日本ハム(★0対5☆)ソフトバンク =リーグ戦24回戦(2021.10.12)・札幌ドーム=
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ソフトバンク
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日本ハム
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勝利投手:東浜 巨(4勝3敗0S)
敗戦投手:河野 竜生(3勝6敗0S)
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◆ソフトバンクは2回表、リチャードの適時打で2点を先制する。そのまま迎えた9回には、牧原大と代打・松田の連続適時打で3点を奪い、試合を決めた。投げては、先発・東浜が7回無失点の好投で今季4勝目。敗れた日本ハムは先発・河野が試合をつくるも、打線が援護できなかった。

◆ソフトバンクのリーグ優勝の可能性が消滅した。京セラドーム大阪で行われているオリックス-ロッテ23回戦で、首位オリックスの引き分け以上が確定し、ソフトバンクは残り試合に全勝しても勝率で上回ることがなくなった。 今季限りで退任する工藤公康監督(58)のリーグ2連覇の夢が途絶えた。

◆日本ハムは河野、ソフトバンクは東浜が先発。ソフトバンクは2回1死二、三塁でリチャードの左翼線2点適時二塁打で先制した。 日本ハム先発の河野は6回5安打2失点で降板。ソフトバンクは東浜が6回まで5安打無失点の好投で終盤に入った。 ソフトバンクは2連勝。東浜は7回5安打無失点で4勝目を挙げた。日本ハムは今季16度目の0封負け。河野は6敗目を喫した。

◆ソフトバンク・リチャード内野手が決勝点をたたき出した。 2回1死二、三塁から河野の104キロのカーブを左翼線を破る2点適時二塁打だ。「晃(中村晃)さんが(一、二塁から)バントの構えをした時から集中力を高めていました。いい集中力で、カーブに上手く反応して捉えることが出来たと思います」。10日オリックス戦で7号ソロ放っており、2戦連続の打点。沖縄尚学の先輩でもある先発東浜の勝利に結びつく一打となって笑顔だった。 ▽ソフトバンク松田(9回代打でダメ押しの2点適時三塁打)「思い切って打ちにいった。真っすぐをしっかり捉えることができた。村松コーチの三塁打の数字(66)に並ぶことができてうれしい」

◆ソフトバンク東浜巨投手が8月14日の日本ハム戦以来、約2カ月ぶりに白星を手にした。 初回を3者連続三振で切り出すと、7回106球を投げ、5安打無失点。「うれしさよりも、これまで悔しいことの方が大きかった。周りに支えられて、しっかり投げられてよかった」。今季は開幕から出遅れて不完全燃焼となり、4勝目にも「最後の1試合まで全力で勝ちにいきたい」と口元を引き締めた。

◆ソフトバンクのリーグ優勝の可能性が消滅した。首位オリックスが引き分けたため、ソフトバンクは残り試合に全勝しても勝率で上回れなくなった。試合後の工藤公康監督(58)の一問一答は以下の通り。 --東浜は7回無失点の好投 工藤監督 良かったですね。スライダーもしっかり投げ込めていたので、ボール球を振らせたり、ストライクを見逃させたり。インサイドが気になったら外とかね。ああいうのができるといいピッチングにつながる。まさに今日はそれができたんじゃないかと思います。 --バッテリーを甲斐から高谷に変えた 工藤監督 (甲斐)拓也もここまですごく頑張ってきたんだけど、疲れもあるだろうし。オリンピックもあったりで、ギータ(柳田)もそうだけど疲労の蓄積がね。拓也はなかなか休ませる時がなかった。あいつは結構バッティングがリードに(影響が)出たり、リードがバッティングに出たりするので、ちょっと休憩させようかと。(11日に)休み移動もあったし。少し神経的にも緩めてリラックスすると戻るのかなと思いますよ。 --リチャードが決勝打 工藤監督 先制点が取れたのは非常に大きかったし、巨(東浜)にとっても「ランナー出ても1点くらいいいや」と思っていけたと思う。ヒットは打たれていたけど大胆にいけたのが好投につながったと思いますよ。 --残り9試合で連覇は途絶えた 工藤監督 一戦必勝。今日は今日。明日は明日。また移動ゲームになっちゃうので選手からしたらしんどいと思うけど、そこをもうひと踏ん張り。残り9、なんで、一戦必勝でいかないと。余裕なんてないんでね。必ずいい形で最後は終われるように頑張っていきたい。 --CS出場へ切り替える 工藤監督 そうですね。はい。やるしかない!

