ソフトバンク(★0対5☆)楽天 =リーグ戦21回戦(2021.10.06)・福岡PayPayドーム=
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楽天
10000022051210
ソフトバンク
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勝利投手:瀧中 瞭太(9勝4敗0S)
敗戦投手:マルティネス(9勝4敗0S)
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◆楽天は初回、島内の適時打で1点を先制する。そのまま迎えた7回表に、岡島の適時打で2点を挙げると、続く8回にも茂木の適時打などで2点を加え、リードを広げた。投げては、先発・瀧中が6回無失点の好投で今季9勝目。敗れたソフトバンクは、投打に精彩を欠いた。

◆楽天先発の滝中瞭太投手(26)が6回6安打無失点と好投し、今季9勝目の権利を持って降板した。 9月は4戦3勝0敗、防御率0・74と好成績を残した2年目右腕。この日は1回に1点の先制点をもらうと、直後の立ち上がりに1死二塁とピンチをまねくも栗原、柳田を打ち取る。2回も1死から連打で一、二塁としたが無失点。3回は3者凡退に抑えた。 だが4回、安打と四球で1死満塁とピンチを背負う。それでもリチャードを空振り三振、甲斐を右飛に抑えた。5回は3者凡退。6回も抑え、2試合連続のクオリティースタート(6回以上自責3以下)を達成した。「今日は変化球が全体的に良かったと思います。野手の皆さんがしっかり守ってくれるので、それに応えたいという気持ちで投げました。ゲームを作ることができて良かったです」と振り返った。 後半戦はこの日を含め防御率1・05と抜群の安定感。田中将をはじめ、岸、涌井、則本昂、早川ら好投手がそろう先発陣の中で開幕当初は"第6の男"が存在感を示した。

◆ソフトバンクは自力CS進出の可能性が消滅した。この日楽天に敗れ、引き分けを挟んで5連敗。3位との差は「4」に広がった。Bクラスとなれば4位に終わった13年以来8年ぶりで、工藤政権では初。残り14試合で、4年連続日本一軍団が窮地に追い込まれた。 工藤監督は再三「諦めずに戦っていくことが我々の義務。切り替えて次の試合に向かっていくことが大事」と話してきたが、日に日に苦しくなっている。前日5日の同戦は、初回に中村晃の逆転満塁弾で優位に進めたが、リリーフ陣が打ち込まれて逃げ切りに失敗した。CSを争う楽天との2連戦は1敗1分に終わった。

◆3位楽天が4位ソフトバンクを下し、ゲーム差を4に広げた。 1回に島内が先制適時打。リーグトップの90打点目をマークした。先発滝中は1、2回と得点圏に走者を置くもしのぐと、4回1死満塁も切り抜け、6回無失点。打線は7回に岡島の2点打、8回に茂木の適時打、山崎剛の犠飛で突き放した。先発滝中は自身4連勝で9勝目を挙げた。 チームはCS進出をぐっと引き寄せ、この日敗れた首位オリックスとのゲーム差を4・5に縮めた。

◆"ほぼ月間MVP男"の楽天滝中瞭太投手(26)が、自身初の2桁勝利へ王手をかけた。ソフトバンク打線を6回6安打無失点。初回の1点の先制点を守り、自身4連勝で9勝目を挙げた。4位ソフトバンクに4ゲーム差。チーム2年ぶりのCS進出を引き寄せた2年目右腕は「野手の方がすごく守ってくださるので、何とか恩返ししたいなと思って腕を振りました」と汗をぬぐった。 "ほぼ由伸級"だ。9月は4戦3勝、防御率0・74をマーク。13連勝中で9月の月間MVPを受賞したオリックス山本は4戦4勝、防御率0・90。滝中は白星では及ばずも、防御率は上回った。後半戦は6戦4勝、防御率1・05と抜群の安定感。10勝の則本昂に次ぎ、9勝は早川と並びチーム2位タイだ。「1つ1つチームの勝利に貢献できたらと思ってここまで来られた」とかみしめる。 思わぬエール? も励みになっている。1度の指名漏れを経て社会人から19年ドラフト6位で入団。1年目の昨季は2勝を挙げた。活躍を報じる新聞記事を両親が保存。滋賀の実家で大事に飾ってくれていたが、年が明けると跡形もなく片付けられていた。「1勝挙げるのは大変なのに...」。活躍ぶりを届けるために腕を振り、あれよあれよと白星を積み上げた。 チームはこの日敗れた首位オリックスに4・5ゲーム差と縮めた。開幕当初は田中将、岸、涌井、則本昂、早川に次ぐ"第6の男"だったが、今や欠かせない存在。「次もチームの勝利に貢献できるように1人1人腕を振っていきたいです」と頼もしい右腕が、逆転優勝への望みをつなげた。【桑原幹久】

