DeNA(★2対4☆)中日 =リーグ戦22回戦(2021.10.09)・横浜スタジアム=
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中日
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DeNA
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勝利投手:又吉 克樹(3勝2敗8S)
(セーブ:R.マルティネス(1勝3敗21S))
敗戦投手:伊勢 大夢(0勝1敗0S)

本塁打
【中日】A.マルティネス(2号・8回表ソロ)

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◆中日が逆転勝利。中日は1点を追う9回表、代打・渡辺の適時打で試合を振り出しに戻す。なおも1死満塁の場面で、京田の2点適時打が飛び出し、勝ち越しに成功した。投げては、3番手・又吉が今季3勝目。敗れたDeNAは、3番手・伊勢がリードを守りきれなかった。

◆DeNAのルーキー牧秀悟内野手(23)は今季の猛打賞の回数が11度。 新人の猛打賞の回数は58年長嶋(巨人)の14度が最多で、12度以上は過去10人。あと1度猛打賞を記録すると新人の歴代10傑に入る。

◆DeNA先発は京山、中日はロドリゲス。DeNAは1回3四死球を得たが無得点。中日は2回2死二、三塁も得点できず。 DeNAは5回に無安打で1点を先制。1死から桑原が四球。盗塁と悪送球で三塁に進み、楠本の二塁ゴロで本塁に生還した。 中日は1点を追う9回に渡辺、京田の適時打で3点を挙げて逆転勝ち。連敗を3で止めた。DeNAは連勝が2でストップ。中日又吉が3勝目。R・マルティネスが21セーブ目。DeNA伊勢が1敗目。

◆DeNAがクローザー不在を露呈した。勝てば最下位脱出となる試合。2-1と1点リードの9回、伊勢大夢投手をマウンドに送った。だが、伊勢は先頭打者から3連打で同点を許して降板。無死一、二塁から4番手で砂田毅樹投手を登板させた。送りバント失敗で1死を取ったが、四球で満塁とし、1番京田に一塁強襲の2点適時打を浴びて逆転を許した。 伊勢は3日の巨人戦でも1点リードの9回に登板。大城に同点二塁打を浴びて、プロ初セーブを逃していた。三浦監督は伊勢の投球について「しっかり準備はしてもらっていた。そこ(9回のセーブシチュエーション)は乗り越えてもらわないといけないと思います。使っているのはこっちなので、思い切って投げてもらうしかない」と話した。 DeNAは開幕から三嶋一輝投手がクローザーを務め、9月に入ってから山崎康晃投手に変更していた。山崎が再調整で登録抹消となっており、以後は守護神が「流動的」(三浦監督)という状況が続いている。 この敗戦で、DeNAは最下位脱出を逃した。ドラフト会議には最下位で臨むため、ドラフト2位を最初に指名できる。

◆中日は最終回の逆転劇で連敗を3で止め、単独最下位転落の危機を脱した。1点ビハインドの9回、先頭福田からの3連打で同点。さらに1死満塁として、京田陽太が2点適時内野安打で勝ち越した。与田監督は「みんながよくつないでくれた。選手たちの勇気が勝利に結びついた」。敗れればCS完全消滅の可能性もあったが、持ち越された。 ▽中日京田(9回勝ち越し2点適時打)「走者がみんな足が速かったので何とか当てればと、思い切っていった」

◆DeNA楠本泰史外野手(26)が渋い働きを見せた。0-0で迎えた5回1死三塁で二塁ゴロ。三塁走者の桑原将志外野手が生還し、先制点となった。 7回には再び1死三塁から右前適時打。点差を2点に広げ「ここ最近結果が出ていない中でも試合で使ってもらっていたので、どんな形でもランナーをかえしたいと思い打席に入りました。貴重な追加点を奪うことができ良かったです」と振り返った。 この日の2得点は、いずれも楠本のバットが生んだ。オースティンの離脱後、スタメン起用を続ける三浦大輔監督は「(5回は)あの場面でなんとかバットに当てて、転がして最低限の仕事をしてくれた。スタメンでも1打席1打席集中しながら勝負強い打撃をしてくれている」と高く評価した。5回は本塁に生還した桑原も、四球で出塁してから盗塁と敵失で三塁に進塁していた。無安打で先制点を挙げた形となり、三浦監督は「そういうバリエーションもしっかりできるようにしていかないといけない」と話した。 楠本は今季、開幕1軍を逃して2軍生活を送っていた。エキシビションマッチでアピールに成功し、後半戦は1軍で迎えた。代打で結果を残し続け、ついにスタメン入り。試合前も、今季にチャンスをつかんだ例として、三浦監督が牧とともに名前を挙げていた。【斎藤直樹】 ▽DeNA京山(7回無失点。最速151キロ)「ストレートが軸となりファウルを取れ、ランナーを出しても粘りの投球ができた。今日の状態を維持できるよう調整していきたい」 ▽DeNA楠本(5回に二ゴロ、7回に適時打で2打点)「最近結果が出ていない中でも試合で使ってもらっていたので、どんな形でもランナーをかえしたいと打席に入りました」

