DeNA(★2対3☆)広島 =リーグ戦20回戦(2021.09.25)・横浜スタジアム=
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広島
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DeNA
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勝利投手:高橋 昂也(4勝6敗0S)
(セーブ:栗林 良吏(0勝1敗25S))
敗戦投手:ピープルズ(2勝4敗0S)

本塁打
【広島】會澤 翼(3号・6回表ソロ)

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◆不振に苦しむDeNAネフタリ・ソト内野手(32)だが、今季はデーゲームに10本塁打。何打数に1本打つかの本塁打率(打数÷本塁打)を見ると、ナイターで24・1に対しデーゲームは11・2。デーゲームで1発が出やすい傾向がある。

◆DeNAのドラフト2位ルーキー牧秀悟内野手(23)が球団新人の安打記録で単独2位に浮上した。 1-1の同点で迎えた3回2死満塁、同学年の高橋昂也から初球の144キロ直球を勝ち越し中前打とした。「打ったのはストレートです。前の打席(遊ゴロ)は打たされてしまったので、力強く捉えることを意識して打席に向かいました。京山を援護できるよう次の打席も頑張ります」とコメントした これが通算114安打目。安打数で並んでいた天秤(てんびん)打法で有名な1958年の近藤和彦(明大→大洋)を超えた。

◆広島小園海斗内野手(21)がプロ入り初めて規定打席に到達した。この日、4打席に立ち、現時点での規定打席をクリアした。 前日5打席連続安打の小園は、この日も3回の第2打席まで安打を重ね、連続安打を7打席に伸ばした。3打席目以降は左飛、三邪飛に倒れたものの、今季打席数が現時点での規定打席366打席に達した。前日24日の試合後、規定打席について「気にせずと言うのはおかしいですが、今まで通りやっていけたらいい」と話していた。

◆DeNAが5月以来、今季4度目の5連敗を喫した。打線が5試合連続で2点以下に抑えられた。今季、2得点以下の試合は1勝39敗6分けとなった。 1点を追う3回、オースティンの右翼線適時二塁打で同点に追い付き、ルーキー牧秀悟の中前適時打で勝ち越した。しかし、5回に鈴木誠也の適時二塁打で同点に追い付かれると、6回には3番手のピープルズが会沢に勝ち越し本塁打を浴びた。 先発の京山将弥投手は5回途中89球7安打2失点で降板した。「序盤からうまくボールをコントロールできず無駄な四球を与え、苦しい投球となってしまいました。長いイニングを投げられず降板となり悔しいです」。エスコバー、三嶋一輝、山崎康晃ら勝ちパターンの投手を投入したが、打線が4回以降は無得点に終わった。5連敗で最下位広島とは0・5ゲーム差となった。

◆DeNAが5月以来、今季4度目の5連敗を喫した。打線が5試合連続で2点以下に抑えられた。今季、2得点以下の試合は1勝39敗6分けとなった。三浦大輔監督(47)は「みんなで何とかしようとしたが。もう1歩というところですね。ここのところ形はできているが、もう1歩というところで得点にいたらず。結果として2点ですから、そういう時は投手が踏ん張るか、打線が引っ張るかどっちか。何とかこの悪い流れを止められるようにしたい」と話した。 1点を追う3回、オースティンの右翼線適時二塁打で同点に追い付き、ルーキー牧秀悟の中前適時打で勝ち越した。しかし、5回に鈴木誠也の適時二塁打で同点に追い付かれると、6回には3番手のピープルズが会沢に勝ち越し本塁打を浴びた。 先発の京山将弥投手は5回途中89球7安打2失点で降板した。三浦監督は「ボール自体はよかったと思うが、そのボールで勝負にいけていなかった。警戒し過ぎたかなというところ。ボール先行しても粘れなかった。今日のボールならもっと勝負してもよかった。もっと自分のボールに自信を持って攻めてほしかった」と話した。5回途中での交代には「毎回のように(走者を出して)リズムが悪かったですし。(鈴木誠也には)インハイのボールが真ん中にいってタイムリーで。あそこまでかなと思って代えた」と説明した。 連敗を止めるべく、7回以降はエスコバー、三嶋一輝、山崎康晃ら勝ちパターンの投手を投入した。だが、打線が4回以降は無得点に終わった。5連敗で最下位広島とは0・5ゲーム差となった。

