ロッテ(☆2対0★)西武 =リーグ戦23回戦(2021.10.05)・ZOZOマリンスタジアム=
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西武
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ロッテ
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勝利投手:石川 歩(4勝3敗0S)
(セーブ:益田 直也(1勝5敗35S))
敗戦投手:髙橋 光成(11勝7敗0S)
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◆ロッテは初回、2死一塁からマーティンの適時二塁打で先制に成功する。続く2回裏には、田村の適時打が飛び出し、リードを広げた。投げては、先発・石川が6回1安打無失点の好投で今季4勝目。敗れた西武は、先発・高橋が力投を見せるも、打線が1安打無得点と沈黙した。

◆ロッテ藤岡裕大内野手(28)は今季の西武戦でカード別最高の打率3割5分9厘をマーク。今日先発の高橋には通算打率3割8厘と相性が良く、特に今季は10打数4安打の4割。

◆東京オリンピック(五輪)柔道男子100キロ級で金メダルを獲得した日本代表ウルフ・アロン(25=了徳寺大職)が始球式を行った。 柔道着姿でリリーフカーに乗って登場。降りると目の前に、柔道着姿の球団マスコット「謎の魚」が立ちはだかった。白球より先に魚を投げ飛ばし、はだしのままマウンドへ。投球は緩やかな放物線を描いて真っすぐミットに収まった。 「ノーバウンドでストライクが取れてよかったです。魚をさばくのが好きなので謎の魚に会えてうれしかったのですが、思っていたよりも弱すぎたので次回はもっと練習してきてください」と、謎の魚に出直しを命じた。 同試合は球団オフィシャルスポンサーである了徳寺大学の冠協賛試合イベント「了徳寺大学スペシャルナイター」として開催された。

◆先発はロッテ石川と西武高橋。ロッテが1回2死一塁、マーティンの適時二塁打で先制。2回2死三塁から田村の中前適時打で加点。 ロッテ石川が6回1安打無失点と好投し、2点リードでリリーフ陣につないだ。西武高橋も3回以降は追加点を許さず、終盤へ。 ロッテ投手陣が0封リレーを見せ、2連勝で貯金12。石川4勝目、益田35セーブ目。西武は3連敗。7回2失点の高橋が7敗目。

◆西武は3連敗を喫し、2年ぶりのリーグ優勝の可能性が消滅した。 先発高橋が7回2失点も、左手首の違和感で欠場した森不在の打線が1安打無得点と沈黙した。辻監督は「1安打じゃ勝てないよね。もうちょっと、しぶとさがないんでね」と指摘。2年連続のV逸には「我々は最後まで消化試合とは思ってないし、最後まで戦います」と決意を込めた。 ▽西武高橋(7回2失点も7敗目)「試合を作ることができただけに初回と2回の失点が響いてしまいました。2死からの失点ですし、もったいなかったです」

◆ロッテ石川歩投手が6回を1安打無失点に抑え、4勝目を挙げた。 三塁を踏ませたのは2回2死二、三塁の場面のみ。「まあ、いつも通りでいきました」と外角シンカーで西武戸川を左飛に打ち取った。101球を要し「ちょっと球数が多かった。次はもう少し長い回を投げたい」と反省も口にしたが、後ろをつないだ3投手はいずれも無安打で0封リレーを完成させた。

◆戦線復帰の喜びを乗せた。ロッテのレオネス・マーティン外野手(33)は1回2死一塁、1ボールから浮いたスライダーをたたいた。復帰後初スイングが右中間フェンス直撃の先制二塁打に。これが決勝点になった。「興奮しました。ようやくこの球場に戻ってきた。勝利に貢献できたのが一番うれしい」と笑った。 絶望から舞い戻った。9月19日、札幌で自打球を右足甲に当てた。診察で骨が折れていると分かった。「お医者さんに言われた時、今年の中で最悪の3、4分でした。去年のことを思い出して」。チームトップの25発を打った昨季も10月後半に負傷離脱。2位争いとCSに出場できなかった。 今回も直後は痛みがひどく、ペナントレース中の復帰は微妙なところだった。5日後、少し歩けるようになった。「ちょっといけるんじゃないかと、希望を持てるようになった」。1週間がたったころ、朝目覚めたら痛みが軽減していた。そのまま打撃練習を再開。患部はまだ、折れている。気力がバットを振らせた。 不在の間、1軍ではナインが自身の背番号「79」を帽子に入れたり、リストバントを着けて戦ってくれた。「17年間、キューバ、米国、日本でプレーしているが、こんなに素晴らしいチームメートを持ったことがない。彼らのために何ができるか」。1日でも早く戻りたい。背中を押された。 DHではあるが、いきなり4番でのスタメン復帰。コロナ禍で来日が遅れた夫人と4人の子どもが観戦に来ていた。11歳の長女と一番下の1歳の男の子は、パパのプレーを初めて生で見た。お立ち台で拍手を一身に受け、涙ぐみながら「100%、優勝できます」と言った父の姿は、幼心に深く刻まれたに違いない。【鎌田良美】 ▽ロッテ井口監督(マーティン復帰で2連勝)「マーティンの勝ちたいという気持ちが1打席目に出た。(今後も)DHです。打線に厚みが出て相手も嫌でしょうし、つながりが出てくると思います」