◆楽天は初回2死二塁から島内の右前打で1点を先制した。ソフトバンクは2回1死一、二塁としたが後続が倒れ無得点。 ソフトバンクは4回1死満塁の好機をつくったが無得点。先発マルティネスは6回まで10奪三振の粘投。楽天も追加点が奪えない。 楽天は終盤に計4点を挙げ勝負を決めた。先発滝中は9勝目。ソフトバンクは5連敗でCSの自力進出の可能性が消滅した。

◆ソフトバンク先発マルティネス投手が7回に力尽きた。2死から連打を許すと岡島に右中間へ2点適時打を許し123球で降板。初回に1点を先制されながら150キロ台の直球に自慢のチェンジアップなどを交えて今季自己最多タイとなる11三振を奪ったが勝利に導けなかった。 「勝負どころでボールが甘くなってしまった。でも(捕手の)甲斐はいつも通りいい仕事をしてくれたし、野手のみんなにも助けられた。もう少し粘ることができれば良かった」。チームの連敗を止められず悔しさをかみしめた。

◆ソフトバンクが引き分けを挟んで5連敗を喫し、自力CS進出の可能性が消滅した。今季12度目の0封負けで、3位とのゲーム差は4に広がった。Bクラスでシーズンを終えれば、4位に沈んだ13年以来8年ぶりで、工藤政権では初の屈辱となる。残りは14試合。4年連続日本一軍団が窮地に追い込まれた。 工藤監督 後退したのなら勝っていくしかない。引き分けではなく、勝ってからCSというものは見えてくる。明日もゲームは続くので、下がった分だけ前に進みます。 1点を追う4回は1死満塁の絶好機でリチャードが空振り三振、甲斐は力ない右飛に。流れをつかみ損ねた。工藤監督は「あそこでリチャードを変える選択肢はないです。だったら何のために出しているのかっていう話になる。その結果はこちら側の責任です」と背負う。拙攻が響いて無得点に終わった。 3点ビハインドの8回には、勝ちパターンのモイネロを投入。逆転を信じて勝負手を打ったが、1死も奪えずに2安打2四死球2失点でKOされた。勝利への機運は一気に沈んだ。工藤監督は「ああいうこともあります。いつも調子がいいというわけではないので」とかばった。 3位楽天との今カードは2連勝をもくろんだが1敗1分け。前日の同戦は、3点リードでリリーフ陣が打ち込まれ、逃げ切りに失敗した。投打がかみ合わず、日に日に追い込まれていく。「王者」が崖っぷちに立たされた。【只松憲】

◆3位楽天が4位ソフトバンクを下し、ゲーム差を4に広げた。 1回に島内が先制適時打。リーグトップの90打点目をマークした。先発滝中は1、2回と得点圏に走者を置くもしのぐと、4回1死満塁も切り抜け、6回無失点。打線は7回に岡島の2点打、8回に茂木の適時打、山崎剛の犠飛で突き放した。先発滝中は自身4連勝で9勝目を挙げた。 チームはCS進出をぐっと引き寄せ、この日敗れた首位オリックスとのゲーム差を4・5に縮めた。 以下、石井一久GM兼監督(48)一問一答 --投打がかみ合った 序盤、滝中のピッチングがすごく、チームが終盤に得点ができた要因かなと思います。 --滝中は粘り強く投げていた 変化球も真っすぐもコマンド的にはかなりラインに乗っていたので、いい投球内容だったと思います。唯一挙げるなら少し球が高かったぐらい。でも別にすごいナイスピッチングだったと思います。悪いところは見つける必要もないんで、いいピッチングだったと思います。 --滝中は後半戦、安定した投球が続いている 今日も引き続きそれを実行してくれたというか、しっかりと変わらず今日もいいピッチングをしてくれたなと思います。 --マルティネスやモイネロら好投手から得点を挙げた もちろん、いい投手なので苦しんでいるのはしょうがないんですけど、その中でも積極的にスイングしていきながら、追い込まれたらしっかりと食らいつくところがバッターの方はすごくできていた。みんなでそうやって何とか攻略する、という部分で、7回にしっかりと中押しができたんじゃないかなと思います。本当に今日はバッター陣がすごく苦しみながら、いいアプローチをしてくれたおかげだったと思います。

