楽天(★5対6☆)ソフトバンク =リーグ戦23回戦(2021.10.14)・楽天生命パーク宮城=
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ソフトバンク
0010100406900
楽天
0002003005931
勝利投手:古谷 優人(1勝1敗0S)
(セーブ:森 唯斗(1勝2敗15S))
敗戦投手:安樂 智大(3勝3敗2S)

本塁打
【楽天】山﨑 剛(3号・7回裏2ラン)

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◆ソフトバンクが逆転勝利。ソフトバンクは1-2で迎えた5回表、中村晃の適時打で同点とする。その後は勝ち越しを許すも、8回に柳田と代打・川島の適時打などで4点を挙げ、試合をひっくり返した。投げては、守護神・森が今季15セーブ目。敗れた楽天は、4番手・安樂が誤算だった。

◆ソフトバンクは3回に中村晃の適時二塁打で1点先制。先発松本がキレのいい直球を軸に3回まで1安打無失点に抑えた。 楽天は4回2死二、三塁から渡辺佳の2点適時打で逆転するが、ソフトバンクは5回に中村晃の適時打で追いついた。 楽天は7回に太田の適時打などで3点を勝ち越すが、ソフトバンクが8回に柳田と代打川島の適時打などで4点を奪い逆転勝ち。津森2勝目、森15セーブ目。安楽は3敗目。

◆ソフトバンクが3点差逆転でCS出場への望みをつないだ。 2-5の8回2死満塁で柳田悠岐外野手(33)が中前打。相手の失策も絡み、一気に同点に追いついた。「とにかく集中して打席に入りました。真っすぐをしっかり捉えることが出来ました。チャンスで打つことが出来て良かったです」。直後の2死二塁では代打川島慶三内野手(38)が勝ち越し三塁打。3位楽天に5差に迫り、残り7試合で首の皮一枚つながった。

◆ソフトバンク守護神の森唯斗投手(29)が9回をしっかりと締めた。 先頭の代打小郷を空振り三振に切ると、代打横尾も三ゴロ。最後は2ランを放っていた山崎剛を遊ゴロに仕留め1点差を守り切った。前日(13日)は同点の9回1死満塁から岡島に痛恨のサヨナラ打を許しただけに面目躍如の3人締めだ。「2日連続でやられるわけにはいかないので、昨日の借りを返すことができて良かった。反省を生かして、大胆に攻めることができた。チームが勝てて良かった」と大粒の汗を流し笑顔で話した。

◆楽天 則本昂が5回5安打2失点で降板した。序盤から制球に苦しみ6与四球で121球を要した。中盤まで粘り強くゲームはつくったが、攻撃にリズムをもたらせず「変化球をたたきすぎました。それに、点を取ってもらったあとにすぐ点を取られて。ひどすぎですね」と厳しい表情で振り返った。

◆ソフトバンク選手会長の中村晃外野手が好守に気を吐いた。 3回2死一、二塁で右中間を破る先制の適時二塁打を放つと、逆転を許した直後の5回にも2死一、二塁から中前へ同点タイムリー。楽天則本昂大から2打点を挙げ「とにかくいいピッチャーなので、甘い球が来たら仕留めようと集中していました」と口元を引き締めた。守備でも8回無死一、二塁の場面で鈴木大の投前へのバントに猛ダッシュし三塁封殺した。「チーム一丸となって戦っていきます」の言葉通り、負けられないチームをけん引した。

◆楽天は守備の乱れで手痛い逆転負けを喫した。 1点リードの8回2死満塁、ソフトバンク柳田の中前適時打を処理したオコエの返球が遅れ、中途半端な悪送球と野選となる間に、走者一掃を許して同点とされた。なお2死二塁から代打川島に勝ち越し適時三塁打を浴びて、一挙4失点。 石井GM兼監督は「あそこは早く内野に返していくのが鉄則。ミスを責める必要もないが、しっかりと映像で確認して防げるものは防いでいかないといけない」と振り返った。

