楽天(★0対2☆)ロッテ =リーグ戦23回戦(2021.10.03)・楽天生命パーク宮城=
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ロッテ
2000000002920
楽天
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勝利投手:小島 和哉(10勝3敗0S)
敗戦投手:田中 将大(4勝7敗0S)
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◆ロッテが投手戦を制した。ロッテは初回、レアードの適時二塁打などで幸先良く2点を先制する。投げては、先発・小島が9回無失点の快投。今季2度目の完封で10勝目を挙げた。敗れた楽天は、先発・田中将が力投を見せるも、打線が散発の3安打と援護できなかった。

◆先発はロッテ小島と楽天田中将。ロッテが1回1死一、二塁からレアードの左翼線二塁打などで2点。楽天は3回まで走者出せず。 両先発が力投。楽天田中将は2回以降、追加点を許さず、ロッテ小島は6回まで1安打無失点。2-0のまま終盤へ。 ロッテが連敗を4で止めた。小島が今季2度目の完封で自身初10勝目。楽天は連勝が3でストップ。田中将が2失点完投も7敗目。

◆ロッテ小島和哉投手(25)が3安打完封勝利を挙げ、チームの連敗を4で止めた。小島はプロ3年目で自身初の10勝目をつかんだ。 この日は楽天田中将と投げ合い、5回までは無安打投球。6回先頭に初安打を許すもピンチを切り抜け、そのまま最後まで投げ抜いた。前日2日には「僕に勝ちがつかなくても、チームが勝つことが本当にいま一番大事だと思うので、そこにいい形で、終盤に試合を持っていくことができたらいいかなと思って、明日頑張りたいと思います」と意気込んでいた。 ロッテで左腕投手が10勝一番乗りとなるのは、12年の成瀬善久以来9年ぶりとなる。

◆ロッテが小島和哉投手(25)の完封勝利で、チームの連敗を4で止めた。井口資仁監督(46)は「小島が本当に良く投げてくれたと思います。本当に頼もしい」と10勝目を挙げた左腕をたたえた。 初回にブランドン・レアード内野手(34)の適時打などで2点を先制。バントミスや走塁ミスで追加点を取れず、井口監督も「もう少ししっかりやっていかないと、上になかなか上がっていかないと思います」と厳しかったが、守備も含めて要所をしのぎきり、2得点を守り抜いた。 前日2日の試合後には、選手会長の益田直也投手(31)とキャプテンの中村奨吾内野手(29)を中心に選手ミーティングが行われたという。指揮官は「内容は僕は聞いてないんですけど、いい形でベンチも盛り上がってましたし」と翌日の勝利にひと安心。「残り20試合を切りましたけど、なんとかしっかり戦っていけたらと思います」と話していた。【金子真仁】

◆楽天の連勝が3で止まり、首位オリックスと5ゲーム差、2位ロッテとは3・5ゲーム差に開いた。 田中将大投手(32)が日本球界復帰後初めて9回のマウンドに上がった。112球で2失点完投したが、打線が散発3安打とロッテ小島を打ちあぐねた。小島には9月11日の対戦でも1失点完投を許している。 石井一久GM兼監督は「前回もやられてしまってるんですけども、今日はバッター有利のカウントでちょっと力負けしたというか、思い切ってコンタクトできない状況があったと思います。常に主導権を持って投球されてしまった」と振り返った。 田中将は初回に2失点した後は追加点を許さなかった。「初回の入りが全てだった。思う通りに投げられず、非常に苦しい立ち上がりになってしまった」と反省。1回終了後に小山投手コーチと改善点について話し合い、立ち直った。 4回2つめのアウトを取った時点で、日米通算2500投球回に到達。「どれだけの数字なのか分からないので何とも言えないですけど、長い間投げられている証し。いつも支えてくれる家族だったり、ここまで携わってくれたいろんな方々に感謝したい」と話した。 力投も援護に恵まれず、7敗目はNPBでは08年以来の自己ワーストタイ。これで登板7試合連続、白星から遠ざかっている。

◆首位に4ゲーム差の3位楽天と4連敗中の2位ロッテが対戦した。 ロッテ小島和哉投手(25)が3安打完封勝利を挙げ、チームの連敗を4で止めた。小島はプロ3年目で自身初の10勝目をつかんだ。

