ヤクルト(☆4対0★)DeNA =リーグ戦21回戦(2021.09.28)・明治神宮野球場=
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DeNA
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ヤクルト
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勝利投手:奥川 恭伸(8勝3敗0S)
敗戦投手:東 克樹(0勝1敗0S)

本塁打
【ヤクルト】青木 宣親(6号・5回裏満塁)

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◆ヤクルトが破竹の9連勝。ヤクルトは0-0で迎えた5回裏、青木のグランドスラムが飛び出し、先制に成功する。投げては、先発・奥川が6回無失点の好投。その後は星、田口、今野が無失点リレーを展開し、奥川は今季8勝目を挙げた。敗れたDeNAは、打線が3安打無得点と沈黙した。

◆DeNAルーキーの牧秀悟内野手(23)はここまで19本塁打。 今季はすでに新人の佐藤輝(阪神)が23本打っており、1シーズンに新人2人が20本以上となれば、81年原(巨人=22本)石毛(西武=21本)以来、40年ぶりの記録になる。

◆DeNAのルーキー牧秀悟内野手(23)が62年ぶりに、球団新人安打記録に並んだ。1回1死、1ボール2ストライクから奥川恭伸の149キロの高め直球を中前へはじき返した。これが通算117安打目で、中大の先輩、1959年(昭34)の桑田武に並んだ。 。 牧は中大からドラフト2位でDeNA入団。一塁手として開幕スタメンをつかむんだ。ソトが来日後は二塁に回り、これが116試合目の出場。62打点はチームで2番目に多い。既に猛打賞10度、二塁打23などは球団の新人記録を更新している。打率の球団新人記録は58年近藤和彦の2割7分ちょうどで、27日まで2割8分6厘の牧には更新の期待がかかる。球団新人最多打点は59年桑田の84。

◆球団新記録へ、ヤクルトのベテランが大きな1発を放った。0-0で迎えた5回2死満塁で、青木宣親外野手(39)が打席に入った。 2球目の外角のカットボールを逆らわずにコンパクトに左翼方向へ。打球はそのまま左翼席最前列に届き、先制の6号満塁本塁打となった。昨年8月22日阪神戦(神宮)以来の満弾。「奥川がこれだけ頑張ってチャンスも広げてくれて、なんとしてでも援護したかった。最高の形になって良かった」と振り返った。先発奥川は、ここまで5回無失点。直前の5回1死一、二塁で奥川がバスターで左前打を放ち、チャンスを広げた。攻守でチームを引っ張る20歳に、ベテランが応えた。 チームは試合前時点で、14日阪神戦から12戦連続無敗。91年と02年に並ぶ球団最長となっている。記録更新へ、大きな4点となった。

◆DeNA伊藤光捕手(32)が途中交代した。 6回裏、ヤクルト村上宗隆のファウルチップがマスクを直撃。あご付近を押さえながらベンチに下がった。プレー続行はせず、戸柱恭孝捕手と交代した。三浦監督は「マスクに当たって、あごの違和感を訴えたので、あそこで交代しました。病院に行く予定はしてます」と話した。 伊藤光はここまで53試合に出場し、打率2割1分3厘、2本塁打、13打点の成績を残している。

◆767日ぶりの1軍登板のDeNA東は3回まで1安打無失点と好投。ヤクルト奥川も3回2安打無失点で投手戦の立ち上がり。 ヤクルトは5回2死満塁で青木が左翼へ6号満塁本塁打を放って先制。DeNA先発東は4回2/3を4安打4失点で降板。 ヤクルトは9連勝で、球団新記録の13戦無敗。奥川はチームトップタイの8勝目。DeNAは打線が沈黙し7連敗。東が今季初黒星。

