日本ハム(☆4対2★)ロッテ =リーグ戦20回戦(2021.10.09)・札幌ドーム=
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ロッテ
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日本ハム
20010100X4831
勝利投手:バーヘイゲン(5勝8敗0S)
(セーブ:杉浦 稔大(2勝2敗26S))
敗戦投手:本前 郁也(1勝2敗0S)

本塁打
【日本ハム】宇佐見 真吾(1号・6回裏ソロ)

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◆日本ハムは初回、近藤と高濱の連続適時打で2点を先制する。その後2-3となって迎えた6回裏には、宇佐見のソロが飛び出し、貴重な追加点を挙げた。投げては、先発・バーヘイゲンが6回2失点9奪三振の好投で今季5勝目。敗れたロッテは、先発・本前が試合をつくれなかった。

◆日本ハムは1回、近藤の先制適時打、高浜の適時打で2点を先取。先発バーヘイゲンは3回まで2安打無失点。 ロッテは4回に藤岡の2点適時打で同点。日本ハムはその裏、谷内の適時打で1点勝ち越し。6回に宇佐見の1号ソロで加点した。 日本ハムは中継ぎ陣が7回から無失点でつなぎ、2点差を守って2連勝。バーヘイゲンは5勝目。ロッテは3連敗となった。本前は2敗目。

◆2位ロッテが最下位日本ハムに連敗した。初回、荻野と和田の連打でスタート。ところが無死一、三塁で和田が二盗に失敗すると、3番中村奨吾はバーヘイゲンの変化球に対応できず三振。井口監督も「もったいない。取れるところで取れていないので」と初回の無得点に言葉が重かった。 その裏、3安打集中で2点を先制された。本来ならロッテがやりたい攻撃だ。中村奨は7回の好機でも凡退。10月は同1割7分4厘で空振り三振も多い。「ボール球に手を出すのが多い。どちらかというとボールを見ていくタイプ。後手後手になっているんじゃないかと思います」と井口監督も指摘する。3位楽天が1・5ゲーム差に迫り、貯金10ながら重圧は高まる。昨年11月、CS進出と自身の10勝がかかる登板で、美馬は白星をもぎ取った。もう負けられない10日の第3戦を、ベテラン右腕の経験と意地に託す。【金子真仁】

◆日本ハムのバーヘイゲンが5勝目を挙げた。4回に藤岡に同点打を許したが、その裏に谷内の勝ち越し打で援護をもらうと5、6回は無失点。6回無死二塁のピンチもレアード、エチェバリア、岡を3者三振に仕留めた。6回を5安打2失点まとめ「宇佐見がしっかりとリードしてくれた。野手のみなさんが守備でサポートしてくれたので、いい結果を残すことができた」と感謝した。

◆日本ハムの守備職人の谷内亮太が、4回に勝ち越し適時打を放ち、ヤクルトから移籍3年目で初のヒーローインタビュー。「普段ないことなので、変な気分ですね」と照れた。先発出場は今季6度目。いつもテレビ観戦の妻と幼い子どもたちが、この日、たまたま応援に来ていた。「僕なんか(テレビでも)ほんのちょっとしか映らない。こういう1日があったという記憶を(子どもに)残せたことが大事」と、喜んだ。

◆日本ハムは2連勝で2カードぶりの勝ち越しを決め、5位西武にゲーム差なしに迫った。守備職人の谷内が今季6度目の先発出場で4回に勝ち越し打。6回には捕手の宇佐見が1号ソロを右翼席へ運び、競り勝った。今季ここまで出番が少ない2人が、守備でも1回のピンチに好プレー。栗山監督は「バギー(先発バーヘイゲン)を立ち直らせた」と、感謝していた。

◆お待たせしました! 日本ハム宇佐見真吾捕手(28)が9日ロッテ戦(札幌ドーム)の6回、右越えに今季1号ソロを放った。ここまで打率0割台と苦しんでいた男が、待望の1発で貴重な追加点を奪取。守っては初回無死一、三塁のピンチで二盗を刺すなど、攻守にわたる活躍でチームを連勝に導いた。ダイヤモンドを1周すると笑みがこぼれた。宇佐見は、3-2で迎えた6回の第3打席。1ボールからの2球目、真ん中高めの直球を捉え右翼席へ、たたき込んだ。待望の今季1号に「入るとは思わなかった」と驚いた。直前の2打席目では右脇腹に死球を受けてもん絶。「イッテー!」と、絶叫が球場にこだましたばかりだった。痛みをものともしない1発に、ベンチの栗山監督も笑いをこらえられなかった。 続く4打席目は、引っ張りから一転、左前に流し打って、今季初のマルチ安打。「引っ張った後に、しっかり逆方向に打てた。いい感じになってきていると思います」と力強く話した。 今季は開幕1軍も、試合前の段階でわずか2安打。5月8日の楽天戦(札幌ドーム)以来快音が響かず、打率0割台と極度の不振に陥っていた。「真っすぐをファウルにして、変化球で三振の繰り返しだった」と5月には登録抹消。2軍で打撃フォームから見直し、直球に振り負けないことを意識してきた。それでも、すぐには成果が出なかった。9月に1軍再昇格も、10日のソフトバンク戦(札幌ドーム)では元同僚のマルティネスの直球に差し込まれ、力不足を痛感。この日、久々の活躍に「自分で考えながら少しずつ変えて、ようやく結果が出てよかったです」と、安堵(あんど)の表情を見せた。 守備でも投手陣を助けた。1回に先発バーヘイゲンが連打を許して、無死一、三塁のピンチ。リーグ最多24盗塁を決めている一走の和田が初球から二盗を試みたが、宇佐見の好送球でアウトに仕留めた。「ロッテには去年6盗塁をされていたので、和田君を刺せたのは良かったです」。 栗山監督は「もともと守りの方はしっかりしている捕手。打つ方で苦しんでいたので、本塁打を打って、これからは落ち着いて野球が出来ると思う」と、うれしそうにほめた。来季へ向けた正捕手争いは、もう既に、始まっている。【小林憲治】

