日本ハム(☆2対1★)西武 =リーグ戦19回戦(2021.10.02)・札幌ドーム=
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西武
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日本ハム
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勝利投手:堀 瑞輝(3勝2敗0S)
(セーブ:杉浦 稔大(1勝2敗24S))
敗戦投手:今井 達也(7勝7敗0S)
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◆日本ハムが接戦を制した。日本ハムは0-0で迎えた5回裏、相手の暴投の間に1点を先制する。その後同点とされるも、7回に高濱が適時二塁打を放ち、勝ち越しに成功した。投げては、2番手・堀が今季3勝目。敗れた西武は、先発・今井が力投するも、打線が援護できなかった。

◆日本ハムは西武先発今井に3回まで1安打に抑えられ無得点。西武は日本ハム先発バーヘイゲンから毎回走者を出すも得点できず。 均衡を破ったのは日本ハム。5回、2死満塁から今井の暴投で先制。西武は6回1死満塁から岸の遊ゴロの間に同点に追い付いた。 日本ハムは7回1死二塁から高浜が前進守備の右翼を越す適時二塁打で勝ち越し。連敗を3で止めた。堀が3勝目。今井は7敗目。

◆西武は攻撃的な打線組み替えも決定打に欠け3連勝を逃した。 1番を固定できない打線を1人ずつ繰り上げ、金子を2週間ぶりのスタメン起用で9番に配置。チャンスはつくるも、6回1死満塁から凡打による1得点のみにとどまった。この試合得点圏10打席で適時打はゼロ。10残塁で1点差勝負に敗れ、辻監督は「非常にいいところ攻められてなかなか打ち崩せなかったですね」と振り返った。 ▽西武今井(7回5安打2失点で7敗目)「ロースコアのゲームで点がなかなか動かない中でも、踏ん張りたかったのですが」

◆新米パパの日本ハム高浜祐仁内野手がヒーローになった。 7回1死二塁から追い込まれながらも「最低限、走者を進めよう」と外へ逃げるカットボールに食らい付いた。前進守備の右翼を越す決勝適時二塁打。大きく右拳を突き上げて歓喜した。 9月は打率1割台と不振も第1子となる長女が誕生。「もっと活躍して、いいものを食べさせてあげたい」と、愛娘へ活躍を誓った。

◆日本ハムの先発ドリュー・バーヘイゲン投手(30)が新しい登場曲で、心機一転マウンドに上がった。 きっかけは、自らを奮い立たせるため「前回登板時に井出通訳と、ゲームをした」と言う。スライダーの平均球速が目標(135キロ)に届かなかったら、登場曲を選んでもらうというもので、結果は目標に満たず。この日、井出通訳はGReeeeNの『道』を選んだ。「僕が好きな曲で応援ソングなので、家族も来られない中で日本で野球をやっている彼にぴったりだと思った。」(井出通訳) 選んでもらった曲でマウンドに上がったバーヘイゲンは、再三走者を背負うも「ランナーを意識せず、打者に集中した」と要所を締め5回まで無失点。1点リードの6回に、1死満塁から内野ゴロの間に同点に追いつかれたが、最後は代打川越を空振り三振。グラブをたたき雄たけびを上げた。 勝ち星こそつかなかったが、6回1失点と試合を作り、チームの勝利に貢献した。登場曲については「日本語なので、一番好きなジャンルではなかったけど、歌詞の意味は好きだった」と振り返った。次回以降については「正直盛り上がりはいまひとつだったが、試合を作れるきっかけになった曲。良くも悪くもあるので、これから考えたい」と話すにとどめた。昨季はチーム最多タイの8勝も今季は4勝8敗と苦戦。巻き返しへの"道"は見えたか。

◆日本ハムのバーヘイゲンは6回1失点と粘った。五回以外は毎回、走者を背負いながらも要所で内角球を使ってしのいだ。六回、同点にされてなおも2死二、三塁のピンチでは代打川越から内角スライダーで空振り三振を奪って勝ち越しを許さなかった。 前回登板の9月25日のソフトバンク戦は制球に苦しみ黒星を喫した。「いかにリラックスして投げられるかを意識してやってきた」と修正し、最後まで崩れなかった。

