1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
西武 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 3 | 0 | 0 |
日本ハム | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 1X | 3 | 6 | 0 | 1 |
勝利投手:杉浦 稔大(2勝2敗24S) 敗戦投手:平良 海馬(2勝3敗19S) 本塁打 |
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◆日本ハムがサヨナラ勝利。日本ハムは1点ビハインドの8回裏、代打のR.ロドリゲスのソロで、試合を振り出しに戻す。続く9回には、2死満塁の好機から代打・西川が適時打を放ち、試合を決めた。投げては、4番手・杉浦が今季2勝目。敗れた西武は、4番手・平良が誤算だった。
◆日本ハム加藤、西武渡辺の両先発。西武は2回1死一、二塁から外崎が左翼フェンス直撃の先制適時二塁打。戸川の中犠飛で加点。 中盤は両先発が好投。西武渡辺は6回1死まで完全投球。中島に初安打を許すも、後続を打ち取り6回まで無失点に抑える。 日本ハムは8回に代打R・ロドリゲスのソロで追い付き、9回は西川がサヨナラ打を放った。西武は6カードぶり勝ち越しならず。杉浦2勝目。平良3敗目。
◆西武渡辺勇太朗投手(21)の好投が報われなかった。2点リードの援護を受け、5回までパーフェクト投球を披露。プロ入り最長となる6回のマウンド。1死で打者・中島にカウント3-1から左前打を打たれた。パーフェクトが途切れたが、マウンドでは森友哉捕手から「(いい意味で)楽になったな」と言われ「森さんの言葉通り(楽な気持ちで)投げることができたと思います」と、その回を無失点で切り抜けた。 未知なる7回、1点失ったところで途中降板。勝利投手の権利を得ながらも、8回に同点に追いつかれ9回にサヨナラ負けを喫し4勝目とはならなかった。それでも札幌ドームは初登板。投球フォームを参考にするなど、尊敬するエンゼルス大谷翔平が躍動した場所を見上げ、試合前に「遠投をしていたときに、大谷さんはここで投げていたのかと思いました」と実感しながら臨んでいた。 渡辺は「直球、変化球ともにいい形で投げることができていました。後半戦に入って一番いい投球ができたと思いますし、ビジターでは過去2試合やられていましたが、いずれも調子は悪くなかったので、ポジティブな気持ちで臨むことができました。球数というよりもイニングを重ねたことや初めてのマウンドということもあって疲れはありました」とコメントした。
◆西武が必勝リレーを打ち崩され、サヨナラ負けを喫した。 1点リードの8回、昨季最多セーブの増田達至投手(33)が、同点弾を浴びた。9回は防御率0点台の新守護神・平良海馬投手(21)が四死球で走者をため、満塁から決勝打を打たれた。打線も3回以降無安打に抑えられ2連敗。辻発彦監督(62)は「今日の感じだったら2-0のまま逃げ切らなきゃいけないところ。まあ見ての通り、粘りきれなかった」と力なく話した。
◆日本ハムは代打のロニー・ロドリゲス内野手(29)が8回、同点の5号ソロ。 西武増田の初球、ど真ん中に入ったスライダーを逃さず、豪快に中堅左のスタンドへぶち込んだ。前日2日の試合前「スタメンでプレーしていたので、神様に祈るようにおじぎをした」と、"アモーレ(親友)"と慕う谷内亮太内野手(30)をあがめたばかり。験担ぎに「次戦からも谷内さんにおじぎをして、試合に入りたいと思います」と、心に誓った。
◆日本ハム西川遥輝外野手(29)が西武20回戦(札幌ドーム)の9回2死満塁の場面で代打サヨナラ安打を放った。 10年ドラフトで1位入団の斎藤佑樹投手(33)が1日に今季限りでの現役引退を発表。同2位入団の西川が、2軍最終戦で涙の鎌ケ谷ラスト登板に臨んだ同期を惜別する劇的な一打で、チームを6カードぶりの勝ち越しへ導いた。打った瞬間、右手を突き上げた。代打出場の西川が、一振りで仕事を果たした。同点の9回2死満塁。西武の守護神平良の初球を、迷いなく振った。打球は二遊間を抜け、中前へ劇的なサヨナラ打。チームメートを、スタンドの日本ハムファンを、笑顔にした。 2日前、発奮材料となるメッセージを受け取った。ドラフト同期入団の斎藤からだ。1日に引退を発表した斎藤に「お疲れさまです」とLINEで連絡。返信には「応援しているよ」とエールを送られていた。この日は栗山監督から"休養"を与えられ、ベンチスタート。最後の最後に巡ってきた出番で、斎藤からのエールに応えるように18打席ぶりの快音を響かせた。 試合後は、斎藤との思い出も振り返った。「一緒に入団できたことが夢のようで、今でもよく覚えています」。プロ1年目の11年は空前絶後の佑ちゃんフィーバー。至るところで報道陣やファンが殺到した。「あんな注目されることはない。あれが普通だと思っていたら2年目以降、全く違った」と驚きの日々だった。斎藤とは「体の話をよくしてましたね。硬いのでどうすればいいかというところから。佑樹さんは頭を使って、常に投げ方とかを研究していた印象が強い」と、感慨にふけった。 17日オリックス戦(札幌ドーム)で最後の"共演"を楽しみにしている。「"斎藤佑樹"の後ろを守れるだけで感激ですよ」と、同期右腕のラスト登板を目に焼き付けるつもり。その時も、打って花道を飾る。【小林憲治】
◆外崎修汰内野手(28)が二回、先制二塁打を放った。 「打ったのはまっすぐです。本塁打まで惜しかった? そうですね(笑) いい形で先制点を取ることができたのはよかったです。ここからまた1点ずつ取っていきたいと思います」 安打と四球で1死一、二塁のチャンスで1打席目を迎えた。カウント0-1から先発左腕・加藤の139キロの速球を捉えた。 打球は左翼フェンス最上段に着弾。一度は塁審が本塁打のジェスチャーを見せたが、リプレー検証の結果、二塁打と判定された。