◆DeNAが4月以来、今季2度目の7連敗を喫した。左肘の手術から復帰した東克樹投手が19年8月23日巨人戦以来、767日ぶりに先発。4回まで無失点に抑えていたが、5回2死満塁で青木に満塁本塁打を浴びた。135キロの外角低めカットボール。しっかりコースに投げたが、風にも乗って左翼ポール際、最前列に運ばれた。 東は「思っていたよりも緊張せずに投げられ、立ち上がりを無失点で抑えることができリズムに乗って投げられました。ただし、最後の最後に詰めの甘さが出てしまい、得点を与えてしまい悔しいです」と話した。 東は4回3分の2で88球、4安打6三振、4失点という内容だった。最速は148キロ。チェンジアップには切れがあった。 三浦監督は「久しぶりの登板で緊張もあったと思いますが、立ち上がりから慎重に丁寧に投げていた。(球は)非常によかったと思います。(伊藤)光もうまくリードして、右打者のインコースに高めにカットを使ったり、ゾーンを広く使っていた。久しぶりで4点取られましたが、内容は素晴らしかったと思います」と投球内容を高く評価していた。

◆DeNAのルーキー牧秀悟内野手(23)が62年ぶりに、球団新人安打記録に並んだ。1回1死、1ボール2ストライクから奥川恭伸の149キロの高め直球を中前へはじき返した。これが通算117安打目で、中大の先輩、1959年(昭34)の桑田武に並んだ。 「球団新人最多安打記録に並ぶことができうれしく思います。まだまだシーズンは続いていますので、1本ずつ積み重ねていきたいです」と話した。三浦監督は「今日も牧らしい打撃だったと思います。もう本当にルーキーらしからぬというか、本当に1年目から主力としてチームのために頑張ってくれてます。もういろいろ記録を塗り替えてきてますし、これからも塗り替えていくと思うので、最近はもうあまりびっくりしなくなりました」と話した。 牧は中大からドラフト2位でDeNA入団。一塁手として開幕スタメンをつかむんだ。ソトが来日後は二塁に回り、これが116試合目の出場。62打点はチームで2番目に多い。既に猛打賞10度、二塁打23などは球団の新人記録を更新している。打率の球団新人記録は58年近藤和彦の2割7分ちょうどで、27日まで2割8分6厘の牧には更新の期待がかかる。球団新人最多打点は59年桑田の84。

◆DeNAが4月の10連敗以来、今季2度目の7連敗を喫した。左肘の手術から復帰した東克樹投手が2年ぶりに先発し、5回途中まで4失点。 打線がヤクルト先発の奥川恭伸に6回まで散発3安打に抑えられた。その後も後続の3投手を打てず、9月3日中日戦以来19試合ぶり、今季8度目の完封負けを喫した。 ソトを4試合ぶりにスタメン起用するなど打線をテコ入れしたが、振るわなかった。三浦監督は「点を取れなかったですから。チャンスらしいチャンスがつくれず。そこ(チャンス)でのもう1本も(出なかった)。3安打では4点は厳しかったです」と話した。7連敗については「何とか1日空いて、また今日からという気持ちで選手も臨みましたが、負けましたから、また明日から気持ち新たにやっていくだけです」と切り替えを強調した。

◆ヤクルトは5回2死満塁で青木が左翼へ6号満塁本塁打を放って先制。先発の奥川がチームトップタイの8勝目をマークした。ヤクルトは4-4で引き分けた14日阪神戦から9勝4分け。ヤクルトの9連勝は11年9月以来で、13試合連続負けなしは球団史上初。24日中日戦からは3-0、0-0、16-0、4-0で36イニング連続無失点。ヤクルトの連続イニング無失点は62年6月の39回があるが、4試合連続無失点は球団史上初めてだ。 ▼9月は17日塩見、21日村上、26日山田、28日青木が満塁弾。チームの月間満塁本塁打は80年8月西武、96年5月近鉄の5本が最多で、4本以上は17年5月楽天以来11度目。ヤクルトの月間4本は初めてで、同じ月に日本人選手4人が打ったのは90年6月オリックス(松永、柴原、石嶺、小川)以来2度目。 ▼ヤクルトは早ければ30日にM18が点灯。29、30日にヤクルト○○の場合は阪神●●か●△。ヤクルトが○△の場合は阪神●●が条件となる。

