1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ヤクルト | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 4 | 7 | 0 | 2 |
DeNA | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 2 | 6 | 0 | 0 |
勝利投手:サイスニード(4勝2敗0S) (セーブ:星 知弥(0勝0敗1S)) 敗戦投手:石田 健大(1勝2敗0S) 本塁打 |
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◆ヤクルトが6連勝。ヤクルトは0-0で迎えた4回表、西浦の3ランで先制に成功する。8回には山田のソロが飛び出し、貴重な追加点を挙げた。投げては、先発・サイスニードが7回1失点の好投で今季4勝目。敗れたDeNAは、打線が終盤に追い上げを見せるも及ばなかった。
◆DeNA石田健大投手が738日ぶりに真っさらなマウンドに上がった。 前半戦で中継ぎを務めていた左腕が、19年9月16日中日戦(バンテリンドーム)以来の先発。1番塩見への初球は146キロの直球。ストライクを取ると、5球目148キロ直球で右飛に仕留めた。「久しぶりの先発ということで少し緊張はありましたが、きれいなマウンドに立てる機会を与えて頂いたことに感謝の気持ちを持ちながら投球しました」。3番山田から空振り三振を奪うなど、3者凡退で立ち上がった。 救援とは投球スタイルが変わり、カーブを多投。最も遅い111キロの曲がり球と最速148キロだった直球との球速差は37キロに及んだ。中継ぎとは違い、投球の中で押し引きを見せた。 3回までは2安打無失点と順調だった。しかし、4回につかまった。1死から村上に二塁打を浴び、オスナに四球。2死一、二塁とし、西浦に144キロ直球を左翼席に運ばれた。手痛い3ラン。「相手投手の状態が良かったので、自分もそのリズムに乗っていこうと心掛けましたが、4回はテンポが悪くなってしまいました。攻撃に良いリズムを作ることができなかったことは反省点です」。4回84球で5三振を奪ったが、5安打3失点で降板。悔しさの残るマウンドとなった。
◆セ・リーグ首位のヤクルトと5位のDeNAが対戦。先発はヤクルトがサイスニード、DeNAは石田健大。
◆DeNAは石田が2年ぶりの先発。ヤクルトは新外国人のサイスニード。石田は3回まで2安打無失点。サイスニードは3回完全。 ヤクルトは4回、村上の二塁打とオスナの四球で好機をつくると、2死から西浦が3号3ランを左翼席に運んで先制した。 ヤクルトは8回から継投に入って逃げ切り。6連勝で首位をキープした。サイスニードは4勝目。DeNAは3連敗を喫した。石田2敗。
◆DeNAが10連敗中の4月以来、今季3度目の同一カード3連敗を喫した。ヤクルト先発のサイスニードを打てず、7回まで牧秀悟の適時打による1得点に抑えられた。9回に牧の右翼線適時打で1点を返したが、反撃もそこまでだった。 三浦大輔監督は「攻撃させてもらえなかった。(サイスニードに)いろいろ対策を立てているが、ストレートを捉えられきれなかった。ストレートを捉えたのがオースティンの1本だけだった。そこですね」と打線を振り返った。サイスニードから放った4安打のうち、2本がスライダー、1本がチェンジアップを打ったものだった。同投手に対しては打率1割8分8厘と歯が立たず、2勝目を献上した。 投げては、中継ぎから先発に再転向してから初登板となった石田健大投手が4回、西浦直亨に3ランを浴びた。初回に最速148キロをマークし、最遅111キロのカーブで緩急をつけたが、4回に突然制球を乱した。三浦監督は「まだ4回で、しっかり準備をしてきましたから」とスタミナ切れを否定した上で「(打順が)2巡目から変化球でカウント取れなくなった。2巡目で意識した部分があったかもしれない」と分析していた。【斎藤直樹】 ▽DeNA石田(19年9月年以来の先発で4回3失点)「久しぶりの先発で少し緊張はありましたが、きれいなマインドに立てることに感謝して投球しました。4回はテンポが悪くなってしまいました」 ▽DeNA牧(64試合ぶりの適時打2本を含む3安打)「(7回の適時二塁打は)チャンスの場面だったので、甘いボールがきたら積極的に打ちにいこうと思っていました」
