西武(★1対3☆)ロッテ =リーグ戦21回戦(2021.09.25)・メットライフドーム=
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ロッテ
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西武
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勝利投手:河村 説人(3勝0敗0S)
(セーブ:益田 直也(1勝4敗34S))
敗戦投手:平井 克典(4勝4敗0S)

本塁打
【ロッテ】レアード(25号・1回表2ラン)

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◆ロッテは1回表、中村奨の適時打で1点を先制すると、続くレアードの2ランで追加点を挙げる。投げては、先発・河村が6回途中1失点。その後は4人の継投でリードを守り抜き、河村は今季3勝目を挙げた。敗れた西武は、打線が中盤の好機を生かしきれなかった。

◆西武山野辺翔内野手が(27)、4月9日ロッテ戦以来、5カ月半ぶりにスタメン出場する。 内外野守れるユーティリティーは「8番三塁」で名を連ねた。栗山はスタメンを外れ、中村が指名打者に入った。

◆ロッテは1回に中村奨の適時打とレアードの2ランで3点先制。先発河村が力強い直球を軸に3回まで3安打無失点に抑えた。 西武は先発平井が2回以降は立て直し、6回途中4安打3失点で降板。6回に1死満塁から山川の犠飛で1点をかえした。 ロッテは6回途中から継投で逃げ切り連敗を3でストップ。河村が3勝目、益田が34セーブ目。西武は打線がふるわず連勝が2で止まった。平井は4敗目。

◆西武は自慢の山賊打線が振るわず連勝が2で止まり、自力でのCS進出が再び消滅した。 3点を追う6回1死満塁から山川の犠飛で1点をかえしたが、以降はロッテの勝ちパターン継投の前にパーフェクトに抑え込まれた。辻監督は「取れるときもあれば取れないときもある」と淡々。それでも投手陣が踏ん張り失点は初回の3点のみ。「ピンチはありながらも、よく踏ん張ってくれたと思います」と評価した。

◆ロッテ中村奨吾内野手(29)が5試合ぶりとなる安打で先制した。 1回1死二塁で西武平井の外角135キロを中前に落とした。直前に二盗に成功していた荻野を本塁へ迎え入れ「打ったのはスライダーです。オギさんが得点圏に進んでくれたので自分はかえすだけ。無心で打ちました」。自身もレアードの2ランで生還した。ここ4試合無安打が続いていたが、6回には二塁打も放って2安打1打点と貢献した。

◆ルーキーが連敗を止めた。ロッテ河村説人投手(24)は4回に初のピンチを迎えた。1死二、三塁で打席には西武山川。初球、115キロで意表を突いた。「カーブの感触がすごくよかった。(打者が)待ってないボールだったのでよかったと思います」。見逃した山川は思わず苦笑い。ペースを崩し、4球で空振り三振に仕留めた。 強気で向かい、5回まで4安打無失点。6回に「本塁打で逆転(の場面)だったので丁寧にいきすぎた」と走者をためて降板したが、最少失点にとどめた。気付けば7月の先発転向後、3戦全勝の3勝目を手にしていた。 「とにかく連敗を止めるというのを目標にマウンドに上がりました」。出番はチーム3カ月ぶりの3連敗で回ってきた。直近2試合は先発が5回持たなかった。緊張した。その気持ちごと制球した。仲間への信頼がある。学生時代から勝ち運があった。「味方が打ってくれることが多かったので」。過去2度の先発試合で本塁打したレアードが、3度目も打ってくれた。 今"正しい場所"にいると感じる。「優勝を目指してキャンプからやってきたので、今いる場所が何というか、正しいというか。そういう状況でやれていることがうれしい」。ドラフト4位として参加した新人合同自主トレでは「1年目はまだ先発で回れる実力がないと思う。先発が好きですけど、そこに至っていない」と話していた。スタートこそ中継ぎだったが、先発としてチームを、半年ぶりの4連敗危機から救った。 中継ぎ陣は、2死満塁をしのいだ唐川から4人がパーフェクトリリーフ。休養を挟んだ益田も9日ぶりの登板で、自己最多を更新する34セーブ目を挙げた。優勝のゴールテープを切る日まで、「正位置」で走りきる。【鎌田良美】▽ロッテ井口監督(河村に)「本当に強気の投球をしてくれてよかった。また次回こちらも期待したいと思いますし、加藤もいいリードをしてくれた。(後半も)中継ぎがしっかり抑えてくれたと思います」▽ロッテ・レアード(マーティンに並びチームトップの25号2ラン)「打ったのはスライダー。すごいっすね~! 先制した後に続くことができてよかったよ。今日のネタは中トロだよ!」