◆中日が最終回の逆転劇で単独最下位転落の危機を脱した。1点ビハインドの9回、先頭福田からの3連打で同点。さらに1死満塁にして、京田が2点適時内野安打で勝ち越した。 与田監督は「みんながよくつないでくれた。選手たちの勇気が勝利に結びついた」。敗れればCS完全消滅の可能性もあったが、踏みとどまった。

◆DeNAは京山将弥投手が7回5安打無失点と好投した。最速151キロの直球で押しまくり、6三振を奪った。7回2死では、代打福留に対して150キロ直球で空振り三振。表情を変えずに、淡々とベンチに引き揚げた。 京山は「ストレートが軸となりファウルを取ることができ、ランナーを出しても粘りの投球ができました。今日の状態を維持できるよう調整していきたいです」と振り返った。 8月27日のヤクルト戦(東京ドーム)を最後に、6試合連続で勝ち星に恵まれない。この間、6回以上を投げて、1失点以下は3度目。今季3勝目の権利を持って降板したが、9回に救援陣が打たれ、またも白星を逃した。 三浦大輔監督は、投球内容を評価した。「前回よりは調子が良くなかったですね。絶好調ではなくても、投げながら修正しながら、よく踏ん張ったと思います」。京山は2回までに3安打を許しながらも、3回以降は散発2安打に封じていた。7回で101球と、ストライク先行で球数も少なかった。このような投球が続けば、今後はプロ初完投も視野に入りそうだ。【斎藤直樹】

◆中日が連敗を3で止め、最下位転落を免れた。0―2の八回にA・マルティネスのソロで追い上げ、九回は渡辺の適時打と京田の2点打で3点を奪って逆転した。八回に救援した又吉が3勝目。DeNAは九回に伊勢と砂田が崩れた。

◆DeNAは逃げ切りに失敗し、逆転負けした。2―0の八回にエスコバーがソロ本塁打を浴びて1点差とされると、九回は伊勢が先頭から3連打され、1死も奪えず降板。代わった砂田も京田に2点適時打を許した。 開幕から抑えを務めてきた三嶋は精彩を欠いて9月に配置転換され、山崎も不振で2軍落ちしている。経験を積むために起用された伊勢が期待に応えられず、三浦監督は「ああいうところで抑える投手になってもらわないと」と悩ましげに言った。

◆DeNAは1点リードの九回、3番手の伊勢大夢投手(23)が3連打で追いつかれ、1死も取れずに降板。代わった砂田も京田に勝ち越しの2点打を浴び、逆転負けで連勝がストップした。 九回、降板するDeNA・伊勢大夢(中央)=横浜スタジアム(撮影・荒木孝雄) チームは昨季途中からクローザーを務めてきた三嶋が巨人戦防御率11・17と苦しみ、9月から山崎が守護神に復帰。しかし、セーブ機会に3試合連続でKOされるなど安定感を欠き、1日に登録を抹消された。 三浦監督はストッパーについて「流動的」とする中で、3日の巨人戦で2年目の伊勢を初めてセーブ機会で起用するも、大城に同点打を浴びて1点差を守れず。リベンジを期待したが、またしても役目を果たせなかった。 指揮官は「ああいう場面でしっかり投げてもらえる投手になってもらいたかった」と起用の意図を説明。連続失敗に終わったが「使っているのはこっちなので、結果につなげられなかったのは監督の責任。(伊勢には)この経験を生かしていってほしい」と成長を願った。(浜浦日向)

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ヤクルト
674516 0.598
(↓0.006)
M11
(-)
15568
(+1)
456
(+2)
129
(-)
68
(-)
0.255
(↓0.001)
3.350
(↑0.01)
2
(-)
阪神
71537 0.573
(↑0.004)
2
(↑1)
12501
(+2)
486
(+1)
117
(-)
106
(-)
0.246
(-)
3.440
(↑0.02)
3
(-)
巨人
595618 0.513
(↓0.005)
9.5
(-)
10512
(+1)
502
(+7)
158
(+1)
65
(-)
0.244
(-)
3.600
(↓0.03)
4
(-)
広島
546511 0.454
(↑0.005)
16.5
(↑1)
13496
(+7)
542
(+1)
109
(-)
59
(+1)
0.263
(↑0.001)
3.870
(↑0.02)
5
(-)
中日
526616 0.441
(↑0.005)
18
(↑1)
9387
(+4)
452
(+2)
69
(+1)
56
(-)
0.238
(-)
3.260
(↑0.02)
6
(-)
DeNA
506715 0.427
(↓0.004)
19.5
(-)
11526
(+2)
584
(+4)
133
(-)
29
(+2)
0.257
(↓0.001)
4.230
(-)