ヤクルト(☆3対0★)中日 =リーグ戦19回戦(2021.09.24)・明治神宮野球場=
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中日
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ヤクルト
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勝利投手:高梨 裕稔(3勝1敗0S)
(セーブ:マクガフ(2勝1敗23S))
敗戦投手:大野 雄大(6勝10敗0S)

本塁打
【ヤクルト】村上 宗隆(37号・3回裏2ラン)

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◆ヤクルトは3回裏、青木の適時打と村上の2ランで3点を先制する。投げては、先発・高梨が7回無失点の好投。その後は清水、マクガフの継投でリードを守り、高梨は今季3勝目を挙げた。敗れた中日は、先発・大野雄が試合をつくるも、打線が無得点と振るわなかった。

◆ヤクルト山田哲人内野手(29)は現在29本塁打で、2年ぶり5度目のシーズン30本塁打にあと1。 ヤクルトでシーズン30本塁打を5度以上は11~14、16~19年バレンティン、88~92年池山だけ。山田が記録すれば球団3人目の快挙になる。

◆ヤクルト村上宗隆内野手(21)が、シーズン自己最多を更新する37号2ランを放った。 1点を先制した直後の3回1死一塁、カウント1-2から、高めの145キロ直球をフルスイング。高々と上がった打球は、そのまま左翼席中段へと突き刺さった。「外の球でしたが力負けせず、しっかりと押し込むことができました」と振り返った。これで19年の36本塁打を更新。19日に史上最年少で通算100号に到達した若き主砲が、逆方向へのアーチで自らを超えた。

◆中日ダヤン・ビシエド内野手(32)が、球団外国人選手最多安打を放った。 4回の第2打席でヤクルト先発高梨から中前打を放ち、来日6年目でNPB通算766安打とし、22日に並んだばかりのパウエル打撃コーチが持つ球団外国人選手最多安打を抜いた。 ビシエドは「タイ記録に並んでから、いい当たりでも正面に飛んだりして、なかなかヒットが出なかった。新記録の1本が打てて、とてもうれしい。今日の試合に勝てるよう、この後の打席も集中していきたいね」と話した。 ビシエドは16年に来日、18年に首位打者、最多安打を獲得し、18、19年にベストナインを連続受賞、20年にはゴールデングラブ賞も受賞している。

◆ヤクルトは3回無死二塁から青木の中前適時打で先制。なお1死一塁で、村上の37号2ランで加点した。中日は3回まで無得点。 中日は6回1死一、三塁のチャンスも4番ビシエドが三ゴロ併殺打。ヤクルトは高梨が6回まで5安打無失点と試合を作る。 ヤクルトはリードを守り切って、3年ぶりの7連勝となった。これで10年ぶりの10戦負けなし。高梨は3勝目。中日大野雄は6回3失点で10敗目。

◆ヤクルト村上宗隆内野手がともに自己新となるシーズン37本塁打、98打点をマーク。19年の36本塁打、96打点を上回った。 シーズン40本塁打の最年少記録は63年王(巨人)85年秋山(西武)の23歳、100打点は18年岡本(巨人)の22歳。21歳シーズンの村上は最年少100打点へあと2と迫った。

◆快進撃はまだまだ止まらない。ヤクルト村上宗隆内野手(21)が3回1死一塁で、今季98打点目となる37号2ランを放った。19年の36本塁打を上回り、同年の96打点とともに、シーズン自己最多記録を更新。19日に史上最年少で通算100号を達成し、102本目のアーチでキャリアハイも同時に塗り替えた。チームは若き主砲の一振りで逃げ切り、10年ぶりの10戦負けなし、3年ぶりの7連勝を飾った。振り切った瞬間、村上は見上げた。3回の第2打席、カウント1-2から高めの145キロ直球をフルスイング。高々と上がった打球は、そのまま左翼席中段へと突き刺さった。激しい優勝争いの真っただ中、表情を崩さずダイヤモンドを回った。「外の球でしたが力負けせず、しっかりと押し込むことができました」と淡々と振り返った。優勝チームの4番となるため、バットで貢献した。2位阪神に0・5差と、半歩前に出た。 自己最多を更新し、成長を続ける21歳。九州学院(熊本)時代の恩師・坂井宏安前監督(64)は「下半身の使い方が良くなった」と分析する。その要因は守備にある。6回1死一、三塁のピンチ。ビシエドが放った打球が、三塁手村上の前に転がった。正面のゴロを捕球し、滑らかな動きで二塁へ転送。併殺打に仕留めた。その何げないプレーに、進化が凝縮されている。 今ではヤクルトのホットコーナーを守るが、中学、高校時代は捕手。プロ入り後、一から守備を学んだ。ルーキー時代から守備が課題。1年目の18年は3試合で失策は1個、19年は141試合で15個、20年は120試合で14個と重ねた。一方で、今季は115試合で8失策。練習の成果が数字に表れてきた。守備の上達までの過程が、打撃への好反応を呼ぶ。坂井前監督は「打つだけではやっていけない。野球はバットだけじゃない。走攻守すべてが必要」。ボールを捕って投げる、体重移動、股割り-。野球において、すべての動作はつながっている。 野球に必要な力はプレーで培われる。守備力が大幅に改善された教え子の打撃を見て、坂井前監督は「下半身が柔らかくなってきた」と目を細める。その下半身が粘りを生み、持ち前のパワーを最大限に発揮させる。プロで徹底的に守備を鍛えられたことで、鋭い打球との相乗効果をもたらした。華麗な守備が、不動の4番としての地位を支えている。【湯本勝大】

