中日(1対1)ヤクルト =リーグ戦24回戦(2021.10.14)・バンテリンドーム=
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ヤクルト
0100000001511
中日
0000001001600
勝利投手:-
敗戦投手:-

本塁打
【ヤクルト】サンタナ(15号・2回表ソロ)

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◆ヤクルトは2回表、サンタナのソロが飛び出し、先制に成功する。対する中日はそのまま迎えた7回に、2死二塁から桂が適時三塁打を放ち、試合を振り出しに戻した。両先発の降板後はヤクルトが2投手、中日が4投手の継投で無失点リレーを展開し、試合は規定により引き分けに終わった。

◆ヤクルト村上宗隆内野手(21)が40号を打てるか。21歳でシーズン40発を打てば、63年王(巨人)と85年秋山(西武)の23歳を抜く最年少。 またヤクルトで40本以上打った日本人選手は04年に44本の岩村だけで、球団2人目になる。

◆ヤクルトは2回、サンタナの15号ソロで1点先制。中日は3回までヤクルト先発の原に2安打に抑えられ、得点が奪えない。 ヤクルトは5回、6回と得点圏に走者を進めるが追加点が奪えない。中日も6回まで4安打無得点と原をとらえきれない。 中日は7回、桂の適時三塁打で同点に追いつく。その後はともにリリーフ陣が踏ん張り、引き分けに終わった。

◆今季限りでの退任が決まっている中日与田剛監督(55)が14日、本拠地最終戦となったヤクルト戦(バンテリンドーム)を1-1の引き分けで終わると、試合後のセレモニーでファンに向けて最後のあいさつを行った。内容は以下の通り。 ? 与田監督 本年度もファンのみなさま、あたたかい声援をいただきまして誠にありがとうございます。昨年、みんなの頑張りでAクラスになりました。今年、なんとか優勝を、という思いでスタートしましたけど、私の力及ばず、このような成績になってしまったことを大変申し訳なく思っています。 しかし、その中でベテラン、中堅、若手がさまざまな選手たちが来年、期待のもてるような活躍ができたと思います。試合を盛り上げ、サポートしていただいた球団関係者のみなさま、多くのみなさまのおかげでなんとかこのバンテリンドームで最終戦を無事終えることができました。 ドラゴンズでプロ野球選手がスタートし、そして3年間、監督を務めさせていただきました。後ろに並んでくれているコーチ、選手たち。今、宮崎で戦っている2軍のスタッフ。特に今年はたくさんのことがありましたけれども、みんなのおかげでなんとかユニホームを着続けることができました。本当に感謝しています。 来年は1人でも多くの選手が大活躍をして、そしてコロナも吹き飛ばして、満員のお客さんで埋め尽くされたバンテリンドームで優勝、その瞬間を心から願って残り試合、しっかり戦います。最後までみなさん、応援をよろしくお願いいたします。3年間、ありがとうございました。

◆中日の本拠地最終戦は引き分けで終了。 今季限りでの退任が決まっている与田剛監督(55)は試合後のセレモニーで最後のあいさつを行い「今年、なんとか優勝をという思いでスタートしましたけど、私の力及ばず、このような成績になってしまったことを大変申し訳なく思っています」とファンに謝罪。その上で「来年は満員のお客さんで埋め尽くされたバンテリンドームで優勝、その瞬間を心から願って残り試合、しっかり戦います」と残り5試合に目を向けた。

◆ヤクルト清水昇投手が今季46ホールド目を挙げ、3救援勝利と合わせて49HP。41HPで2位の岩崎(阪神)が残り8試合のため、2年連続最優秀中継ぎのタイトルが確定した。 HPのシーズン最多記録は10年浅尾(中日)の59で、ホールドは10年浅尾の47。清水は浅尾の持つ47ホールドのプロ野球記録へあと1に迫った。また、清水の活躍もあり、今季のヤクルトは141ホールド(HPは162)。19年阪神がマークしたシーズン145ホールドのセ・リーグ記録更新も近づいている。 ▽ヤクルト高津監督(清水が46ホールド目。10年中日浅尾のシーズン歴代最多47まであと1に迫り)「浅尾と並ぶのはまだちょっと早かったかもしれない(笑い)。でもしっかり勝ちにつながる投球ができている証拠だと思う」