◆希代のバットマンが球団史上最年長満塁弾で、球団史上初となる13試合連続負けなしに導いた。ヤクルト青木宣親外野手(39)が、5回2死満塁から左翼へ6号満塁本塁打を放った。39歳8カ月でのグランドスラムは、38歳8カ月の古田敦也氏を超える球団記録。チームはその4点を守り抜き、球団初の4試合連続0封で9連勝を飾った。記録ずくめの勝利で、30日にもマジック18が点灯する。青木は、外角いっぱいのカットボールを逆らわずに振り抜いた。高く上がった打球はそのまま左翼席へ突き刺さった。「レフトは越えるなと思ったんですけど、まさかホームランになるとは。風の力も借りてという感じ」と自らも驚く一発だった。ダイヤモンドを1周すると、感情を爆発。両手を掲げて左右に振り、ベンチ前ではチームで流行している"フェラーリのポーズ"で喜びを表現した。 来年1月で40歳を迎えるが、体は変わらない。「まだズレみたいなのはない。痛みとかもないし、問題なくやれている」。ただ、今年はコロナ禍で濃厚接触者に2度認定。合計1カ月の自宅待機を経験し、状態がなかなか上がらなかった。今季は打率2割6分1厘と、納得はいかない。「監督も辛抱強く使ってくれた。ここ最近は納得のいく打席が増えているので、なんとか期待に応えたいといつもそういう気持ち」。直近10試合では、36打数13安打で打率3割6分1厘と好調。2番打者として、リーグトップの得点数を誇るツバメ打線を支える。 精神面でも立役者だ。18年、ヤクルトに復帰。声を出して仲間を鼓舞する姿勢が、後輩たちにも浸透した。この日の1回には、守備につく直前に「しっかり初回から入っていこう」と声がけ。前日は試合がなかったチームを、再度引き締めた。プレーでもベンチでもチームを引っ張り続ける。 ヤクルトのユニホームを着て12年目だが、15年のリーグ優勝時は大リーグのジャイアンツに所属。まだ、このチームでの優勝経験はない。"初優勝"が最大の目標。そのために、自分ができることをやる。「いろんなところでチームに貢献できるように」。強い信念がベテランの原動力となっている。【湯本勝大】 ▼ヤクルトは最短30日にマジックが点灯する。ヤクルトが29、30日にDeNAに○○なら、阪神は広島に●●、●△で、ヤクルトが○△の場合は阪神●●が条件。

◆ヤクルト青木宣親外野手(39)が、5回2死満塁から左翼へ6号満塁本塁打を放った。39歳8カ月でのグランドスラムは、38歳8カ月の古田敦也氏を超える球団記録。青木の気合が可視化されることがある。普段から整えられた短髪が印象的だが、ときおり頭を刈り込む。節目節目をすっきりとした髪形で臨む。後半戦開幕となった8月15日DeNA戦(新潟)では、1・2ミリから0・8ミリのグラデーションで刈り上げた。「ちょっとやりすぎたかなと。美容師さんが泣いていました。美容室でこの頭はないでしょ」と笑った。散発で気分も変える。青木にとって戦闘モードに切り替えるスイッチだ。「なんかスッキリしたいというか、いつの日からか短くしないと気が済まなくなってきた。癖になってる」。ルーティンが見られたときは、勝負どころなのかもしれない。【湯本勝大】

◆ヤクルト奥川恭伸投手がチームトップタイの8勝目を挙げた。「あまり調子が良くなかった」と振り返るも、7試合連続で四球を与えず、ストライクゾーンで勝負する投球。6回3安打無失点、4奪三振で試合を作った。 打撃では5回1死一、二塁の場面でバスターで左前打を放ち、青木の満塁弾につなげた。チームの不敗記録が続く中、投打で存在感を発揮。資格を持つ新人王争いでもアピールし「自分で止めないようにとプレッシャーはあったんですけど、連勝を止めなくて良かった」と胸をなで下ろした。 ▽ヤクルト高津監督(奥川の投球に) とびきりいいとは思わなかったが、カウント負けはしないので、今日なりに攻めていけた。こうやってしっかりどんな状態でも0を並べることができたので、また1歩前進しているのかなと思う。

◆DeNAのルーキー牧秀悟内野手(23)が62年ぶりに、球団新人安打記録に並んだ。 2回1死、奥川の高め149キロ直球を中前へはじき返した。通算安打を117とし中大の先輩、59年桑田武に並んだ。「記録に並ぶことができ、うれしく思います。まだまだシーズンは続いていますので、1本ずつ積み重ねていきたいです」とコメント。三浦監督は「本当にルーキーらしからぬというか、1年目から主力としてチームのために頑張ってくれてます」と話した。

