DeNA(☆2対1★)中日 =リーグ戦23回戦(2021.10.10)・横浜スタジアム=
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中日
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DeNA
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勝利投手:三嶋 一輝(3勝5敗22S)
敗戦投手:R.マルティネス(1勝4敗21S)
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◆DeNAが劇的なサヨナラ勝利。DeNAは1点を追う6回裏、ソトの適時打で同点とする。そのまま迎えた9回には、1死満塁から柴田が犠飛を放ち、試合を決めた。投げては、3番手・三嶋が今季3勝目。なお、この試合で中日・福留がNPB通算2000試合出場を達成した。

◆中日福留孝介外野手(44)がNPB通算2000試合出場を達成した。 同点で迎えた9回1死二塁で、高松の代打として出場。DeNA3番手三嶋に三ゴロに打ち取られた。6月12日に達成した西武栗山巧外野手(38)に続きNPB53人目の達成者となった。98年にドラフト1位で中日に入団。99年4月14日、広島戦(ナゴヤドーム)に「2番・遊撃」でスタメンで初出場している。 中日在籍中に2000試合出場を達成したのは高木守道(78年)、木俣達彦(81年)、立浪和義(04年)、谷繁元信(06年)、荒木雅博(16年)がいる。

◆DeNAは今永、中日は小笠原が先発。中日は2回、福田が右前打、高橋周が右二塁打。無死二、三塁から桂の遊ゴロで先制した。 DeNAは6回、1死から佐野と牧が連打。2死一、二塁とし、ソトが右中間へ適時打を放って1-1の同点に追い付いた。 DeNAは同点の9回に柴田の犠飛でサヨナラ勝ち。三嶋が3勝目。中日はR・マルティネスが4敗目を喫した。

◆中日福留孝介外野手(44)がNPB通算2000試合出場を達成した。 10日のDeNA23回戦(横浜)の9回に代打で出場して達成。プロ野球54人目。初出場は99年4月2日の広島1回戦(ナゴヤドーム)。44歳5カ月での達成は96年落合(巨人)の42歳5カ月を上回る最年長記録。

◆DeNAが今季2度目のサヨナラ勝ちを決めた。1-1の同点で迎えた9回。 1死満塁から柴田竜拓内野手(27)が左翼線へ犠飛を放った。「(前の打者の)楠本が決めてくれると本当に思っていたので、びっくりというか。(一塁が)空いていての敬遠は予想していましたが、一、三塁(の敬遠)は予想してなかった。みんながつないでくれたチャンスだったので、みんなの思いを持って打席に向かいました」。三塁走者の関根が本塁に生還したところを見定めると、一塁付近でガッツポーズ。167センチとチームで最も小柄な選手はもみくちゃにされた。 カウント3ボールから、見逃しとファウル2球でフルカウントになった。最後は中日の守護神、R・マルティネスの直球を仕留めた。「(関根)大気が三塁走者だったので、あの距離であれば大気の足を考えれば、かえってきてくれるかなと思いました」。3ボールで一瞬、四球がよぎったが、1球ストライクを見逃してから「ゲッツーにならない打球をイメージして、フルカウントからは三振とゲッツーだけがないようにと思っていた」。冷静に考えていた。 今季は狙い通り、遊撃で開幕スタメンとなった。だが、左肩の脱臼や左手人さし指の裂傷と、試合中の負傷で2度の長期離脱となった。「自分の開幕前にイメージしていたものを違うものにはなっているが、マイナスには捉えてない。何事も、なるべくしてなるといいうか。しっかり受け止めて、残り10試合ですが、常に前を向いて少しでも成長してシーズンを終わりたい」と話した。 得点が2以下での勝利は今季2度目。接戦をものにし「もっと絶対勝てるチーム。首位にいるチームはロースコアのゲームを勝ちきっている。そこができないと順位を上げられない。こういうゲームを勝ちきるのは意味がある」。最後の最後まで勝利を追い求める。【斎藤直樹】 ▽DeNA三浦監督(柴田のサヨナラ犠飛に)「柴田がネクストに入る前『おいしいぞ、回ってくるぞ、楽にいけよ」と話したら、ニコッと笑顔で打席に入ったので、気負い過ぎていないなと思っていた」 ▽DeNA今永(7回1失点)「調子は良くなかったですが、野手の皆さんに助けてもらい、戸柱さんの相手の裏をかくリードのおかげで最少失点で抑えることができました」

