DeNA(☆9対3★)中日 =リーグ戦21回戦(2021.10.08)・横浜スタジアム=
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中日
2000001003500
DeNA
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勝利投手:上茶谷 大河(1勝3敗0S)
敗戦投手:笠原 祥太郎(0勝2敗0S)

本塁打
【DeNA】佐野 恵太(15号・1回裏ソロ),佐野 恵太(16号・2回裏満塁),桑原 将志(13号・5回裏2ラン)

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◆DeNAは2点を先制された直後の1回裏、佐野のソロで1点を返す。続く2回には、ソトの適時打と佐野のグランドスラムなどで一挙6点を加え、逆転に成功した。投げては、先発・上茶谷が7回3失点の力投で今季初勝利。敗れた中日は、先発・笠原が試合をつくれなかった。

◆中日大野雄大投手(33)が上肢のコンディション不良で出場選手登録を抹消された。 今季22試合目となる7日の広島戦(バンテリンドームナゴヤ)で先発。6回9安打4失点で降板し、自己ワースト11敗目を喫していた。今季通算登板イニングが143回1/3になり、年間の規定投球回はクリアした。 ここ2試合は中5日登板を続けていた。

◆DeNA佐野恵太外野手が、15号ソロを放った。 2点を追う1回2死、中日先発笠原の4球目、高め138キロ直球を捉え、ライナーで右翼席に突き刺した。1日巨人戦以来となる1発に「高めのストレートをうまくたたけました。風にもうまく乗ってくれて最高の結果にうれしいです。次の打席も頑張ります!」と話した。

◆DeNA佐野恵太外野手が、プロ初となる1試合2本塁打を放った。 1本目は2点を追う1回2死、中日笠原の4球目、高め138キロを捉えライナーで右翼席へ。1日巨人戦以来となる15号ソロに「高めのストレートをうまくたたけました。風にもうまく乗ってくれて最高の結果にうれしいです。次の打席も頑張ります!」とコメント。 さらに2回、1点を勝ち越し、なお2死満塁の場面。同じく笠原の5球目を捉え、同じく右翼席に2打席連発となる16号満塁弾を運んだ。自身初となる1試合2発に、悠然とダイヤモンドを周回。本拠ハマスタのファンから盛大な拍手を浴びると「打ったのはスライダーです。皆がつないでくれたチャンスだったので、必死に食らいついていきました。最高の結果になりうれしいです」と喜んだ。

◆中日は1回に福田の適時二塁打で2点先制。DeNAは1回に佐野が15号ソロ。2回は佐野の16号満塁弾などで一挙6点を挙げた。 DeNAは5回に桑原の13号2ランで加点。先発の上茶谷は2回以降立て直し、6回まで3安打2失点に抑えた。 DeNAがリードを守り切って2連勝。上茶谷が今季初勝利を挙げた。中日は序盤の大量失点が響いて3連敗。笠原が2敗目。

◆ルーキーのDeNA牧秀悟内野手が6月1日ソフトバンク戦、8月25日阪神戦に次いで3度目の1試合4安打。 4安打以上を3度マークした新人は16年高山(阪神)以来。セ・リーグ新人で3度は、50年の田部(西日本)藤田(国鉄)58年小坂(広島)67年武上(サンケイ)16年高山の5人に並ぶ最多タイとなった。なお、新人記録は50年蔭山(南海)の5度。

◆中日先発の笠原祥太郎投手が2回までに7失点してあっさりと逆転負けし、3連敗となった。 10月は1勝6敗と失速。ビジター球場では9連敗となり、与田監督は「明確な理由があるわけじゃない。相手投手との兼ね合いもある」と苦い表情。最下位のDeNAに0・5ゲーム差と肉薄され、9日にも今季初めて単独最下位に転落する可能性が出てきた。 ▽中日笠原(4回9安打7失点で2敗目)「先制していい流れをつくってもらったのに、それを壊してしまい申し訳ないです」