◆767日ぶりに先発したDeNA東克樹投手(25)が、5回途中4失点で黒星を喫した。 左肘のトミー・ジョン手術を受け、19年8月23日巨人戦以来の登板。4回まで無失点も、5回2死で青木に満塁本塁打を浴びた。「思っていたより緊張せず、立ち上がりを無失点で抑えリズムに乗って投げられました。最後の最後に詰めの甘さが出てしまい、得点を与えて悔しいです」。最速148キロで6奪三振と球威は取り戻した。

◆希代のバットマンが球団史上最年長満塁弾で、球団史上初となる13試合連続負けなしに導いた。ヤクルト青木宣親外野手(39)が、5回2死満塁から左翼へ6号満塁本塁打を放った。39歳8カ月でのグランドスラムは、38歳8カ月の古田敦也氏を超える球団記録。チームはその4点を守り抜き、球団初の4試合連続0封で9連勝を飾った。記録ずくめの勝利で、30日にもマジック18が点灯する。 青木は、外角いっぱいのカットボールを逆らわずに振り抜いた。高く上がった打球はそのまま左翼席へ突き刺さった。「レフトは越えるなと思ったんですけど、まさかホームランになるとは。風の力も借りてという感じ」と自らも驚く一発だった。ダイヤモンドを1周すると、感情を爆発。両手を掲げて左右に振り、ベンチ前ではチームで流行している"フェラーリのポーズ"で喜びを表現した。 来年1月で40歳を迎えるが、体は変わらない。「まだズレみたいなのはない。痛みとかもないし、問題なくやれている」。ただ、今年はコロナ禍で濃厚接触者に2度認定。合計1カ月の自宅待機を経験し、状態がなかなか上がらなかった。今季は打率2割6分1厘と、納得はいかない。「監督も辛抱強く使ってくれた。ここ最近は納得のいく打席が増えているので、なんとか期待に応えたいといつもそういう気持ち」。直近10試合では、36打数13安打で打率3割6分1厘と好調。2番打者として、リーグトップの得点数を誇るツバメ打線を支える。 精神面でも立役者だ。18年、ヤクルトに復帰。声を出して仲間を鼓舞する姿勢が、後輩たちにも浸透した。この日の1回には、守備につく直前に「しっかり初回から入っていこう」と声がけ。前日は試合がなかったチームを、再度引き締めた。プレーでもベンチでもチームを引っ張り続ける。 ヤクルトのユニホームを着て12年目だが、15年のリーグ優勝時は大リーグのジャイアンツに所属。まだ、このチームでの優勝経験はない。"初優勝"が最大の目標。そのために、自分ができることをやる。「いろんなところでチームに貢献できるように」。強い信念がベテランの原動力となっている。【湯本勝大】 ▼ヤクルトは早ければ30日にM18が点灯。29、30日にヤクルト○○の場合は阪神●●か●△。ヤクルトが○△の場合は阪神●●が条件となる。 ▼ヤクルトは4-4で引き分けた14日阪神戦から9勝4分け。ヤクルトの9連勝は11年9月以来で、13試合連続負けなしは球団史上初。24日中日戦からは3-0、0-0、16-0、4-0で36イニング連続無失点。ヤクルトの連続イニング無失点は62年6月の39回があるが、4試合連続無失点は球団史上初めてだ。 ▼9月は17日塩見、21日村上、26日山田、28日青木が満塁弾。チームの月間満塁本塁打は80年8月西武、96年5月近鉄の5本が最多で、4本以上は17年5月楽天以来11度目。ヤクルトの月間4本は初めてで、同じ月に日本人選手4人が打ったのは90年6月オリックス(松永、柴原、石嶺、小川)以来2度目。

◆希代のバットマンが球団史上最年長満塁弾で、球団史上初となる13試合連続負けなしに導いた。ヤクルト青木宣親外野手(39)が、5回2死満塁から左翼へ6号満塁本塁打を放った。39歳8カ月でのグランドスラムは、38歳8カ月の古田敦也氏を超える球団記録。チームはその4点を守り抜き、球団初の4試合連続0封で9連勝を飾った。記録ずくめの勝利で、30日にもマジック18が点灯する。 ▼9月は17日塩見、21日村上、26日山田、28日青木が満塁弾。チームの月間満塁本塁打は80年8月西武、96年5月近鉄の5本が最多で、4本以上は17年5月楽天以来11度目。ヤクルトの月間4本は初めてで、同じ月に日本人選手4人が打ったのは90年6月オリックス(松永、柴原、石嶺、小川)以来2度目。