◆チームの和で首位固めヤー!! ヤクルトが9戦負けなしの6連勝を決めた。前日22日に今季初めて首位に浮上。6年ぶりの優勝を"どうぞどうぞ"と譲るつもりはない。"ツバメ倶楽部"の投打がかみ合った。 "つかみはOK"だった。先発サイスニードは150キロを超える直球で押した。一方、要所ではスライダーやチェンジアップも使った。緩急で、打者が"聞いてないよ~"といわんばかりに揺さぶり、3回までパーフェクト投球。流れを呼び込んだ。 これに打線も応えた。4回2死一、二塁で西浦が5月22日以来の3号3ランで先制。「プレッシャーを感じることもなく、目の前の1試合をみんなで戦い抜こうみたいな。すごいいい雰囲気でやれている」と力をもらい、笑顔だった。 試合前にはDeNAのイベントでダチョウ倶楽部が始球式。「押すなよ」のネタの最中、球場スクリーンにはアップ中のオスナが映し出された。ダチョウ倶楽部の「オスナだよ」の呼び声に笑顔で手を振って応えるなど、ビジターながらゲストで場を盛り上げ、和やかな空気の中で始まった。声出しでは連日、ベテラン嶋が引き締める。この日は今季初めて投手陣も参加。「みんなで助け合っていこう」と強調。下位予想の下馬評を"くるりんぱ"と覆し、高い士気と一体感が、好調を呼んでいる。 上位3チームが混戦の"アツアツ"な優勝戦線。残り29試合と正念場でもあるが、熱闘を勝ち抜くために必要なのは、一枚岩となること。"友達で~き~た~"のギャグのように肩を組んで、一丸となって戦い続ける。【湯本勝大】 ▽ヤクルト山田(8回1死で29号ソロ)「先制した後になかなか追加点をとれていなくて、1点返されたところですぐに取り返せたのは、チームにとってすごく大きいと思う」 ▽ヤクルト・サイスニード(7回4安打1失点の7奪三振で4勝目)「10連戦ということもあり、なんとか中継ぎ陣に負担をかけたくないという気持ちでマウンドに上がった。野手の好プレー、中村の素晴らしいリードなどに助けられて役目を果たすことができた」
◆ヤクルトが勝利の方程式を温存して逃げ切った。清水とマクガフで試合を締めるパターンが定着したが、3点リードの8回に田口を投入。9回は、星が1失点もプロ初セーブを挙げた。 守護神マクガフは前日22日まで3連投、清水はリーグ2位の56登板。負担軽減に重きを置いた。高津監督は「今日のゲームももちろん大事だが、これからの29試合も同じだけ大事。これから乗り切るために、使うのを我慢しました」と振り返った。
◆DeNAマイケル・ピープルズ投手(30)が、6月19日広島戦以来、3カ月ぶりに1軍復帰登板を果たした。先発石田健大投手の後を受け、4回からマウンドへ。最速150キロと直球が走り、2回を打者6人でぴしゃりと抑えた。三浦監督は「本当にストレートの角度もあった。しっかり自分の役割を果たした。球の力もあった。とてもよかったと思う」と投球内容を絶賛した。 ピープルズは先述の広島戦で、投球時に急性腰痛症を発症。グラウンドに倒れ込んだ。今季は7試合に先発していたが、復帰を急ぐため、またチーム事情も重なり、救援に配置転換されていた。試合前はアメリカンフットボールの球を使ってキャッチボールするなど、独特の調整を行っていた。
◆DeNA田中健二朗投手(32)が1回を無失点と好投した。7回から3番手で登板。先頭の坂口を144キロの外角低め直球で空振り三振に仕留めた。続くサイスニードも143キロ直球で空振り三振。1番塩見には右中間へ単打を許したが、続く山崎の2球目が盗塁失敗となった。最速は145キロと直球が走り、カーブ、フォーク、スライダーも切れがあった。 三浦大輔監督は「非常にストレートの走りが健二朗らしいボールを投げていた。戻って来たというより、また新しい田中健二朗を見せてもらった。ボール自体も非常によかったと思います」と高い評価を与えていた。 田中健は12日の阪神戦で、18年7月14日阪神戦以来、1092日ぶりの復帰登板を果たしていた。左肘のトミー・ジョン手術を受けて復活し、この日は今季2度目の登板だった。【斎藤直樹】
◆ヤクルト・西浦直亨内野手(30)が四回2死一、二塁から左翼席へ先制の3号3ランを放った。 DeNAの先発左腕・石田が2ボールから投じた3球目、144キロの直球を振り抜いた。 「打者有利なカウントだったので、迷わず思い切っていきました。一発で仕留めれてよかったです」。5月22日のDeNA戦(神宮)以来、約4カ月ぶりのアーチとなった。