◆広島は3回無死一、三塁、西川の二ゴロの間に先制。DeNAは3回、オースティンの右翼線適時二塁打と牧の中前適時打で逆転。 広島は5回、2死二塁から鈴木誠が左中間二塁打を放ち同点に追いついた。6回には会沢が右翼へ3号ソロを放って勝ち越した。 広島は先発高橋昂が6回2失点で4勝目。栗林が25セーブ目を挙げた。DeNAは打線が振るわず今季4度目の5連敗。

◆広島栗林良吏投手(25)が、球団新人最多タイ記録の25セーブ目を手にした。DeNA戦で3-2の9回にマウンドに登板し無失点で締めた。永川1軍投手コーチが03年にマークした記録に並び、チームの2連勝と7カードぶりの勝ち越しを導いた。連続試合セーブを8に伸ばし、15年のDeNA山崎が持つ連続試合セーブの新人記録にも王手をかけた。栗林が先駆者の目の前で、球団記録に肩を並べた。15日以来、中9日で1点リードの9回に登場。1死から四球、単打で一、二塁のピンチを招いたが、柴田をワンバウンドするフォークで空振り三振。代打関根を遊飛に退けた。マウンド上では女房約の会沢と右手でガッチリ握手を交わした。東京五輪で胴上げ投手になって以来の横浜で、球団新人最多タイの25セーブ目をもぎ取った。 「やっぱりうれしいです。(永川コーチに)並べたのはすごくよかった。1つの目標を達成できた」 「フォークを見てください!」。春季キャンプでは「永川塾」の門をたたいた。通算165セーブで同じ背番号20を付けた先人。フォーク談議を重ね、「真ん中でもいいから、強い角度で落ちていく球を投げられたらベスト」と狙いどころを伝授された。「その発想はなかった」と常に心に置き、凡打、三振の山を築いてきた。また「押し出すのではなく、鉄棒をつかむ感じで」と独特の表現でリリースの感覚も教わった。 その「永川フォーク」について、投げる感覚は「似ている」ものの「自分のフォークが通用するまでは、自分の投げ方でやって、そこから永川さんのフォークを試していきたい」と言い切る。座右の銘に「謙虚」を掲げ、同時に「自分」という強い意志を持ち合わせるのも栗林の魅力の1つだ。 失敗を経験してパワーアップにつなげた。デビューから22試合連続で無失点と圧倒的な投球を続け、迎えた6月13日のオリックス戦。終盤で打線が4点差を追いつき、8-8の9回に急きょ登板が回ってきた。2死満塁からT-岡田にサヨナラ打を浴び、プロ初失点、初黒星を喫した。準備不足だった。試合後「どんな状況でも、負けてる展開でも回ってくると思って、準備することが大事」と永川コーチから心構えを教わった。敗戦をバネに準備に集中し、現在は15試合連続無失点と再び無双状態を続けている。防御率は0・44とさらに良化した。 栗林はこの日で8試合連続セーブにもなり、DeNA山崎が15年にマークした新人最多記録に王手をかけた。デビューから1度もセーブ機会で失点していない右腕が、球団史にとどまらず、球史にもその名を刻んでいく。【古財稜明】 ▼ルーキー栗林が25セーブ目。新人の最多セーブは15年山崎康(DeNA)の37セーブで、25セーブ以上は栗林で5人目。広島では03年永川の25セーブに並ぶ新人最多タイ。