◆DeNA柴田竜拓の左犠飛で今季2度目のサヨナラ勝ちを決めた。9回1死満塁で左翼へ打ち上げた。三塁走者関根の本塁生還を見届け、一塁付近でガッツポーズ。4年ぶりのサヨナラ打に「(前打者の)楠本が決めてくれると本当に思っていたのでびっくり。一、三塁の敬遠は予想してなかった。つないでくれたチャンスだったので、みんなの思いを持って打席に向かいました」。今季は開幕スタメンも、左肩脱臼など故障で2度の戦線離脱。「しっかり受け止め、前を向いて少しでも成長してシーズンを終わりたい」と話した。 ▽DeNA三浦監督(柴田のサヨナラ犠飛に)「柴田がネクストに入る前『おいしいぞ、回ってくるぞ、楽にいけよ』と話したら、ニコッと笑顔で打席に入ったので、気負い過ぎていないなと思っていた」 ▽DeNA今永(7回1失点)「調子は良くなかったですが、野手の皆さんに助けてもらい、戸柱さんの相手の裏をかくリードのおかげで最少失点で抑えることができました」

◆現役最年長44歳の中日福留孝介外野手が通算2000試合出場を達成した。同点の9回1死二塁で代打で出場したが、DeNA3番手三嶋の高めスライダーが止めたバットに当たり三ゴロに。この回を終えてベンチ前で記念ボードを手渡されDeNAファンからも拍手を送られた。 「本当にありがたいこと。使っていただいたことの積み重ねです。故障しないことがそれが一番大きい」 プロ23年目の今季は91試合に出場して打率2割1分8厘、4本塁打、18打点。いずれも阪神を戦力外になった昨季を上回っており、5本の決勝打もマークしている。 そんな存在感を発揮するベテランに対して、球団は本人の意思を確認した上で、来季契約を打診する方向で調整中だ。「(三ゴロは)情けないなと思った。しっかり振りたかった。年を取れば取るほど、うまくなりたい。悔しさを持って次に準備したい」。残り8試合になっても手抜かりなく試合に臨む。

◆中日は9回にR・マルティネスがサヨナラ犠飛を打たれて、3カード連続で負け越した。 10安打で1点しか奪えず、6回1失点の先発小笠原を見殺し。今季4度目のサヨナラ負けに与田監督は「1点しか取れなかったのは私の責任」と肩を落とした。12日のヤクルト戦の結果次第では、CS進出が完全消滅する。

◆中日は小笠原慎之介がプロ初のシーズン規定投球回到達まであと5回2/3に近づいた。3回以外は毎回走者を出しながら6回6安打1失点と粘投。6回にソトに痛恨の同点適時打を浴びて8勝目は逃したが、先発の役目を果たした。今季通算を137回1/3イニングとしたに到達し、次戦でのクリアも見えた。この日は8月に他界したチームメート木下雄介さんの誕生日。「1点を取られてしまったので、上でああだこうだ言っていると思います」と、天国の先輩に思いをはせた。

◆DeNAがサヨナラ勝ち。0―1の六回にソトの適時打で追い付き、九回1死満塁から柴田の左犠飛で勝負を決めた。3番手の三嶋が3勝目。二回に先制した中日は打線がつながりを欠き、最後はR・マルティネスが粘れなかった。

◆DeNAは今季2度目のサヨナラ勝ちを収めた。1―1の九回1死一、三塁では楠本が申告敬遠で勝負を避けられ、柴田が打席へ。「予想していなかった」という形で回ってきたが、フルカウントから冷静に左犠飛で試合を決めた。 最下位に低迷するチームに、柴田は「首位にいるチームはロースコアの試合を勝ち切っている。いいきっかけにしたい」と今季は少なかった投手戦での勝利を喜んだ。三浦監督も「こういう経験を積み重ねて、もっと上を目指していかないと」と語った。

◆走者を背負っても崩れない姿が頼もしい。中日の小笠原は6回1失点と好投。三回以外は毎回走者を背負いながらも落ち着いた投球で切り抜けた。自身初のシーズン規定投球回到達まであと5回?に迫った。目標を目の前にした期待のサウスポーは「あまり考えないようにして投げたい」と平常心を強調した。 手応えがあったというカーブを絶妙に交えながら狙い球を絞らせなかった。1―0の六回にソトに同点打を浴びて8勝目に届かなかったが「肩肘が違和感なく投げられて来ている。もう少し試行錯誤してシーズンを終えたい」と前向きだった。 今季初めて先発バッテリーを組んだ桂も「球に力があった」と太鼓判を押した。