◆ソフトバンクが3点差逆転勝ちで、CS出場へ首の皮一枚、望みをつないだ。2-5の8回2死満塁で柳田悠岐外野手(33)が中前へ2点適時打。楽天の中継プレーが乱れる間に、一気に同点に追いついた。「とにかく集中して打席に入りました。真っすぐをしっかり捉えることが出来ました。チャンスで打つことが出来てよかったです」。10月は49打席目で初打点となった。 主砲の一打で勢いづくと、直後の2死二塁で代打川島慶三内野手(38)が勝ち越しの適時三塁打を決めた。「中継が乱れて同点になったじゃないですか。僕は同点になると思わなくて追いついたんだってなって。ちょっとは気が楽に打席に入れたんじゃないかなと思ってます」。今月5日に38歳になったベテランが集中力を見せた。 同じ代打の切り札だった長谷川は今季限りでの現役引退を発表。近年は「右の代打は川島」「左の代打は長谷川」として常勝ホークスを支えてきた。「長谷川とは切磋琢磨(せっさたくま)して右と左でやってきた。その中で結果を出そうと2人で言ってきた仲間。あいつほど野球に向き合ったやつはいないので、自然と身が引き締まる思いで日々やってます」。けがに苦しみ、引退会見では涙を見せた仲間にささげる決勝打にもなった。 残り7試合で3位楽天と5差。Bクラス確定は目前だが、工藤監督は「常にもう1点、もう1点という野球をやっていければ望みはあると思ってます。最後まで諦めないで頑張っていきます」と、ファイティングポーズを崩さなかった。【只松憲】

◆ソフトバンク5年目左腕の古谷優人投手がプロ初勝利を手にした。 1点リードの8回に4番手で登板。安打と四球で無死一、二塁のピンチを背負ったが、後続を断った。7回に登板した津森が勝ち投手になったが、試合終了数分後に公式記録が訂正された。 古谷は「前回の登板でチームに迷惑をかけてしまったので、今日は強い気持ちで投げました。四球を出してしまったり、反省点はありますがチームの勝ちに貢献できてうれしい。明日からも頑張りたい」と喜んだ。

◆ソフトバンクが3点差逆転でCS出場への望みをつないだ。試合後の工藤公康監督(58)の一問一答は以下の通り。 -3点差の8回に逆転 工藤監督 ベンチから見ていて良かったですよ。ヒットで出るのも大事だし、フォアボールでしっかりとね。見極めて見極めてっていうのはバッテリーからすると嫌だなと思う。それがしっかりとできたというのは逆転にもつながった。確かにラッキーなヒットもありましたけど、満塁での柳田のヒット、その後の川島のタイムリーっていうのは本当にチームを助けてくれる素晴らしいヒットだったと思います。 -柳田は10月初打点 工藤監督 待ちに待ったっていうのもあるし、今日はなかなか勝負してもらえなかった。ただ勝負せざる得ない場面で打ったっていうのもさすがですね。 -長谷川が引退し、川島には代打としての責任も大きくなった 工藤監督 まぁまぁ比重は大きくなったんですけど、今年に関していえば右左あまり関係なくいって、結果も出ている。どっちかというと右の方がいいくらいなので。なかなかいきなりパっと打席にいって打つのはなかなかできることじゃない。ナイスバッティングだったと思います。 -8回は古谷が無失点に抑えてプロ初勝利 工藤監督 経験がまた彼にとってプラスになると思います。彼の自信になってくれれば来年にもつながってくるし、どんどんいい経験をしてほしいと思います。 -1点差で古谷を起用したのは、信用と他投手との兼ね合いもあって 工藤監督 他の投手とのっていうこともあるし、楽天は左が多いので、左の球威のあるピッチャーの方が打ち取る可能性は高いのかなと思いました。 -三森が3回の守備で交代したのは 工藤監督 アクシデントではないですよ。タイミングが合ってなかったので、早めに代えました。 -監督の言っていた諦めない姿勢を選手は見せてくれた 工藤監督 そうですね。そこは大きいのかなと思います。野球は打つだけではない。そこでフォアボールで歩く、粘ることでどんどんチャンスは広がるし、今日も2アウトから広がってタイムリーにつながった。ああいう意識が僕はすごく大事かなと思う。こういう野球が続けられるように。逆転する野球だけでは良くないけど、常にそこでもう1点、もう1点という野球をやっていければ望みはあると思ってます。最後まで諦めないでしっかり頑張ります。

