1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
西武 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 2 | 6 | 0 | 0 |
日本ハム | 0 | 2 | 1 | 0 | 0 | 0 | 7 | 0 | X | 10 | 12 | 1 | 1 |
勝利投手:アーリン(2勝2敗0S) 敗戦投手:髙橋 光成(11勝8敗0S) 本塁打 |
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◆日本ハムは1点を追う2回裏、R.ロドリゲスの2点適時打で逆転に成功する。その後3-1となって迎えた7回には、清水のグランドスラムなどで一挙7点を奪い、試合を決めた。投げては、先発・アーリンが5回1失点で今季2勝目。敗れた西武は、投打に精彩を欠いた。
◆日本ハムはアーリン、西武は高橋が先発。日本ハムは1点を追う2回、R・ロドリゲスの左中間2点適時二塁打で逆転した。 日本ハムはアーリンが5回3安打1失点(自責0)で降板。6回から宮西が登板。西武は5回1死一、二塁を生かせず終盤へ。 日本ハムはリードを守り切り、西武にゲーム差なしの5位に並んだ。アーリンは2勝目。西武は高橋が7回途中7失点で8敗目。
◆西武は16年以来5年ぶりのBクラスが決まった。 日本ハムに大敗で4位以下が確定。さらにゲーム差なしで肉薄され、14日に敗れれば最下位転落の危機に立たされた。残り9戦は消化試合となったが、79年以来42年ぶりの6位だけは回避したい辻監督は「プロである以上、闘争心なくなったらもうだめよ。そういうやつは使っていかないし。そういう気持ちです」と奮い立たせた。 ▽西武高橋(6回1/3 10安打7失点で8敗目)「6回までは何とか粘り強く投げることができていましたが。何が何でも抑えなくてはならないところで、点を取られてしまいました」
◆日本ハム高浜祐仁内野手が3安打2打点で今季4度目の猛打賞。5試合連続安打と絶好調だ。 先頭の2回、中前打で出塁して先制のホームを踏むと、3回も安打を放ち、7回の第4打席は1死二、三塁で適時二塁打。3打席目で内角球に詰まってバットが折れ「また来るんじゃないかと読んで、打ちに行った」。狙い通りの一打に、してやったりの表情だった。
◆腰を痛めていた左腕の日本ハム・ロビー・アーリンが、7月7日以来の先発復帰で2勝目。 5回を散発3安打に抑え、失点は味方の失策による1点だけだった。米国にいる時から「サッポロクラシックが非常に好き。札幌のチームに来ると決まった時は、とてもうれしかった」というビール通。本拠地で初めてお立ち台に上がり「素晴らしい気持ち」と、興奮気味だった。
◆日本ハム清水優心捕手(25)が、3年ぶり満塁弾を放った。西武21回戦の7回2死満塁、左越え4号アーチ。「勝利の女神」である母寛子さんがスタンドで見つめる中、18年5月3日楽天戦以来、自身3年ぶりのグランドスラムで勝利を決定付けた。チームを今季5度目の2ケタ得点に導き、5位西武にゲーム差なしと肉薄した。大勝に導くアーチを、力強く描いた。6点リードの7回2死満塁。清水が勝利を決定付けた。2ボールからの3球目、ど真ん中の直球142キロを逃さなかった。「入ったかな、と思いました」。左翼席一直線の4号満塁弾を確信し、走り始めた。満塁本塁打は18年5月3日楽天戦以来、3年ぶり。「残りの試合『打』の方でも貢献できるように頑張りたい」と気合を入れ直した。 スタンドでは「勝利の女神」が見守ってくれていた。12日から母寛子さんが現地観戦。18年4月17日の西武戦(東京ドーム)ではプロ入り後、初めて母の前で本塁打を放った。「ホームラン少ないのに(母の前では)2本目です」と照れくさそうに笑い「ちょっと親孝行できたかなと思います。いいところを見せられたのが一番」と一層、気持ちがこもった1発になった。 栗山監督は「ああいうところがユウシらしい。ホームランを打てるところがね。前の打席まで(3打数無安打)の中で本人も悔しい思いをしていたと思う」と目を細めた。東京五輪期間でペナントレース中断期間には、指揮官と膝をつき合わせて話す機会があった。「まず人に尽くさなければ、自分のやりやすい環境は出来るわけがない」など現状打破へのヒントを授かり、後半戦へ弾みを付けた。 チームの今季5度目の2ケタ得点につなげる活躍で、5位西武にゲーム差なしで並んだ。攻守で奮起し、正捕手への階段を上っていく。【田中彩友美】
◆日本ハムのロニー・ロドリゲス内野手(29)が「7番・二塁」で出場し、二回に逆転2点二塁打を放った。 「与えられたチャンスをものにできてうれしく思います。ファンの皆さんに、生まれ変わったエル・フェリーノ(愛称)をこれからも見てほしいです」 1点を追う二回無死一、二塁からの第1打席。相手右腕・高橋のスライダーを捉えた打球は左中間を破る二塁打となって2人が生還。2-1と逆転に成功した。