◆DeNAのドラフト2位・牧秀悟内野手(23)=中大=が二回の第1打席で中前打を放ち、球団新人記録に並ぶシーズン117安打をマークした。 二回1死走者なし、カウント1―2からの4球目、奥川の149キロ直球を中前にはじき返した。1959年に桑田武がマークした球団記録に、62年ぶりに肩を並べた。

◆ヤクルトが五回、青木の6号満塁弾で先制した。DeNAの先発・東のカットボールを捉え、「奥川がこれだけ頑張ってチャンスも広げてくれてなんとしてでも援護したかった。最高の形になって良かった」と胸を張った。

◆昨年2月に左肘のトミージョン手術を受けたDeNA・東克樹投手(25)が先発し、2019年8月23日の巨人戦(東京ドーム)以来、766日ぶりの1軍登板。4回2/3、88球を投げ、4安打4失点、6奪三振でマウンドを降りた。 四回までは1安打に抑え、ブランクを感じさせない力投を披露。五回1死から四球と安打で一、二塁から投手・奥川にバスターで左前打を許し、満塁のピンチを招いた。ここで塩見を3球三振に仕留める意地を見せたが、続く青木にスライダーを左翼席まで運ばれ、がっくりと肩を落とした。 東は、1年目の2018年にチームトップの11勝を挙げ新人王。左肘の痛みが影響し、19年は4勝に終わり、20年2月に左肘の内側側副靭帯再建術を受けた。長いリハビリを乗り越え、今年7月11日のイースタン・リーグのロッテ戦で実戦復帰。2軍では7試合に投げわずか8失点(自責7)、防御率1・95。計32回?で33奪三振と圧巻の成績を残していた。

◆ヤクルトの先発・奥川は6回3安打4奪三振無失点の好投。8勝目の権利を持って降板した。「調子は良くなかったが、緩急を意識して中村さんが良いリードをしてくれた。悪いなりに何とか6イニング投げることができた」と胸をなでおろしていた。

◆ヤクルトが10年ぶりの9連勝で首位をキープした。五回、青木の6号満塁弾で先制。DeNAの先発・東のカットボールを捉え、「奥川がこれだけ頑張ってチャンスも広げてくれてなんとしてでも援護したかった。最高の形になって良かった」と胸を張った。 先発・奥川は6回3安打4奪三振無失点で8勝目を挙げた。「調子は良くなかったが、緩急を意識して中村さんが良いリードをしてくれた。悪いなりに何とか6イニング投げることができた」と胸をなでおろしていた。

◆ヤクルトが無失点リレーで10年ぶりの9連勝を飾った。五回に青木の満塁本塁打で均衡を破った。奥川は6回無失点で8勝目。七回以降は星、田口、今野が1回ずつを無得点に抑えた。奥川との一問一答は以下の通り。 --投球を振り返って 「あまりよくなかったけど、悪いなりに工夫して投げられた」 --本当に良くなかった? 「よくても打たれるときがある。悪いなりに投げられた」 --安打も記録 「ずっと打てなくて、いろんな人に打撃を聞いていた。一本出てうれしい」 --青木が満塁弾 「本当にうれしかった。何とかこの4点を守りきろうという気持ちになった」 --今後に向けて 「大事な試合が続くと思うので、次の試合もがんばりたい」