◆楽天はオコエ瑠偉外野手(24)の軽率な守備が響き、手痛い逆転負けを喫した。3点リードの8回2死満塁、ソフトバンク柳田の中前適時打を処理したオコエの内野への返球が遅れ、中途半端な送球となる間に走者一掃を許して同点とされた(記録は野選と失策)。その後、2死二塁から代打川島に勝ち越し適時三塁打を許した。試合後の石井一久GM兼監督(48)の主な一問一答は以下の通り -先発の則本は かなり苦しくて5回が限界な部分はあった。最少失点で抑えてくれて、なんとかゲームを進めることはできたんですけど、5回までで交代だったので、その後が苦しい状況にはなりましたけど。 -7回に勝ち越した場面 あそこまではほんとに積極的にバットを出してくれて、いい展開に持っていくことはできたと思います。 -8回の安楽の投球と守備のミスについて 安楽もちょっと探り探りの投球になってしまったので。ランナーも詰まってきて、より大事に大事にいってしまった。もう少し攻めていく投球してほしかったなと思います。(オコエの)守備に関しては、あそこはやっぱり、しっかりと早く内野に返していくのが鉄則なところが、出来ていなかったのかなと思います。別にミスを責める必要もないんですけど、もう1回、しっかりと映像で確認して、防げるものは防いでいかないといけないので。しっかりやっていきたいと思います。 -明日以降。残り10試合 毎日毎日、言ってるんですけど、目の前の試合をしっかり戦って自分たちらしい野球をしていくことが大事だと思うので。また明日切り替えて試合に臨みたいと思います。 -もったいない負け方 そうですね。(8回の)3点目の取られ方が、次の4点目につながっていく部分はあるので。あそこでどういう状況にせよ。取ってすぐ内野に返すという部分では、出来てなかったのかなと思います。いかなる状況、いかなる理由があるにしても、まず内野に(ボールを)渡すことが、まず第一条件なので。さっきも言いましたけどミスを責めるわけじゃなくて。1回帰って、映像確認して、どういう状況だったのか、どういう風に、そういうことが起きたのか確認して。いろいろこれから、しっかりとそこの理由を詰めていきたいと思います。 -ワンプレーの重み 堅く大事にいく必要もないけど、軽率になることだけはいけないので。そういうところでの油断が大きい穴につながっていく。そういうところをチームとして、なくしていきたいと思います。

◆ソフトバンク5年目左腕の古谷優人投手がプロ初勝利を手にした。 1点リードの8回に4番手で登板。安打と四球で無死一、二塁のピンチを背負ったが、後続を断った。7回に登板した津森が勝ち投手になったが、試合終了数分後に公式記録が訂正された。 古谷は「前回の登板でチームに迷惑をかけてしまったので、今日は強い気持ちで投げました。四球を出してしまったり、反省点はありますがチームの勝ちに貢献できてうれしい。明日からも頑張りたい」と喜んだ。

◆ソフトバンクの中村晃が1―2の五回2死一、二塁で、適時打を放った。則本昂の2球目の変化球を捉え、中前へはじき返す。三回の先制二塁打に続き、2打点目をたたき出した。 三回も2死一、二塁からの2球目だった。真ん中付近へ入ったスライダーをバットに乗せ、打球は右中間を破った。「甘い球を仕留めようと集中していた。しっかり捉えることができた」と、納得の表情を浮かべた。 試合前までの打率が2割4分5厘と、本来の数字を残せていない。バットを短く持ったり、左手を揺らしてタイミングを取ったりするなど、たびたびフォームを変えている。チームも苦しい戦いが続く中、選手会長が最後の力を振り絞り、打線を引っ張ろうともがいている。