◆"ワシンガン打線"が鷹を飲み込んだ。楽天が6日、ソフトバンク21回戦(ペイペイドーム)で12安打5得点と攻め立て、勝利をつかんだ。防御率1点台を誇る、東京オリンピック(五輪)米国代表右腕のマルティネスから3点を奪い、レギュラーシーズン最後の福岡2連戦で計27安打12得点と打線が活発。首位オリックスとのゲーム差を4・5と縮め、7日ロッテ戦(ZOZOマリン)へと乗り込む。123球目で、難攻不落の右腕を引きずり下ろした。1点リードの7回2死一、二塁。ここまで3三振の岡島が、カウント2-2から6球目の外角チェンジアップにバットを合わせた。快音を残し、打球は右中間フェンスに直撃。岡島は「1-0で来ていたので、本当に追加点がとれてよかった」と安堵(あんど)。のどから手が出るほどほしかった得点を奪い、防御率1点台のマルティネスをマウンドから降ろした。 打線が束になって、好投手を崩した。8回にはモイネロから連打と2四死球で1点を奪い、1アウトも取らせずに降板させた。12安打中、平行、もしくはボール先行からの安打が8本(ストライク先行3、初球1)。1安打平均4・3球を投げさせた。的確な見極めで打者有利なカウントを作り、甘く入った球を逃さない。まさに「好球必打」を実践した。 石井GM兼監督も打者陣の意地が見える粘りを称賛した。 「いい投手に苦しんでいるのはしょうがない。ただ、その中でも積極的にスイングしていきながら、追い込まれたらしっかりと食らいつけていた。みんなで何とか攻略するという部分で、7回に中押しできた。すごく苦しみながら、いいアプローチをしてくれたおかげだと思います」。 指揮官は常々「2ストライクアプローチ」という言葉を発する。簡単には打ち崩せない投手にも必ずある一瞬の隙。簡単には凡退しない強さが、その隙を確実に突くための原動力となっている。 シーズンも残り15試合。レギュラーシーズン最後の福岡を勝利で飾り、4ゲーム差で追う2位ロッテとの敵地戦へと向かう。岡島は「毎試合毎試合、チームの勝利に貢献できるように、打つだけでなく頑張りたいと思います」と言い切る。まだ差はある。ただ、上位2チームが見せる一瞬の隙を突くために、粘り強く攻め続ける。【桑原幹久】

◆"ほぼ月間MVP男"の楽天滝中瞭太投手(26)が、自身初の2桁勝利へ王手をかけた。ソフトバンク打線を6回6安打無失点に抑え、自身4連勝で9勝目。4位ソフトバンクに4ゲーム差とし、2年ぶりのCS進出を引き寄せた2年目右腕は「1試合1試合最後だと思って投げてきた結果です」と汗をぬぐった。 "ほぼ由伸級"だ。9月は4戦3勝、防御率0・74をマーク。9月の月間MVPを受賞したオリックス山本は4戦4勝、防御率0・90で、滝中は防御率で上回った。後半戦は6戦4勝、防御率1・05と抜群の安定感。10勝の則本昂に次ぎ、9勝は早川と並びチーム2位タイ。「開幕した時はそこまで勝てるとは思ってなかった」と驚くも「勝ちを意識しないといったらウソ。自分にできることを100%やった結果でついてくれれば」と貪欲だ。 思わぬエール? も背中を押す。1度の指名漏れを経て19年ドラフト6位で入団。1年目の昨季は2勝を挙げ、活躍を報じる新聞記事を両親が滋賀の実家で大事に飾ってくれていた。だが年が明けると跡形もなく片付けられていた。「1勝挙げるのは大変なのに...」。活躍ぶりを届けるためにも腕を振り、あれよあれよと2桁が見えてきた。 チームはこの日敗れた首位オリックスに4・5ゲーム差と縮めた。滝中は開幕当初は田中将、岸、涌井、則本昂、早川に次ぐ"第6の男"だったが、今や欠かせない存在。「身の丈にあった投球をしたい」と口ぶりにも頼もしさがにじみ始めた右腕が、逆転優勝への望みをつなげた。【桑原幹久】

