楽天(★1対3☆)日本ハム =リーグ戦22回戦(2021.09.28)・楽天生命パーク宮城=
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日本ハム
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楽天
0100000001400
勝利投手:河野 竜生(3勝4敗0S)
(セーブ:杉浦 稔大(1勝2敗23S))
敗戦投手:早川 隆久(9勝6敗0S)

本塁打
【日本ハム】石井 裕也(4号・5回表2ラン)

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◆日本ハムは1点ビハインドの3回表、西川の適時打で同点とする。そのまま迎えた5回には石井の2ランが飛び出し、リードを奪った。投げては、先発・河野が6回3安打1失点の好投で今季3勝目。敗れた楽天は先発・早川が試合をつくるも、打線が4安打1得点と振るわなかった。

◆楽天の早川隆久投手(23)が10勝目に王手。楽天の新人が2桁勝利すれば07年田中(11勝)13年則本(15勝)に次いで3人目。 また、楽天左腕の勝利は11年塩見、19年辛島の9勝が最多で、左腕の早川が10勝目を挙げれば球団史上初めて。

◆日本ハム五十幡亮汰外野手(22)が再昇格した。 五十幡は6月、左太もも裏の肉離れと診断されて離脱。今月のイースタン・リーグ楽天戦でフル出場を果たし、再昇格へゴーサインが出た。栗山英樹監督(60)は「あとは疲れたときにどうなるか。最初からは無理をさせないけど、ちょっとこっちで確認しながら前に進めるように」と説明した。 また、金子弌大投手(37)が1軍に合流。前回登板の2軍戦での投球が評価。エース上沢がリフレッシュを兼ねて出場選手登録を抹消されているため、先発として起用される。指揮官は「上沢を中10日で少しずらした方がいいなと思った。その時に誰が一番勝ちやすいですかっていうだけの話」と狙いを明かした。

◆楽天先発の早川隆久投手(22)が6回95球、4安打3失点でリードを許して降板し、球団左腕初の2桁勝利となる10勝目は持ち越しとなった。 立ち上がりから最速149キロの直球を軸に飛ばした。1回1死から4者連続三振を奪うなど2回まで無安打無失点。 だが、1点の先制点をもらった直後の3回、2死から9番石井を歩かせ、松本剛、西川に連打を浴びて同点を許す。5回には1死二塁から石井に内角低め直球を捉えられ、右翼席へ勝ち越し2ランを浴びた。6回は3者凡退に抑えたが、味方の援護に恵まれず、マウンドを降りた。 「点を取ってもらった後に2アウトからのフォアボールで失点してしまったところですね。あそこをゼロで切り抜けられず、自分のリズムを作れませんでした」と悔しそうに振り返った。 前回登板の22日西武戦では6回途中2失点で、自身2連勝での9勝目を挙げていた。

◆3位楽天が最下位日本ハムに敗れ、4位ソフトバンクに0・5ゲーム差と詰められた。 2回にオコエの適時打で先制。だが3回に先発早川が2死から四球と連打で追いつかれ、5回に石井に勝ち越し2ランを浴びた。 打線も相手先発河野を捉えきれず、2回の1得点のみ。逃げ切られ、3連戦初戦を落とした。日本ハムとは今季対戦成績を10勝10敗2分けとなった。 この日敗れた首位ロッテとは5・5ゲーム差、2位オリックスとは3・5ゲーム差とされた。 以下、石井一久GM兼監督(48)一問一答 -3連戦初戦を落とした 得点をとらないと勝てないんですけど、得点をとるメークができないという状況で、ちょっと苦しい試合でした。 -6回無死一、三塁も無得点 あそこで何とか最低限1点というところでしたけども、早い回で1アウトを犠牲にしてでも1点をとれるということが大事な中で、できない部分があったので、こういう感じの得点のとれないゲームになったと思います。 -早川を早い段階で援護したかった 島内のピッチャーゴロはしょうがない。飛んだところがピッチャーゴロだった。そういうところを責めているわけではなく、1アウトを使ったり、良い時はポンっといけるので、そこはちょっと今日は難しかったのかなと思います。 -早川は6回3失点 序盤はすごくよかったです。球のキレもいつも以上にあったのかなとは感じますけど、やっぱり2ストライクからなかなか決めきれないというところに課題はあるのかなと思います。 -勝ち越し2ランも2ストライクから浴びた 2ストライクから決めきれず、苦し紛れにインコースにいって、それが真ん中に入ってしまった。2ストライクからの精度は課題だと思います。 -序盤から直球に力があった それだけにもったいないと思います。6回3失点とそれなりに抑えたんですけど、もう1つ上のレベルにいくには相手投手がいいだけに、投手戦に持ち込むというのが、ワンランク上の投手になるために必要なのかなと思います。