◆神宮球場の夜空に舞った白球は、勝利を呼んだ。ヤクルト・青木宣親外野手(39)が五回2死満塁、左翼席へ6号を運んだ。記録ずくめのアーチに、三塁ベースを回ったベテランは右拳を握った。 試合後 ヒーローインタビューを終え、記念撮影に臨むヤクルト・青木(左)、奥川=神宮球場(撮影・長尾みなみ) 「奥川が頑張って、チャンスも広げてくれてなんとしてでも援護したかった。最高の形になって良かったです」 決して簡単な球ではなかった。DeNA先発・東が外角へ投じた135キロのカットボールを一閃。39歳8カ月での満塁本塁打は、古田敦也の38歳8カ月を抜く球団最年長記録。17日の巨人戦での塩見、21日のDeNA戦での村上、26日の中日戦での山田に続き、球団新記録となる月間4本目のグランドスラムとなった。 来年1月に40歳となるベテラン。若き頃は内野安打も多かったが、将来を見据え高い技術を磨きをかけてきた。「自分の中では、いずれ足が衰えたときに内野安打がなくなったら3割打つのは難しいなと思っていた。足がなくてもヒットを打てるように、ホームランを打てるように、考え方も変えていった」。現状に満足せず、追求してきたからこそ今がある。新たに身に着けた技術が、背番号23を支える。 4-0で勝利し、13試合連続不敗の球団新記録を達成した。まだヤクルトで優勝を経験していない青木が、自らのバットで頂に導く。

◆ヤクルトが無失点リレーで10年ぶりの9連勝を飾った。五回に青木の満塁本塁打で均衡を破った。奥川は6回無失点で8勝目。七回以降は星、田口、今野が1回ずつを無得点に抑えた。青木との一問一答は以下の通り。 --満塁弾でお立ち台 「最高です。決勝点にもなった。どっちに転んでもおかしくないような展開だった。奥川が一生懸命投げていたので、ここは何とかという気持ちだった」 --意識したことは 「とにかく安打を打つこと。そこだけに集中して打席に立った。風の力も借りて入ってくれた。最高の形で打ててうれしかった」 --逆方向への一発 「今年で40歳になるけど、まだまだチームに貢献したい」 --古田敦也氏の38歳8カ月を抜く、球団最年長の満塁弾 「古田さんの記録を抜けてうれしい」 --4試合連続無失点 「捕手の中村が強い意識を持ってシーズンに臨んでいた。野手もしっかり守って少ない点数でも勝っている。いい流れ」 --9連勝 「一戦一戦という気持ちしかない。先のことよりも目先の一勝を目指していることが、いい結果につながっている」

◆DeNAは今季9度目の零敗で、泥沼の7連敗。ヤクルト戦も6連敗で、対戦成績4勝15敗2分けとなった。 左肘のトミージョン手術を乗り越え、767日ぶりに1軍復帰登板を迎えた東投手が、五回途中6奪三振の力投を見せるも、五回に青木に満塁弾を浴びて4失点で黒星を喫した。 打線も先発の奥川から、ヤクルトの継投の前に散発3安打に抑え込まれ、全く歯が立たなかった。三浦監督は「そうですね...点を取れなかった。チャンスも少ない中でそこでのもう一本...、うーん、3安打で4点(のビハインド)は厳しかった」と言葉を絞り出した。

◆DeNAの牧が今季117安打として、1959年に桑田がマークした球団の新人最多安打記録に並んだ。二回に奥川の直球を中前へはじき返し「並ぶことができ、うれしく思う。まだまだシーズンは続いていくので、一本ずつ積み重ねていきたい」とコメントした。 8月25日の阪神戦では史上初めて新人でサイクル安打を達成するなどプロ野球の歴史に名を刻んでいる。三浦監督は「これからもいろいろ塗り替えると思う。最近はもうびっくりしなくなった」と賛辞を贈った。

◆ヤクルトは4投手が無失点でつないだ。奥川が6回を投げた後は星、田口、今野が危なげなく封じ、高津監督は「リリーフの3人も任せた1イニングをしっかりゼロでかえってきた。すごく頼もしい」と褒めた。 投手陣が失点したのは23日のDeNA戦の九回が最後。24日から4試合連続で、36イニング連続無失点となり、1962年にマークした球団記録にあと3回と迫った。 ヤクルト・伊藤投手コーチ(8勝目を挙げた奥川に)「状態としてはあまり良くなくて、少し横振りが目立った」

◆DeNAの伊藤光が顎の違和感のため途中交代した。六回に捕手としてファウルチップが当たってうずくまり、そのまま退いた。三浦監督は「違和感を訴えたので代えた」と話した。 三浦監督(散発3安打で零敗を喫して7連敗)「チャンスらしいチャンスをつくれなかった。3安打では4点は厳しかった」

