西武(★4対8☆)ロッテ =リーグ戦22回戦(2021.09.26)・メットライフドーム=
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ロッテ
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西武
0220000004311
勝利投手:小島 和哉(9勝3敗0S)
敗戦投手:渡邉 勇太朗(3勝4敗0S)

本塁打
【西武】山川 穂高(18号・2回裏2ラン)

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◆ロッテは2-4で迎えた5回表、佐藤都と藤岡の適時打で3点を奪い、逆転に成功する。そのまま迎えた7回には、1死満塁から藤岡が走者一掃の適時三塁打を放ち、相手を突き放した。投げては、先発・小島が今季9勝目。敗れた西武は投手陣が振るわず、打線も4回以降は無安打と沈黙した。

◆ロッテ小島和哉投手(25)は2試合続けて完投勝利。 3試合連続で完投勝ちすると、ロッテでは08年4月の清水以来13年ぶり。浦和学院の後輩・渡辺との投げ合いを制し、今日も最後までマウンドを守れるか。

◆ロッテは1回、レアードの右中間適時二塁打で先制。西武は2回山川が逆転2ラン。同点の3回、2度の押し出し四球で再びリード。 2点を追うロッテは5回無死一、二塁で佐藤の2点適時打で同点。さらに一、三塁で藤岡の左前適時打で勝ち越した。 ロッテは7回にも藤岡の3点適時打で突き放し2連勝。先発の小島が9勝目を挙げた。西武はワーストタイの借金11となった。渡辺は4敗目。

◆西武は2連敗で今季ワーストタイの借金11となった。 2回に山川穂高内野手の58打席ぶりの1発となる18号2ランで一時は逆転。3回は押し出し四球2つでリードしたが、4回以降は無安打に抑えられた。一方ロッテには、先頭の出塁を許したイニングでは2回以外すべてで失点を喫した。 逆転負けに辻発彦監督は「一番得点しやすいパターンを考えると、いかに先頭バッターが大事かということでしょう」と振り返った。

◆首位ロッテがメットライフドームを突破した。今季は田村、昨季が荻野が長期離脱となるケガをした場所。「応援がすごいし、守備でものまれる感じはあります」という藤岡裕大内野手(28)が3安打4打点で、18年5月11~13日以来のメットライフでのカード勝ち越しに貢献した。 やり返す。7回1死満塁、前日に3球三振で崩された西武武隈がマウンドに。「昨日やられて本当に悔しかったので」。6球費やしてフルカウントにし、最後の内角変化球を右翼線へ転がした。走者一掃で試合を決め、三塁上でベンチにこぶしを挙げた。 今年こそ。「接戦でも苦しい時でもしっかり戦えているのは、去年の経験があったから」と話す。昨季は終盤の大失速で優勝を逃した。51年ぶりリーグ1位を手にできるかは、残り24試合で決まる。マーティンが故障離脱し「今が踏ん張りどころ」と集中力はなおさらに高まっている。 「ここまで来れてるのはマーティンがいたからだと思うので。マーティンの穴は大きいですけど、こういう時こそチームで1つになって優勝するという強い気持ちを持って」 大砲不在でも、個が大きな束を作れるのがロッテだ。8番打者でも6番でも、遊撃でも三塁でも、藤岡は今や欠かせない中心戦力だ。28日からは2位オリックス3連戦。初戦の勝利で優勝マジック18が点灯する。「オリックスさんは本当に投手がいいので。少ないチャンスをものにして、何とか3つ取れるように」。鬼門に打ち勝ち、風向きは変わった。【金子真仁】