◆中日の福留が日本球界での通算2000試合出場を果たした。今季は現役最年長になっても4本塁打を放つなど存在感は健在。「使っていただいた積み重ね。1年間けがをせずにやれて、こういう数字になった」と語った。 九回1死二塁から代打で登場。2ボールからの3球目にバットを止めたが、当たってしまい三ゴロに。「もうちょっとしっかり振りたかった」と悔やんだ。

◆身長167センチの小兵が決めた。途中出場のDeNA・柴田竜拓内野手(27)が同点の九回1死満塁の好機で、自身4年ぶりのサヨナラ打となる左犠飛。小さなヒーローは、すぐにチームメートの中でもみくちゃになった。 「ファンの皆さん、チームメートもみんなが喜んでくれた。それが一番うれしかった」 中日の守護神、R・マルティネスを攻め立て、1死一、三塁。ここで前を打つ楠本が申告敬遠された。「正直、楠本が決めてくれると思っていたので、ちょっと焦った」といいながらも、三浦監督に「おいしいぞ!!」と背中を押され、冷静に打席に入った。 いきなり3連続ボールに場内は沸いたが「四球も頭によぎったけど、そんな受け身じゃ駄目だと思って、攻めていった」と強気を貫いた。「併殺にはならないように、三振ではなく何かを起こそう」と、狙い通りに逆方向(左翼)へはじき返した。 9回、サヨナラ犠飛のDeNA・柴田竜拓(左)。牧秀悟と抱き合う=横浜スタジアム(撮影・荒木孝雄) 小さな体には、人一倍のガッツが宿る。4月23日の阪神戦(甲子園)の守備で、大和と交錯し左肩を脱臼。離脱を余儀なくされたが、数日後には左腕を三角巾で固定しながら、右腕一本でティー打撃に励んでいた。開幕前に掲げた「打率3割、遊撃のレギュラー奪取」を目指し、我慢強く戦ってきた。 2得点での白星は、今季2度目。接戦に弱いとの声も聞かれるだけに「首位のチームはロースコアを勝ち切る。こういう試合を勝てたことは大きい」と柴田。最下位に低迷するチームを、伏兵が鼓舞した。(浜浦日向)

◆身長167センチの小兵が決めた。途中出場のDeNA・柴田竜拓内野手(27)が同点の九回1死満塁で、自身4年ぶりのサヨナラ打となる左犠飛。小さなヒーローは歓喜の輪に包み込まれた。 「ファンの皆さん、チームメートもみんなが喜んでくれた。それが一番うれしかった」 九回1死一、三塁で前を打つ楠本が申告敬遠され「決めてくれると思ったのでちょっと焦った」と照れ笑い。3ボールとなり「四球も頭によぎったけど、受け身ではいけないと思い攻めていった」とR・マルティネスの直球をはじき返した。 2得点での白星は今季2度目。「こういう試合を勝ちきれたことは大きい」と、最下位に低迷するチームを伏兵が鼓舞した。(浜浦日向)

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ヤクルト
684516 0.602
(↑0.004)
M9
(↑2)
14574
(+6)
460
(+4)
131
(+2)
68
(-)
0.256
(↑0.001)
3.340
(↑0.01)
2
(-)
阪神
71547 0.568
(↓0.005)
3
(↓1)
11505
(+4)
492
(+6)
117
(-)
106
(-)
0.247
(↑0.001)
3.470
(↓0.03)
3
(-)
巨人
595718 0.509
(↓0.004)
10.5
(↓1)
9513
(+1)
505
(+3)
159
(+1)
65
(-)
0.244
(-)
3.600
(-)
4
(-)
広島
556511 0.458
(↑0.004)
16.5
(-)
12499
(+3)
543
(+1)
109
(-)
59
(-)
0.263
(-)
3.850
(↑0.02)
5
(-)
中日
526716 0.437
(↓0.004)
19
(↓1)
8388
(+1)
454
(+2)
69
(-)
56
(-)
0.239
(↑0.001
3.250
(↑0.01)
6
(-)
DeNA
516715 0.432
(↑0.005)
19.5
(-)
10528
(+2)
585
(+1)
133
(-)
30
(+1)
0.257
(-)
4.210
(↑0.02)