オリックス(2対2)ロッテ =リーグ戦23回戦(2021.10.12)・京セラドーム大阪=
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ロッテ
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ORIX
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勝利投手:-
敗戦投手:-

本塁打
【ロッテ】レアード(26号・4回表ソロ)
【オリックス】宗 佑磨(8号・8回裏2ラン)

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◆ロッテは0-0の4回表、レアードのソロで先制に成功する。対するオリックスは2点ビハインドとなって迎えた8回に、2死一塁から宗の2ランが飛び出し、試合を振り出しに戻した。続く9回の攻防は両軍ともに得点を奪えず、試合は規定により引き分けに終わった。

◆ロッテ小島和哉投手(25)は後半戦ここまで5勝0敗、防御率2・45の好成績。 後半戦で5勝以上は両リーグで小島を含め7人いるが、このうち無敗は小島と山本(オリックス)の2人しかいない。

◆パ・リーグ首位オリックスが2位ロッテと対戦し2-2のドローに終わった。いずれかのチームが優勝マジック王手となる一戦。先発はオリックスが田嶋大樹、ロッテは小島和哉。

◆オリックスが宗佑磨内野手(25)の劇的な同点2ランでロッテと引き分け、7年ぶりのクライマックスシリーズ出場を決めた。ロッテの先発小島に抑えられ、7回まで無得点。2点のビハインドを背負って8回を迎えた。 1死から太田が左前打で出塁。福田が倒れて2死となったが、宗が小島の初球ストレートを捉え、右中間スタンド3階席前のカベにぶつける同点8号2ランに。初回無死一塁、3回1死一、二塁の好機でいずれも併殺に倒れていた宗は、一塁側ベンチで仲間の熱い出迎えを受けた後、タオルで顔を覆って涙にくれた。 「1、2打席目にチャンスで凡退していて、すごい悔しかった。2点負けてますから思い切っていくしかないと思って、腹決めていきました。完全に開き直っていました。やるしかないんで、思い切りいきました。悔しかったんでやっぱり。ぼくのゲッツーのあとにレアード選手のホームランが出て、流れをむこうに渡してしまったんで」。三塁の守備位置に向かうときも、まだ宗の目は真っ赤だった。それでもしっかりと守護神の平野佳を支え、勝ちに等しい引き分けをつかんだ。

◆序盤は両チームともに無得点。ロッテは初回1死二塁の好機を逃し、オリックスも3回1死一、二塁で宗が遊ゴロ併殺に倒れた。 ロッテが4回、レアードの26号ソロで先制。6回には荻野と中村の連打で2点目を追加した。オリックスは6回を終え、無得点。 オリックスは2点を追う8回に宗の8号2ランで同点に追いつき、そのまま引き分け。マジック点灯に王手をかけた。

◆オリックスが執念のドローで7年ぶりのクライマックスシリーズ進出を決めた。 2点を追う8回2死一塁で、宗佑磨外野手(25)が右翼に同点の8号2ラン。一塁側ベンチに戻ると、感極まったのか、涙をうかべ、タオルでぬぐった。主砲の吉田正が骨折で離脱する中で、期待の若手が勝利への執念を見せた。13日に勝てば、優勝へのマジック7が点灯。25年ぶりのリーグ制覇へ前進した。

◆ロッテ小島和哉投手が1球に泣いた。今季3度目の完封まであとアウト4つ。89球目だった。真ん中やや低めを宗にすくわれた。同点2ラン。しゃがみ込み、動けない。 「自分が抑えていれば勝てた試合だったので本当に申し訳ないです」。責任を抱え込み、目を赤くし、益田に肩を抱えられた。 今までのドローとは意味合いが違う。「この3つ、勝つつもりでずっと来てましたので」と井口監督も言葉が重い。「よく投げた」とたたえた。弱いゴロに高いフライ。7回までは危なげなく抑えた。試合中盤で打ち込まれる左腕はもういない。それだけに痛恨だった。 首位オリックスには優勝マジック点灯が迫る。「とにかくまた明日、このカードは間違いなく負けられないので」と井口監督。安打は出始めた。いかに「あと1本」を出せるか。1人の投手に全てを負わせるわけにはいかない。【金子真仁】

◆パのM点灯日 オリックスとロッテが引き分けた結果、オリックスは今日13日の直接対決に勝てば7年ぶりの優勝マジックとなるM7が点灯する。引き分けの場合は持ち越し。ロッテは13、14日に○○ならM9が点灯する。