◆リーグ優勝の一足先に“セ界制覇”を達成した。ヤクルト清水昇投手(24)が、8回に2番手として登板し、2/3回を無失点。49ホールドポイント目を挙げた。2位の阪神岩崎は41ホールドポイントで残り8試合。逆転される可能性がなくなったため、2年連続の最優秀中継ぎのタイトル獲得が確定した。清水ら投手陣の粘りでチームは引き分け。優勝マジックを7に減らした。1人の力ではたどり着けなかった。清水は8回、先頭の石岡を空振り三振とすると、続く京田は遊撃の失策で走者を許した。犠打で送られ、2死二塁としたところで、3番大島を申告敬遠。2死一、二塁でマウンドを降りた。3番手のスアレスが無失点で締めてくれて、49ホールドポイント目。「チームみんなでつないで僕に回ってくる。そういう面では野手のみなさんや、先発、他の中継ぎピッチャーにも感謝の気持ちがある」と仲間を思った。 1人の時間が安定感を生んだ。今季から散歩やランニングを日課にした。本拠地神宮での試合のときは早く球場入り。ビジターのときは、球場や街中を走ったり、歩いたりする。「広島であったら原爆ドームだったり、横浜だったら中華街の方に行ったり、球場走ったり。東京ドームであればコンコース走ったり。大阪だと京セラドームまで」。名古屋遠征中は、宿舎から名古屋城まで歩いた。「気分転換もあるし、リセットする時間にしている。昨日の反省だったり、いいピッチングをどう続けようか考えている」と説明した。 下半身を鍛えるときもある一方で、疲労が残っているときはのんびり散歩。とにかく自身を見つめる時間をつくるようにした。「歩いたり、ランニングしたりあまり好きじゃないですけど、今年やりだして、体の状態もいいですし、本当にいい時間の過ごし方をできている」とうなずいた。 今季はすでに67試合に登板。首位を走るチームで、大車輪の活躍を見せている。中継ぎという役割だからこそ、バトンリレーに徹する。登板するごとに優勝へと近づいていく。「自分はチームのパーツとしか思っていない。つないでくれたものを僕もつなぐ。任されたイニングだったりバッターに集中して、抑えることだけを意識してやっています」。ヤクルトには頼もしい中継ぎ王がいる。【湯本勝大】

◆首位のヤクルトが二回に先制。2死走者なしで、7番・サンタナが中日先発・勝野から右越え15号ソロを放った。「打ったのはストレート。バッティングカウントだったので強いスイングを意識して打ちました。良いスイングが出来たと思う」と自画自賛の一発だった。 先発の原は三回まで無失点。ヤクルトは13日時点で優勝マジックを8としている。

◆ヤクルト・清水昇投手(24)が2年連続の最優秀中継ぎを確定させた。1―1の八回に今季67試合目となる登板で、49ホールドポイントを挙げ、残り試合で上回る選手がいなくなった。 先頭の石岡を見逃し三振。続く京田は遊撃・西浦の失策で走者を許したが、続く加藤の投前犠打を冷静に処理した。大島を申告敬遠で2死一、二塁としたところでスアレスに交代。スアレスが代打・堂上を三ゴロに打ち取り、清水にプロ野球記録に残り「1」となる46ホールド目が記録された。

◆中日が引き分けに持ち込んだ。0―1の七回2死二塁から桂の適時三塁打で追い付いた。勝野が6回1失点で粘り、救援陣が踏ん張った。ヤクルトは二回のサンタナの本塁打による1点だけで、原の7回1失点の好投を生かせなかった。

◆中日・勝野昌慶投手(24)が先発。勝敗はつかなかったが6回5安打無四球、1失点と好投した。 「カウントを悪くしてからのホームランは悔やまれますが、今季初めて、自分のピッチングができたので良かったと思います」 一回は武器のフォークを低めに決め、3奪三振でスタート。二回にサンタナに右越えソロを浴びたものの、三、四回は三者凡退で切り抜け、投手・原に三塁線を破る二塁打を浴びて2死二、三塁のピンチを招いた四回も、塩見をフォークで空振り三振に仕留めて脱出した。五、六回も走者を出しながら要所はシャットアウト。涼しい表情でベンチへと引き揚げていった。 約1カ月ぶりに1軍へ戻ってきた右腕は、指揮官と〝同期入団〟の3年目。ホームでのラストタクトとなった一戦での恩返しピッチだった。

