巨人(3対3)DeNA =リーグ戦23回戦(2021.10.03)・東京ドーム=
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DeNA
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巨人
0000101013502
勝利投手:-
敗戦投手:-

本塁打
【DeNA】宮﨑 敏郎(16号・5回表ソロ)
【巨人】廣岡 大志(3号・5回裏ソロ),丸 佳浩(18号・7回裏ソロ)

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◆DeNAは5回表、宮崎のソロと佐野の適時二塁打で3点を先制する。対する巨人は、2点を追う7回に丸のソロで一点差に迫ると、9回には2死二塁から代打・大城の適時二塁打が飛び出し、土壇場で試合を振り出しに戻した。続く好機では追加点を奪えず、試合は規定により引き分けに終わった。

◆前日2日のDeNA戦前の練習で右肘の違和感により先発を回避した巨人山口俊投手(34)が、出場選手登録を抹消されずに1軍で調整を続けることになった。 一夜明けたこの日は試合前練習に参加し、キャッチボールなどを行った。今後は状態を注視しながら、8日の広島戦(マツダスタジアム)の先発を目指す予定。宮本投手チーフコーチは「大丈夫そう。今日はキャッチボールできていたので」と、ほっとした表情で語った。 山口抹消時に備えて1軍に合流していた井納翔一投手(35)は、中継ぎ強化のため、約4カ月ぶりに1軍に昇格した。1軍では5試合で0勝1敗、防御率14・40で、5月20日に出場選手登録を抹消。その後は2軍で調整し、イースタン・リーグでは24試合6勝7敗2セーブ、防御率4・07も、直近は6試合連続無失点と状態を上げていた。宮本投手チーフコーチは「今、登板過多でですね、デラロサも3連投で、畠も昨日、39球投げている。だから1人でも多く投手ほしいので、井納を急きょ登録することにしました。もう勝つしかないので。デラは上がるけど、ヤクルト戦に合わせて調整させます」と説明した。代わって重信慎之介外野手(28)が抹消された。

◆DeNA宮崎敏郎内野手が、先制の16号ソロ本塁打を放った。 5回無死、ここまで無安打と好投していた巨人先発戸郷の7球目、内角への148キロ直球を、肘をたたんで体の回転で捉え、左翼席へ運んだ。好打者らしい技ありの先制弾に「インコースのボールにうまく反応することができました。イニングの先頭だったので、とにかく塁に出ることを意識していました。(先発の)今永が頑張っていたので、援護することができうれしいです」と喜んだ。

◆先発は巨人が戸郷で、DeNAが今永。3回まではそろって無安打無失点の6奪三振と、最高の立ち上がりを見せた。 DeNAは5回に宮崎の先制ソロなどで3得点。巨人はその裏、代打広岡が3号ソロ。中4日で先発の戸郷は5回3失点で降板。 巨人が土壇場で引き分けた。9回2死二塁から代打大城が同点二塁打。DeNA今永は7回3安打2失点も6勝目はならず。

◆DeNAは"流動的守護神"伊勢大夢投手(23)が打たれ、15度目の引き分けに終わった。 1点リードの9回、初めてセーブ機会に登板した2年目右腕は、2死二塁から代打大城に同点二塁打を浴びた。山崎が1日に2軍降格し、三嶋も巨人戦の防御率11・17と相性は最悪。三浦監督は「あの場面は伊勢が一番いいと思ったからマウンドに上げた。ひっくり返されなかったことはプラスに捉えて、生かしてもらえれば」と話した。今後の守護神については「流動的です」と強調した。 ▽DeNA今永(7回を今季最多13奪三振で2失点)「中継ぎ陣のことを考えたら次のイニングまで投げられる球数にしたかったです。フルカウントにしてしまうことが多く無駄な球数が多くなってしまいました」

◆巨人が土壇場で追い付いた。1点を追う9回、2死二塁から代打大城が適時二塁打を決めた。その後も満塁まで攻めたてたが、サヨナラ勝ちは飾れず。それでも原監督は「最後に1点を追いつくことができたというところですね」と、同点に価値を見いだした。 中日戦3連敗で迎えた今カードは2勝1分けと復調気配は出てきた。原監督が助言を続ける丸が1発を放ち、この日に直接指導の岡本和は2四球。中4日で先発の戸郷は5回3失点で踏んばった。中4日、中5日の間隔で登板する先発陣に「弱音も吐かずに、逆に意気に感じてね。いいものが植え付けられたと思いますね。一体感の中でやってくれている」と目を細めた。 5日から5・5ゲーム差で追う首位ヤクルトと3連戦。敵地神宮で挑む正念場に向け「今の立場からいくと直接対決というのが望むところ」と必勝を期した。 ▽巨人大城(9回2死二塁、代打同点的二塁打)「絶対に打つ気持ちしかありませんでした。残り試合も少ないですが、全部勝つ気持ちでいます。最後まで諦めません」