◆DeNAのドラフト2位・牧秀悟内野手(23)=中大=が二回の第1打席で中前打を放ち、1959年に桑田武がマークした球団新人記録に並ぶ、シーズン117安打をマークした。 「うれしく思う。まだまだシーズンは続いているので、1本ずつ積み重ねていきたい」 猛打賞(10度)、二塁打(23本)で球団記録を塗り替え、8月25日の阪神戦では新人初のサイクル安打も達成。打率は・287で、58年に近藤和彦がマークした・270の新人球団記録更新が視野に入る。 安打数でも62年ぶりの記録を達成した黄金ルーキーに、三浦監督は「いろいろ塗り替えてきたので、最近はびっくりしなくなった」と賛辞を贈った。チームが今季2度目の7連敗を喫した中、牧が未来を明るく照らす。(浜浦日向)

◆お立ち台に上がった20歳は、いつもの笑顔を見せた。ヤクルト・奥川恭伸投手が6回84球で3安打無失点。小川に並ぶチーム最多の8勝目を手にした。 「プレッシャーはすごくあったんですけど、なんとか連勝を止めなくてよかった。(調子は)悪いなりに工夫して投げられたと思う」 試行錯誤し、ゲームメークした。序盤はやや直球の制球が乱れ、毎回走者を背負う展開。ただ、高津監督が「カウント負けをしない」とたたえるように、変化球でカウントを整えて登板7試合連続の無四球投球(与死球は17日の1)。六回は先頭・桑原に中前に運ばれたが、柴田と佐野を空振り三振、オースティンを中飛に抑えた。 奥川が6回ゼロ封で8勝目をマーク。チームは4戦連続無失点の球団新記録を樹立した(撮影・斎藤浩一) バットでも勝利を呼び込んだ。五回1死一、二塁からバスターで左前打。好機を広げて青木の決勝満塁弾につなげ「何とかこの4点リードを守りきろうという気持ちになった」と胸を張った。 七回以降は星、田口、今野が零封リレーし、チームは4試合連続無失点の球団新記録を樹立。連続イニング無失点記録は36となり、29日に先発する小川が好投すれば39イニング連続無失点(1962年)を更新する。「大事な試合が続くと思うので、次の試合も頑張りたい」と誓った奥川が、優勝へ重要なピースとなる。

◆セ・リーグ首位のヤクルトは28日、DeNA21回戦(神宮)に4―0で快勝し、10年ぶりの9連勝(3分け挟む)を飾った。「13試合連続負けなし」の球団新記録を達成し、2位・阪神とのゲーム差を1に広げた。両軍無得点の五回、青木宣親外野手が球団最年長記録を更新する39歳8カ月での6号満塁弾を左翼席へ放ち、勝利に貢献。30日にも優勝へのマジックナンバーが点灯する。 勝利を呼び込むアーチが神宮の夜空に架かった。五回2死。青木が左翼席へ6号満塁本塁打。秋風に乗ったという決勝弾に喜びの言葉を並べた。 「最高ですね。どっちに転んでもおかしくない展開でしたし、奥川が一生懸命投げていたので、『ここは何とか』という気持ちでした」 記録ずくめの一撃だった。39歳8カ月でのグランドスラム(日米通算7本目)は、負けず嫌いな古田敦也の38歳8カ月を抜く球団最年長記録となり「僕も負けず嫌いなので古田さんの記録を抜けてうれしい」。チームは球団新記録となる月間4本目の満塁弾。来年1月に40歳を迎えるベテランが新たな歴史を刻んだ。 3分けを挟んで10年ぶりの9連勝。14日の阪神戦(神宮)から13試合黒星なしの球団新記録を達成した。敗れた2位・阪神とのゲーム差を1に広げ、30日にも優勝マジック18が点灯する。 26日までの10連戦を負けなしで終え、27日の休養日を挟んだ一戦。青木は一回表の守備に就く前に「休み明けなので、しっかり初回から試合に入っていこう」とナインに呼び掛けた。 「勝ち続けた中で一息ついたところでの試合だったし、涼しくて過ごしやすい空気だったので、そのままいきたくないなと思っていた」 〝青木の教え〟は浸透している。試合に出始めた頃はシーズン中に厳しい言葉をもらうことも多かった村上は、今や自覚十分で声を出し、チームを鼓舞する。今季から主将を引き継いだ山田も、積極的に投手に声をかけるなどチームを引っ張る姿がよく見られる。 「3年間、自分がやってきたことをチームもできている」と青木。精神をたたき込み、バットで勝利に導く。「ヤクルトで優勝することが自分にとっては一番の目標。強い気持ちはある」。スワローズでの最高順位は2位。悲願の初優勝へ、気合をみなぎらせている。 残り25試合。「挑戦者なので、目の前の試合を戦っていくスタンスを貫き通したい」。一歩ずつ6年ぶりの頂を目指す。(赤尾裕希)