◆ロッテ小島和哉投手(25)が"ウラガク対決"に勝利し、自己最多を更新する9勝目を挙げた。 浦和学院(埼玉)では4学年下にあたる西武渡辺勇太朗投手(21)と、初めての投げ合い。「意識はしていないですけど、何とかチームが勝てたのでそれが良かったかなと思います」とホッとした表情を見せた。 自身では完投、完封と2試合続けた上での、この日のマウンドだった。 「1試合投げ切れた自分に自信が持てたところもありますし、2試合連続で(完投で)投げられたところも自信が持てました。でも、そんなにうまくいく世界ではないことは一番分かっているので」 覚悟通りに、2-2で同点の3回、試練があった。守備の乱れから1死満塁。打席には、満塁で無類の強さを見せる西武4番中村。チェンジアップで三振にしたが、続く外崎、栗山と連続で押し出しを許す結果に。「攻めた四球だったと思うので」としながらも、痛い2点が入った。 なおも2死満塁で、これまた怖い7番山川。2回には2ランも浴びている。「1人でも1個でも多く、アウトを取ろうと思って、それだけの気持ちで投げました」。山川もチェンジアップで三振にし、それ以上の失点を防いだ。チームはその後、逆転勝利した。 浦和学院時代は2年春に甲子園優勝投手になり、2年夏の埼玉大会では完全試合も達成した。8回までノーヒットノーランの登板もあった。一方で、2年夏の甲子園では初回に6失点するもろさもあった。 プロ3年目。日々の工夫と反省を重ねながら、先発左腕として一本立ちし、次は10勝目がかかるマウンドだ。「自分に勝ちをつけようと思って投げるとあまり良くない傾向にあるので。気持ちは変わらず、1イニングでも長く投げて中継ぎ陣を休ませられるように頑張りたいです」と話す。 ずるずる崩れない-。頼もしくなった教え子を、恩師の浦和学院・森士前監督(57)は三塁側スタンドからゆっくりと見つめた。【金子真仁】

◆西武渡辺勇太朗投手(21)が、浦和学院の4学年先輩であるロッテ小島と先発での投げ合いに敗れた。 「試合が始まればそのこと(同校対決)を意識することはありませんでした」。しかし尻上がりに状態を上げた先輩に対し、3者凡退に抑えた4回以外はすべて先頭打者の出塁を許し、5回もたず。4回2/3 5失点(自責4)で4敗目を喫し「ストライク先行で投げることができなかった」と悔しがった。

◆ロッテがこれまで負け越している西武に連勝し、再び優勝へ勢いをつけた。 ▼ロッテは明日28日にも優勝マジックが点灯する。28日の点灯条件はオリックスとの直接対決に勝てばM18。引き分けや負けは持ち越しとなるが、その場合でも29日か30日のオリックス戦に1勝した時点で点灯する。1シーズン制でロッテに優勝マジックが出れば70年以来になる。

◆「7番・一塁」で先発出場の山川穂高内野手(29)が0-1の二回、逆転の18号2ランを放った。 「打ったのは真っすぐです。打ててよかったです」 2回、逆転の2点本塁打を放った西武・山川穂高=メットライフドーム(撮影・加藤圭祐) 2死から6番・栗山が左安で出塁し打席に立った。カウント1-1から先発・小島の144キロの速球を右中間席へ運んだ。試合前まで打率・215に苦しむ大砲の17試合ぶりの一発ですぐさま試合をひっくり返した。

◆ロッテが逆転勝ちした。2―4の五回に佐藤都の2点適時打と藤岡の適時打で3点を奪い、七回1死満塁から藤岡の3点三塁打で加点した。小島は6回3安打4失点で9勝目を挙げた。西武は渡辺が五回途中5失点と踏ん張れなかった。

◆4勝目を目指し先発した西武・渡辺勇太朗投手(21)は五回途中6安打5失点で降板。4敗目を喫した。 「三回まではリズムに乗ることができませんでした。逆転していただき、四回は抑えることができましたが五回に先頭打者を四球で出してしまい、点を取られるような投球をしてしまった」 4-2の五回、「よくない流れを作ってしまった」と先頭打者の加藤に四球、荻野に左翼線二塁打で無死二、三塁。続く佐藤都には「うまく打たれてしまいました」と中前に運ばれ同点にされた。4回?で80球で降板し「何とか立て直そうとしたのですが」と無念を口にした。 ロッテの先発は同じ埼玉・浦和学院高卒で4学年上の左腕・小島。「試合が始まれば、そのことを意識することはありませんでした」という右腕だったが母校の先輩に投げ負ける形になった。 今後に向けて、191センチの長身右腕は「ストライク先行で投げることができなかったので、(今後)修正していきたいです」と前を向いた。