◆DeNA・石田健大投手(28)は2019年8月17日の広島戦以来の先発勝利を目指して登板したが、4回5安打3失点で降板した。768日ぶりの先発星をつかむことはできなかった。 「久しぶりの先発ということで少し緊張はありましたが、きれいなマインドに立てる機会を与えて頂いたことに感謝の気持ちを持ちながら投球しました。相手投手の状態が良かったので、自分もそのリズムに乗っていこうと心掛けましたが、四回はテンポが悪くなってしまいました。攻撃に良いリズムを作ることができなかったことは反省点です」 今季の開幕はリリーフの一員として1軍で迎えたが、なかなか状態が上がらず6月21日に出場選手登録を抹消された。東京五輪による中断期間中に先発に転向し、この日、2019年9月16日の中日戦以来となる1軍先発マウンドにこぎつけた。 三回までは走者を背負いながらも無失点で切り抜けていた左腕。しかし四回、1死から村上の二塁打、オスナの四球でピンチをつくると、2死一、二塁となってから法大の1学年先輩でもある西浦に左翼へ3ランを献上した。好投で流れをもってくることはできず、五回からは2番手・ピープルズが登板した。
◆DeNAの石田は2年ぶりに先発し4回3失点だった。三回までは2安打で無得点に抑えたが、四回2死一、二塁で西浦に速球を左越えへの3ランとされ「きれいなマウンドに立てる機会を与えていただいたことに感謝の気持ちを持って投げた。四回はテンポが悪くなってしまった」と反省した。 今季は開幕をセットアッパーとして迎えたが、精彩を欠き、序盤からチームが低迷する一因となった。巻き返しを期して前半戦後に2軍で先発として調整し直し「チームに迷惑を掛けたので、少しでも役に立てる投球ができれば」と意気込んで後半戦初登板に臨んだが、快投とはいかなかった。
◆ヤクルトが今季初の6連勝を飾った。四回に西浦の3ランで先制し、八回に山田の29号ソロで加点した。サイスニードが7回4安打1失点で4勝目、星が5年目でプロ初セーブを挙げた。DeNAは打線が攻め切れず3連敗を喫した。
◆ヤクルトが逃げ切り、首位をキープ。四回に西浦の3ランで先制すると、八回には山田の29号ソロで突き放した。先発・サイスニードは7回4安打1失点の好投で4勝目を上げた。西浦の一問一答は以下の通り。 --本塁打の打席を振り返って 「後ろにつなぐ、という意識が最高の結果につながったと思います」 --感触は 「感触はすごく良かったです」 --相手投手が法政大の後輩、石田投手。意識はあったか 「いや、あんまり意識はしてなかったです」 --ホームランは4カ月ぶり 「なかなか打ててなかったので、すごく嬉しいです」 --ただ、このところ打撃は好調 「そうですね。少しヒットも出てるので続けていきたいなと思います」 --チームは(2引き分けを挟んで)6連勝 「すごくいい雰囲気で1試合、1試合戦ってる結果が今の6連勝につながってると思います」 --今日勝って首位を守った。残り29試合となったが 「1戦必勝で頑張りたいなと思います」 --最後にファンへメッセージを 「明日からもまた頑張ります。応援よろしくお願いします」
◆DeNAは打線がサイスニードを攻略できず、ヤクルト戦5連敗となった。今季過去2試合の対戦で2点ずつしか奪えていなかった投手に対し、四回までは無安打。七回に牧の適時二塁打で1点を奪うのがやっとで、三浦監督は「いろいろ対策も立てているが、直球を捉えきれなかった」と首をかしげた。 ヤクルトとの今季の対戦成績は4勝14敗2分けとなった。三浦監督は「バッテリーにうまく攻められた」と嘆くしかなかった。
◆ヤクルトのサイスニードは7回4安打1失点で7三振を奪い4勝目を挙げた。「中継ぎ陣に負担をかけたくない気持ちでマウンドに上がった」と来日してから最も長い回を投げ、10連戦中のチームに貢献した。 六回までは三塁を踏ませず、牧の適時二塁打で1点を返された七回も踏ん張って後続を断った。高津監督は「球に力があったし、変化球でカウントも取れていた。あそこまでよく頑張った」とねぎらった。
◆DeNAは今季3度目の同一カード3連敗。自慢の打線がヤクルト先発、サイスニードに4安打と封じ込まれた。 三浦大輔監督(47)は「いろいろ対策も立てていますけど、直球を捉えきれなかった。ヤクルトバッテリーにうまく攻められた」と険しい表情だった。助っ人右腕が193センチの長身から繰り出す最速155キロの直球に押され、これで対戦3試合で0勝2敗と苦手にしている。 新人王を狙うD2位・牧(中大)が3安打2打点と孤軍奮闘したが、後が続かなかった。セ・リーグ首位のヤクルトには5連敗で、今季4勝14敗2分けと大きく負け越している。「負け越したから終わりではなく、積み重ねていくしかない」と指揮官。24日から始まる広島3連戦(横浜)から、仕切り直しを図る。(箭内桃子)