◆北の大地で夢は途絶えた。ソフトバンクは日本ハムに快勝したが、首位オリックスがロッテと引き分け。 残り試合に全勝しても勝率で上回れず、リーグ優勝の可能性が消滅した。今季限りで退任する工藤公康監督(58)のリーグ2連覇は、134試合目でついえた。「必ずいい形で最後は終われるように頑張っていきたい」。わずかに残るCS出場の可能性に懸け、指揮官は自らを鼓舞するように切り替えた。 開幕4連勝で滑り出した直後に急ブレーキの5連敗。8度の優勝を誇った得意の交流戦は5勝9敗4分け、球団ワーストの勝率3割5分7厘と大失速した。左足首をけがしたエース千賀をはじめ東浜、森、モイネロ、グラシアル、周東といった主力の負傷離脱も響いた。 ベテラン和田も左肩のコンディション不良が続いた。開幕投手の石川は、チームで唯一規定投球回に達するも無援護に泣いて6勝にとどまる。3割打者は主砲の柳田だけという現状だ。チーム打率はリーグ3位の2割4分6厘で、防御率は同1位の3・27。Bクラスに低迷するような悲観的な数字ではないだけに、投打のかみ合わない試合が多かった。 5年連続日本一へ、残された道は逆転でのCS進出のみ。残り9試合で、13日からは5ゲーム差で追う3位楽天と敵地2連戦を控える。「やるしかない!」と、工藤監督は気合を入れ直した。有終の美を求めて最後まで意地のタクトを振るう。【只松憲】

◆"ドラ1左腕"の心意気は、またしても勝利につながらなかった。日本ハムは12日ソフトバンク戦(札幌ドーム)で、19年ドラフト1位の河野竜生投手(23)が先発。6回5安打2失点と試合はつくったものの、味方の援護がなく、6敗目を喫した。将来的に、左のエースとして独り立ちが期待される背番号28の好投が白星に直結しない。日本ハム河野は、6回を投げ終えベンチに腰掛けると、悔しげに虚空を見つめた。6回5安打2失点で降板。球数は、ちょうど100球だった。「調子自体は悪くなかった」と、内容はまずまず。それだけに「2回の失点がとても悔やまれます」。今季先発2勝目には、届かなかった。 先制点は、あっけなく、奪われた。先頭のデスパイネに左前打を打たれた2回、四球と犠打で1死二、三塁とピンチを広げ、リチャードに走者一掃の適時二塁打を左翼線へ落とされた。だが、ここから立ち直る。同じく先頭の出塁を許した3回は、2死満塁の大ピンチを迎えながら、巧打者の中村晃を中飛に抑えて踏ん張った。栗山監督は「しっかり我慢しきってくれたのだから、なんとか点を取って勝たせてあげたかった」と、孤立無援だった左腕を思いやった。 2年前の秋、"外れ1位"でオリックスと競合の末、日本ハムが交渉権を獲得。栗山監督が引いた、初めての当たりくじだった。一方、2度抽選に敗れたオリックスが"外れ外れ1位"で指名したのが、今季大ブレークした同じ左腕の宮城だ。社会人NO・1左腕としてプロ入りした河野は「この2年間で、物足りなさというか、自分の力不足を実感している。体力も、技術的なところも、全然足りていない」。同世代のライバルたちの活躍が、向上心を刺激する。 チームは3連勝ならず、4試合ぶりの黒星。最下位での足踏みが、続く。【中島宙恵】