◆西武は自慢の山賊打線が振るわず連勝が2で止まった。3点を追う6回1死満塁から山川の犠飛で1点をかえしたが、ロッテ先発河村から2番手唐川に変わって以降は「勝ちパターン継投」の前にパーフェクトに抑え込まれた。これで自力でのCS進出の可能性が、再び消滅した。 辻発彦監督の主な一問一答は以下の通り-終わって見れば初回の3失点だけ。試合を振り返って 辻監督 そうだね。やっぱりその3点が痛かったね。あまりにもね。相手投手も、そういっぱい対戦してるわけじゃないけど、なんか適当にこう...荒れながらも的を絞りきれなかったんで。ちょっと難しかったですね -4回、6回のチャンスでもう1点入っていれば 辻監督 もちろん。とにかく1点取らないことにはね。反撃にならないと思って(4回無死一、二塁で外崎に犠打)送らせて山川に期待したんだけどね。あそこで1点、早めに取っておけば、まだ展開は変わったかもしれないし。まあそのままいったかもしれないし...。それは分からないけどね。流れを変えたかったんでね -相手の勝ちパターンからなかなか点が取れない 辻監督 別にそんなことはないけど。取れるときもあれば取れないときもあるだろうけど。ただ、それだけしっかり投げられればね。そんな誰だって打てるわけでもない。うちだって最初の3点で、そのあとはしっかりピンチはありながらも、よく踏ん張ってくれたと思います。ピッチャーはね -先発平井は2回以降は良かったが、立ち上がりは何がよくなかったか 辻監督 いや、分からん。コースなりとか、いろんなところから見たわけじゃないからね。そこまでは言えないけど、ただもうちょっと強気で押していってもね。やっぱり変化球が多すぎたような気がするし。平井イコール真っすぐ、スライダーというイメージで来られるんで。やっぱり強気で初回から厳しく右バッターのインコースなりにいくようにしないと。それをしないとなかなか生きてこない。次の課題じゃない -2番手の公文はいい仕事をした 辻監督 はい、素晴らしいです -これだけ好投が続くと起用法も広がってくる 辻監督 そういう大事なところでいけるというところ。やっぱり三振取れるのは武器だからね。前に飛ばされたら点が入るというところ。そういう意味では見事だったと思います

◆6月30日のソフトバンク戦(北九州)以来、約3カ月ぶりの先発となった西武・平井克典投手(29)は5回?を4安打3失点。リードを許して降板した。 「久しぶりの先発ということで、緊張もあったのか、初回は自分のリズムが作れずにバタバタしてしまいました」 自身もこう振り返るように一回にレアードに左翼席へ2ランを浴びるなど3連打で3点を失った。 ただ二~四回は「(森)友哉が要所要所でいいところを引き出してくれたので、自分なりに友哉の要求に応えられるような投球ができたことは良かった」と全て三者凡退で打ち取るなど立て直した。 二回以降は本来の緩急をつけた投球でロッテ打線を封じた。それだけに立ち上がりの3失点が悔やまれた。 次回登板に向けて「まずはしっかり準備して、立ち上がりから自分のベストなピッチング、自分のリズムで投げられるように準備していきたいと思います」と決意を示した。試合は1-3で敗れ、平井は4敗目(4勝)を喫した。

◆ロッテが連敗を3で止めた。一回に中村奨の適時打とレアードの2ランで3点を先制。新人の河村が六回途中までプロ入り後最多の111球を投げ1失点で3勝目。益田が自己最多の34セーブ目。西武は先発の平井が立ち上がり乱れた。

◆ロッテのレアードが一回、1点を先制してなおも1死一塁で、平井のスライダーを豪快に左翼席へ運ぶ25号2ランを放った。5試合ぶりの一発に「すごいですね。先制した後に続くことができて良かった」と喜んだ。 マーティンが右足甲の骨折で戦列から離脱したため、4番を任されている。これで河村が先発した3試合全てで本塁打をマークし、ルーキーを強力に援護している。

◆〝幕張のキリン〟が救世主となった。ロッテのドラフト4位・河村説人(ときと)投手(24)=星槎道都大=が、5回?を6安打1失点に抑えてチームの連敗を3でストップ。初勝利を挙げた7月7日のソフトバンク戦から先発で3戦全勝とし「自分の3連勝はともかく、本当に負けなくて良かったという気持ちが一番です」とひょうひょうと振り返った。 チームは3試合連続で先発が5回、2回、4回と長いイニングを投げられていなかった。ロメロがコンディション不良で戦列を離れ、佐々木朗も腰の張りで23日の登板を回避。そんな中、192センチの長身から「キリン」の愛称で親しまれる右腕が、角度のある球で西武打線を抑えた。 3-0の六回に1点を失い、さらに2死満塁として唐川に救援を仰いだが、自身最長の5回?、最多の111球の熱投で勝利に貢献。井口監督は「よく投げてくれた」とたたえた。 日本ハムのD1位・伊藤(苫小牧駒大)の活躍を、河村は「すごすぎて比較にならないが、いい刺激になっている」と発奮材料にしているという。同学年で同じ北海道出身。東京の大学(河村は亜大、伊藤は駒大)に進学し、1年で中退した後に道内の大学に再入学した経歴も同じ。顔を合わせたら会話を交わす間柄だ。 ロッテが26日の試合に勝てば、28日の2位・オリックスとの直接対決は優勝へのマジックナンバー点灯を懸けた戦いとなる。1シーズン制では51年ぶりとなるマジック点灯へ、連勝を狙う。

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ロッテ
574417 0.564
(↑0.004)
-
(-)
25509
(+3)
459
(+1)
107
(+1)
101
(+1)
0.245
(↓0.001)
3.660
(↑0.02)
2
(-)
ORIX
574915 0.538
(↑0.005)
2.5
(-)
22466
(+3)
449
(+2)
112
(+1)
39
(+1)
0.251
(-)
3.530
(↑0.01)
3
(-)
楽天
555213 0.514
(↓0.005)
5
(↓1)
23456
(+2)
439
(+3)
93
(-)
44
(-)
0.245
(-)
3.530
(-)
4
(-)
ソフトバンク
505119 0.495
(↑0.005)
7
(-)
23471
(+4)
406
(+2)
106
(+1)
74
(+1)
0.249
(-)
3.220
(↑0.01)
5
(-)
西武
465618 0.451
(↓0.004)
11.5
(↓1)
23453
(+1)
505
(+3)
98
(-)
76
(-)
0.245
(↓0.001)
4.030
(↑0.01)
6
(-)
日本ハム
425617 0.429
(↓0.004)
13.5
(↓1)
28366
(+2)
431
(+4)
62
(-)
61
(+1)
0.231
(-)
3.440
(↓0.01)