◆中日京田陽太内野手(27)が初回の左前打で入団から5年連続の100安打に到達した。 先頭で出て先制点につなげた。6回には右翼線へ二塁打を放って今季28回目のマルチ安打。節目を迎えたことに「いろいろな方に支えてもらっているおかげです。バッティングピッチャー、トレーナーさんに感謝です」と話した。 6点ビハインドの8回の第4打席ではDeNA2番手ピープルズの変化球に遊ゴロに倒れたが、全力で一塁を駆け抜けた。「何が起こるか分かりませんし、そういうところはしっかりやっていきたいです」。終盤から2年目岡林らが合流し結果を残しており、選手会長は劣勢の中でも背中で手本を示した。 この日で打席数を421に伸ばし、6年連続の規定打席到達も視野に入れた。打撃不振から5月末にはプロ初の2軍降格を経験したが、復調して打率を2割6分3厘としている。新人王を獲得した17年に記録した自己最高の打率2割6分4厘を超えるかもしれない。【伊東大介】

◆DeNA佐野恵太外野手がプロ初の1試合2本塁打を放ち、チームを2連勝に導いた。2点を追う1回2死、中日笠原から右翼席に15号ソロを突き刺すと、1点を勝ち越した2回2死満塁では、同じく笠原から2打席連発となる16号満塁本塁打を右翼席へ運んだ。 投げては3カ月ぶりの先発となる上茶谷が、7回3失点で今季初勝利。4番に座る牧も今季3度目の4安打固め打ちで、新人王争いに大きくアピールした。三浦監督の試合後の主な一問一答は以下の通り -上茶谷が器用さを見せた 「器用でしたけど、さすがに初回はガチガチでしたけどね。でも投げる度に上茶谷らしいというか、いろんな角度からボールを投げてましたし、野手の援護もあり、大胆に攻めていたかなと思います」 -援護もあり、本来の投球ができたということか 「本来というか、今日もいろいろ(腕の)角度を変えながら、落ち着いていったかなと。緩急を使いながら、同じ球種でもスピードを変えたり(腕の)角度を変えたりしてましたね」 -初めて1試合2本塁打を打った佐野の活躍は 「初ですか? そんな感じはしなかったですけど。先制され、その裏にすぐ点を返せたことで、流れを引き戻しましたし。2回もあのホームラン(16号満塁弾)が出てなかったら、流れがどうなる......。頼りになるキャプテンです」 -牧がまた打った 「また塗り替えましたか? 今シーズン、牧は本当に変わらず、どんな時でも試合に準備して臨んでくれてますし。シーズン終わった時に、何個記録を塗り替えているのか...。楽しみですね」 -今の4番については 「今、動かす必要はないかなと感じます。常に最善のプレーを考えてグラウンドに立ってくれています」

◆DeNAの佐野が、5年目で初の複数本塁打を放った。まずは一回2死から、笠原が投じた見逃せばボール球の高め直球を豪快にフルスイングし、右翼席へ15号ソロ。6試合ぶりのアーチに「うまくたたけた。風にもうまく乗ってくれた」とうなずいた。 続く二回2死満塁ではスライダーを完璧に捉え、2打席連発の16号アーチを右越えに放った。昨年7月24日以来、通算3本目のグランドスラム。「必死に食らい付いていった。最高の結果になりうれしい」と声を弾ませた。 自身初の全試合出場と2年連続打率3割の達成が近づく。チームが低迷する中、主将として頼れる姿を見せている。

◆DeNAが14安打9点で大勝した。0―2の一回に佐野のソロで追い上げ、二回も佐野の満塁本塁打など打者11人で大量6点を奪った。上茶谷は7回3失点で今季初勝利。中日は笠原が乱れ、3連敗で借金が今季最多の15となった。