◆右足中間楔状骨(けつじょうこつ)骨折で離脱していたロッテのレオネス・マーティン外野手(33)が「4番・DH」でスタメン出場し、12試合ぶりに復帰する。 マーティンは9月19日の日本ハム戦(札幌ドーム)に「4番・右翼」でスタメン。自打球を右足甲に当て、翌20日の試合を欠場し、21日に出場選手登録を抹消されていた。 4日に行われたヤクルトとの2軍練習試合(ロッテ浦和)に「4番・DH」で出場し、右越え本塁打を放つなど2打数1安打。井口資仁監督(46)は「本人も行けるっていってますし、残り19試合頑張ってもらいたいと思います」と主砲の活躍に期待した。 2019年途中に来日したマーティンは3年目の今季、99試合出場で打率・249、リーグ3位タイの25本塁打、84打点の成績を残している。

◆右足中間楔状骨(けつじょうこつ)骨折で離脱していたロッテのレオネス・マーティン外野手(33)が「4番・DH」で復帰出場し、一回2死一塁で西武先発・高橋から先制の右中間適時二塁打を放った。 マーティンは復帰後初出場初打席のファーストスイングでタイムリー二塁打。9月19日の日本ハム戦(札幌ドーム)に「4番・右翼」でスタメン出場し、自打球を右足甲に当てて20日の試合を欠場し、21日に出場選手登録を抹消されていた。5日は12試合ぶりの復帰出場だった。

◆ロッテが4投手の無失点リレーで逃げ切った。一回にマーティンの適時二塁打で先制し、二回に田村の適時打で加点。石川が6回無失点で4勝目を挙げ、益田が35セーブ目。西武は打線がわずか1安打に抑え込まれて3連敗を喫した。

◆2位ロッテが快勝した。左足甲骨折から「4番DH」で復帰したマーティンが一回、2死1塁から右中間フェンス直撃の二塁打を放ち先制。二回には、2死三塁から田村の中前タイムリーが生まれ2点目を挙げた。 先発の石川は6回1安打無失点の好投。七回からは国吉、唐川、益田とつないで、投手陣は西武打線をわずか1安打に抑えた。石川は4勝目、益田はリーグトップ独走する35セーブ目。 ロッテは3日にチームの連敗を「4」で止めた後、これで2連勝。

◆西武はわずか1安打で本塁を踏めず、3連敗を喫した。辻監督は「1安打じゃ勝てないよね。(石川は)そんなに良くは見えなかったけど、何でだろうね」と首をひねった。 0―1の二回に重盗を決めて1死二、三塁としたが、山川が二飛、戸川が左飛に倒れて好機を生かせず、その後は得点圏に走者を進められなかった。監督は「状況に応じた打撃ができるか。ボール球を見送れるか。まだまだ勉強していかないと」と課題を指摘した。 高橋(7回2失点で7敗目)「試合はつくれただけに、初回と二回の失点が響いてしまった。2死からの失点でもったいなかった」

◆西武の森が左手首の違和感を訴えて欠場した。辻監督は「病院へ行ったが、大丈夫ということなので、明日は練習をやって(試合出場が)いけそうならいく」と説明した。

◆西武は今季11度目の零封負けでチームは3連敗を喫し、2年ぶりのリーグ優勝が完全消滅した。 先発の高橋は7回6安打2失点と粘投を見せたが7敗目。「試合を作ることができただけに、初回と二回の失点が響いてしまいました。2死からの失点ですし、もったいなかったです」と序盤の失点を悔やんだ。 エースを援護したかった打線は3割打者の森が左手首の違和感で欠場。ロッテの継投を前に二回に放った外崎の左翼線二塁打のみに抑えられた。辻監督は「(先発の石川は)そんなに良くは見えなかったけど、何でだろうね」と首をかしげた。 指揮官は今季、1年契約で就任5年目。残り15試合に向けて「われわれは消化試合だと思っていない。最後まで戦います」と語気を強めた。

◆ロッテの石川が6回1安打無失点の好投で4勝目を挙げた。三振は一つだけだったが、丁寧に打たせて取った。二回1死で外崎に浴びた二塁打以外は安打を許さず「田村に引っ張ってもらって何とか抑えることができた」とバッテリーを組んだ捕手への感謝を口にした。 優勝争いも大詰めを迎え、33歳のベテランの存在は大きい。「プレッシャーの中でやれているのがありがたい」と充実感に浸った。