◆先発した日本ハムのロビー・アーリン投手(31)は、5回3安打1失点(自責0)で2勝目(2敗)の権利をもって降板した。 「また1軍のマウンドで投げることができてうれしい。要所を締めることができました。勝ったままマウンドを降りることができたので、最低限の仕事はできたのではないかと思います」 腰の負傷で、7月13日オリックス戦(釧路)以来となった1軍マウンド。味方の失策で二回に先制されたが、失点はその1点のみにとどめ5回を投げ切った。 打線は七回までに12安打で10得点を挙げ、西武から大量リードを奪った。
◆日本ハムは0―1の二回にR・ロドリゲスの2点二塁打で逆転した。三回に近藤の適時打、七回に清水の満塁本塁打などで計7点を加えた。アーリンは5回1失点で5月以来の2勝目。西武は高橋が七回途中7失点と踏ん張れなかった。
◆西武の高橋は七回途中で10安打を浴び、7失点と崩れた。3連敗で8敗目を喫し「しっかり調整してまたやり返すことができるようにやっていく」と唇をかんだ。 1―3の七回は野村に適時打、高浜に2点二塁打を浴び、試合を決定付けられて降板した。「何が何でも抑えなくてはならないところで点を取られた。責任を持って抑えなくてはいけない場面だった」と反省した。
◆日本ハムの清水が3年ぶり2本目の満塁本塁打を放った。6―1の七回2死で2ボールから十亀の真ん中に入った速球を完璧に捉え、左翼席へ今季4号を運んだ。 捕手としても好リードし、攻守に活躍。「本塁打はいい感触だった。打撃陣として投手を援護できて良かった」と喜んだ。
◆西武は完敗で4位以下が確定し、クライマックスシリーズ(CS)進出の可能性が完全消滅した。最下位日本ハムにゲーム差なしに迫られ、辻監督は「プロだから、選手がどういう気持ちでやるかの問題。闘争心がなくなったら駄目。一球一打席を大事にしていかないと」と受け止めた。 打線に元気がなく、アーリンに低めの球を打たされて抑え込まれた。辻監督は「絞っていかないと。ゴロを打たないような打ち方をしないといけない。そういうところが課題」と話した。
◆西武は完敗でBクラス(4位以下)が確定し、クライマックスシリーズ(CS)進出の可能性が完全消滅。最下位の日本ハムにゲーム差なしに迫られた。 先発したエースの高橋は七回途中で10安打を浴び7失点と崩れ、打線も元気がなかった。「プロだから、選手がどういう気持ちでやるかの問題。闘争心がなくなったら駄目。一球一打席を大事にしていかないと」。辻監督は受け止めた。 就任5年目で初のBクラス確定。自身の去就については「それは終わってから。話もしていないし、終わってからです」と話すにとどめた。
<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
ORIX |
66 | 52 | 17 | 0.559 (↓0.005) | - (-) |
8 | 528 (+2) | 479 (+8) | 128 (+1) | 42 (-) |
0.251 (-) | 3.360 (↓0.03) |
2 (-) |
ロッテ |
62 | 51 | 19 | 0.549 (↑0.004) | 1.5 (↑1) |
11 | 551 (+8) | 519 (+2) | 115 (-) | 102 (-) |
0.243 (↑0.001) | 3.680 (↑0.01) |
3 (-) |
楽天 |
62 | 55 | 15 | 0.530 (↑0.004) | 3.5 (↑1) |
11 | 498 (+2) | 465 (+1) | 100 (-) | 45 (-) |
0.246 (↓0.001) | 3.380 (↑0.02) |
4 (-) |
ソフトバンク |
55 | 60 | 20 | 0.478 (↓0.004) | 9.5 (-) |
8 | 517 (+1) | 462 (+2) | 121 (-) | 85 (+1) |
0.245 (↓0.001) | 3.250 (↑0.02) |
5 (-) |
西武 |
51 | 65 | 18 | 0.440 (↓0.003) | 14 (-) |
9 | 495 (+2) | 563 (+10) | 104 (-) | 83 (-) |
0.241 (↓0.001) | 4.030 (↓0.05) |
6 (-) |
日本ハム |
49 | 63 | 18 | 0.438 (↑0.006) | 14 (↑1) |
13 | 415 (+10) | 484 (+2) | 69 (+1) | 68 (+2) |
0.232 (↑0.001) | 3.420 (↑0.02) |
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