◆オリックスが、宗佑磨内野手(25)の劇的な同点8号2ランで7年ぶりのAクラスを確定させた。 0-2で迎えた8回2死一塁で、ロッテ小島の初球ストレートを右中間スタンド3階席前のカベにぶつける同点弾。ロッテとの首位攻防3連戦の初戦を勝ちに等しい引き分けで終え、7年ぶりの優勝マジック点灯にも王手をかけた。 一撃の瞬間、小島はマウンドに沈み、宗はほえた。「1、2打席目にチャンスで凡退していて、すごい悔しかった。2点負けてますから思い切っていくしかないと思って、腹決めていきました」。ベンチに戻ると、涙が止まらなかった。 起死回生弾を打つまでは、自分を責めていた。初回無死一塁、3回1死一、二塁で内野ゴロ併殺に倒れた。直後の4回、ロッテにレアードの先制26号弾が飛び出した。「流れを渡してしまった」。情けなくて、顔を上げられなかった。 同い年の田嶋が、必死に投げていた。普段なら田嶋がピンチを迎えると、三塁から宗がマウンドに声かけに走る。だがこの日は懸命に腕を振り、ロッテの攻撃を2点で食い止める姿に励まされた。T-岡田の声にハッとした。「今日は、お前の日やで」。コーチの声も聞こえた。「1発で同点、逆転もある。あきらめずに行こう!」。導かれるように、劣勢をはね返す1発を飛ばした。「よく取り返したと思います」。中嶋監督も手をたたいた。 試合前。「優勝に向かってカツ」のメッセージ入りで、吉田正からチームにカツサンドが届いた。負傷離脱したメンバーも、心一つに戦っている。「残り少ない試合を全員で戦っていきたいなと思います」と宗。25年ぶりのリーグ制覇へ、まずはマジック点灯だ。【堀まどか】 ▽オリックス中嶋監督(首位攻防戦初戦を引き分け)「あと9試合しかない。それをなんとか勝ちきれるように頑張っていきたいと思います」

◆オリックス田嶋大樹投手の8回2失点の力投が、勝ちに等しい引き分けにつながった。 レアードの1発と荻野、中村の連打で2点を失うも、7、8回は追撃を許さず。「先に点を与えないということを課題にマウンドに上がっていたので、それができなかったことは次への修正点にしないといけませんが、8回まで投げることができましたし、粘れたことは収穫だと思います」。8回に宗が同点弾を放った瞬間はベンチから身を乗り出して喜んだ。

◆オリックスが、宗佑磨外野手(25)の劇的な同点8号2ランで7年ぶりのAクラスを確定させた。0-2で迎えた8回2死一塁、ロッテ小島の初球ストレートを右中間3階席にぶつける同点アーチ。首位攻防3連戦の初戦を勝ちに等しい引き分けで終えた。13日の同戦に勝てば、7年ぶりの優勝マジック7が点灯する。 タオルで顔を拭った。殊勲の男は、ベンチで涙があふれた。宗が起死回生のアーチを描いた。0-2で迎えた8回2死一塁。ロッテ小島の初球ストレートをとらえると、打球は右中間スタンド3階席前のカベに直撃した。 「1、2打席目にチャンスで凡退していて、すごい悔しかった。2点負けてますから思い切っていくしかないと思って、腹決めていきました」 男泣きの同点8号2ランだ。7年ぶりのAクラスが確定し、同じく7年ぶりの優勝マジック点灯にも王手をかけた。 8回の打席に立つまで、宗は自分を責めていた。初回無死一塁、3回1死一、二塁で内野ゴロ併殺に倒れていた。4回、ロッテにレアードの先制26号ソロが飛び出し、劣勢の展開になった。「流れを渡してしまった」。情けなくて、顔を上げられなかった。 同い年の田嶋が、必死に投げていた。普段なら田嶋がピンチを背負うと、三塁から宗がマウンドに声かけに走る。だがこの日は懸命に腕を振り、ロッテの攻撃を2点で食い止める姿に励まされた。T-岡田の声にハッとした。「今日は、お前の日やで」。コーチの声も聞こえた。「1発で同点、逆転もある。あきらめずに行こう!」。導かれるように、劣勢をはね返す1発を飛ばした。「よく取り返したと思います」。中嶋監督も手をたたいた。 試合前。「優勝に向かってカツ」のメッセージ入りで、吉田正からチームにカツサンドが届いた。負傷離脱したメンバーも、心ひとつに戦っている。「残り少ない試合を全員で戦っていきたいなと思います」と宗。25年ぶりのリーグ制覇へ、まずはマジック点灯だ。【堀まどか】 ◆パのM点灯日 オリックスとロッテが引き分けた結果、オリックスは今日13日の直接対決に勝てば7年ぶりの優勝マジックとなるM7が点灯する。引き分けの場合は持ち越し。ロッテは13、14日に●●ならM9が点灯する。

◆ロッテのブランドン・レアード外野手(34)が26号ソロを放ち、天王山第1ラウンドで先制した。 0―0の四回、先頭マーティンが倒れたあとの1死無走者。田嶋が投じたカウント2―0からの3球目、内角に甘く入ったスライダーを左翼席ポール際に運んだ。 1位オリックスを2・5ゲーム差で追いかける2位ロッテは、今回の3連戦で12、13日に〇〇で優勝へのマジックナンバー「10」が点灯する。オリックスは12、13日に〇〇で「6」、〇△(順不同)なら「7」が点灯する。 天王山第1ラウンド。いずれかが、マジックに王手をかける一戦になっている。