◆ソフトバンクは今季12度目の0封負けで、自力CS進出の可能性が消滅した。試合後の工藤公康監督(58)の一問一答は以下の通り。 -先発マルティネスは7回途中3失点と粘った 工藤監督 悪くなかったと思いますよ。普段と一緒という風に見えました。2点を取られたあそこ(7回)じゃないですかね。 -打線は4回1死満塁の好機で流れをつかみ損ねた 工藤監督 そうなってしまいます。でも、あそこ(4回1死満塁)でリチャードを変えるっていう選択肢はないです。だったら何のために出しているのかっていう話になるので。その結果においてはしようがない。それは僕らが選手を選んで出しているので、こちら側の責任です。 -ビハインドの8回にモイネロを投入。逆転を信じての起用だったのか 工藤監督 そうです。(攻撃が)8、9回とあったんでね。ちょっといってもらおうとピッチングコーチと話をした上でだったんですけど、ああいうこともありますよ。いつも調子がいいというわけではないのでね。 -1死も奪えずに2安打2四死球2失点 工藤監督 どこかが悪いところがあるというわけではない。トレーナーの報告にもおかしいという報告は聞いてないので、それはないと思います。 -自力CS進出の可能性が消滅。今の位置をどう捉えている 工藤監督 毎日が大切な試合なので、負けたらその分開くのでね。1敗というのは1歩後退というわけではなく、2歩だと思う。勝つと負けるでは2ゲーム違うのでね。後退した分は勝っていくしかない。勝っていってCSは見えてくる。引き分けではどうすることもできない。そこはしっかり勝つために、僕もコーチ陣も含めてどうしていくかを考えて。選手もしっかり実行できるように伝えていく。また明日もゲームは続くので、下がった分だけ前に進みましょう。

◆"ほぼ月間MVP男"の楽天滝中瞭太投手(26)が、自身初の2桁勝利へ王手をかけた。ソフトバンク打線を6回6安打無失点に抑え、自身4連勝で9勝目。4位ソフトバンクに4ゲーム差とし、2年ぶりのCS進出を引き寄せた2年目右腕は「1試合1試合最後だと思って投げてきた結果です」と汗をぬぐった。 "ほぼ由伸級"だ。9月は4戦3勝、防御率0・74をマーク。9月の月間MVPを受賞したオリックス山本は4戦4勝、防御率0・90で、滝中は防御率で上回った。後半戦は6戦4勝、防御率1・05と抜群の安定感。10勝の則本昂に次ぎ、9勝は早川と並びチーム2位タイ。「開幕した時はそこまで勝てるとは思ってなかった」と驚くも「勝ちを意識しないといったらウソ。自分にできることを100%やった結果でついてくれれば」と貪欲だ。 思わぬエール? も背中を押す。1度の指名漏れを経て19年ドラフト6位で入団。1年目の昨季は2勝を挙げ、活躍を報じる新聞記事を両親が滋賀の実家で大事に飾ってくれていた。だが年が明けると跡形もなく片付けられていた。「1勝挙げるのは大変なのに...」。活躍ぶりを届けるためにも腕を振り、あれよあれよと2桁が見えてきた。 チームはこの日敗れた首位オリックスに4・5ゲーム差と縮めた。滝中は開幕当初は田中将、岸、涌井、則本昂、早川に次ぐ"第6の男"だったが、今や欠かせない存在。「身の丈にあった投球をしたい」と口ぶりにも頼もしさがにじみ始めた右腕が、逆転優勝への望みをつなげた。【桑原幹久】 楽天石井GM兼監督(9勝目を挙げた滝中に)「滝中の投球が終盤に得点できた要因。悪いところを見つける必要もないので、ナイスピッチングでした」

◆現実的にAクラス入りが目標となっているソフトバンクにとって、何とも痛すぎる黒星となった。3位楽天の2連戦は1敗1分け。白星を手にすることはできず、CS(クライマックスシリーズ)の自力進出の可能性も消滅してしまった。チームは5連敗。チームは再起動の余力すら失ってしまったのだろうか。 貧すれば鈍するというが、好転の兆しはいまだに見えてこない。7回に粘投の先発マルティネスが力尽き2点を献上。3点差となっても必勝に向けベンチは8回のマウンドにモイネロを送り込んだが、火に油を注ぐ結果となった。絶対的な信頼を置く「8回の男」は1死も取れず29球を投げ田中の救援を仰ぐ結果となってしまった。正念場の戦いに向けたチーム力が足りないと言ってしまえばそれまでだが、苦しみ抜く中でチーム内に諦めに似たムードが充満しているとすれば、今シーズンの不安だけにとどまらない。昨年、リーグVを奪回し、日本シリーズ4連覇を達成したとき、王貞治球団会長は言った。「選手たちが、自分でしっかりとやれるチームになった。そこが一番大きいし、そうなるのが最も難しいからね」。常勝チームとしての成熟度に王会長も大きな手応えを感じ取っていたのだが...。グラシアルや千賀、森ら主力選手が故障で長期離脱の不運もあったものの、ここまで培ってきた「チーム力」をなかなか発揮できなかったことも確かだろう。「強さ」を保持しながら世代交代を図るという難易度の高い作業も待ち受ける。残り14試合、最後の粘りを見せてもらいたいものだが、同時に戦力低下だけではない「敗因」をしっかり探ることも忘れてはいけない。【ソフトバンク担当 佐竹英治】