◆完投も報われなかった。楽天田中将大投手(32)が日本球界復帰後、初めて9回のマウンドに上がった。「結構先頭を出してしまったり苦しい投球でしたけど、我慢強く投げられた。いい守備にも助けられた」と2回以降、スコアボードにゼロを8個並べる112球完投。立ち上がりで制球に苦心し、2失点したが持ち直した。 4回2死の時点で、日米通算2500投球回に到達。「長い間投げられている証し。支えてくれる家族だったり、ここまで携わってくれたいろんな方々に感謝したい」と話し、拍手が送られた。しかし援護に恵まれず、NPBでは自己ワーストタイの7敗目が付いた。登板7試合連続で白星から遠ざかる。チームの連勝は3で止まった。

◆ロッテ小島和哉投手(25)が男を上げた。ちょうど100球で楽天打線を3安打完封。自身初の2ケタ勝利で、チームの10勝一番乗り。初回の2得点を守り、味方の失策も力投でカバー。優勝マジック点灯寸前から4連敗と苦しんだチームを救った。「天の上の人」という楽天田中将大投手(32)と投げ合っての価値ある1勝。浦和学院(埼玉)-早大と歩んだ左腕が、プロの投手として独り立ちし悲願の優勝へチームをけん引する。エースの活躍をした小島には完封より10勝より、うれしかったことがある。 「僕自身、シーズン前半あまりチームに貢献できなかった気持ちが強くて。いつも打って勝ちをつけてもらった。お互い助け合いの気持ちじゃないですけど、エラーした時は僕が投げて絶対助けるんだという気持ちで抑えられたので」 無安打投球の5回、一塁レアードが連続失策でピンチを作った。前回登板では中村奨の失策を機に2失点。この日は無失点で切り抜け、自分の弱さを乗り越えた。ベンチに戻りながら、併殺を取った二遊間をねぎらおうと上半身だけひねって歩いた。4連敗を喫し、益田と中村奨を中心に選手ミーティングを開き、意思統一した翌日の大仕事になった。 田中将とのタフな投げ合いは、9回の攻防まで続いた。「天の上の人のような」と表現する。「偉大な人と投げ合えることが、僕の野球人生の中でもすごい幸せだなと思って、今日は投げられたと思います」。苦しみながらも首脳陣の信頼を勝ち得てきたからこそ、託されたこの舞台。左打者の内角にも直球を強気に差し込み続ける姿に、井口監督も「ほんっとに良く投げてくれた」とたたえた。本当に、ではなく「ほんっとに」と余韻を込めた。 中学時代には緊張感ある投手戦を制した直後、バッテリーで思わず涙したこともある。10年を経て、感謝が何より先に出る青年になった。チームの貯金は11で、うち7つを小島が稼いだ。「優勝できなかったらその貯金も意味ないと、自分の中では思っているので」と慢心や油断とは無縁。「早稲田の魂を引き継いで頑張りたいです」と引退する日本ハム斎藤の姿からも力を得た。野球人生、もうすぐ20年。ロッテのために、全ての学びを力に変える時が来た。【金子真仁】

◆ロッテ小島和哉投手(25)が100球で楽天打線を3安打完封。自身初の2ケタ勝利で、チームの10勝一番乗り。 ▼小島が無四死球の完封勝利で自身初の10勝目。ロッテ左投手の2桁勝利は、12年に12勝を挙げた成瀬以来9年ぶり。また、無四死球完封は昨年9月14日オリックス戦の二木以来で、左腕では11年4月26日オリックス戦の成瀬以来。

◆ロッテが連敗を4で止めた。一回にレアードの適時二塁打などで2点を先制。小島が今季2度目の完封を無四球で飾り3年目で初の10勝目を挙げた。楽天は田中将が日本球界復帰後初めて完投したが、打線が散発3安打に抑え込まれた。

