ソフトバンク(☆3対1★)オリックス =リーグ戦25回戦(2021.10.10)・福岡PayPayドーム=
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ORIX
1000000001600
ソフトバンク
20010000X3702
勝利投手:千賀 滉大(8勝3敗0S)
(セーブ:森 唯斗(1勝1敗14S))
敗戦投手:竹安 大知(3勝1敗0S)

本塁打
【ソフトバンク】デスパイネ(7号・1回裏2ラン),リチャード(7号・4回裏ソロ)

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◆ソフトバンクは1点を先制された直後の1回裏、デスパイネの2ランで逆転に成功する。そのまま迎えた4回には、リチャードのソロが飛び出し、追加点を挙げた。投げては、先発・千賀が8回5安打1失点の快投で今季8勝目。敗れたオリックスは、打線が初回の1得点のみと振るわなかった。

◆首位を走るオリックスにアクシデントが発生した。3番を任されている紅林弘太郎内野手(19)が、8回1死一、二塁で、ソフトバンク千賀から左手首に死球を受けた。150キロ直球がぶつかり、その場にうずくまってもん絶。苦悶(くもん)の表情を浮かべて三塁側ベンチに下がった。代走が送られ、途中交代となった。 10月2日ソフトバンク戦(京セラドーム大阪)では主砲の吉田正が、ソフトバンク大関から右手首に死球を受けて負傷交代。翌3日に右尺骨骨折で出場選手登録を抹消されていた。

◆オリックスは初回2死二塁から杉本の適時打で先制。ソフトバンクはその裏にデスパイネの7号2ランで逆転に成功した。 ソフトバンクは4回、2死からリチャードの7号ソロで加点した。先発千賀は2回以降、1安打無失点に抑える好投を見せた。 ソフトバンクが2点差を守り切った。チームの連敗を8連敗でストップした。先発千賀は11奪三振の好投で8勝目を挙げた。森14セーブ目。オリックス竹安は1敗目。

◆ソフトバンクが10月初勝利で、連敗を8でストップした。引き分け以下で優勝が完全消滅する状況で、踏みとどまった。試合後、工藤公康監督(58)との一問一答は以下の通り。 -連敗ストップ 工藤監督 いや、良かったですね。やっぱり先制点を取られたんですけど、すぐデスパイネが逆転してくれたというところが大きかったと思いますし、その後もリチャードが価値のあるホームランを打ってくれてね。千賀にも勇気を与えたと思います。千賀もずっと中5日とか4日で、今回は中6日で調整は難しかったと思うんですけど、よく抑えてくれたと思います。 -千賀の投球は 工藤監督 すばらしかったと思います。多分、今まで短い間で投げてくれた疲労もあると思うので。今回は本人が調子がいいという感じではなかったと思うんですけど、その中で集中力を保って、しっかり投げてくれたことは良かったと思います。何より8回1失点というのはすばらしいと思います。 -残り10試合 工藤監督 とにかく、1試合1試合みんなで全力を尽くして戦っていきたいと思いますし、CSの望みがある限り、我々はそこを目指して戦っていかなくてはいけないので。みんなで心をひとつにして、頑張っていきたいと思います。 -リチャードが本塁打 工藤監督 良かったですね。右方向にね。ヘッドからも打撃の調子は良さそうだということで期待があったみたいなんですけど、その通り打ってくれて良かったと思います。 -プロ1号から約1カ月で7本目 工藤監督 1カ月ちょっとで7本はすごいんじゃないですか。そのままいったら、ホームランダービートップですよ。ずっと出てればですけどね。まあ相手も研究しますけど。逆方向に打ったというのが大きいんじゃないですかね。ずっと引っ張ってという打球が多かったんですけど、自信につながったと思うのでね。これからも自分の打撃を信じて頑張ってもらいたいと思います。 -遠征前に勝てた 工藤監督 明日みんなは移動だけですけど、私はドラフトがありますけど。気持ちよく北海道に行けますし、良かったと思います。

◆首位を走るオリックスに、またしてもアクシデントが発生した。「3番遊撃」で起用された紅林弘太郎内野手(19)が、8回1死一、二塁で、ソフトバンク千賀の150キロ直球が左手首付近に直撃。その場にうずくまり、数秒間、立ち上がれなかった。苦悶(くもん)の表情を浮かべて三塁側ベンチに下がった。治療を試みたがプレー続行できず、代走が送られた。 骨折の疑いがあり、精密検査を受けるため、試合後に福岡市内の病院に向かった。ユニホームからスーツに着替え、左手をアイシング。右手でキャリーケースを持ち、球場を出た。 遺恨が残る。10月2日ソフトバンク戦(京セラドーム大阪)では主砲の吉田正が、ソフトバンク大関から右手首に死球を受けて負傷交代。右尺骨骨折が判明し、翌3日に出場選手登録を抹消されたばかり。紅林は吉田正の離脱中に「代役3番」に抜てきされ、5日の日本ハム戦で先制10号2ランを放つなど勝利に貢献していた。「紅林の状態が心配だ」と報道陣から問われた中嶋監督は「そうですよね」と話すにとどめた。 この日は千賀を相手に1得点に沈み、敗戦。2位ロッテとのゲーム差は2・5となった。12日からは本拠地に戻り、首位攻防3連戦。指揮官は「あと10試合。1試合ずつやるだけです」と声を振り絞った。【真柴健】