◆DeNAは"流動的守護神"伊勢大夢投手(23)が打たれ、今季15度目の引き分けに終わった。1点リードの9回から初めてセーブ機会に登板した2年目右腕は、2死二塁から代打大城にフェンス直撃の同点二塁打を浴びた。先月中旬から守護神に返り咲いた山崎が1日に2軍降格し、三嶋も巨人戦の防御率11・17と相性は最悪の状況だった。 三浦監督の試合後の主な一問一答は以下の通り-9回の1点リードで伊勢を起用したが、決め手となったポイントは ポイントですか? あの場面では伊勢が一番いいと思ったからマウンドに上げました -登板内容については 本人もああいいう場面で、緊張もあったと思いますが、先頭ストレートのフォアボールもありましたけど、使っているのはこっちなので。9回2アウト、最後のアウト1つ取るのがどれだけ大変か、本人が一番感じたし、これを良い経験にしてくれればと思います -先発今永の投球は 良かったと思います。ボールの走りもよかったですし。三振が多かった分、球数も増えましたけど、非常にいいピッチングをしていたと思います -9回は全て伊勢に任せたという起用だったのか はい。任せました -「流動的」と話していたが、代打(左打者の)大城に左投手ではなく伊勢を続投 流動的...。もちろんカバーはしていましたし、流れ的に最後は伊勢に任せました -伊勢は同点にはされたが、そこで踏みとどまったのは大きいか そうですね。確かに追いつかれたのは痛いですよ。リードしていましたし、今永の勝ちが消えましたから。でも、そこをひっくり返されなかったところは、プラスに捉えて。こういう経験を、伊勢の中で生かしてもらえればと思います -打線は1番に神里。起用の理由は 決め手というか、昨日もいいところ(8回1死から)代打で打ってますし。今日は守りのことも考えて神里を使いました -打線は5回に3点。その後追加点をとれなかったのが痛かった そうですね。追加点というところで、ダブルプレーがあったり、バントミスもありましたから -また9回の話に戻るが、巨人は4、5番(岡本和、ウィーラー)。右バッターが続いたことも、伊勢を起用した理由か 右バッターだからというのは関係ないですね。伊勢の力のあるボールでと -確認だが、守護神は伊勢で固定ではない はい。現時点は。流動的です

◆DeNA今永昇太投手(28)が、今季最多13奪三振で7回2失点の力投も"流動的守護神"の伊勢が9回に追いつかれ、勝敗なしに終わった。 2失点はいずれもソロ本塁打によるもの。7回を今季最多タイとなる118球、3安打で巨人打線を封じ、エースとしての存在感を示した。 キレのいいストレートとカットボールを軸に、2回先頭からの5者連続空振りを含む、今季3度目の2ケタ奪三振をマーク。ハイクオリティースタート(7回以上、自責点2以下)でゲームを作った左腕だが、降板後のベンチでは悔しそうな表情を浮かべた。 今永 7回2失点ではありましたが、中継ぎ陣のことを考えたら次のイニングまで投げられる球数にしたかったです。慎重に攻めていって三振を取れましたが、フルカウントにしてしまうことが多く無駄な球数が多くなってしまいました。失点した後に次の得点を与えなかったことは良かったです チームは中継ぎ陣の登板過多が続く上に、先月中旬から守護神に返り咲いた山崎が1日に2軍降格。三嶋も巨人戦の相性が悪い状態で、三浦監督も守護神起用については「流動的」と話すほど台所事情は厳しい状況。できれば完投・完封を目指したかったのだろう。 昨年の左肩手術から完全復活を果たした今永は、ここまで5勝4敗、防御率2・86と安定した成績を残す。残り登板は多くて3試合ほど。1イニングでも長く-。エースとして最後まで力強く左腕をふるう。