◆西武の今井は7回2失点と好投しながらも味方の援護に恵まれず7敗目を喫した。1―1の七回1死二塁で、高浜に前進守備の右翼手の頭上を越される適時二塁打を浴び「リードを許したまま降板してしまい悔しい。ロースコアのゲームの中で踏ん張りたかった」と唇をかんだ。 打線は11残塁の拙攻。バーヘイゲンから六回に内野ゴロの間に1点を挙げるのが精いっぱい。辻監督は「なかなか打ち崩せなかった。あと一本が出なかった」と話した。

◆日本ハムの高浜が七回1死二塁で勝ち越し二塁打をマークした。一塁走者の五十幡が盗塁を決めた直後に甘く入った速球を逃さず、前進守備の右翼手を越える一打を放った。「打った瞬間に越えると思った。すごく気持ちいい」と汗を拭った。 7年目の今季は4月にプロ初本塁打を放つなど、ここまで85試合に出場。同僚への暴力行為が発覚して巨人に移籍した中田に代わる一塁手として定着している。 9月に第1子となる長女が生まれ、野球への向き合い方が変わってきたという。「もっと活躍していいものを食べさせてあげたい」と意気込んだ。

◆西武は日本ハムに競り負け、連勝が2で止まった。中7日で先発した今井達也投手(23)は7回5安打2失点と試合を作ったが、打線の援護がなく7敗目を喫した。 「結果的にリードを許したまま降板してしまいましたので、悔しいです。ロースコアのゲームで、点がなかなか動かないなかでも踏ん張りたかったのですが。初回は調子がイマイチでしたけど徐々に体も動くようになって、最低限試合を作ることはできたと思います」 前回登板の9月24日、ロッテ戦(メットライフ)では3回3失点で7四死球と乱れ、降板。この試合では四回までに3度、フルカウントの局面を迎えたが投ゴロ、空三振、遊ゴロ併殺打と課題の四球を出すことなく抑えた。 結果的にこの試合で四球は3つ与えたが、7回2失点とクオリティースタート(先発で6回以上、自責点3以下)をマーク。打線が今井の粘投に応えることができなった。再三のチャンスもあと一本が出ず残塁は11。得点は六回、1死満塁で8番・岸の遊ゴロの間に奪った1点だけに終わった。辻監督は「なかなか打ち崩せなかった。あと一本が出なかった」と振り返った。

◆日本ハムが接戦を制して連敗を3で止めた。1―1の七回に高浜の適時二塁打で1点を勝ち越した。2番手の堀が1回無失点で3勝目を挙げ、杉浦が24セーブ目。西武は今井が7回2失点と好投したが、打線が援護できなかった。

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ORIX
624916 0.559
(↑0.004)
-
(-)
16499
(+6)
458
(-)
118
(-)
39
(-)
0.251
(↓0.001)
3.420
(↑0.02)
2
(-)
ロッテ
584817 0.547
(↓0.005)
1.5
(↓1)
20525
(+1)
493
(+6)
109
(-)
102
(+1)
0.243
(↓0.001)
3.750
(↓0.02)
3
(-)
楽天
585314 0.523
(↑0.005)
4
(-)
18477
(+6)
449
(+1)
97
(+2)
45
(-)
0.247
(↑0.001)
3.450
(↑0.02)
4
(-)
ソフトバンク
535419 0.495
(↓0.005)
7
(↓1)
17497
(-)
425
(+6)
113
(-)
78
(-)
0.249
(↓0.001)
3.210
(↓0.02)
5
(-)
西武
486018 0.444
(↓0.005)
12.5
(↓1)
17472
(+1)
538
(+2)
102
(-)
80
(+4)
0.243
(-)
4.100
(↑0.02)
6
(-)
日本ハム
446017 0.423
(↑0.006)
14.5
(-)
22379
(+2)
454
(+1)
64
(-)
63
(+1)
0.229
(↓0.001)
3.460
(↑0.02)