◆先発は楽天早川、日本ハム河野。2回に楽天オコエが先制の左前適時打。日本ハムは3回に西川が同点適時打。 日本ハムは5回に石井の4号2ランで勝ち越し。先発河野は6回まで3安打1失点。楽天早川は6回3失点で降板。 日本ハムが逃げ切り、連敗を2で止めた。河野が3勝目。楽天早川が6敗目。3位楽天は4位ソフトバンクに0・5差と迫られた。

◆3位楽天が最下位日本ハムに敗れ、4位ソフトバンクに0・5ゲーム差と詰められた。 2回にオコエの適時打で先制。だが3回に先発早川が2死から四球と連打で追いつかれ、5回に石井に勝ち越し2ランを浴びた。 打線も相手先発河野を捉えきれず、2回の1得点のみ。逃げ切られ、3連戦初戦を落とした。日本ハムとは今季対戦成績を10勝10敗2分けとなった。 この日敗れた首位ロッテとは5・5ゲーム差、2位オリックスとは3・5ゲーム差とされた。

◆楽天早川隆久投手が1発に泣き、球団左腕初の10勝目を持ち越した。 同点の5回、石井に内角直球を右翼席へ勝ち越し2ランを運ばれた。6回3失点で6敗目。「自分のリズムを作れませんでした」。打線は1得点にとどまり、石井GM兼監督は「投手戦に持ち込むことがワンランク上の投手になるために必要」と未来のエースに求めた。チームは4位ソフトバンクに0・5ゲーム差と肉薄された。

◆日本ハム西川遥輝外野手(29)の同点打で試合の流れを引き戻した。 1点を先制された直後の3回2死一、二塁で左前適時打。「3試合ぶりのヒットが打ててうれしいです。(先制点を)取られた後、すぐ追いつくことができた」と笑顔。2死無走者から石井の四球と松本剛の安打で広げたチャンスを得点につなげ、連敗ストップに貢献した。 ▽日本ハム石井(16年の早大主将が20年早大主将の楽天早川から決勝の4号2ラン)「早川君の方が全然すごい。後輩を打ってやろうという気持ちはあんまりなかったですけど、一ピッチャーと打者として対戦できて打てたのは良かった」

◆日本ハム石井一成内野手が早大対決を制し、勝利を呼び込んだ。5回1死二塁で楽天先発早川から、右翼席へ決勝の4号2ランを放った。 「自分より全然すごいのであまり意識はしなかった」と振り返ったが、1点を追う3回は四球を選んで同点の起点にもなった。「ピッチャーと打者として対戦できて打てて良かった」と、新人最速の10勝目を目指した後輩左腕に先輩の貫禄を示した。

◆日本ハム河野竜生投手(23)が、待望の今季先発初勝利を挙げた。楽天22回戦(楽天生命パーク)に先発。6回3安打1失点で、3勝目。後半戦から先発転向後は8試合目で初白星をマークした。チームは連敗を「2」で止めた。引き分け以下で自力でのクライマックス・シリーズ(CS)の可能性が消える一戦で、望みをつないだ。格別な喜びを、右手で握った勝利球が教えてくれた。河野が、今季の先発初勝利となる3勝目を挙げた。「先発で勝ちたい思いが強かった」。先発での勝利は、新人だった昨季10月31日オリックス戦以来。今季は開幕後2試合で先発も、リリーフの適性を見いだされて転向。後半戦から先発に再転向し、8試合目。ついに勝利をつかみ取った。 ひと味違った姿を見せたのは、2点リードの6回。連打で無死一、三塁にピンチを背負った。「気持ち的に引いちゃうと、やられる」と鬼気迫る心境で、たとえ打たれたとしても「そのままいけば6回3失点だし」と開き直った。プロ入り前に味わった「1点が許されない恐怖」が付きまとってきたが、ようやく吹っ切った。心のゆとりが無失点の結果に表れた。 余裕を証明するように、本人公認の新球「河野ボール」にチェンジアップの要素を強くした改良版を、ぶっつけ本番で投げてみせた。計3球投じて1三振を奪う手応えもあった。栗山監督は「あそこ(6回)を頑張れたのは、本人もすごい自信になると思う。いろんなことを感じながら、長く頑張って投げてくれた」とたたえた。 引き分け以下で、自力でのCS進出の可能性が消えていた一戦で、2年目左腕が望みをつないだ。試合前には29日先発の伊藤から「(早川の)10勝目を阻止して」と頼まれ、有言実行で投げ合いを制した。「それだけを思って投げました。大海さんに新人(の10勝)一番乗りを味わってほしかった」と思いを背負っていた。悲願の先発再転向後、さまざまな思いが詰まった初勝利。たくましくなった姿が、確かにあった。【田中彩友美】