◆「4番・DH」で出場した日本ハム・近藤健介外野手(28)が一回に先制適時打を放ち、「(打ったのは)スライダー。バギーが初回のピンチを乗り切ってくれたので、なんとか先に点を取りたいという気持ちでした。真ん中に入ってきたボールをしっかり捉えることができてよかったです」とコメントをした。 一回2死二塁からの第1打席。左腕・本前のスライダーを中前にうまくはじき返し、二走の松本が先制のホームを踏んだ。

◆日本ハムが競り勝った。2―2に追い付かれた四回に谷内の適時打で1点を勝ち越し、六回に宇佐見の今季1号ソロで加点した。バーヘイゲンが6回2失点で5勝目を挙げた。ロッテは本前が四回途中3失点と崩れて3連敗となった。

◆ロッテの本前が7月10日以来の登板に臨み、四回途中3失点で2敗目を喫した。一回に2本の適時打で2点を先制され、味方が2―2と追い付いた四回に1死一、二塁で谷内に中前適時打を許して交代を告げられ「立ち上がりに失点し、切り替えられなかった。試合をつくれなかった」と反省した。 北海道出身で札幌光星高から北翔大を経て2020年に育成ドラフト1位で入団。札幌ドームでは大学時代に投げ、3月のオープン戦でも登板していたが、ほろ苦い結果に終わった。

◆日本ハムの谷内が2―2に追い付かれた四回に勝ち越し打を放った。1死一、二塁で内寄りの球を捉えて中前へ運んだ。ヤクルトからトレードで加入して3年目で初めてヒーローインタビューに臨み「普段ないことなので変な気分。でも、うれしい」と笑った。 遊撃手で主に先発出場していた石井が9月末に左足を骨折して離脱したことで巡ってきた出場機会。「毎日がいっぱいいっぱい。目の前のことに集中して頑張りたい」と気を引き締めた。

◆日本ハムの近藤が一回2死二塁で先制打を放った。1ストライクから本前の甘い変化球を逃さず、中前に鮮やかに運び「何とか先に点を取りたいという気持ちだった。真ん中に入ってきた球をしっかり捉えることができた」と喜んだ。 9試合連続安打とし、10月は打率4割6分2厘と絶好調。開幕から状態が上がらず苦しんでいたが、今季の打率を2割9分8厘まで上げて4年連続の3割を目前にした。

◆ロッテが優勝争いの佳境で最下位・日本ハムに連敗を喫し、今季5度目の3連敗。首位追撃どころか、3位・楽天に1・5ゲーム差に迫られた。 「初回がもったいないというか...。そういうところでしょうね。(得点を)取るときに取れていないので」 井口監督は渋面で振り返った。一回に荻野、和田の連打で無死一、三塁。ここで中村奨の初球に和田が二盗を試みて失敗。中村奨も三振に倒れるなど後続が凡退し、先制点を奪えなかった。指揮官は低調な打線のカンフル剤として、ほぼ代走専門ながら源田(西武)と並んでリーグトップ24盗塁を誇る和田を今季2度目のスタメン起用。しかし、五回もセーフティーバントが投ゴロに終わるなど、足技が裏目に出た。 残り14試合。12日からは首位・オリックスとの3連戦が待ち受ける。最後の直接対決に向け、先発ローテーションを再編。チーム最多の10勝を挙げる小島を中8日で初戦、2戦目に石川、3戦目に佐々木朗を立てる予定だ。ただ、この〝必勝ローテ〟も、10日の日本ハム戦に敗れると水の泡となる。(東山貴実)

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ORIX
665016 0.569
(↑0.004)
-
(-)
11523
(+6)
466
(+2)
126
(+3)
42
(-)
0.252
(↑0.001)
3.340
(↑0.01)
2
(-)
ロッテ
615117 0.545
(↓0.005)
3
(↓1)
14537
(+2)
511
(+4)
112
(-)
102
(-)
0.242
(-)
3.710
(↓0.01)
3
(-)
楽天
615415 0.530
(↑0.004)
4.5
(-)
13494
(+2)
461
(+1)
100
(-)
45
(-)
0.247
(-)
3.400
(↑0.02)
4
(-)
ソフトバンク
535920 0.473
(↓0.004)
11
(↓1)
11508
(+2)
459
(+6)
119
(+1)
84
(+1)
0.246
(-)
3.310
(↓0.02)
5
(-)
西武
506418 0.439
(↓0.003)
15
(↓1)
11490
(+1)
551
(+2)
104
(-)
82
(-)
0.241
(-)
4.000
(↑0.02)
6
(-)
日本ハム
486217 0.436
(↑0.005)
15
(-)
16401
(+4)
473
(+2)
68
(+1)
66
(-)
0.230
(-)
3.420
(↑0.03)