◆ロッテ・小島和哉投手(25)が散発3安打、ちょうど100球で完封勝利。プロ3年目で自身初の2桁勝利となる10勝目を挙げ、チームの連敗を4で止めた。 「目指してきた数字(10勝)を完封で飾ることができて凄くうれしい」。ヒーローインタビューでは白い歯がこぼれた左腕。楽天・田中将との投げ合いについては「ずっとテレビで見てきた方で、尊敬と憧れがあった。投げ合えてうれしかった」と照れ笑いした。 最後に、逆転優勝に向けて「みんなで助け合って1勝をもぎ取って、必ず優勝します」と力強く宣言した。

◆楽天・田中将大投手(32)が先発し、日本復帰後初となる完投で、2失点と力投したが、7敗目を喫した。四回には日米通算2500投球回を達成。試合後の石井一久監督(48)の一問一答は以下の通り。 --試合を振り返って 「(田中将は)先制点を取られましたけど、九回までしっかりとゲームを作ってくれました。最後までなかなか援護できなくて、苦しい状況になりましたけど、よく耐えて九回まで投げてくれました」 --田中将は一回に2失点 「立ち上がりは、あまりよくないのかなという感じの投球でした。そこから球の軌道などをアジャストして、しっかりと最後まで投げ切ることができた。素晴らしい投球だったと思います」 --日本に復帰後、初めて九回のマウンドに立った 「自分のためというよりは、チームのために負けたくないという気持ちを持っていた。次に向かって、チームとして動いていかないといけない」 --味方打線は、ロッテ先発の小島に苦しめられた 「前回もやられましたが、きょうは打者の有利なカウントで力負けをしたというか、そこで思い切ってコンタクトできない状況があったと思います。常に主導権を握られて、ピッチングされたかなと思います」

◆楽天の田中将は日本球界復帰後初めて完投したが、打線の援護に恵まれず7敗目を喫した。一回に球が高めに浮き、3長短打を浴びるなど2点を失ったが、その後は得点を許さなかっただけに「初回の入りが全て」と悔やんだ。 七回には無死一、二塁で2者連続でスリーバントを失敗させるなど粘りの投球。後半戦の初白星はまたもお預けとなったが、112球で最後まで投げ切り「尻上がりに投げられた」と手応えを語った。 この試合で日米通算2500投球回を達成。「長い間投げられている証しだと思う。いつも支えてくれる家族、ここまで携わってくれたいろいろな方々に感謝したい」と話した。

◆ロッテのレアードが一回1死一、二塁で田中将の甘く入った変化球を逃さず左翼線へ強烈な二塁打を放って1点を先制した。 五回に2失策を犯すなど一塁守備ではミスが目立ったが、バットでは4試合ぶりに打点を挙げて勝利に貢献。「チャンスでしっかり取ることができて良かった。小島のために早い回から援護したいと思っていた」とコメントした。

◆楽天は小島に散発3安打で完封されて首位オリックスとのゲーム差が5に広がった。0―2の六回に先頭打者の辰己がチーム初安打となる右前打で出塁して送りバントで1死二塁としたが、山崎剛と岡島はともに二ゴロ。九回無死一塁では岡島が二ゴロ併殺打に倒れて反撃の芽をつまれた。 小島には9月11日の前回対戦でも1点しか奪えず完投勝利を許している。石井監督は「打者の有利なカウントで力負けした」と雪辱できずに残念がった。

◆楽天・田中将大投手(32)が日本では8年ぶりとなる完投も、打線の援護がなく、7敗目(4勝)を喫した。 「初回の入りが全てです。自分の思い通りに投げられず、非常に苦しい立ち上がりでした」 一回はレアードに先制の左翼線適時二塁打、なおも一死二、三塁から佐藤の二ゴロの間に2点目を許した。四回に日米通算2500投球回を達成し、その後も粘った。 7月13日を最後に白星がなく、記録の足踏みも続く。石井監督に並ぶ日米通算182勝にあと1勝としているが、7試合連続でお預けとなった。 指揮官は「最後まで(味方が)援護できなくて、苦しい状況になりましたけど、よく耐えて素晴らしい投球をしてくれた」とたたえた。(広岡浩二)