◆ヤクルトが完封リレーで首位固めに成功した。チームは6連勝中の流れの中、先発高梨は7月7日以来のマウンド。「僕が連勝を止めることはしたくなかったので、なんとか抑えて勝利につなげるピッチングができたらなと思ってました」と懸命に腕を振った。今季自己最多7回で100球を投げ、無失点と好投。前日23日は疲労を考慮され、温存された清水、マクガフがつないで締めた。 高梨は4月15日以来の3勝目を挙げた。チームは10連戦の8戦目。過酷な日程で投手事情に悩まされるが、高梨が救った形になった。高津監督は「こうやってファームから上がってきた人が、好投するということは、チームの戦力としても底上げということを考えても、すごく大きなことだと思う。今年は何人か出てくれているので、非常に助かっている」と感謝した。

◆ヤクルト・村上宗隆内野手(21)が1―0の三回にキャリアハイとなる37号2ランを放った。打点もキャリアハイを更新する98打点目となった。大野雄が投じた直球をはじき返し、左翼席中段まで運んだ。村上の本塁打と打点は2年目の2019年にマークした36本塁打、96打点が最多だった。

◆ヤクルトが今季初の7連勝を飾った。1―0の三回、村上がキャリアハイとなる37号2ランを放った。中日・大野雄が投じた直球をはじき返し、左翼席中段まで運んだ。先発の高梨は7回5安打7奪三振無失点の好投で3勝目を挙げた。

◆ヤクルトが今季初の7連勝を飾った。1―0の三回、村上がキャリアハイとなる37号2ランを放った。中日・大野雄が投じた直球をはじき返し、左翼席中段まで運んだ。先発の高梨は7回5安打7奪三振無失点の好投で3勝目を挙げた。高梨との一問一答は以下の通り。 笑顔のヤクルト・高梨=神宮球場(撮影・今野顕) --試合を振り返って 「本当にチームに貢献できていなかった。チームが首位争いしている中でチャンスをもらったので、何とか結果を残してチームに貢献したい思いがあった」 --7回無失点の好投 「何とか抑えて、チームの勝利につながる投球ができればと思った。ファームで取り組んできたことが出せた。野手にも助けられた」 --打線が援護 「先制点を取ってもらうまでは、何とか粘って投げようと思っていた。大きな先制点だった」 --チームは10戦負けなし7連勝 「本当に雰囲気がいい。どんな状況でも逆転するんじゃないか、そういう雰囲気がある。いい雰囲気で戦えている」 --今後に向けて 「前半戦、貢献できていなかった。チームとして優勝できるようにがんばっていきたい」