◆強い。ヤクルトへの率直な感想だ。抑えるべき投手が抑え、打線には日替わりヒーローが現れる。チーム状態が最も良いときの現象だ。 奥川は逆球もあったとはいえ、要所では相変わらずのコントロールの良さだった。相手は四球を期待できないため、若いカウントから打ってくる。そこを高低・内外へと決め、簡単に打ち取る。まさに術中にはめていた。 失点が少ない上に、球数をかけずにイニングを消化できる安定感。ここからは、登板間隔を短くしていいと思う。 その奥川に白星を贈り、沈黙した1番・塩見を救ったのは、言うまでもなく青木だ。塩見が見逃しで3球三振に倒れた直後に左翼へ満塁本塁打。左腕・東の逃げていく変化球を、逆らわずにバットに合わせた。 実は今季、あのエリアでは、中堅から左翼へ風が吹くことが多い。青木も当然、そこを頭に入れて打席に立っている。若手もその姿勢を吸収できれば、打線はますます活発になるはずだ。 来週は神宮で6連戦が組まれている。今の状態をキープすれば、優勝レースの〝ホームストレート〟になる? 期待してもいいだろう。(本紙専属評論家)

◆ヤクルトは序盤から劣勢に立たされ10連勝はならず、14試合ぶりに敗戦となった。先発した小川泰弘投手(31)が一回から3イニング連続失点で3回8安打6失点と試合を作れなかった。五回に打線がつながり4点を挙げたが、九回にも1点を追加したが及ばず。高津臣吾監督(52)の主な一問一答は以下の通り。 ――最終回の攻撃で集中力を発揮 「三回までの試合展開を考えれば、打つ方がなかなかチャンスがなかったですけど、よく頑張って盛り返したのかなと思います」 ――序盤の6点が重かった 「そうですね。もちろん重いですね」 ――小川は3回6失点で降板 「何となく重く見えましたね。身体というか、疲れなのかよく分からないですけど、切れもなかったですし、すごく重く見えました」 ――スアレスが救援で登板 「ちょっと登板間隔が空いているので」 ――今後も救援になるか 「それはちょっと、何とも言えないです」 ――明日以降が重要 「毎日が大事なので、きょう負けたことによって明日、気が抜けることもないですし、もしきょう勝っていても、明日しっかりとした気持ちでグラウンドに立たないと行けないですし、その気持ちは変わらないですね」

DAZN

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ヤクルト
604216 0.588
(↑0.004)
-
(-)
25527
(+4)
427
(-)
120
(+1)
66
(-)
0.258
(-)
3.400
(↑0.03)
2
(-)
阪神
65497 0.570
(↓0.005)
1
(↓1)
22473
(-)
460
(+2)
108
(-)
101
(-)
0.248
(↓0.001)
3.530
(↑0.01)
3
(-)
巨人
574917 0.538
(↓0.005)
5
(↓1)
20496
(+2)
467
(+5)
153
(-)
62
(-)
0.247
(-)
3.600
(↓0.01)
4
(-)
中日
486016 0.444
(↑0.005)
15
(-)
19363
(+5)
417
(+2)
65
(+2)
55
(+1)
0.239
(↑0.001)
3.240
(↑0.01)
5
(-)
広島
486111 0.440
(↑0.005)
15.5
(-)
23445
(+2)
506
(-)
101
(+1)
54
(-)
0.261
(-)
3.900
(↑0.03)
6
(-)
DeNA
466214 0.426
(↓0.004)
17
(↓1)
21486
(-)
545
(+4)
122
(-)
26
(+1)
0.257
(↓0.001)
4.250
(-)