◆復活を告げる先制タイムリー二塁打だ。ロッテの主砲、レオネス・マーティン外野手(33)が二塁ベース上で胸を張った。 「復帰戦いきなりチャンスで回ってきたので、何とかここで1本打っていいスタートを切りたかった。先制点を取ることができてよかった」 一回2死一塁で、西武先発・高橋がボールワンから投じた2球目のスライダーを強振した。主導権を握る右中間フェンス直撃の二塁打。12試合ぶりに出場し、復帰後初打席でのファーストスイングだった。 9月19日の日本ハム戦(札幌ドーム)で自打球を右足甲に当て、翌20日の試合を欠場した。21日に出場選手登録を抹消され「右足中間楔状骨(けつじょうこつ)骨折」と診断された。全治不明の重傷だった。 だが、予想を上回る驚異の回復。今月3日のイースタン最終・楽天戦に「4番DH」で4打席立ち、4打席目には右翼線二塁打を放った。4日のヤクルトとの2軍練習試合も「4番・DH」で、2打数1安打で右越え本塁打をたたき出した。 西武戦の試合前はいたって普通にフリー打撃を行い、満を持して出場選手登録された。4日に視察した井口監督は「本人もいけるっていってますし、残り19試合頑張ってもらいたいと思います」と期待した。 マーティン不在の11試合は4勝7敗。10月1日には首位から2位に転落した。この日は戻ってきた主砲の活躍に発奮したのか、先発した石川が6回1安打無失点と好投。3日の小島の完封勝利に続いて、2試合連続で4投手で完封リレーを完成させた。 首位オリックスも勝ち1・5ゲーム差は変わらず。ただ、主砲の復帰でロッテが間違いなく上昇気流に乗った。(山口泰弘)

◆今季11度目の零封負けで3連敗を喫し、2年ぶりのリーグ優勝が完全に消滅した。打線がわずか1安打。二回に放った外崎の左翼線二塁打のみに抑えられた。辻監督は「(石川は)そんなに良くは見えなかったけど、何でだろうね」と首をかしげた。指揮官は今季、1年契約で就任5年目を迎えた。残り15試合に向けて「われわれは消化試合だと思っていない。最後まで戦います」と語気を強めた。

◆石川が6回1安打無失点の好投で4勝目を挙げた。被安打は二回に打たれた外崎の左翼線二塁打だけ。本調子ではなかったというが、ボールを丁寧に低めへ集め「田村に引っ張ってもらって、何とか抑えることができました」と、10試合ぶりにスタメンマスクをかぶった田村のリードを称賛した。

◆涙の復活タイムリーだ!! 右足甲の骨折から戦列復帰したロッテのレオネス・マーティン外野手(33)が、一回2死一塁で先制の右中間適時二塁打。主砲がチームに流れを呼び込んだ。 「興奮しました。勝利に貢献できたのが一番うれしい。アリガトウ」 「4番・DH」で12試合ぶりに出場した主砲は、復帰後初打席の初スイングで快打。試合後のお立ち台では、目頭を押さえて涙ぐんだ。 9月19日の日本ハム戦(札幌ドーム)で自打球を右足甲に当てた。3日間は歩けず、同21日に右足中間楔状骨(けつじょうこつ)の骨折と診断された。欠場中は本拠地でオリックスとの直接対決を生観戦。同一カード3連敗に深く落ちこんだ。 チームは1日に首位から転落。来日3年目の助っ人は意を決し、完全にはくっついていない骨の上に特製のレガースを装着し、4日の2軍練習試合で本塁打を放った。この日はフル出場で4打数1安打1打点。井口監督は「100%ではないが、打席の中でのスイングがしっかりしている」と残り18試合もDHで起用する方針を示した。 8連勝の首位・オリックスとは、1・5ゲーム差のまま。だが、勝ち続ければ最短で9日に優勝へのマジック「11」が点灯する可能性がある。 欠場中は中村奨や荻野が帽子にマーティンの背番号「79」を記した。この日は9月中旬に来日した家族が今季初観戦。周囲の期待に応え、「100%の確率で優勝できます!!」と逆転Vを予告した。(山口泰弘)

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ORIX
644916 0.566
(↑0.003)
-
(-)
14511
(+9)
458
(-)
122
(+3)
40
(-)
0.252
(↑0.001)
3.360
(↑0.03)
2
(-)
ロッテ
604817 0.556
(↑0.005)
1.5
(-)
18529
(+2)
493
(-)
109
(-)
102
(-)
0.244
(-)
3.690
(↑0.03)
3
(-)
楽天
585415 0.518
(-)
5.5
(↓0.5)
16484
(+7)
458
(+7)
99
(+2)
45
(-)
0.247
(↑0.001)
3.460
(↓0.03)
4
(-)
ソフトバンク
535520 0.491
(-)
8.5
(↓0.5)
15504
(+7)
435
(+7)
116
(+3)
81
(+3)
0.248
(-)
3.240
(↓0.03)
5
(-)
西武
486218 0.436
(↓0.004)
14.5
(↓1)
15474
(-)
543
(+2)
102
(-)
82
(+2)
0.241
(↓0.001)
4.080
(↑0.01)
6
(-)
日本ハム
456117 0.425
(↓0.004)
15.5
(↓1)
20382
(-)
465
(+9)
65
(-)
64
(-)
0.229
(-)
3.490
(↓0.04)