1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
広島 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 3 | 12 | 0 | 0 |
中日 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1X | 4 | 9 | 0 | 0 |
勝利投手:R.マルティネス(1勝3敗20S) 敗戦投手:菊池 保則(2勝1敗0S) |
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◆中日が今季初のサヨナラ勝利。中日は3回裏、大島とビシエドの連続適時打で3点を先制する。その後同点とされるも、9回に2死満塁から高橋周が押し出し四球を選び、試合を決めた。投げては、2番手のR.マルティネスが今季1勝目。敗れた広島は、4番手・菊池保が誤算だった。
◆広島床田寛樹投手(26)は前半戦が8試合で1勝2敗、防御率3・98に対し、後半戦は5試合で4勝1敗、防御率0・77の好成績。後半戦に30イニング以上投げて0点台の防御率は12球団で山本(オリックス=0・63)と床田だけ。
◆広島は中日柳に3回まで2安打無得点。中日は3回1死満塁から大島の中前適時打とビシエドの2点適時打で3点を先制した。 広島は4回、会沢の適時打で反撃開始。5回には宇草の適時打で1点差とした。広島先発の床田は4回以降、6回まで無失点。 広島は7回、代打鈴木誠の適時打で同点とした。中日は9回2死満塁で高橋周が押し出し四球を選び連敗を3で止めた。
◆防御率と奪三振でトップに立つ中日柳裕也投手が、勝ち星でリーグトップに並ぶ11勝目を逃した。 1点リードの7回1死三塁で代打鈴木誠に痛恨の同点適時打を許した。その後のピンチを断ち、8回133球を投げたが11安打3失点。「非常に苦しいピッチングでしたが木下さんが引っ張ってくれたと思います。前半、リードしてもらったのに吐き出してしまって申し訳ないです」と反省していた。チームは9回に高橋周が押し出し四球を選びサヨナラ勝ちした。
◆中日2年目の岡林勇希外野手が今季初のサヨナラ勝ちを呼び込んだ。同点の9回2死一、二塁で代打に起用され、菊池保から中前打。 満塁となり、続く高橋周が押し出し四球を選び連敗も3で止まった。「チャンスで代打に送っていただいたのでストレートをとらえることを意識して、空振りをしないよう、自分で決める気持ちで打席に入った。いい結果につながってよかったです」と笑顔で振り返った。 ▽中日高橋周(9回2死から今季初のサヨナラ勝ちとなる押し出し四球を選び)「岡林がつないでくれたので何としてもなんとしてもランナーを返さないといけないと思い打席に入りました」
◆広島がサヨナラ負けで4連敗を喫した。 3-3の同点の9回、ここ3試合登板機会がなかった守護神の栗林良吏を温存し、菊池保則投手を投入。2死満塁のピンチで高橋周平内野手に押し出し四球を与え、最悪の形で敗戦となった。佐々岡監督は「(菊池保は)勝負球が甘いとか、経験がある投手で、押し出しというのはね」と厳しく指摘。栗林の起用については「週初めでもあるし、セーブシチュエーション以外では使わないと試合前から決めていた」と説明した。
◆広島鈴木誠也外野手(27)が、2戦ぶりの出場で存在感を示した。 1点を追う7回1死三塁で、先発床田の代打で登場。カウント2-1からの4球目、中日柳のカットボールを捉え、左前へ運ぶ一時同点タイムリーを記録した。「いい投手なので、甘い球はあまり来ない。前進守備だったので、気持ち的には当たれば何とかなるかなと思っていた」。すぐに曽根が代走に送られ、ベンチに下がった。 主砲は蓄積疲労によるコンディション不良とみられ、3日のヤクルト戦を欠場。2試合連続でベンチスタートとなっていた。この日の試合前練習では打撃練習と守備練習のみを行い、走塁練習は回避した。佐々岡監督は「今日は代打ということで。明日以降はまた状態を見ながら」と話すにとどめた。 1打席をものにし、打率を3割2分1厘に上げて首位打者をキープした。