◆DeNA・今永昇太投手(28)が先発し、球団史上17人目の通算700奪三振をマークした。 試合前時点で693奪三振。二回は3者三振とするなど四回までに毎回の8三振を奪った。700奪三振目は四回1死で坂本(巨人)から。直球で2ストライクと追い込み、最後は138キロチェンジアップを沈めて空振り三振とした。 球団の通算奪三振数の最多は三浦大輔現監督の「2481」。

◆巨人が引き分けに持ち込んだ。0―3の五回に代打広岡のソロ、七回には丸のソロで1点差とし、九回に代打大城の適時二塁打で追い付いた。DeNAは五回に宮崎のソロなど4長短打で3点を奪った以外は、打線がつながりを欠いた。

◆DeNAのエドウィン・エスコバー投手(29)がNPB通算100ホールドを達成した。 1点リードの八回に登板し、7球で1安打無失点。今季30ホールド目を挙げ、大台に到達した。 今季はこれで57試合に登板し4勝4敗30ホールド、防御率3・13。「オトコハダマッテナゲルダケ」が信条の左腕は2018年から4年連続50試合登板を果たし、大車輪の活躍でブルペンを支えている。

◆巨人は中4日で先発した戸郷が五回に3点を先行されたものの広岡、丸のソロで1点差に詰め寄ると、九回2死二塁で代打・大城が右翼へフェンス直撃の同点適時二塁打を放ち、引き分けに持ち込んだ。原監督が試合を振り返った。 --最後までよく粘った 「そうですね。粘りは結構あると思うんだけどね」 --欲を言えば勝ち切りたかった 「それは、そう。両軍ともにだよね」 --戸郷は中4日で5回3失点 「ボールはすごくいいと思うんだけどね。あとは、う~ん、ね。もうちょっと慎重さがあっていいと思うんだけどね」 --すごくテンポのいい投手だが 「テンポがいいというのと、もう少し慎重さというのは必要だと思うね。コンディションの作り方は、中4日で週のはじめに投げた人が日曜日にというのは、非常にいい形で出てきていると思いますね。今年は先発ピッチャーが少ないという中でみんなで話し合って『よっしゃ、行こう!』という中で(先発5人体制が)始まっているんですけど、非常にいいですね。弱音も吐かずにね。逆に意気に感じて、早めに回ってくるということにおいては、いいものが植え付けられたと思いますね」 --打線は 「これも練習の姿勢とかね、野球に対する、ミーティングも含めてね、非常に一体感の中でやってくれていると思いますね」 --丸君にも一発が 「点取りゲームでね、1点を上回ることはできなかったと。しかし、最後に1点を追いつくことができたと、いうところですね」 --試合前には岡本に直接の指導も 「まあまあ、明後日から打つでしょう。四球もとっているしね」 --週明けから首位・ヤクルトと戦う 「ええ! そこはわれわれは何と言うか、今の立場から行くと直接対決というのが望むところというところですよね!」

◆DeNAの今永が今季最多の13三振を全て空振りで奪った。序盤から直球が走り、球速差の少ないチェンジアップとのコンビネーションがさえ渡った。二回の先頭打者から5者連続で記録し、降板直前の七回にも三つを積み上げた。 7回3安打2失点と好投。左肩手術からの完全復活を印象づけたが、交代時は珍しくベンチで悔しさをあらわにし「中継ぎ陣のことを考えたら次の回まで投げたかった。フルカウントにすることが多く無駄な球が多くなった」と反省ばかり口にした。

◆DeNAが抑え投手で苦しんでいる。3―2の九回に2年目の伊勢をマウンドに送ったが、2死二塁で大城にあと少しで逆転サヨナラ本塁打となる同点打を浴び、プロ初セーブを逃した。逃げ切りに失敗したチームは16試合を残して今季の勝率5割以下が確定した。 三嶋は巨人戦の防御率が11・17と悪く、山崎は1日に不振のために2軍に降格した。三浦監督は「伊勢は最後のアウトを一つ取るのがどれだけ大変か感じたと思う。いい経験にしてくれれば」と前向きに話したが、抑えが固定できない状況が続いている。