◆日本ハムがサヨナラ勝ちした。0―2の七回に高浜の適時打、八回に代打R・ロドリゲスのソロで同点。九回に2死満塁と攻めて代打西川の適時打で試合を決めた。西武は二回に2点を先行したが三回以降は走者を一人も出せなかった。
◆西武の先発・渡辺勇太朗投手(21)は6回?を3安打1失点と好投した。チームは救援陣が逆転を許し2連敗でカードを負け越した。 「調子はよかったと思います。直球、変化球ともにいい形で投げることができていました。後半戦に入って、1番いい投球ができたと思いますし、ビジターでは過去2試合やられていましたが、いずれも調子は悪くなかったのでポジティブな気持ちで臨むことができました」 六回1死まで無安打無四球の完全投球を演じた。8番・中島にこの試合初安打となる左前打を打たれたが「あの時、森さんが(いい意味で)『楽になったな』と言ってくださいました。そのあとは森さんの言葉通り(楽な気持ちで)投げることができたと思います」と動揺を見せることなく後続を断った。 球数は六回終了時点で74球。自己最長の7イニング目に突入し「球数というよりもイニングを重ねたことや初めてのマウンドということもあって疲れはありました」と2死二塁から5番高浜に中前適時打を許し、1点を失った。失点はこの1点のみ。先発の役割を十分に果たし、救援にバトンをつないだ。 プロ入り後、初の札幌ドームは尊敬しているという米大リーグ、エンゼルスの大谷翔平が活躍した球場。「今日、試合前に遠投をしていたときに『大谷さんはここで投げていたのか...』と思いました」。勝ち星こそつかめなかったが、あこがれの大谷のような投球を北の大地で披露した。
◆日本ハムの西川が代打でサヨナラ打を放った。2―2の九回2死満塁で平良が投じた初球の154キロの外角直球を鮮やかに中前にはじき返した。歓喜に沸く本拠地のお立ち台で「良かった。汗をかく前に打席が終わった」とおどけた。 今季限りで現役を引退する斎藤とは同期入団。新人だった当時を振り返り「今でもすごく覚えている。一緒に入団できて夢のようだった」としみじみ話した。
◆西武は救援陣が誤算でサヨナラ負けを喫した。2―2の九回は抑えの平良が先頭打者に死球を与えるなど3四死球で満塁のピンチを背負い、2死から西川に中前へ運ばれた。辻監督は「先頭がああいう形で出ると苦しくなるよね」と嘆いた。 2―1の八回は増田がR・ロドリゲスに同点ソロを浴びた。辻監督は「ホームランだけは駄目というところで経験を積んできた増田が打たれ、もったいなかった。逃げ切らないといけない。見ての通り粘り切れなかった」と苦々しく語った。
◆西武の渡辺は六回1死までパーフェクトに抑えるなどプロ3年目で最長の七回途中まで投げて1失点と好投した。少ない球数で日本ハム打線を手玉に取り「調子は良かった。直球、変化球ともにいい形で投げることができた」と誇った。 中島に初安打を浴びた後も「(捕手の)森さんに楽になったなと言ってもらった」と気持ちを切り替えて後続の清水を空振り三振、五十幡は遊ゴロに仕留めた。辻監督は「うまいこと森がリードして、本当にいいピッチングをしてくれた」と話した。
◆日本ハムの加藤は7回3安打2失点と粘り、チームのサヨナラ勝ちにつなげた。二回、外崎に浮いた球を左翼フェンス最上部に当たる適時二塁打にされるなど2点を失ったが、三回以降は一人の走者も許さない力投で流れを引き寄せた。 今季は4勝と白星には恵まれていないが、先発投手として大崩れしない投球が目立つ。「点を取られた後に、テンポ良くゼロで抑えることができたのは良かった」とうなずいた。
<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
ORIX |
63 | 49 | 16 | 0.563 (↑0.004) | - (-) |
15 | 502 (+3) | 458 (-) | 119 (+1) | 40 (+1) |
0.251 (-) | 3.390 (↑0.03) |
2 (-) |
ロッテ |
59 | 48 | 17 | 0.551 (↑0.004) | 1.5 (-) |
19 | 527 (+2) | 493 (-) | 109 (-) | 102 (-) |
0.244 (↑0.001) | 3.720 (↑0.03) |
3 (-) |
楽天 |
58 | 54 | 14 | 0.518 (↓0.005) | 5 (↓1) |
17 | 477 (-) | 451 (+2) | 97 (-) | 45 (-) |
0.246 (↓0.001) | 3.430 (↑0.02) |
4 (-) |
ソフトバンク |
53 | 55 | 19 | 0.491 (↓0.004) | 8 (↓1) |
16 | 497 (-) | 428 (+3) | 113 (-) | 78 (-) |
0.248 (↓0.001) | 3.210 (-) |
5 (-) |
西武 |
48 | 61 | 18 | 0.440 (↓0.004) | 13.5 (↓1) |
16 | 474 (+2) | 541 (+3) | 102 (-) | 80 (-) |
0.242 (↓0.001) | 4.090 (↑0.01) |
6 (-) |
日本ハム |
45 | 60 | 17 | 0.429 (↑0.006) | 14.5 (-) |
21 | 382 (+3) | 456 (+2) | 65 (+1) | 64 (+1) |
0.229 (-) | 3.450 (↑0.01) |
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