◆広島高橋昂也投手が6回6安打2失点で登板3試合ぶりの4勝目をマークした。1回に3失点した前回の反省から、慎重な立ち上がりとなった。 3回に不運な当たりから2失点するなど3回まで61球を要した。それでも「どんな状況でも強く腕を振るっていうことを意識して、とりあえず会沢さんのミットめがけて投げ込みました」と、粘り強く6回まで98球を投げ、リードを守り抜いた。

◆広島3年目小園海斗内野手が初めて規定打席に到達した。 7回の第4打席でチームの規定打席366打席となった。5安打した前日24日からの連続打席安打は7で止まったが、9回に内野安打をもぎ取って2戦連続猛打賞。打率を2割8分9厘に上げた。佐々岡監督は「本当よく頑張っていると思う。まだまだ残り試合で打率も上げられたら。励みになるだろう」と成長に期待した。

◆広島会沢翼捕手が攻守で勝利に貢献した。 8月29日の昇格後、やや当たりが止まっていたが、3月28日以来の猛打賞。同点の6回はピープルズの外角球をたたいて、右翼席へ3号決勝ソロを運んだ。守っては若手4投手を最少得点差でリードした。「(先発の高橋)昂也がよく頑張ってくれたので、何とか勝つことができて良かったです」。連勝に導いた大黒柱は粘投の左腕をたたえた。

◆またも快挙だ。DeNAのドラフト2位ルーキー牧秀悟内野手(23)が球団新人の安打記録で、並んでいた1958年(昭33)の近藤和彦(明大→大洋)を抜いて単独2位に浮上した。 1-1の同点で迎えた3回2死満塁、同学年の広島高橋昂也が投じた初球の144キロ直球を中前にはじき返し、中前打とした。「打ったのはストレートです。前の打席(遊ゴロ)は打たされてしまったので、力強く捉えることを意識して打席に向かいました」と話した。三浦監督は「本当にルーキーですけど、よくやってくれている。打席入る時にしっかり頭を整理して、打席内でも落ち着いている」と勝負強さを評価した。 牧は出場114試合で通算114安打目となった。前日に、天秤(てんびん)打法で有名な近藤和に並んだばかりだった。DeNAの新人安打記録は、1959年(昭34)桑田武(中大→大洋)の117。残り3本に迫った。 これで打点はチームでオースティン、宮崎敏郎に次ぐ60となった。新人王を争うライバルの佐藤輝明(阪神)と並んだ。【斎藤直樹】

◆DeNAのD2位・牧秀悟内野手(23)が三回2死満塁で勝ち越しの中前適時打を放った。 「前の打席は打たされてしまったので、力強く捉えることを意識して打席に向かいました」 これで今季114安打目に到達。113安打を放った1958年の近藤和彦球を抜き、球団新人単独2位に立った。 球団新人の最多は1959年に桑田武が記録した117安打。記録更新を視界にとらえた。

◆広島が競り勝った。1―2の五回に鈴木誠の適時二塁打で追い付き、六回に会沢のソロ本塁打で勝ち越した。高橋昂が6回6安打2失点で4勝目を挙げ、新人の栗林が25セーブ目。DeNAは好機を生かせず5連敗を喫した。

◆広島のドラフト1位・栗林良吏投手(25)=トヨタ自動車=が永川勝浩(現投手コーチ)が2003年に記録した球団新人最多セーブ「25」に並んだ。 3─2の九回に15日の中日戦以来の登板。1死から代打・ソトにストレートの四球、桑原に左前打を許す。1死一、二塁を招いたが、柴田をフォークボールで空振り三振、最後は代打・関根をカットボールで遊飛に仕留めた。 今季は開幕から守護神を務めデビューから22試合連続無失点のプロ野球新記録を作った。金メダルに輝いた7─8月の東京五輪でも野球日本代表のクローザーを担い全5試合に登板し2勝3セーブ。リーグ後半戦はここまで7試合に登板し、7回無失点と抜群の安定感を発揮しており、目標の新人王に向けて突っ走っている。

