西武(☆5対4★)ロッテ =リーグ戦20回戦(2021.09.24)・メットライフドーム=
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ロッテ
2101000004811
西武
00221000X51002
勝利投手:田村 伊知郎(1勝0敗0S)
(セーブ:平良 海馬(2勝2敗17S))
敗戦投手:田中 靖洋(1勝2敗0S)

本塁打
【ロッテ】安田 尚憲(8号・4回表ソロ)
【西武】岸 潤一郎(9号・3回裏2ラン),中村 剛也(14号・4回裏ソロ)

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◆西武が接戦を制した。西武は2-4で迎えた4回裏、中村のソロなどで2点を奪い、同点とする。そのまま迎えた5回には、相手の暴投の間に1点を挙げ、勝ち越しに成功した。投げては、2番手・田村がプロ初勝利。敗れたロッテは、打線が中盤以降の好機を生かせなかった。

◆西武森友哉捕手(26)が、1回2死から遊撃への内野安打を放ち、6打席連続出塁を記録した。 23日の楽天戦では1打席目の10号ソロから左前打、四球、四球、二塁打と全打席出塁し、この日の1打席目も遊撃への内野安打を放った。

◆西武今井達也投手(23)が、痛恨の押し出し四球を与え、ロッテに追加点を許した。 2点ビハインドの2回1死一塁から、藤原、中村奨、レアードに対し、12球連続ボールで歩かせた。 初回から最速は154キロをマークしながら、制球が定まらず、3四球が絡み、安田、佐藤都の適時打で2失点。2回終了時点で球数は66球に達した。 3回は2死一、二塁のピンチを抑えたが、球数は90球に達し、3回4安打3失点で降板した。

◆西武中村剛也内野手(38)が、今季14号ソロを放ち、通算438本塁打とし、歴代単独15位に立った。 2点を追いかける4回無死、カウント1-1からロッテ二木の変化球を左翼席に運んだ。 22日の楽天戦で元西武、ダイエー(現ソフトバンク)の秋山幸二氏に並んだが、2試合ぶりのアーチで抜いた。

◆西武田村伊知郎投手(27)が、プロ5年目で涙のプロ初勝利を挙げた。 1点ビハインドの4回から登板。安田にソロを浴びたが、その裏に中村のソロ、源田の適時打で同点。2イニング目の5回を無失点に抑え、その裏に暴投で勝ち越した。 報徳学園、立大を経て、16年ドラフト6位で西武に入団。通算66試合目の登板で待望の白星を手にした。試合後にはお立ち台で涙を流しながら、喜びをかみしめた。お立ち台は以下の通り。 ? -プロ初勝利。どんな思いか 田村 ちょっとうれしすぎて、頭が真っ白です -監督からはどんな言葉を掛けられたか 田村 『おめでとう』と言ってもらいました -5年目でつかんだ白星の思いは 田村 なかなか、ここまで結果が出ない日が続いたんですけど、いつも変わらずに応援してくれる人がたくさんいたんで、それで頑張ってこられました -ファンの応援は 田村 メットライフドームで投げる時は、ファンのみなさまの応援に後押しされて、1球1球、歓声とか拍手を送ってもらうことで、何とか自分を奮い立たせて投げることができたので、本当に感謝しています -追い上げた場面でのマウンド。どんな思いで上がったのか 田村 普段、練習でやってることを100%出して、1球1球後悔がないように、そして必死でこの同点の状況を守れるようにと思って投げました -味方が追いつき、勝ち越しての白星。2イニングを振り返って 田村 2イニング、全力で投げてたので、あまり覚えてないんですけど、その後のリリーフ陣の方、野手陣の方が1イニング1イニング積み重ねてやってくれることで、すごくうれしかったです -残りの試合に向けて 田村 やること変わらずに、1日1日目の前の試合を全力で戦っていくだけだと思っているので、これからも変わらずに頑張っていきたいと思います -ファンにメッセージを 田村 本当にいつも熱い声援をありがとうございます。これからも1球1球、自分のできることを精いっぱいやって、何とかチームに貢献できるように頑張りますので、これからも応援よろしくお願いします

◆ロッテが1回、安田、佐藤都の適時打で2点を先取。2回にも押し出し四球で1点を加えた。西武は3回、岸の2ランで反撃した。 ロッテが4回、安田のソロで1点を追加したが、西武はその裏、中村のソロ、源田の適時打で追いつき、5回に暴投で勝ち越した。 西武が、継投で1点のリードを守りきった。2番手の5年目田村伊知郎がプロ初勝利。平良が17セーブ目。ロッテは逆転負けで3連敗を喫した。田中が2敗目。