◆日本ハムはソフトバンク相手に、今季6度目の無得点と打線が沈黙した。 得点圏に走者を進めたのは2回の1度だけ。反撃の糸口を見いだすことが出来ず、今季16度目の0封負けを喫した。小笠原ヘッド兼打撃コーチは「少ないチャンスをものにするか、しないかで今日は変わった。こっちは1点でも返すことが出来なかったという差が、中盤以降の試合展開に変わってきた」と振り返った。

◆ソフトバンクのリチャードが二回に先制の2点二塁打を放ち、2試合連続の打点をマークした。1死二、三塁から緩いカーブを捉え、痛烈な打球で左翼線を破った。犠打で走者を進めた中村晃がバントの構えをした際から集中力を高めていたと言い「そのいい集中力で、カーブにうまく反応して捉えることができた」と胸を張った。 この日先発の東浜は、沖縄尚学高の先輩にあたる。中学生の時、すでにソフトバンクに入団していた東浜が沖縄で行った自主トレーニングを手伝ったことがある。当時は投手で「(東浜)巨さんみたいになりたい」と言葉を掛けたという。今では巨漢の大砲候補となったリチャードが、バットで憧れの先輩を援護した。

◆先発した日本ハム・河野竜生投手(23)は6回5安打2失点で降板。4勝目はならなかった。 「調子自体は悪くなかった、二回の失点がとても悔やまれます。イニングの先頭を意識して切っていくことが次回への課題です。10連戦の頭で早いイニングで降板してしまったので、リリーフ陣に申し訳ない気持ちです」 0-0の二回1死二、三塁からリチャードに左翼線二塁打を浴び2点の先制を許した。だがその後は立ち直って相手打線に得点を与えず、6回100球で2番手・宮西にマウンドを譲った。

◆ソフトバンクは二回にリチャードの2点二塁打で先制。九回に牧原大の適時打と代打松田の2点三塁打で3点を加えて突き放した。東浜が7回無失点で4勝目を挙げた。日本ハムは打線がつながらず今季16度目の零敗を喫した。

◆首位オリックスが引き分けたため、4位ソフトバンクはリーグ連覇の可能性が消滅した。残り9試合で3位楽天と5ゲーム差。工藤監督は「必ず最後いい形で終われるように」と、逆転でのクライマックスシリーズ進出に目を向けた。 今季は離脱者の続出に苦しんだ。投手陣はエース千賀が左足首のけがで前半戦をほぼ棒に振り、守護神の森やモイネロの不在で若い救援陣が終盤に打ち込まれる試合が目立った。打線は5月上旬からグラシアルが離脱したまま復帰できず、柳田が奮闘するも迫力不足は否めなかった。監督は「選手もしんどいが、もう一踏ん張り」と奮起を求めた。

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ORIX
665117 0.564
(-)
-
(-)
9526
(+2)
471
(+2)
127
(+1)
42
(-)
0.251
(-)
3.330
(↑0.01)
2
(-)
ロッテ
615119 0.545
(-)
2.5
(-)
12543
(+2)
517
(+2)
115
(+1)
102
(-)
0.242
(-)
3.690
(↑0.01)
3
(-)
楽天
615515 0.526
(-)
4.5
(-)
12496
(-)
464
(-)
100
(-)
45
(-)
0.247
(-)
3.400
(-)
4
(-)
ソフトバンク
555920 0.482
(↑0.004)
9.5
(↑0.5)
9516
(+5)
460
(-)
121
(-)
84
(-)
0.246
(-)
3.270
(↑0.02)
5
(-)
西武
516418 0.443
(-)
14
(-)
10493
(-)
553
(-)
104
(-)
83
(-)
0.242
(-)
3.980
(-)
6
(-)
日本ハム
486318 0.432
(↓0.004)
15
(↓0.5)
14405
(-)
482
(+5)
68
(-)
66
(-)
0.231
(-)
3.440
(↓0.01)