◆一振りで均衡を破った。四回2死一、二塁。ヤクルト・西浦直亨内野手(30)が左翼席へ先制の3号3ラン。ヒーローインタビューに呼ばれ胸を張った。 「後ろにつなぐという気持ちが最高の結果につながったなと思う」 割り切りが奏功した。左前打した第1打席と同様に2ボールとなり、「空振りしてもいいというぐらい積極的にいった」と強振。5月22日のDeNA戦(神宮)以来、約4カ月ぶりのアーチが値千金の一発となった。 8年目の今季は6月末に出場選手登録を抹消され、2軍で調整。その間も〝青木の教え〟は忘れなかった。オフの自主トレに同行する先輩から、打席での考え方について助言を受けてきており「状況を考えながら打席に立っていきたい」とうなずく。 「一戦必勝で頑張りたい」と西浦。日替わりのヒーローが誕生し、勢いが増している。
◆セ・リーグ首位のヤクルトは23日、DeNA20回戦(横浜)に4―2で競り勝った。2分けを挟んで2018年10月以来3年ぶりの6連勝を飾り、貯金15として首位の座を守った。2点差に詰め寄られた八回、山田哲人内野手(29)が左翼ポール際へ29号ソロを放った。流れを呼び戻す一発で、球団の日本選手では池山隆寛に並んで最多となる5度目の30号に王手をかけた。主将の一撃が、15年以来6年ぶりのリーグ優勝への勢いを加速させる。 横浜の夜空に白球が高々と舞い上がった。主将の一振りに、ベンチも燕党も沸いた。1点を返された直後の八回1死。山田が砂田の直球を捉え、左翼ポール際に29号を運んだ。 「なかなか追加点を取れていなかった。1点を返されたところですぐに取り返せたのは、チームにとってすごく大きかった」 22日に今季初めて首位に浮上。勢いを加速させるためにも、何としても勝利を重ねたい。バットに思いを乗せ、2年ぶりの30号に王手をかけた。大台に到達すれば、球団の日本選手では池山隆寛(現2軍監督)に並んで最多の5度目。1990年代の黄金時代を築いた背番号1の大先輩の背中に迫った。 いいイメージがあった。横浜スタジアムは東京五輪で野球日本代表が主に使用した球場。山田は全5試合で打率・350、1本塁打、7打点、3盗塁の活躍で世界野球ソフトボール連盟(WBSC)による大会MVPに選ばれた。 スポットライトを浴びた分、重圧も感じてきた。日本代表の常連となり、活躍して当然という立場。大会前には思わず「メンタルがやばい」と漏らしたこともあった。極限状況の中、「強い人間じゃない」と弱さを認め、プラス思考に徹するよう意識を変えた。
<セ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
ヤクルト |
57 | 42 | 15 | 0.576 (↑0.005) | - (-) |
29 | 504 (+4) | 427 (+2) | 115 (+2) | 66 (-) |
0.259 (-) | 3.530 (↑0.01) |
2 (-) |
阪神 |
63 | 48 | 6 | 0.568 (-) | 0 (↑0.5) |
26 | 460 (+3) | 449 (+3) | 105 (-) | 99 (+2) |
0.250 (↓0.001) | 3.550 (↑0.01) |
3 (-) |
巨人 |
57 | 46 | 16 | 0.553 (↑0.004) | 2 (-) |
24 | 485 (+5) | 449 (-) | 150 (+3) | 62 (-) |
0.247 (↓0.001) | 3.570 (↑0.03) |
4 (-) |
中日 |
47 | 58 | 15 | 0.448 (-) | 13 (↓0.5) |
23 | 358 (+3) | 396 (+3) | 63 (-) | 54 (-) |
0.240 (-) | 3.190 (↑0.01) |
5 (-) |
DeNA |
46 | 58 | 14 | 0.442 (↓0.005) | 13.5 (↓1) |
25 | 474 (+2) | 519 (+4) | 119 (-) | 25 (-) |
0.258 (-) | 4.190 (-) |
6 (-) |
広島 |
44 | 61 | 11 | 0.419 (↓0.004) | 16 (↓1) |
27 | 421 (-) | 494 (+5) | 96 (-) | 52 (-) |
0.258 (↓0.001) | 3.940 (↑0.01) |
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