◆広島・高橋昂也投手(22)が6回6安打2失点で今季4勝目を挙げた。試合後のヒーローインタビューは以下の通り。 ──粘りのピッチングが光った。投球を振り返って 「それが自分のピッチングスタイルだと思っている。今日もそれができて良かったです」 ──登板前は試合の入りをポイントにあげていた。どう感じて投げたか 「前回は入りでやられているので今日は入りを意識して気持ちを入れて投げようと思っていました」 ──四回のピンチをしのぎ五、六回は修正した。一番良くなったポイントは 「投げる度にボールがよくなった。序盤で会沢さんのリードだったり、点を取ってくれたりと周りの支えがあった。うまく修正することができて良かったと思います」 ──六回の会沢の勝ち越し本塁打 「もう、純粋にうれしかったです」 ──今季4勝目。ここまでの投球は 「まだまだ。自分のピッチングができる数を増やして、残り少ないですけど、全試合を勝っていければと思います」

◆広島の会沢が2―2の六回2死無走者でピープルズの外角速球を捉えて右翼席へ勝ち越しの3号本塁打を放った。6月8日以来の一発に「土生スコアラーの指示通り、しっかりボールをつぶして打つことができた」と喜んだ。 今季3度目の3安打もマーク。捕手としても若い4投手を好リードでもり立て、七回には神里の二盗を阻止するなど攻守で存在感を発揮した。佐々岡監督は「うまく引っ張ってくれた。ホームランも大きかった」とたたえた。

◆DeNAの三浦監督は打線が終盤の好機を生かせず5連敗を喫し「形はできているがもう一本というところで得点に至らない」と嘆くしかなかった。 2―3の八回1死一、二塁から牧と大和が続けて内野ゴロに倒れると九回1死一、二塁からは柴田が空振り三振、代打関根が遊飛に終わった。佐野、オースティンら打率が3割を超える選手を4人も擁しながら5試合連続で2得点以下と苦しんでいる。「何とかこの悪い流れを止められるようにしたい」と連敗ストップを期した。

◆DeNAは5月以来、今季4度目の5連敗を喫した。5戦連続で打線が2得点以下と沈黙。1点を勝ち越された六回以降はわずか2安打で、本塁が遠かった。「もう一歩。投手が踏ん張るか、打線が粘るか。何とかこの悪い流れを止められるようにしたい」と三浦監督。26日は前回19日の登板で完投勝利を挙げたエース・今永が先発する。指揮官は「今永で明日連敗を止められるように頑張ります」と力を込めた。

◆DeNAのD2位・牧(中大)がシーズン通算114安打をマークし、1958年の近藤和彦を抜き、球団新人単独2位となった。1―1の三回2死満塁で一時勝ち越しの中前適時打。5試合連続安打で「力強く捉えることを意識して打席に向かいました」と振り返った。59年に桑田武が記録した球団新人最多の117安打まで「3」と迫った。

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ヤクルト
584216 0.580
(-)
-
(-)
27507
(-)
427
(-)
116
(-)
66
(-)
0.257
(↓0.002)
3.460
(↑0.03)
2
(-)
阪神
64487 0.571
(↑0.003)
0
(↓0.5)
24469
(+3)
455
(-)
107
(+1)
101
(+1)
0.250
(-)
3.540
(↑0.03)
3
(-)
巨人
574717 0.548
(↓0.005)
3
(↓0.5)
22491
(-)
458
(+3)
152
(-)
62
(-)
0.247
(↓0.001)
3.580
(↑0.01)
4
(-)
中日
475916 0.443
(-)
14
(-)
21358
(-)
399
(-)
63
(-)
54
(-)
0.239
(↓0.001)
3.160
(↑0.03)
5
(-)
DeNA
466014 0.434
(↓0.004)
15
(↓0.5)
23478
(+2)
531
(+3)
120
(-)
25
(-)
0.257
(-)
4.210
(↑0.01)
6
(-)
広島
466111 0.430
(↑0.005)
15.5
(↑0.5)
25433
(+3)
498
(+2)
98
(+1)
54
(+2)
0.260
(↑0.001
3.910
(↑0.01)