◆パ・リーグ首位のロッテは26日、西武22回戦(メットライフ)に8-4で逆転勝ちし、引き分けた2位・オリックスとのゲーム差を3に広げた。藤岡裕大内野手(28)が五回に勝ち越し打、七回1死満塁では走者一掃の三塁打を放ち、自身初の4打点と活躍した。パ・リーグ内の対戦で唯一負け越している西武との3連戦を2勝1敗で乗り切り、28日からはオリックスとの直接対決3連戦(ZOZOマリン)。最短28日に優勝へのマジックナンバー「18」が初点灯する。 優勝争い真っ最中のロッテを、逆転勝ちに導いた。絶好調男の藤岡が、2打席連続適時打で自身初の4打点を挙げた。 「こういった展開で、同点に追い付いた後のチャンスで一気に逆転したいと思っていた。何とかランナーをかえせて良かった」 同点とした直後の五回2死一、二塁で、公文の初球の速球を左前へ運ぶ勝ち越し打を放った。三回に小島が2者連続の押し出し四球を与え、リードを許す展開。重苦しい空気を振り払った。 試合後、撮影に応じるロッテ・藤岡=メットライフドーム(撮影・加藤圭祐) 七回1死満塁では武隈から走者一掃の右翼線適時三塁打。25日に3球三振を喫した相手に「何とかしてやろうと強い気持ちで打席に立った」と雪辱し、4打数3安打の固め打ちだ。 9月は全21試合に出場し、打率・342(76打数26安打)、1本塁打、10打点と絶好調。・281はリーグ10位に浮上した。トヨタ自動車から2018年にドラフト2位で入団した遊撃手は堅実な守備だけでなく、バットでも貢献し、試合後の取材時には近くを通過したレアードから「ヘイ、ニュースペーパー! スゴイ、バッター!」と祝福された。 28日からは本拠地で2位・オリックスとの直接対決3連戦。最短28日に1シーズン制では1970年以来51年ぶりとなるマジック「18」が点灯する。「(藤岡は)好調をキープしてくれている。(オリックス戦が)大事なのは誰もが分かっている。まず頭(初戦)を取ることが大事」と井口監督。2005年以来、16年ぶりのリーグ優勝に向けて勢いに乗ってきた。

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ロッテ
584417 0.569
(↑0.005)
-
(-)
24517
(+8)
463
(+4)
107
(-)
101
(-)
0.246
(↑0.001
3.640
(↑0.02)
2
(-)
ORIX
574916 0.538
(-)
3
(↓0.5)
21467
(+1)
450
(+1)
112
(-)
39
(-)
0.250
(↓0.001)
3.510
(↑0.02)
3
(-)
楽天
555214 0.514
(-)
5.5
(↓0.5)
22457
(+1)
440
(+1)
93
(-)
44
(-)
0.246
(↑0.001)
3.500
(↑0.03)
4
(-)
ソフトバンク
515119 0.500
(↑0.005)
7
(-)
22475
(+4)
407
(+1)
108
(+2)
76
(+2)
0.249
(-)
3.200
(↑0.02)
5
(-)
西武
465718 0.447
(↓0.004)
12.5
(↓1)
22457
(+4)
513
(+8)
99
(+1)
76
(-)
0.244
(↓0.001)
4.050
(↓0.02)
6
(-)
日本ハム
425717 0.424
(↓0.005)
14.5
(↓1)
27367
(+1)
435
(+4)
63
(+1)
61
(-)
0.230
(↓0.001)
3.450
(↓0.01)