◆ソフトバンクのエース千賀滉大投手(28)がチームの連敗を8で止めた。8回1失点11奪三振で8勝目。引き分け以下なら優勝が完全消滅するという崖っぷちで、チームを踏みとどまらせた。 先週と同じ、オリックス竹安とのマッチアップ。前回は中4日での登板で6回3失点で敗れていた。チームの窮地で同じ負けは繰り返せないと奮起した。初回に1点を失ったものの、2回以降は走者を出しながらも粘り、ギアを上げた5、6、7回の3イニングは無安打で7三振を奪った。 8回は1死満塁のピンチを背負ったが「最後に出し切ろうと思って。余力が余っている感じがあった」。4番杉本を三ゴロに打ち取ると、5番のT-岡田にはこの日最速の158キロで空振り三振。エースの意地で追加点を許さなかった。 ただ千賀自身には後味の悪さも残る白星だった。8回1死一、二塁で紅林の左手首に死球を当てた。「若手でショートを守れる人はなかなかいない。(オリックスは)優勝争いしていますし、余計に思うところはあります。当てちゃった時点で何もうれしくないです」。試合後は申し訳なさそうに暗い表情を浮かべた。 シーズンは残り10試合。3位楽天は敗れ、CS進出圏までは5・5差に縮まった。千賀は「最後までホークスらしい試合をしたいし、投げる試合は1試合1試合丁寧に投げていきたい」。可能性がある限り、腕を振る。【山本大地】

◆4試合ぶりに先発出場したソフトバンク・リチャード内野手(22)が中押しの7号ソロを放った。 2-1の4回2死から竹安の144キロの直球を詰まりながら右翼テラス席へ。「真っすぐに少し詰まりましたが、振り切ることができた」。打撃練習中からグリップを力まず握って振ったことが奏功したという。連敗阻止に貢献し「誰も下を向いている人はいないんで、僕もあきらめずに頑張ろうと思う」と残り10試合の活躍を誓った。

◆ソフトバンク・デスパイネ外野手が決勝の1発を放った。 1点を先制された直後の初回裏に2死三塁から左翼テラス席へ逆転の7号2ラン。「打ったのはカーブ。先頭打者の柳町がつくったチャンスだったので何とか返したかったよ。先制されてすぐに逆転のホームランを打つことが出来て良かった」。9月30日の西武戦以来、9試合ぶりのアーチ。連敗中は快音が聞かれず、久々に笑顔を見せた。

◆ソフトバンクが1分けを挟んだ連敗を8で止めた。0―1の一回にデスパイネが7号2ラン、四回はリチャードの7号ソロで加点した。千賀が8回1失点で8勝目。オリックスは竹安が粘れず、打線も八回1死満塁で点が取れなかった。

◆ソフトバンクは連敗を「8」で止めた。試合後、工藤公康監督(58)が代表取材に応じた。主な一問一答は以下の通り。 --連敗が止まった 「よかったですね。先制点は取られましたけど、デスパイネが逆転してくれたところが大きかった。その後もリチャードが価値のあるホームランを打ってくれた。千賀にも勇気を与えたと思います。千賀も今回は中6日といえど、調整は難しかったと思います。そういう中で八回まで、八回はしびれましたけど、よく抑えてくれたと思います」 --千賀は8回1失点 「素晴らしかったです。今まで、短い間で投げてくれた疲労もあったと思うので。本人が調子がいいという感じまではいっていなかったと思いますけど、その中で集中力を保って、自分の間合いで投げたのはすごくよかった。何より8回1失点。素晴らしいと思います」 --エースらしい内容 「最後の八回なんて意地でもというか、そういう気持ちがこもった球を投げていたので。有言実行じゃないですけど、よく投げたと思います」 --デスパイネ、リチャードと効果的なホームラン 「効果的でしたね。もうちょっと点を取れたらよかったですけど。うちらしい、いい勝ち方だったと思います」 --リチャードはペース的にも7本というのはすごい 「すごいんじゃないですか。逆方向に打ったのが大きい。彼自身も、ずっと今まで引っ張った打球ばかりでしたけど、逆方向に打てたのは『逆でも入るんだ』という自信につながったと思うので」 --残り10試合 「1試合1試合、みんなで全力を尽くしていきたいと思いますし、クライマックスの望みがある限り、われわれはそこを目指して戦っていかないといけない。心をひとつにして戦っていきたいと思います」

◆9日の守備でフェンスに激突して途中交代したソフトバンクの牧原大について、工藤監督は「脳振とうの所見はない。(12日の日本ハム戦は)当日の報告を聞いた上で出場させるか考える」と説明した。 この日は欠場したものの、試合前には体を動かし、元気な姿を見せた。

◆オリックスの紅林が八回の打席で千賀の投球を左手首付近に受けた。顔をしかめてベンチへ下がり、治療を受けたものの、代走を送られて退いた。

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ORIX
665116 0.564
(↓0.005)
-
(-)
10524
(+1)
469
(+3)
126
(-)
42
(-)
0.251
(↓0.001)
3.340
(-)
2
(-)
ロッテ
615118 0.545
(-)
2.5
(↑0.5)
13541
(+4)
515
(+4)
114
(+2)
102
(-)
0.242
(-)
3.700
(↑0.01)
3
(-)
楽天
615515 0.526
(↓0.004)
4.5
(-)
12496
(+2)
464
(+3)
100
(-)
45
(-)
0.247
(-)
3.400
(-)
4
(-)
ソフトバンク
545920 0.478
(↑0.005)
10
(↑1)
10511
(+3)
460
(+1)
121
(+2)
84
(-)
0.246
(-)
3.290
(↑0.02)
5
(-)
西武
516418 0.443
(↑0.004)
14
(↑1)
10493
(+3)
553
(+2)
104
(-)
83
(+1)
0.242
(↑0.001)
3.980
(↑0.02)
6
(-)
日本ハム
486218 0.436
(-)
14.5
(↑0.5)
15405
(+4)
477
(+4)
68
(-)
66
(-)
0.231
(↑0.001)
3.430
(↓0.01)