◆日本ハム・西川遥輝外野手(29)が1点を追う三回に同点適時打を放った。 「3試合ぶりのヒットが打ててうれしいです。取られた後、すぐ追いつくことができたので引き続き頑張ります」 0-1の三回。2死から石井が四球、松本が中前打で出塁し一、二塁の好機で迎えた第2打席。カウント2-0から左腕・早川の真っすぐを左前にはじき返す適時打を放って、試合を振り出しに戻した。

◆日本ハム・石井一成内野手(27)が同点の五回に4号勝ち越し2ランを放った。 「優心(清水)が送ってくれて、後ろに剛さん(松本)も控えていたのでつなぐ気持ちで打席に入りました。追い込まれていましたが最高の形でリードを奪うことができてよかったです」 1-1の五回1死二塁で迎えた第2打席。カウント2-2から相手先発・早川の真っすぐを捉えた打球は、夜空に高く舞い上がって左中間席にスタンドイン。6月18日のソフトバンク戦(ペイペイドーム)以来となるアーチは、貴重な一発となった。

◆日本ハムは0―1の三回に西川の適時打で追い付き、五回に石井の4号2ランで勝ち越した。河野が6回3安打1失点で先発転向後初勝利。九回は杉浦が締めた。楽天は打線がつながらず、早川の6回3失点の好投を生かせなかった。 栗山監督(六回のピンチを脱して先発再転向後初勝利の河野に)「六回を頑張れたのは本人もすごく自信になると思う」 西川(三回に同点打)「3試合ぶりのヒットが打ててうれしい」

◆楽天のドラフト1位ルーキー早川は6回3失点で6敗目を喫した。1点を先制してもらった直後の三回、西川に同点打を許した。「ゼロで切り抜けられず、自分のリズムをつくれなかった」と反省したように波に乗れず、1―1の五回には石井に2ランを浴びた。 序盤に4者連続三振を奪うなど計8三振と球に切れはあったが、ピンチで粘れず球団初の左腕での10勝目はお預けとなった。11勝の宮城(オリックス)、29日の楽天戦で10勝目を目指す伊藤(日本ハム)らと新人王を争う中で白星を挙げることはできなかった。 石井監督(6回3失点で6敗目の早川に)「2ストライクから、なかなか決め切れないところに課題があるかな」

◆3位楽天は打線が4安打に抑え込まれて1得点で敗れ、4位ソフトバンクに0・5ゲーム差と詰め寄られた。石井監督は「ワンアウトを犠牲にしてでも1点を取ることが大事な中、できない部分はあった」と残念がった。 1―3の六回無死一、三塁、リーグ最多の87打点の島内に打順を回したが、投ゴロで三塁走者がタッチアウト。続く岡島、茂木も凡退して反撃のチャンスを生かせなかった。

◆日本ハムの石井が6月18日以来の本塁打で自己最多に並ぶ、勝ち越しの4号2ランを放った。1―1の五回1死二塁で、2球で追い込まれながらも慎重にボール球を見極め、6球目の内角低めの速球に反応。うまく肘を畳んで回転し、右翼席へ運んだ。 佐藤が安打で出て、清水の犠打で得た好機だった。つなぐ意識を持ったことで、内角への攻めに反応できたといい「打った瞬間はあんなに飛ぶとは思わなかった」と自身も驚く一発となった。 今季110試合目の出場で、新人だった2017年以来となる100試合以上出場を果たした。遊撃のレギュラーをつかみつつあり、課題の打撃でアピールした。

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ロッテ
584517 0.563
(↓0.006)
-
(-)
23519
(+2)
468
(+5)
108
(+1)
101
(-)
0.245
(↓0.001)
3.650
(↓0.01)
2
(-)
ORIX
584916 0.542
(↑0.004)
2
(↑1)
20472
(+5)
452
(+2)
114
(+2)
39
(-)
0.250
(-)
3.500
(↑0.01)
3
(-)
楽天
555314 0.509
(↓0.005)
5.5
(-)
21458
(+1)
443
(+3)
93
(-)
44
(-)
0.245
(↓0.001)
3.500
(-)
4
(-)
ソフトバンク
525119 0.505
(↑0.005)
6
(↑1)
21480
(+5)
409
(+2)
110
(+2)
76
(-)
0.249
(-)
3.190
(↑0.01)
5
(-)
西武
465818 0.442
(↓0.005)
12.5
(-)
21459
(+2)
518
(+5)
99
(-)
76
(-)
0.244
(-)
4.060
(↓0.01)
6
(-)
日本ハム
435717 0.430
(↑0.006)
13.5
(↑1)
26370
(+3)
436
(+1)
64
(+1)
61
(-)
0.230
(-)
3.420
(↑0.03)