◆オリックス・宗佑磨内野手(25)が、起死回生の同点8号2ランを放った。 0─2の八回2死一塁。ロッテ先発・小島の初球をとらえ、右翼3階席まで運んだ。 宗はこの日、一回無死一塁の場面で二ゴロ併殺打、三回1死一、二塁でも遊ゴロ併殺打と打ち取られていただけに、悔しさを晴らす一撃。ダイヤモンドを一周した後、一塁ベンチでは大粒の涙を流した。

◆オリックスが終盤の粘りで同点に追いつき、CS進出を決めるとともに、優勝へのマジックナンバー点灯に王手をかけた。 0―2の八回2死一塁から、宗佑磨内野手(25)が起死回生の同点8号2ランを放った。それまで完封ペースで投げていたロッテ先発・小島の初球をとらえ、右翼3階席まで運んだ。 首位オリックスは2位ロッテとの2・5ゲーム差をキープ。13日に勝つとマジック「7」が点灯する。

◆パ・リーグは12日、首位オリックスがロッテに2―2で引き分け、今季の3位以上を確定させて7年ぶり3度目のクライマックスシリーズ(CS)進出を決めた。 オリックスは13日に勝つと25年ぶりの優勝へのマジックナンバーが「7」で今季初点灯する。

◆2・5ゲーム差で2位のロッテが今季レギュラーシーズン最後のオリックス3連戦の初戦に引き分け。2-0の八回2死一塁で、それまで完封ペースで好投していた先発・小島が宗に同点2ランを浴びた。 井口監督は「小島はよく投げた。全然、責められない。チャンスはあったので、(攻撃陣が)もう1点というところ」と振り返った。 これで13日の直接対決で敗れれば、オリックスに優勝マジック「7」が点灯。ロッテが崖っぷちに追い込まれた。

◆ロッテ・小島和哉投手(25)が8回2失点の好投も報われず。痛恨被弾で白星を逃した。 「自分が抑えていれば、勝てた試合。本当に申し訳ないです」 ここまで東京五輪後の後半戦は2完封を含む5勝0敗、防御率2・45とエース級の働きをしてきた。これまでは〝サンデー和哉〟として日曜日に登板してきたが、今回はプロ2度目の完封勝利を挙げた3日の楽天戦から中8日で天王山の初戦を託された。 「自分のローテがずれて、ここで投げさせてもらうので、そのありがたみを理解して、後悔がないようにチームが勝つことだけを考えて投げたい。すごく大事な1試合だということは分かっている。僕たちは勝たなきゃ次がない。だから、ここで弱気になる必要は全くない」 登板前にはそう話していた3年目左腕は、七回まで無失点と好投を続けたきたが、2―0の八回2死一塁から宗に右翼席に運ばれ1球に泣いた。

◆オリックスの田嶋は8回8安打2失点と粘った。四回、レアードに先制ソロを浴び、六回には変化球が甘く入って先頭打者の荻野に三塁打を許して追加点を与えた。「先に点を与えないことを課題にマウンドに上がっていた。それができなかったことは次への修正点にしないといけない」と反省した。 八回2死二塁では前の打席で適時打を打たれた中村奨を中飛に仕留めて踏みとどまり、その裏の宗の同点2ランにつなげた。「最少失点で粘れたところは収穫」とうなずいた。

◆感涙を流した宗とは対照的に、ロッテ・小島和哉投手(25)は試合後のベンチで悲嘆の涙に暮れた。 「自分が抑えていれば勝てた試合。本当に申し訳ないです」 3年目左腕は後半戦、ここまで2完封を含む3完投で5勝0敗。天王山に向けた先発ローテーション再編で、〝サンデー和哉〟から〝エース〟として中8日で初戦を託された。「そのありがたみを理解して、後悔がないよう、チームが勝つことだけを考えて投げたい」と話していた中で、1球の失投に泣いた。 2・5ゲーム差の2位の現状では、負けに等しい引き分け。逆転優勝に向けて崖っぷちに追い込まれた井口監督は「逃げ切らなきゃいけなかったが、小島はよく投げた。全然、責められない」とかばい、最後に「(残り2試合は)もう間違いなく負けられない」と語気を強めた。(東山貴実)

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ORIX
665117 0.564
(-)
-
(-)
9526
(+2)
471
(+2)
127
(+1)
42
(-)
0.251
(-)
3.330
(↑0.01)
2
(-)
ロッテ
615119 0.545
(-)
2.5
(-)
12543
(+2)
517
(+2)
115
(+1)
102
(-)
0.242
(-)
3.690
(↑0.01)
3
(-)
楽天
615515 0.526
(-)
4.5
(-)
12496
(-)
464
(-)
100
(-)
45
(-)
0.247
(-)
3.400
(-)
4
(-)
ソフトバンク
555920 0.482
(↑0.004)
9.5
(↑0.5)
9516
(+5)
460
(-)
121
(-)
84
(-)
0.246
(-)
3.270
(↑0.02)
5
(-)
西武
516418 0.443
(-)
14
(-)
10493
(-)
553
(-)
104
(-)
83
(-)
0.242
(-)
3.980
(-)
6
(-)
日本ハム
486318 0.432
(↓0.004)
15
(↓0.5)
14405
(-)
482
(+5)
68
(-)
66
(-)
0.231
(-)
3.440
(↓0.01)