日本ハム(☆9対0★)ロッテ =リーグ戦19回戦(2021.10.08)・札幌ドーム=
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ロッテ
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日本ハム
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勝利投手:立野 和明(4勝1敗0S)
敗戦投手:岩下 大輝(8勝8敗0S)

本塁打
【日本ハム】R.ロドリゲス(6号・4回裏ソロ)

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◆日本ハムは2回裏、淺間の犠飛とR.ロドリゲスの適時二塁打で2点を先制する。その後は、4回にR.ロドリゲスのソロが飛び出すなど、小刻みに得点を重ねた。投げては、先発・立野が6回無失点7奪三振の好投で今季4勝目。敗れたロッテは、投打ともに振るわなかった。

◆ロッテ荻野貴司外野手(35)は6日西武戦から2試合続けて先頭打者本塁打を記録中。今日も打てば93年8月20~22日に松永(阪神)が記録した3試合連続のプロ野球記録に並ぶ。荻野は札幌ドームで1度も本塁打を打ったことがないが、今日は打てるか。

◆日本ハムは2回、浅間の中犠飛、R・ロドリゲスの適時二塁打で2点を先制。3回に1点追加。先発立野は3回まで1安打無失点。 日本ハムは4回、R・ロドリゲスの6号ソロで追加点。5回と6回にも1点ずつを追加した。立野は6回まで3安打無失点。 日本ハムは終盤に浅間の適時打などで3点を加えて快勝。先発立野が4勝目を挙げた。ロッテは2連敗で岩下は8敗目。

◆日本ハム2年目の立野和明投手が4勝目を挙げた。縦に割れるスライダーが有効で、ロッテ打線相手に6回3安打無失点。4番マーティンからは3つの三振を奪い、拳を握った。 今季札幌ドームで登板した3試合は、計18回1/3でいまだ無失点。飛躍の要因は「たくさん食べる、たくさん寝て休む、たくさん練習する」というチームきっての"不思議ちゃん"は、自身3連勝と乗っている。

◆2位ロッテが最下位日本ハムに完敗した。散発4安打のゼロ封負けで、20試合連続の1桁安打。井口監督は試合前に「1試合1試合、良くても悪くてもチームのために皆がどれだけできるか」と願ったが、この日もつながりを欠いた。 打てない。ここ20試合で715人が打席に立ち、連打は11度のみ。同じ期間で、相手には29度の連打を許している。中軸の外国人を除けば、1発への最大限の警戒をされる打者はいない。そんなチームが本来見せるべき「つながり」「しぶとさ」がすっかり影を潜める。足が万全でないマーティンがセーフティーバントを試みるほどの状況になっている。 先発岩下は2球目以降を狙われ、毎回のように失点を重ねた。後を受けた田中は暴投、東妻はボークと、ともにミスが失点に絡んだ。試合後の井口監督は「何とか明日切り替えてしっかりと」と前を向くしかなかった。首位オリックスとは2ゲーム差に開き、3位楽天とは2・5ゲーム差。残り15試合、波に乗りきれずシーズン終了が迫る。【金子真仁】

◆日本ハムがリプレー検証を3度要求し、すべて判定が覆った。 2回は近藤の本塁クロスプレー。アウトの判定が覆り先制点が認められると、6回は1死一、二塁から松本剛の遊ゴロが併殺に。これまた、検証の結果、一塁セーフとなった。7回も一ゴロ併殺が覆って打者走者の近藤が一塁に残り、追加点のホームを踏んだ。栗山英樹監督は「いつも失敗してる? たまにはね」とご機嫌だった。