◆ヤクルト・村上宗隆内野手(21)が三回、大野雄から左翼席へ37号2ランを放った。この一発でシーズン98打点とし、2019年にマークした自己最多の36本塁打と96打点を更新。19日に史上最年少(21歳7カ月)で通算100号に到達した大砲が好調な打撃で3-0の勝利に貢献。チームは3シーズンぶりの7連勝を飾った。 勝利し、喜び合うヤクルト・村上、山田ら=神宮球場(撮影・今野顕) 「外角の球でしたが、力負けせず、しっかりと押し込むことができました」 9月21日のDeNA戦(横浜)で放った満塁本塁打以来、3試合ぶりの一発。今季37本塁打、98打点とし、2019年にマークした36本、96打点の自己最多を更新した。21歳シーズンで100打点に到達すれば最年少記録で、こちらは時間の問題。巨人・岡本和と争う本塁打王レースを制すれば、1955年の国鉄・町田行彦(31本)と並ぶリーグ最年少となる。 入団4年目で初めて経験するリーグ制覇へ、チームとともに自身の状態も上向いている。試合前の時点で後半戦は、31試合の出場で打率・355、10本塁打、35打点。4番打者として申し分ない働きを示している。 「熊本は水道水が本当においしいんです」。故郷の水が村上の源だ。 熊本市の水道水は、全て天然の地下水でまかなわれている。阿蘇山付近から熊本市の江津湖まで、約20年かけて地下を流れてくるという。その間にカルシウム、カリウムなどのミネラルがバランスよく含まれ、市販のミネラルウオーターよりも高い栄養素が高い。九州学院高まで育った熊本の地が、村上の体を作り上げた。 今月19日の広島戦(神宮)ではプロ野球史上最年少で通算100号本塁打を達成。1年目から2軍監督として成長を見届けてきた高津監督は「入ってきたときからずっと見ていますけれど、決して不思議じゃない。本当に通過点だと思います。まだまだ先輩に囲まれてチームの4番を打っている感じ」と、さらなる成長を願っている。 2015年以来6年ぶりとなるリーグ優勝を目指すチームは、3シーズンぶりの7連勝で首位をキープ。背番号55のバットで〝混セ〟から頭一つ抜け出す。 ◆...ヤクルト・村上が今季37号本塁打。ヤクルトの選手でシーズン37本以上を放ったのは、2018年のバレンティン(38本)以来3年ぶり。日本選手では04年の岩村明憲(44本)、15、16年の山田哲人(いずれも38本)に次いで5年ぶり3人目(4度目)。左打者では04年の岩村以来17年ぶり2人目。 ◆...21歳シーズンに本塁打王のタイトルを獲得すれば、55年の国鉄・町田行彦(31本)と並ぶセ・リーグ最年少となる。プロ野球記録は20歳シーズンで、40年の巨人・川上哲治(9本)ら4人。

◆ヤクルトは、9月14日の阪神戦(神宮)から10戦負けなしの7連勝。投げては高梨裕稔投手(30)が7回5安打無失点の好投で3勝目。打っては三回に青木宣親外野手(39)の中前適時打と、村上宗隆内野手(21)の37号2ランで3点を挙げた。高津臣吾監督(52)の主な一問一答は以下の通り ――理想的な展開で勝利 「高梨は本当に良く投げてくれたと思います。連戦中は先発投手が長い回を少ない失点で乗り切れてくれているおかげだと思うし、きょうの高梨しかり、良く投げてくれたと思います」 ――高め直球と低めの変化球のバランスがよかった 「カウント負けする場面は何回かあったんですけど、そこから粘って四球を出さなかったですし、走者を出しても次の打者をアウトにできたし、六回のところでビシエドを三ゴロで併殺に取れたというのは、計算通りのいい投球だったと思います」 ――上位打線で相手エースを攻略 「チャンスらしいチャンスはあそこの塩見が出て、4番までで3点とったあのイニング(三回)しかなかったと思うんですけど、しっかり先頭出て、ノリ(青木)がかえして、ムネ(村上)が一発で得点するというのはもちろん理想ですし、ああやって少ないチャンスをモノにできたのは、先頭の塩見からいいつながりだったのかなと思います」 ――サンタナは試合に出られる段階まで状態上がってきた 「そうですね。まだまだ様子を見ながらになりますけど、きょうは代打として打席に立ちたいということだったので出場しました」

◆中日のビシエドが球団の外国人選手最多を更新する通算766本目の安打を放った。四回に低めの変化球を捉えて二遊間を破る一打。パウエル打撃コーチが持っていた記録を上回り「新記録の1本が打ててうれしい」と喜んだ。 球団外国人選手の通算安打記録を更新した中日・ビシエド=神宮球場(撮影・田村亮介) 最多タイとなった22日は試合後にパウエル・コーチと記念撮影。「あと1本」と発破を掛けられたと言い「記録に並んでから、いい当たりが正面に飛んだり、なかなか安打が出なかった」とほっとした様子。9月はバットが湿りがちの主砲は九回も中前打を飛ばし「あとは続けて打てれば」と復調を期した。