◆西武中村剛也内野手が今季14号ソロで通算438本塁打とし、歴代単独15位に立った。 2点を追う4回無死。二木の変化球を左翼席に運んだ。西武、ダイエー(現ソフトバンク)の秋山を抜き「偉大なライオンズの先輩でもありますし、非常にうれしいです」とコメント。14位は巨人長嶋の444本で「そうそうたる先輩方がいるので、何とか近づけるように頑張りたいです」と力を込めた。 ▽西武辻監督(中村の通算438本目の1発に)「さすがホームランバッター。フォークが抜けたやつをね、1発で仕留めてホームランにしちゃうんだから、素晴らしいバッティングとしか言いようがないです」

◆首位ロッテが逆転負けで3カ月ぶりの3連敗を記録した。二木が、先発では今季自己最短タイの4回KO。3点リードの3回に西武岸に2ラン、2点リードの4回には中村にソロと2発を食らい、被本塁打はリーグワーストの21本を数えた。長い回を投げることを期待して送り出した井口監督は「先発としてゲームをつくれなかったってことですね」と厳しかった。 打線は6回以外、毎回得点圏に走者を進めながら14残塁。2打点を挙げた安田も、2回1死満塁で低めの変化球に手を出して空振り三振。8回2死一、二塁では二ゴロに倒れた。同監督は「あそこで何とか1点取らなきゃねってところです。(4回のソロ)本塁打より、その前の満塁で何とかしてほしかった」と、ここぞの1本が出なかったことに注文を付けた。 2分けを挟んでの3連敗は6月24日以来だが、3試合で3連敗したのは、5連敗スタートした開幕時以来半年ぶり。連敗しないこと、終盤で粘ることが今季の強さの象徴だった。マジック点灯も足踏み状態。試練の時を迎えている。 一方で明るい材料もある。安田が1回に、チームとして29イニングぶりの適時打を放った。初回の得点は7試合ぶりだった。和田はリーグトップタイの24盗塁を記録し、首痛で離脱していた唐川は6月10日以来の1軍マウンドに復帰。20打席以上快音なしだった藤原には最後の打席で安打が出た。「明日につながればいいですけどね」。2位オリックスとは依然2・5ゲーム差。4連敗はできない。 ▽ロッテ二木(2被弾含む4回4失点で勝敗付かず)「味方が初回から点を取ってくれて、いい流れをつくってくれたんですが、このような展開にしてしまい申し訳ないです」

◆西武が、先発全員安打で首位のロッテに逆転勝ちした。先発の今井達也投手が、3回を7四球の乱調で3失点で降板。劣勢の展開から、3回に岸潤一郎外野手が反撃の口火を切る9号2ランを放ち、2点差の4回には中村剛也内野手の14号ソロ、源田壮亮内野手の適時打で試合を振り出しに戻した。 2番手の田村は2イニング目の5回を無失点で切り抜けると、打線はその裏2死三塁から暴投で勝ち越しに成功。1点のリードを6回から水上由伸投手、増田達至投手、森脇亮介投手、平良海馬投手の無失点リレーで守りきって、田村伊知郎投手にプロ初勝利をプレゼントした。 辻発彦監督は「立ち上がりから、今井が3回でああいう形になったので、あとが大変だなという気持ちでいたけど、そこでのろしを上げた岸の2ランが、『よし行くぞ』という気持ちになったホームランになりましたね」と評価した。 首位ロッテ相手の逆転勝ちに「うちもこういう気持ちの入った試合をしていけば、若い選手にはプラスになる。反省材料は山ほどあるんだけど、その中でも打って逆転できたというね。同点に追いついた源田の2死からのタイムリーが非常に良かったですね」とたたえた。

◆西武・今井達也投手(23)が立ち上がりの一回に独り相撲で2点を失った。 先頭の荻野を四球で歩かせ、藤原、中村奨は打ち取って2死二塁から4番のレアードに四球で一、二塁。続く安田の打席に暴投で一、三塁にピンチを広げると、フルカウントから152キロの直球を捉えられ、自身の顔面に向かってくる弾丸ライナーに。今井は帽子を飛ばしながらマウンド上で倒れこんでよけた(結果は中前適時打)。 続く角中には四球で満塁とされると佐藤都に右前適時打を浴びた。一回だけで2安打2失点。3四球に1暴投で、40球を要する苦しいスタートとなった。