◆首位のヤクルトは引き分けた。二回に7番・サンタナが中日先発・勝野から右越え15号ソロを放ち先制。先発の原は七回に桂に同点三塁打を許して追いつかれたが、7回6安打1失点と好投した。優勝マジックは1つ減って「7」となった。 八回に2番手で登板した清水が今季67試合目となる登板で49ホールドポイントを挙げ、2年連続で最優秀中継ぎのタイトルを確定させた。八回2死一、二塁で登板したスアレスは九回も続投し、無失点で締めた。

◆中日は七回に1点差を追いつき、ドローに持ち込んだ。今季限りでの退任を発表しており、本拠地で最後の采配となった与田剛監督(55)のコメントは以下の通り。 (最終戦セレモニーで) 「今年度もファンの皆さま、温かい声援をいただきまして誠にありがとうございます。昨年、みんなの頑張りでAクラスになりました。今年は何とか優勝を、という思いでスタートしましたけれども、私の力及ばず、このような成績になってしまったことを大変申し訳なく思っています。しかし、その中でベテラン、中堅、若手、さまざまな選手たちが来年、期待の持てるような活躍ができたと思います。試合を盛り上げ、サポートしていただいた関係者の皆さま、球団関係者の皆さま、多くの皆さまのおかげで何とか、このバンテリンドームで最終戦を無事に終えることができました。ドラゴンズでプロ野球生活がスタートし、そして3年間、監督を務めさせていただきました。後ろに並んでくれているコーチ、選手たち、いま宮崎で戦っている2軍のスタッフ。特に今年はたくさんのことがありましたけれども、みんなのおかげで何とかユニホームを着続けることができました。ほんとうに感謝をしています。来年は一人でも多くの選手たちが大活躍をして、コロナも吹っ飛ばして、大勢のお客さんで埋め尽くされたバンテリンドームで優勝を。その瞬間を心から願って残り試合をしっかりと戦います。最後までみなさん、応援よろしくお願いいたします。3年間、ありがとうございました」 (囲みで) ――スピーチはどういう思いで 「ファンの皆さまの期待に応えられなかったことが一番、自分自身も悔しいですし、選手たちをそういう場所に導くことができなかったので。最大の目標を果たせなかったこと、責任を果たせなかったということに申し訳ない」 ――勝野は6回5安打無四球1失点 「久しぶりの1軍のマウンドで見事な投球をしてくれましたね。まだまだいけそうでしたけど、0―1だったので(六回で交代した)。何とか点を取りたかったですけどね」――打線は1点止まり「それはほんとうに来年に向けてね。全て今年が悪かったわけではないんですけれども、やっぱり、なぜ点が取れないのかというのは私の采配を筆頭に、みんなでいままで以上に考えて、取り組んでいなかったことにもっともっと積極的に取り組んでいく、と。相手だって抑えるために必死になってやってくるわけですから、それを上回っていかないと優勝争いというのは厳しいと思います」――本拠地での戦い方は「この球場は広いので、守り勝つということを意識した戦いだった。走力と守備力でいかに失点を防ぐか。どんどん打てるわけではないので、一つの塁を盗塁であったり、ファンブルをした瞬間にスタートを切れるか、とかそういう戦いをしていかないとなかなかこの球場では難しいのかなとは思う。そこはある程度、特に後半に関してはうまくいったんじゃないかなと思います」――藤嶋は同点の2死一塁で登板し、厳しい場面を任せた「来季はああいう場面で、彼には競争をしてほしい。今年も『R・マルティネスを抜け』と言っていましたけど、遠慮せずにそういう場所に入ること。それぐらい力もつけてきたし、期待しています」――本拠地最後の采配だった。試合中はどんなことを思っていたか「勝つためにいつも通りやっていましたけど、きょうは球場に来るときに(思ったり)ふとスクリーンに映る(与田監督への応援)ボードが目に入った。もう感謝しかないですよね。そういう人たちを喜ばせてあげられなかった申し訳なさが入り乱れていました」