◆悩み、苦しんできた右腕にようやく笑顔が戻った。先発したDeNAの上茶谷(かみちゃたに)大河投手(25)が、中日打線を相手に7回4安打3失点。今季最多107球の力投で、待望の今季初勝利を挙げた。 「久しぶりの勝利ということで、素直にうれしい。野手の方が打ってくれて、それに尽きます」 一回にいきなり2点を先制されるも、味方の援護を受け、二回以降はゼロ行進。七回も最少失点にとどめて、しっかりとリードを守った。 【プロ野球DeNA対中日】DeNA先発の上茶谷大河=横浜スタジアム(撮影・荒木孝雄) 東洋大から2019年にドラフト1位で入団。1年目から7勝(6敗)を挙げるも、3年目の今季は開幕ローテに入りながら3連敗。4月24日の阪神戦(甲子園)では1回6失点でノックアウトされ、試合後に即2軍落ちを通達された。 再調整の過程の中で、現役時代に内野手として活躍し、通算1591安打を放った仁志敏久2軍監督(50)から「打者目線」での助言を受けながら試行錯誤。「打ちにくい球」を求めて、場面によって、スリークオーターとサイドスローを使い分けるなど工夫。打者から見えるボールの出どころをかえた。後半戦初登板で見事に白星を挙げた。 心優しい右腕だ。京都学園高の後輩、岡田拓真さん(24)が、動体視力向上を目的としたAI搭載のハイテクメガネ「アイトレーナー」販売のための資金を集めるクラウドファンディングを行うと聞けば、自らも着用するだけでなく、チームの野手にも配布してPR。プロジェクトを積極的に支援した。 ようやくつかんだ1勝。「本当に今シーズン力になれていないので、最後まで諦めずに頑張ります」。進化を遂げた上茶谷がシーズンを戦い抜く。(浜浦日向)

◆DeNAの牧がセ・リーグの新人記録に並ぶシーズン3度目の1試合4安打をマークした。二回の第2打席に中前打を放つと、その後も快打を重ねた。3戦連続での4番起用の重圧をものともせず「前に佐野さん、後ろに宮崎さんがいるので自分は楽に打てている」と貫禄たっぷりだった。 打率は2割9分5厘まで達し、1年目での3割超えも見えてきた。ハイレベルな新人王争いを演じており「狙えるのは今年しかないので、全力で狙っていきたい」と改めて意欲を口にした。

◆中日の京田が新人から5年連続での100安打を達成した。一回に左前打で節目に乗せ「いろいろな方に支えてもらっているおかげ。打撃投手、トレーナーさんに感謝」と謙虚に話した。 今季は打撃不振で2軍落ちも経験した。それでも福留からアドバイスをもらうなど試行錯誤しながら少しずつ復調。後半戦は全試合に「1番・遊撃」で先発出場している。六回は右翼線二塁打も放ち、敗戦の中で存在感を示した。

◆ハマの主将が大暴れだ。DeNA・佐野恵太外野手(26)が二回、自身3年連続3本目となる満塁弾。第1打席に続く連発でプロ入り後初の1試合複数本塁打をマークし、5打点でチームを連勝に導いた。 「自分でもびっくりしています。走者をかえそうと自分のスイングを心がけ、それが最高の結果になって良かった」 2点を先制された直後の一回、笠原から右翼席へ15号ソロ。1点を勝ち越した二回2死満塁で、再び右翼席へと鮮やかなアーチをかけた。 チームトップ28本塁打のオースティンが左ふくらはぎの肉離れで離脱。窮地で佐野が打線を引っ張り、14安打9得点の大勝に「オースティンの穴を打者全員で少しずつ埋めようと、みんなが思っている」と胸を張った。(浜浦日向)

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ヤクルト
674416 0.604
(↑0.004)
M11
(-)
16567
(+4)
454
(+1)
129
(+1)
68
(-)
0.256
(-)
3.360
(↑0.02)
2
(-)
阪神
70537 0.569
(↓0.005)
3
(↓1)
13499
(+1)
485
(+4)
117
(+1)
106
(-)
0.246
(↓0.001)
3.460
(-)
3
(-)
巨人
595518 0.518
(↓0.004)
9.5
(↓1)
11511
(+2)
495
(+6)
157
(+1)
65
(-)
0.244
(-)
3.570
(↓0.02)
4
(-)
広島
536511 0.449
(↑0.005)
17.5
(-)
14489
(+6)
541
(+2)
109
(-)
58
(-)
0.262
(-)
3.890
(↑0.02)
5
(-)
中日
516616 0.436
(↓0.004)
19
(↓1)
10383
(+3)
450
(+9)
68
(-)
56
(-)
0.238
(-)
3.280
(↓0.05)
6
(-)
DeNA
506615 0.431
(↑0.005)
19.5
(-)
12524
(+9)
580
(+3)
133
(+3)
27
(-)
0.258
(↑0.002
4.230
(↑0.01)