ併殺打に倒れて攻め切れず、序盤は不安定だった今井を波に乗らせてしまった。残りは9試合。石井監督は「目の前の試合を全力で戦っていく」と気持ちの切り替えに努めた。

◆手痛い黒星も朗報があった。楽天・島内宏明外野手(31)が、球団生え抜き選手では初となる20本塁打を放った。 「上手く反応して打つことができた。いろいろな方がバッティングを教えてくれたおかげです」 2点を追う四回、今井のチェンジアップを逆方向の左中間席に運んだ。2017年に記録した自身シーズン最多の14本塁打を大きく更新。4番の役割を果たし、パ・リーグ1位を独走する打点も93に伸ばした。 この日も〝島内ワールド〟全開だ。一発を放った2打席目の登場曲は「妖怪ウオッチ」の「ようかい体操第一」。1打席目には童謡「森のくまさん」が流れ、笑いと和やかムードに包まれた。 「節目の20号に届いたのはよかったです」と石井監督。首位オリックスは勝った。2位ロッテもサヨナラ勝ちでマジックナンバーを「8」に減らした。しかし、可能性がある限り、あきらめずに戦い続ける。(広岡浩二)

◆西武の今井は4安打1失点で今季3度目の完投を果たし、プロ5年目で最多の8勝目を挙げた。「7回2失点をまず目標にして投げている。それ以上の仕事ができたので良かった」とうれしそうに話した。 三回まで毎回四球を与えながらも踏ん張り、中盤から多投したカーブが有効だった。五~七回は三者凡退に抑え「カーブを多めに投げ、上から(腕を振って)投げることができた」と手応えを語った。 シーズンを通じて好不調の波は大きいが、着実に成長を遂げている。辻監督は「いいフォームで投げていた。よく投げ切ってくれた」と目を細めた。

◆楽天・島内宏明外野手(31)が、球団生え抜き選手では初となる20本塁打を放ったが、チームは2連敗を喫した。試合後の石井一久監督(48)の一問一答は以下の通り。 --八回の西武・山川の3ランが重かった 「あそこは、得点を許さずにいければよかったですけど。(森原は)球種の少ない投手なので、もう少しストライクゾーンを広げながら、勝負していかないといけない場面だったと思います」 --西武先発の今井を捉えきれなかった 「今井投手はストライクゾーンのなかで勝負されると厳しい投手。バッターはコンタクトしたけど、非常にいいボールを投げていたと思います。基本的に球の能力はリーグの中でもトップクラス。捉えきれないというよりは、いい投球をされたなと思います」 --先発した滝中の投球について 「序盤からよい感じで、しっかりとした球を投げていた。滝中に関しては、自分の仕事をしてくれたと思います」 --島内が球団生え抜き初の20号 「彼の打撃練習をみていても、本当にチームの中ではトツプクラスの打球をとばしている。節目の20に届いたのはよかったです」

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ORIX
675317 0.558
(↑0.003)
-
(-)
6532
(+3)
485
(-)
130
(+1)
42
(-)
0.250
(↓0.001)
3.360
(↑0.02)
2
(-)
ロッテ
645119 0.557
(↑0.004)
0
(-)
9560
(+3)
521
(+1)
118
(+2)
102
(-)
0.243
(↓0.001)
3.640
(↑0.02)
3
(-)
楽天
625715 0.521
(↓0.004)
4
(↓1)
9504
(+1)
476
(+5)
102
(+1)
45
(-)
0.246
(↓0.001)
3.400
(-)
4
(-)
ソフトバンク
566120 0.479
(↓0.004)
9
(↓1)
6524
(+1)
470
(+3)
121
(-)
86
(+1)
0.244
(↓0.001)
3.260
(-)
5
(-)
西武
536518 0.449
(↑0.005)
12.5
(-)
7503
(+5)
564
(+1)
107
(+1)
83
(-)
0.241
(-)
3.980
(↑0.02)
6
(-)
日本ハム
496518 0.430
(↓0.004)
14.5
(↓1)
11415
(-)
490
(+3)
69
(-)
68
(-)
0.230
(↓0.001)
3.410
(↑0.01)