◆土俵際で執念の粘りを見せた。2-3の九回2死二塁。代打で打席に立った巨人・大城卓三捕手(28)が右翼フェンス直撃の適時二塁打を放ち、球団最多を更新するシーズン18度目の引き分けに持ち込んだ。 「絶対に打つ気持ちしかありませんでした。負けなかったのは良かった」 カウント2-2と追い込まれながら伊勢の変化球に食らいつき、打球をフェンス最上部まで飛ばした。二塁へ気迫のヘッドスライディングを見せ、チームを鼓舞。代走が送られベンチに戻ると、ナインから総立ちの拍手喝采を浴びた。 与えられた場所で役割を全うする。先発を小林に譲った前日は一塁で先発出場。この日はベンチ裏の鏡のある部屋で素振りを繰り返し、出番に備えた。今季の代打での打率は・400(15打数6安打)。球団の捕手では阿部慎之助以来の2桁本塁打を達成した〝打てる捕手〟は、攻撃の切り札としても逆転Vに貢献しようとしている。 ■大城「全部勝つ」5日からヤクルト3連戦 最大3点差をつけられただけに、原監督は「最後に1点を追い付くことができた」と引き分けを前向きに捉えた。5日からは神宮球場で5・5ゲーム差で追う首位・ヤクルトとの3連戦に臨む。指揮官が「今の立場からいくと、直接対決というのは望むところ」と言えば、大城も「全部勝つ気持ちでいます」と言い切った。残すは15試合。諦めている者は、誰一人いない。(樋口航)

◆巨人・原辰徳監督(63)が中4、5日の「先発5人体制」に手応えを口にした。この日は9月28日の中日戦で7回121球を投げた戸郷が中4日で先発し、5回81球で4安打3失点。指揮官は「先発が少ない中でいいものが植え付けられた」とした。9月から、6連戦の場合は中5日をベースに、火曜日の先発が中4日の日曜日に投げる戦い方を続けている。2日は山口が右肘の違和感で先発を回避したが、軽症のもようで、8日の広島戦先発を目指す方針も決まった。

◆先発のDeNA・今永が今季最多の13三振を全て空振りで奪った。四回1死で坂本から2打席連続の空振り三振を奪い、球団史上17人目の通算700奪三振を達成。7回3安打で、失点はソロ2本の好投だったが、エースは「中継ぎ陣のことを考えたら次のイニングまで投げられる球数にしたかった」と悔しさをにじませた。また、1点リードの八回に登板したエスコバーが今季30ホールドで、NPB通算100ホールドに到達した。

◆DeNAは守護神不在が響き、引き分けに持ち込まれた。開幕から抑えで起用していた三嶋が不調で、山崎も1日に2軍で再調整となった。三浦監督は「現時点では流動的」と2年目の伊勢に九回を託したが、大城に同点打を浴びて、プロ初セーブはならず。指揮官は「追いつかれたが、ひっくり返されなかったことはプラスに捉えて。この経験を生かしてもらえたら」と前を向いた。

◆先発のDeNA・今永が今季最多の13三振を全て空振りで奪った。四回1死で坂本から2打席連続の空振り三振を奪い、球団史上17人目の通算700奪三振を達成。7回3安打で、失点はソロ2本の好投だったが、エースは「中継ぎ陣のことを考えたら次のイニングまで投げられる球数にしたかった」と悔しさをにじませた。また、1点リードの八回に登板したエスコバーが今季30ホールドで、NPB通算100ホールドに到達した。

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ヤクルト
634416 0.589
(↑0.004)
-
(-)
20556
(+4)
451
(+1)
126
(+1)
67
(+1)
0.257
(-)
3.440
(↑0.02)
2
(-)
阪神
68517 0.571
(↑0.003)
1
(-)
17488
(+1)
475
(-)
113
(+1)
106
(-)
0.247
(-)
3.500
(↑0.03)
3
(-)
巨人
595118 0.536
(-)
5.5
(↓0.5)
15507
(+3)
482
(+3)
156
(+2)
65
(+1)
0.246
(-)
3.570
(-)
4
(-)
中日
506316 0.442
(↓0.004)
16
(↓1)
14371
(-)
426
(+1)
67
(-)
56
(+1)
0.238
(-)
3.190
(↑0.01)
5
(-)
広島
506411 0.439
(↓0.003)
16.5
(↓1)
18468
(+1)
530
(+4)
107
(-)
56
(-)
0.261
(↑0.001)
3.930
(-)
6
(-)
DeNA
486415 0.429
(-)
17.5
(↓0.5)
16509
(+3)
567
(+3)
129
(+1)
26
(-)
0.257
(↓0.001)
4.270
(↑0.01)