◆ソフトバンクが逆転勝ち。2―5とされた直後の八回、2死満塁から柳田の2点適時打に失策が絡んで追い付き、代打川島の適時三塁打で勝ち越した。森が15セーブ目。楽天は八回に登板した安楽が崩れ、守備の乱れも響いた。

◆ソフトバンクは打線が粘りを見せて逆転勝利。試合後、工藤公康監督(58)が代表取材に応じた。主な一問一答は以下の通り。 --八回に4得点。諦めない選手をどう見ていたか 「よかったです。ヒットで出るのも大事だし、四球で見極めて見極めてというのもバッテリーからしたら嫌だと思うので。それができたのが逆転につながったと思う。ラッキーなヒットもありましたけど、満塁での柳田でのヒット、相手のミスもありましたけど同点にして。その後の川島のタイムリーもチームを助けてくれる素晴らしいヒットだったと思います」 --柳田は10月初打点 「待ちに待ったのもあるし、きょうはなかなか勝負してもらえなかった。あそこにきて勝負せざるをえないところで、あそこで打つのはさすがですよね」 --長谷川が引退することになり、代打として川島に期待する部分も大きくなったのでは 「比重は大きくなりましたけど、今年は右左、関係なく結果も出してくれている。右投手の方がいいくらいなので。慶三がああやっていって、ぱって打ってくれるのはなかなかできることではない。ナイスバッティングだったと思います」 --1点差の八回は古谷に託した 「他の投手の(疲労)もあるし、楽天は左(打者)が多いので。どうしても左の球威のある投手の方が打ち取る可能性が高いのかなと思いました」 --三森が早い段階で交代したのはアクシデントか 「アクシデントではないですよ。タイミングが合っていなかったので、早めに代えました」 --途中出場の柳町がつないで、逆転劇も呼んだ 「そこは大きいのかなと。打つだけではないと思いますけど、四球で粘るのもチャンスは広がるし。きょうも2死から広がっていって、タイムリーでつながっていったので。常にもう一点、もう一点という野球ができれば、望みがあると思っているので。最後まであきらめずに頑張ります」 --15日からのロッテ戦も一戦必勝で 「もちろんです。そこが変わることはないです」

◆ソフトバンク5年目の古谷がプロ初勝利を挙げた。八回に4番手で登板。安打と四球で無死一、二塁のピンチを招いたが、鈴木大のバントは一塁手中村晃が好判断で三塁に送ってアウトに。これで立ち直り、茂木を三飛、この試合2打点の渡辺佳を遊直に打ち取り「チームの勝ちに貢献できてうれしい」と汗を拭った。 北海道・江陵高から2017年にドラフト2位で入団した22歳の左腕。8日の西武戦は、四球から崩れて敗戦投手となっていた。苦い経験を生かした姿に工藤監督は「彼にとってプラスになる。自信にしてほしい」と期待した。

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ORIX
665317 0.555
(↓0.004)
-
(-)
7529
(+1)
485
(+6)
129
(+1)
42
(-)
0.251
(-)
3.380
(↓0.02)
2
(-)
ロッテ
635119 0.553
(↑0.004)
0
(↓1.5)
10557
(+6)
520
(+1)
116
(+1)
102
(-)
0.244
(↑0.001)
3.660
(↑0.02)
3
(-)
楽天
625615 0.525
(↓0.005)
3
(↑0.5)
10503
(+5)
471
(+6)
101
(+1)
45
(-)
0.247
(↑0.001
3.400
(↓0.02)
4
(-)
ソフトバンク
566020 0.483
(↑0.005)
8
(↑1.5)
7523
(+6)
467
(+5)
121
(-)
85
(-)
0.245
(-)
3.260
(↓0.01)
5
(-)
西武
526518 0.444
(↑0.004)
12.5
(↑1.5)
8498
(+3)
563
(-)
106
(+2)
83
(-)
0.241
(-)
4.000
(↑0.03)
6
(-)
日本ハム
496418 0.434
(↓0.004)
13.5
(↑0.5)
12415
(-)
487
(+3)
69
(-)
68
(-)
0.231
(↓0.001)
3.420
(-)