◆ロッテは3日、楽天23回戦(楽天生命パーク)に2-0で勝利し、連敗を4で止めた。3年目左腕、小島和哉投手(25)が3安打、無四死球、100球ジャストでプロ2度目の完封。楽天・田中将大投手(32)との「甲子園優勝投手」対決を制して自己最多の10勝目(3敗)を挙げた。首位・オリックスと1・5ゲーム差で残り19試合。1シーズン制では51年ぶりとなる勝率1位でのリーグ優勝に向けて再スタートを切った。 最後の打者・浅村からチェンジアップで空振り三振を奪うと、小島の笑みがはじけた。 「目標にしてきた数字(10勝目)を完封で飾ることができて、すごくうれしい。良い状態がずっと続いていたので、それで打たれたら『すみません』って感じで、強い真っすぐでどんどん攻めようと思っていた」 五回1死までパーフェクト投球。そこから一塁手・レアードの連続失策で最大のピンチを迎えた。それでも、ディクソンを143キロのカットボールで二ゴロ併殺に仕留め「『絶対に助けるんだ』という気持ち。僕自身は完封より、あそこで抑えられたことの方がうれしい」と熱く話した。 北海道・駒大苫小牧高時代に2005年夏の甲子園で優勝投手となった田中将との初めての投げ合い。「テレビで見てきた人で憧れと尊敬があった。〝天の上の人〟というか、偉大な方すぎて『幸せだなあ』と思いながら投げていた」。埼玉・浦和学院高出身で13年選抜大会の優勝投手は夢見心地で振り返った。 早大OBとして、この日の勝利を届けたいもう一人の大先輩がいた。現役引退を表明した日本ハム・斎藤佑樹だ。18年冬に早大主催の野球教室で初対面。当時、小島はロッテからドラフト3位指名を受けたばかりの早大4年生だったが、斎藤に促されて最初に投球デモンストレーションを披露した。 この時の子供たちの歓声や笑顔は『野球の参加動機と継続意図』というテーマで書いた卒業論文に生きたという。だからこそ「斎藤さんからしっかり〝ワセダ魂〟を引き継いで、これからも頑張りたい」と力を込めた。 4連敗を喫した前夜、選手会長・益田と主将・中村奨が選手だけの緊急ミーティングを招集。その中で小島は快投を見せ、チームの貯金11のうち一人で7まで積み上げた。「優勝できなかったら僕の貯金も意味がない。一人でも多くの打者を抑えて必ず優勝します」。逆転Vの命運は3年目左腕が握っている。(東山貴実) ◆骨折マーティン、2軍で実戦復帰 右足甲の骨折で9月21日に出場選手登録を外れたマーティンがイースタン・リーグ、楽天戦(ロッテ浦和)に「4番・DH」で実戦復帰。八回に右越えの二塁打を放ち4打数1安打だった。2軍は4日もヤクルトと練習試合(同)が組まれており、井口監督が視察予定。状態を確認し、5日から1軍復帰させるかなどを最終判断する。一方、6月に加入したロメロは家族の病気を理由にドミニカ共和国に一時帰国。再来日は未定だ。

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ORIX
634916 0.563
(↑0.004)
-
(-)
15502
(+3)
458
(-)
119
(+1)
40
(+1)
0.251
(-)
3.390
(↑0.03)
2
(-)
ロッテ
594817 0.551
(↑0.004)
1.5
(-)
19527
(+2)
493
(-)
109
(-)
102
(-)
0.244
(↑0.001
3.720
(↑0.03)
3
(-)
楽天
585414 0.518
(↓0.005)
5
(↓1)
17477
(-)
451
(+2)
97
(-)
45
(-)
0.246
(↓0.001)
3.430
(↑0.02)
4
(-)
ソフトバンク
535519 0.491
(↓0.004)
8
(↓1)
16497
(-)
428
(+3)
113
(-)
78
(-)
0.248
(↓0.001)
3.210
(-)
5
(-)
西武
486118 0.440
(↓0.004)
13.5
(↓1)
16474
(+2)
541
(+3)
102
(-)
80
(-)
0.242
(↓0.001)
4.090
(↑0.01)
6
(-)
日本ハム
456017 0.429
(↑0.006)
14.5
(-)
21382
(+3)
456
(+2)
65
(+1)
64
(+1)
0.229
(-)
3.450
(↑0.01)