◆広島2年目の宇草孔基外野手(24)が、2安打1打点とアピールした。 羽月に代わってこの日1軍に昇格し、「1番右翼」で先発。3回2死からしぶとく左前打を放つと、2点を追う5回1死三塁からは、中日柳の低めの変化球を中前にはじき返す適時打を放った。「何とかチャンスで1本打ててよかったです」。野間の故障離脱によって空いた「1番」を、大盛、羽月ら若手で競わせる形となっている。佐々岡監督は「チャンスだと思ってやってもらいたい」と奮起を促した。
◆中日が今季初めてサヨナラ勝ちし、連敗を3で止めた。3―3の九回2死満塁から高橋周が押し出し四球を選んだ。柳が8回3失点と粘り、R・マルティネスが今季初勝利。3点差を追い付いた広島は菊池保が乱調で、4連敗となった。
◆中日は今季初のサヨナラ勝利で、連敗を「3」で止めた。与田剛監督(55)の試合後の主な一問一答は以下の通り。 ――柳が8回11安打3失点の粘投 「調子がいいほうではなかったと思う。何とか最少失点で、勝つために何とか、という執念を感じましたね」 ――どのあたりが良いときと違った? 「毎回、同じではないのでね。フォームの微妙なバランスや相手の対応とかもある。一概にこれが、というわけではないですけど、ストライクとボールが少し、ハッキリとしたかな。そういうところ」 ――三回に3点を先制。下位打線からうまくつながった。ビシエドも11試合ぶり打点 「久しぶりにスタメンの渡辺が今日は2安打。いい状態でチャンスを作ってね。ビシエドもヒットにならない中でいい当たりが出ていたので、それがきょうはいい結果になったと思います」 ――九回2死一、二塁で代打・岡林を起用し、中前打も放った。どういう思いで送り出したか 「もちろん彼の足の速さもあるし、シュアな打撃もある。初球から思い切って振れるというのは、チャンスではすごく強み。そういった部分ではファウルの形もすごく良かったし、われわれの期待に応えてくれたと思っています」 ――今後にどうつなげてほしいか 「若い選手は当然、将来のドラゴンズのスターになってほしいわけですから、ベテランも頑張っているし、そのベテランを脅かす存在はどんどん出てきてほしいと思うし、いろんな意味でそれぞれの世代が頑張っていますから」 ――高橋周は最後に選びきってサヨナラの押し出し四球 「ああいうところでのストライクとボールの見極めというのは非常に難しいところですからね。今季初のサヨナラ勝ちということも含めてよかったんじゃないかなと思います」
◆中日・柳裕也投手(27)が先発し、8回11安打3失点だった。 「非常に苦しいピッチングでしたが、木下拓さんが引っ張ってくれたと思います。前半にリードをもらったのに吐き出してしまって、申し訳ないです」。三回に3点の援護をもらったが、四回に会沢、五回は宇草に適時打を浴びて1点差。七回1死三塁では代打・鈴木誠に三遊間を破る左前同点打を浴びた。 しかし、逆転の1点は許さない。八回は1死一、二塁のピンチを招いたが、大きな声をあげながら腕を振り、気迫を全面出す。8番・大盛をチェンジアップで空振り三振に打ち取り、続く代打・松山も一ゴロに仕留めてゼロで乗り切った。 2年ぶりの2ケタ10勝目から足踏み。この日、セ・リーグトップ11勝の巨人・高橋は黒星を喫したが、阪神・青柳は11勝目を挙げて、最多勝争いは混沌としてきた。このほか防御率、奪三振、勝率も含めた4冠獲得も視野に入る。この粘りを次戦以降につなげたい。
◆広島の鈴木誠が2試合ぶりに出場し、代打で適時打を放った。2―3の七回1死三塁で柳のカットボールを捉え、前進守備の三遊間を強烈なゴロで破った。「いい投手なので甘い球はあまり来ない。トコ(床田)の代打だったので、同点に追い付くことができて良かった」と語った。 疲労を考慮されて3日のヤクルト戦を欠場し、この日も先発を外れた。チームはサヨナラ負けで4連敗を喫したが、リーグトップの打率3割2分1厘を誇る主砲がここ一番で勝負強さを発揮した。