◆先発した西武・今井達也投手(23)は二回1死から荻野に中前打を浴びると2番の藤原から4番のレアードまで1球もストライクが入らず、12球連続ボール。3者連続四球で押し出しによる1点を失った。一回は2安打に3四球と1暴投で2失点だった。 今井は23日時点で12球団最多の79四球(同2位は西武・松本の55個)、同2番目に多い9死球を記録している。

◆西武・中村剛也内野手(38)が2-4の四回に二木から左越え14号ソロを放った。これで秋山幸二(西武、ダイエー)を抜いて歴代単独15位の通算438号となった。 「打ててよかったです」。淡々とした談話だが、22日の楽天戦で437号を放った際に「(秋山氏に)並ぶことができてうれしい。あっという間に抜かせるように頑張る」と語っていた。 歴代14位は長嶋茂雄(巨人)の444本。西武の「おかわり」がミスター超えを目指す。

◆西武が競り勝った。2―4の四回に中村のソロと源田の適時打で追い付き、続く五回に暴投の間に1点を勝ち越した。2番手の田村が2回1失点でプロ初勝利を挙げ、平良は17セーブ目。ロッテは守りのミスが響いて3連敗を喫した。

◆1点を追う四回から2番手で登板した西武・田村伊知郎投手(27)が、2回1安打1失点。味方打線が四、五回で3得点で逆転し、5年目、通算66試合目の登板でプロ初勝利を挙げた。 立大からドラフト6位で入団した右腕は「ちょっとうれし過ぎて頭真っ白です。なかなかここまで結果が出ない日が続いたんですけど、いつも変わらず応援してくれる人がたくさんいたんで、それで頑張れました」とお立ち台で号泣した。 主にビハインドの展開から投げることが多く、これまで勝利もホールドも先発もなければ黒星もない。それでも「それが自分の役割だと思っていた。いつか付けばいいなと思っていましたが、それよりも目の前の試合を一球一球後悔のないようにという気持ちで投げてきました」と必死に投げ続けた結果、5年目にようやく白星を手にした。 田村が入団した2017年から指揮をとる辻監督も「田村はずっと一生懸命、気持ちを込めて投げているピッチャーで、2軍にいったり、1軍にいったり、いろんな苦労をして5年間やってきた。私の同期でもあるしね、本当にあいつはまじめに頑張っているから、本当にうれしい1勝でした」と喜んでいた。

◆ロッテの二木は二回までに3点の援護をもらいながら4回4失点とリードを守れなかった。チームが3連敗となり「味方が初回から点を取っていい流れをつくってくれたが、このような展開にしてしまい申し訳ない」と悔やんだ。 三回に岸に2ラン、四回には中村にソロを浴びた。井口監督は「(西武打線は)甘く行ったら一発がある。そこを防げなかった」と振り返った。

◆西武の田村が2番手として2回1失点で踏ん張り、5年目、通算66試合目の登板でプロ初勝利を挙げた。登板した四回に安田にソロを浴びたが、味方が追い付いた直後の五回2死二塁で荻野を投ゴロに打ち取り、その裏の勝ち越しにつなげた。お立ち台では「うれしすぎて頭が真っ白です」と目に涙を浮かべた。 兵庫・報徳学園高から立大を経て入団。リードされた展開での登板が多く、プロで勝敗が付いたことがなかった。「ここまで結果が出ない日が続いたが、変わらずに応援してくれる人がいたので頑張ってこられた」と感謝した。

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ロッテ
564417 0.560
(↓0.006)
-
(-)
26506
(+4)
458
(+5)
106
(+1)
100
(+2)
0.246
(-)
3.680
(-)
2
(-)
ORIX
564915 0.533
(↓0.005)
2.5
(-)
23463
(+3)
447
(+4)
111
(+2)
38
(+1)
0.251
(-)
3.540
(-)
3
(-)
楽天
555113 0.519
(↑0.005)
4
(↑1)
24454
(+4)
436
(+3)
93
(-)
44
(-)
0.245
(-)
3.530
(-)
4
(-)
ソフトバンク
495119 0.490
(↓0.005)
7
(-)
24467
(+1)
404
(+4)
105
(+1)
73
(-)
0.249
(↓0.001)
3.230
(↓0.01)
5
(-)
西武
465518 0.455
(↑0.005)
10.5
(↑1)
24452
(+5)
502
(+4)
98
(+2)
76
(+1)
0.246
(↑0.001
4.040
(-)
6
(-)
日本ハム
425517 0.433
(↑0.006)
12.5
(↑1)
29364
(+4)
427
(+1)
62
(+3)
60
(+1)
0.231
(-)
3.430
(↑0.03)