◆やられたらやり返す!日本ハムの2年目右腕、立野和明投手(23)がロッテ戦(札幌ドーム)に先発登板。 9月5日の登板(ZOZOマリン)では、4回2失点でプロ初黒星を喫した相手を、6回3安打無失点。三塁を踏ませない快投でリベンジを果たした。味方打線も効果的に追加点を奪って援護。今季3勝11敗と大きく負け越していた苦手ロッテに快勝した。1回転してガッツポーズを見せた。6回2死一塁、ロッテの4番マーティンから空振り三振を奪った立野は安堵(あんど)の表情でベンチへ戻った。自己最多の111球を投じ、6回3安打無失点。激しい首位争いを繰り広げているロッテ打線に、三塁すら踏ませなかった。 この日の勝利で自身3連勝。札幌ドームでは3試合で18回1/3を投げ、いまだ無失点だ。チーム屈指のマイペースさが持ち味の立野。好調の要因について「たくさん食べて、寝て休んで、練習しているから」と独特の表現で話した。食事制限は「ストレスがたまるので、好きなときに好きな物を食べます」と一切していない。糖分も妥協することなく「1人でクレープ屋に買いに行ったりしてます」と筋金入りである。糖分を取りすぎたからか「最近顔がむくんできたけど、まあいいかな」と笑って話した。「ストレスがたまると逆に太るので。試合でダメだったら自分のせいにすれば問題ない」と強心臓だ。 マウンド上でもマイペースを貫いた。テンポの良い投球でロッテ打線を翻弄(ほんろう)するも「何も考えずに投げてるからじゃないですか」とおどけた。直球は140キロ台と、ずばぬけて速いわけではないが「打者がタイミング取りづらいフォームなのかな」と分析している。マーティンからは3打席3三振。いずれもフルカウントまで粘られたが「気持ちで負けないようにと。何とか粘れて良かったです」とほっとした様子で振り返った。 昨夜もクレープを食べて登板に備えたという立野。勝利のご褒美スイーツは何にするかと問われると「今日は夜遅いんで控えます。明日デーゲーム起きられるかな」と最後まで立野節を全開で球場を後にした。【小林憲治】

◆"二刀流助っ人"が球場を盛り上げた。日本ハムのロニー・ロドリゲス内野手(29)が1発を含む3安打2打点と大当たり。来日初の猛打賞と大暴れした。「素直にうれしく思う。チームの勝利に貢献する形でヒットがたくさん出たのですごくうれしい」と喜んだ。 オフはラッパーとしても活動する異色の助っ人は、本拠地初のヒーローインタビューでもファンを魅了した。インタビュアーにうながされ、ラップを即興で披露。大きな拍手が送られると、最後は日本語で「アリガトウゴザイマス」としっかりあいさつした。 本職では快音を連発させた。先制直後の2回左翼線に適時二塁打。4回1死では、1ボールから岩下の145キロ直球を左翼席に突き刺す6号ソロを放ち「ホームで本塁打を打てたのはすごくうれしい」と振り返った。6回の第3打席にも二塁打でチャンスメーク。清水の適時打で追加点のホームを踏んだ。 栗山監督との約束をきっちりと果たした。指揮官は試合後「今日試合前に話してたんだけど、約束守ってくれたんで。『ホームラン打つよ』って本当に言ってたからね」とほおをゆるめた。ロドリゲスは「監督に信頼してもらえるように調子を上げてもっと打てるように」と気持ちを高めた。【山崎純一】

◆1試合4犠飛のプロ野球タイ 日本ハムが8日のロッテ19回戦(札幌ドーム)で記録。01年5月11日近鉄戦のロッテ以来、プロ野球9度目(パ・リーグ7度目)。日本ハムでは82年7月3日近鉄戦以来、39年ぶり2度目。 ▽日本ハム栗山監督(01年ロッテ以来となる史上9度目の1試合4犠飛)「もっと分散して、やってくれたらいいのに」

◆"二刀流助っ人"が球場を盛り上げた。日本ハムのロニー・ロドリゲス内野手(29)が1発を含む3安打2打点と大当たり。来日初の猛打賞と大暴れした。「素直にうれしく思う。チームの勝利に貢献する形でヒットがたくさん出たのですごくうれしい」と喜んだ。 オフはラッパーとしても活動する異色の助っ人は、本拠地初のヒーローインタビューでもファンを魅了した。インタビュアーにうながされ、ラップを即興で披露。大きな拍手が送られると、最後は日本語で「アリガトウゴザイマス」としっかりあいさつした。 本職では快音を連発させた。先制直後の2回左翼線に適時二塁打。4回1死では、1ボールから岩下の145キロ直球を左翼席に突き刺す6号ソロを放ち「ホームで本塁打を打てたのはすごくうれしい」と振り返った。6回の第3打席にも二塁打でチャンスメーク。清水の適時打で追加点のホームを踏んだ。 栗山監督との約束をきっちりと果たした。指揮官は試合後「今日試合前に話してたんだけど、約束守ってくれたんで。『ホームラン打つよ』って本当に言ってたからね」と頬を緩めた。ロドリゲスは「監督に信頼してもらえるように調子を上げてもっと打てるように」と気持ちを高めた。【山崎純一】

◆日本ハムのロニー・ロドリゲス内野手が(29)が二回に適時二塁打を放ち、「Feline Time!!ボーロン(王柏融)から手の甲のサポーターを借りたおかげで打つことができました。今日は谷内パワーではなくボーロンパワーです」とコメントした。1点先制直後の1死二塁からの打席。岩下の真っすぐを捉え左翼線際への二塁打とした。