◆ヤクルトは14日、中日24回戦(バンテリンドーム)に1-1で引き分け、優勝へのマジックナンバーを1つ減らして「7」とした。清水昇投手(24)が、?回を無失点で切り抜けて6年ぶりのリーグVへ一歩前進となるドローに貢献。今季49ホールドポイントとし、2年連続での最優秀中継ぎ投手のタイトルを確定させた。46ホールドは、プロ野球記録に1と迫る数字。救援陣の奮闘が光るチームの中で、3年目右腕がまばゆい輝きを放っている。 今季67度目のマウンドで、淡々と仕事を全うした。1―1の八回に登板した清水は、?回を無安打無失点。引き分けで優勝マジックを7に減らす原動力となり、充実の表情で大粒の汗を拭った。 「みんなでつないで、つないで自分に回ってくる。そういう面では野手の皆さんにも先発投手、他の救援投手にも感謝の気持ちがあります」 先頭打者を速球で見逃し三振。続く京田は遊ゴロに打ち取ったが失策で出塁を許し、犠打と申告敬遠で2死一、二塁となり降板。代わったスアレスがピンチを切り抜けると、ベンチを飛び出してハイタッチで喜んだ。 ホールドポイントは49。11試合を残して2位・岩崎に抜かれる可能性がなくなり、2年連続での最優秀中継ぎのタイトル獲得を確定させた。シーズン46ホールドは2005年の阪神・藤川球児らに並ぶ歴代2位で、10年に中日・浅尾拓也がマークしたプロ野球記録まで1に迫った。 リーグ2位のチーム防御率3・30を誇る燕投手陣。抑えのマクガフとともに、救援陣の大黒柱として奮闘している。人生の転機は東京・駿台学園中時代。特進クラスに在籍する生徒の〝役割〟だった生徒会長を、普通クラスで務めた。人間性が評価され、複数の教員に推薦されたためで「最初は嫌だなと思うこともあったけど、1年間やってみて視野が広くなったというか、自分を客観的に見られるようになった」。体育祭、文化祭では200人以上の全校生徒の前であいさつ。リーダーシップと度胸を養った。そこで得たメタ認知能力(自身を客観視する力)も、今につながっている。自身の投球を「持ち味がある投手ではない」と分析。初出場した今年7月の球宴では全セの全投手に質問を投げ掛け、東京・帝京高の先輩、DeNA・山崎には「重圧を受け止めるのではなく、重圧を楽しめ」と金言を授かった。「(タイトルは)うれしい気持ちもありますけど、チームがこの先勝てれば、もっともっと良いシーズンを送れたと言える」。燕のタフネス右腕は、どこまでも冷静に謙虚に、優勝へひた走るチームの屋台骨を支える。(横山尚杜)

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ヤクルト
694617 0.600
(-)
M7
(↑1)
11580
(+1)
465
(+1)
134
(+1)
69
(-)
0.255
(↓0.001)
3.300
(↑0.02)
2
(-)
阪神
73548 0.575
(↑0.004)
2
(↑0.5)
8512
(+3)
495
(-)
118
(-)
108
(-)
0.247
(-)
3.410
(↑0.03)
3
(-)
巨人
595919 0.500
(↓0.004)
11.5
(↓0.5)
6516
(-)
512
(+3)
159
(-)
65
(-)
0.241
(↓0.002)
3.570
(-)
4
(-)
広島
576611 0.463
(↑0.004)
16
(↑0.5)
9510
(+5)
555
(+3)
111
(+1)
63
(+2)
0.263
(-)
3.840
(↑0.02)
5
(-)
中日
536817 0.438
(-)
19
(-)
5393
(+1)
460
(+1)
69
(-)
57
(-)
0.238
(-)
3.210
(↑0.02)
6
(-)
DeNA
526915 0.430
(↓0.003)
20
(↓0.5)
7540
(+3)
596
(+5)
135
(-)
30
(-)
0.257
(-)
4.170
(↑0.02)