◆楽天は一回に島内の適時打で先制し、七回は岡島が2点二塁打を放つ。八回にも2点を加えた。4投手の無失点リレーで、6回無失点の滝中が9勝目を挙げた。ソフトバンクはマルティネスを援護できず、今季3度目の5連敗。

◆楽天の島内が一回2死二塁から先制適時打を放ち、リーグ最速で90打点に到達した。マルティネスが投じた内角高めのカットボールを詰まりながらも右前に運んだ。この日はチームメートの村林が24歳の誕生日で「村林、誕生日おめでとう」と勝利を引き寄せる一打で祝福した。 2戦連続の適時打でリーグトップの打点をさらに伸ばしたが「そこは自分だけではない。チーム全員の打点という感じ」と謙虚に口にする。4番打者として堂々の働きを示し、プロ10年目で初のタイトル獲得が見えてきた。

◆ソフトバンクは打線が奮わずゼロ封負け。5連敗となり、3位・楽天とは4ゲーム差に広がった。試合後、工藤公康監督(58)が代表取材に応じた。主な一問一答は以下の通り。 --マルティネスは6回2/3を投げて3失点 「悪くはなかったと思いますよ。普段と一緒という感じには見えましたけどね。あの2点取られたあそこじゃないですか」 --七回の続投は本人の意思も確信して 「はい、意思を確認した上で」 --打線は滝中から無得点 「データを見ても打っていないんですけどね。対戦もそんなに多くはなかった。きょうはというところではあったんですよ」 --流れをつかみ損ねたのは四回1死満塁か 「そうなっちゃいますけどね。でもあそこでリチャードを代える選択肢はないです。だったら何のために出しているのかという話になるので。結果(三振)は仕方ないと思うので、それは僕らが選手を選んで出しているので。それはこちら側の責任です」 --3点ビハインドの八回にモイネロを投入したのは、あれ以上の失点を防ぐため 「そうです。あそこはちょっといってもらおうと、投手コーチとも話をした上で。ああいうこともありますよ。いつも調子がいいわけではないので」 --1日のオリックス戦(京セラ)以来の登板だったが、間隔が空いた影響もあったのか 「本人に聞いてみないとわからないですけど、間隔がせまくておかしかったわけではないので。コンディションの問題というよりもその日の調子の問題ととらえています」 --マウンドの姿、投球自体でおかしいと感じたことは 「どこか悪いところがあるわけではないです。トレーナーの報告にも、別にモイネロがどこかを気にしているとか、聞いてはいないので。そこはないと思っています」 --自力CSが消滅した 「毎日が大切な試合。負けたらその分開くので。1敗は1歩後退ではなくて、2歩だと思うんですよ。勝つと負けるでは、2ゲーム違うので。後退したぶんは試合の中で勝っていくしかない。試合で勝っていって、その中でCSが見えてくるのかということなので。引き分けだとどうすることもできないので、相手の方が勝ち数が多いですから」

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ORIX
645016 0.561
(↓0.005)
-
(-)
13513
(+2)
461
(+3)
122
(-)
41
(+1)
0.252
(-)
3.360
(-)
2
(-)
ロッテ
614817 0.560
(↑0.004)
0.5
(↓1)
17533
(+4)
495
(+2)
111
(+2)
102
(-)
0.243
(↓0.001)
3.670
(↑0.02)
3
(-)
楽天
595415 0.522
(↑0.004)
4.5
(↑1)
15489
(+5)
458
(-)
99
(-)
45
(-)
0.248
(↑0.001
3.440
(↑0.02)
4
(-)
ソフトバンク
535620 0.486
(↓0.005)
8.5
(-)
14504
(-)
440
(+5)
116
(-)
82
(+1)
0.248
(-)
3.260
(↓0.02)
5
(-)
西武
486318 0.432
(↓0.004)
14.5
(-)
14476
(+2)
547
(+4)
103
(+1)
82
(-)
0.240
(↓0.001)
4.070
(↑0.01)
6
(-)
日本ハム
466117 0.430
(↑0.005)
14.5
(↑1)
19385
(+3)
467
(+2)
65
(-)
65
(+1)
0.229
(-)
3.480
(↑0.01)