◆日本ハムの近藤が4番打者として勝負強さを発揮した。2―0の三回1死二、三塁で落ちる球を捉えて左犠飛で1点を奪うと、4―0の五回1死一、三塁では甘い速球をきっちり中犠飛にして追加点を挙げた。「前の2人がつないでくれたチャンスで最低限の仕事ができた」とうなずいた。 二回には先頭打者として打席に入り、右前打で8試合連続安打をマークした。続く高浜の右前打で一気に三塁へ進み、浅間の中飛でタッチアップ。本塁上のクロスプレーがリプレー検証になる際どいタイミングだったが、生還が認められて先制点をチームにもたらした。

◆先発した日本ハム・立野和明投手(23)は6回3安打無失点の好投で、4勝目の権利を持ってマウンドを降りた。 「真っすぐを主体に1球1球丁寧に投げ込んだ結果が、無失点につながってくれました。大事なカード頭でチームに勢いをつけるピッチングが少しはできたかなと思います。序盤から得点を積み重ねてくれた野手陣に感謝したいです」 立ち上がりの一回、三者凡退に斬って幸先のいいスタートを切ると、その後も力強い投球でロッテ打線をわずか3安打に封じた。打線も序盤から得点を重ね、立野の好投に応えた。

◆日本ハムは二回に浅間の犠飛とR・ロドリゲスの適時二塁打で2点を先制。その後も近藤の2本の犠飛やR・ロドリゲスの6号ソロなどで着実にリードを広げた。立野が6回無失点で4勝目。ロッテは投打に精彩を欠き零敗を喫した。

◆ロッテは散発4安打に終わり零敗を喫した。2年目の立野に6回無失点の好投を許し、最後まで三塁すら踏めなかった。チームの快進撃を支えてきた強力打線は今月に入って6試合で11得点と勢いを失っている。 右足甲の骨折から復帰したマーティンが、前日7日の試合から7打席連続で三振を喫するなど調子を落としている。井口監督は「打ちたいと思い過ぎて空回りしている。もう少し冷静になって振ってくれたら」と話した。

◆ロッテが最下位の日本ハム相手に今季8度目の零敗を喫し、シーズン50敗目。首位・オリックスと負け数が並び、ゲーム差は2に広がった。 「〝打ちたい〟と思いすぎて、空回りしているこの2試合ですかね。ボール球を追っかけている。もう少し冷静になって振ってくれたら...」 井口監督が心配げに語ったのは、季節外れの〝扇風機〟となってしまったマーティンだ。9月19日にこの日と同じ札幌ドームで自打球を当てて、右足甲を骨折。驚異的な回復力で今月5日に1軍復帰し、復帰初打席で適時打を放ち、翌6日には26号ソロも放った。 8回、ベンチに手をかけ下を向くロッテ・井口資仁監督=札幌ドーム(撮影・三浦幸太郎) だが前日7日は4打席連続三振(空振り3、見逃し1)。この日もバットは空を切り続け、二、四、六回の打席で空振り三振。計7打席連続三振で、2006年に鉄平(楽天)が記録した野手の最多連続三振「9」に迫る勢いだったが、九回の最終打席は中飛に終わり、復帰後4試合で15打数3安打、8三振となった。 この間、3番・中村奨が13打数3安打、5番・レアードも14打数2安打と前後も不振で、マーティンが力みまくるのも無理はない。12日からのオリックス3連戦(京セラ)を前に、これ以上、引き離されるわけにはいかない。(東山貴実)

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ORIX
655016 0.565
(-)
-
(-)
12517
(-)
464
(-)
123
(-)
42
(-)
0.251
(-)
3.350
(-)
2
(-)
ロッテ
615017 0.550
(↓0.005)
2
(↓0.5)
15535
(-)
507
(+9)
112
(-)
102
(-)
0.242
(↓0.001)
3.700
(↓0.04)
3
(-)
楽天
605415 0.526
(-)
4.5
(-)
14492
(-)
460
(-)
100
(-)
45
(-)
0.247
(-)
3.420
(-)
4
(-)
ソフトバンク
535820 0.477
(↓0.005)
10
(↓0.5)
12506
(+2)
453
(+6)
118
(+2)
83
(+1)
0.246
(-)
3.290
(↓0.01)
5
(-)
西武
506318 0.442
(↑0.004)
14
(↑0.5)
12489
(+6)
549
(+2)
104
(-)
82
(-)
0.241
(-)
4.020
(↑0.02)
6
(-)
日本ハム
476217 0.431
(↑0.005)
15
(↑0.5)
17397
(+9)
471
(-)
67
(+1)
66
(+1)
0.230
(↑0.001
3.450
(↑0.03)