◆中日が今季初のサヨナラ勝ちし、連敗を「3」でストップ。高橋周平内野手(27)が同点の九回2死満塁で押し出し四球を選んで決めた。 「岡林がつないでくれたので、何としてでも(走者を)かえさないといけないと思って、打席に入りました」 負けはなくなった状況下で広島は菊池保がマウンドへ。2四球で1死一、二塁とし、ビシエドの放った鋭いライナー性当たりが、二塁・菊池涼の大ジャンピングキャッチに阻まれた。ドーム内はため息が充満する。この雰囲気の中で代打として送り出されたのが2年目の岡林だった。カウント1―2からフォークをとらえて中前打。前進守備を敷かれていたため、代走で出ていた俊足の高松は三塁ストップ。後輩の執念のつなぎに、キャプテンが燃えないわけがなかった。 「つなぐって相当、技術も気持ちも要りますし、それを無駄にしたくなかった」。低めの直球を見送ってフルカウントにし、最後は低めへのフォークを見極めた。試合を決着させると、右こぶしをグッと握り一塁へ。仲間からウオーターシャワーの祝福を受け、笑顔を見せた。 「結局、柳に勝ちをつけられていないですし、いっぱい迷惑をかけている。投手の人たちに恩返しがしたい」 最多勝などのタイトルを争う柳は8回3失点と粘るも、勝利投手になれず。高橋周は野手の1人として申し訳なさも感じているが、今後の戦いでしっかりと貢献するつもりだ。
◆九回2死満塁で押し出し四球を選び、中日にとって今季初のサヨナラ勝ちに貢献した高橋周は「何としても走者をかえしたいと思っていた。四球だったが1点を取れてよかった」とほっとした様子だった。 この回の2死一、二塁では代打岡林が中前打でつなぎ、大きな役割を果たした。2年目の成長株は「自分で決める気持ちで打席に入った。いい結果につながってよかった」と満足した様子だった。
<セ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
ヤクルト |
64 | 44 | 16 | 0.593 (↑0.004) | - (-) |
19 | 559 (+3) | 453 (+2) | 128 (+2) | 67 (-) |
0.257 (-) | 3.430 (↑0.01) |
2 (-) |
阪神 |
69 | 51 | 7 | 0.575 (↑0.004) | 1 (-) |
16 | 493 (+5) | 477 (+2) | 114 (+1) | 106 (-) |
0.247 (-) | 3.490 (↑0.01) |
3 (-) |
巨人 |
59 | 52 | 18 | 0.532 (↓0.004) | 6.5 (↓1) |
14 | 509 (+2) | 485 (+3) | 156 (-) | 65 (-) |
0.246 (-) | 3.570 (-) |
4 (-) |
中日 |
51 | 63 | 16 | 0.447 (↑0.005) | 16 (-) |
13 | 375 (+4) | 429 (+3) | 67 (-) | 56 (-) |
0.238 (-) | 3.180 (↑0.01) |
5 (-) |
広島 |
50 | 65 | 11 | 0.435 (↓0.004) | 17.5 (↓1) |
17 | 471 (+3) | 534 (+4) | 107 (-) | 57 (+1) |
0.262 (↑0.001) | 3.930 (-) |
6 (-) |
DeNA |
48 | 65 | 15 | 0.425 (↓0.004) | 18.5 (↓1) |
15 | 511 (+2) | 572 (+5) | 129 (-) | 26 (-) |
0.257 (-) | 4.270 (-) |
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