◆ヤクルト・村上宗隆内野手(21)が24日、中日19回戦(神宮)の三回に自己最多を更新する37号2ランを左翼席へ運び、3-0の勝利と3年ぶりの7連勝に導いた。打点も98とし、2019年にマークした自己最多の36本塁打と96打点を更新。優勝争いを繰り広げる中で4試合連続安打と打線を引っ張り、プロ野球史上最年少での40本塁打、100打点を視界に捉えた。 村上の打席で乾いた打球音が響けば、たとえ左方向の当たりでも確信の一発となる。三回に青木の適時打で先制し、なお1死一塁。4番打者はインパクトと同時に勢いよく走り出すことはしなかった。大野雄の直球をバットの芯で捉え、左翼席中段まで運んだ。 「外角の球でしたが、力負けせず、しっかりと押し込むことができました」 四回以降は得点圏に走者を進められなかっただけに、貴重な追加点をたたき出した。3シーズンぶりの7連勝に導き、首位を走るチームは13日の中日戦を最後に、2011年9月以来10年ぶりとなる「10試合続けて黒星なし」。6年ぶりの優勝に向けて加速している。 その中心に座るのが、プロ4年目で初めてV争いを経験する村上だ。連勝期間中の19日に最年少の21歳7カ月で通算100本塁打を達成。この日の一発で37本塁打、98打点とし、2019年にマークした36発、96打点の自己最多を更新した。ともに21歳シーズンでは最年少となる40本塁打、100打点の到達が近づいてきた。1本差で追う巨人・岡本和との本塁打王争いでは巨人より5試合多く残しており、〝キング〟も射程に入る。今季は金メダルを獲得した東京五輪の激闘を含め、タフなシーズンを過ごす。だが夏場でも体力が落ちるどころか、勢いが増している。8月中旬に再開した後半戦は32試合で打率・360、11本塁打、37打点。試合前の食事はエネルギーとなる炭水化物を中心に、栄養バランスも考えて、他の選手の2倍を取る。体に取り入れるものには気を使っている。九州学院高時代までを過ごした熊本では「水道水が本当においしいんです」と愛飲した。熊本市の水道水は、阿蘇山付近から熊本市の江津湖まで約20年をかけて流れてくる天然の地下水を使用。その間にカルシウム、カリウムなどのミネラルが含まれ、市販のミネラルウオーターより栄養素が高い。高校時代はプロテインやサプリメントに頼らず、この水を使った白米などの食事を意識的に増やして、強い胃袋を作り上げてきた。夏バテ知らずの男が、好調なスワローズをけん引している。先発陣の好投が続き、打線が記録する507得点はリーグ1位。高津監督は「チャンスらしいチャンスは三回しかなかった。塩見が出てノリ(青木)がかえして、ムネ(村上)が一発で得点するのはもちろん理想。いいつながりだった」と目を細めた。6年ぶりの優勝を目指すチームは2位・阪神とのゲーム差を0・5に広げた。背番号55のバットで〝混セ〟から頭一つ抜け出す。(横山尚杜)

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ヤクルト
584215 0.580
(↑0.004)
-
(-)
28507
(+3)
427
(-)
116
(+1)
66
(-)
0.259
(-)
3.490
(↑0.04)
2
(-)
阪神
63487 0.568
(-)
0.5
(↑0.5)
25466
(+6)
455
(+6)
106
(+1)
100
(+1)
0.250
(-)
3.570
(↓0.02)
3
(-)
巨人
574617 0.553
(-)
2.5
(↓0.5)
23491
(+6)
455
(+6)
152
(+2)
62
(-)
0.248
(↑0.001)
3.590
(↓0.02)
4
(-)
中日
475915 0.443
(↓0.005)
14
(↓1)
22358
(-)
399
(+3)
63
(-)
54
(-)
0.240
(-)
3.190
(-)
5
(-)
DeNA
465914 0.438
(↓0.004)
14.5
(↓1)
24476
(+2)
528
(+9)
120
(+1)
25
(-)
0.257
(↓0.001)
4.220
(↓0.03)
6
(-)
広島
456111 0.425
(↑0.006)
16
(-)
26430
(+9)
496
(+2)
97
(+1)
52
(-)
0.259
(↑0.001)
3.920
(↑0.02)