ロッテ(★0対5☆)ソフトバンク =リーグ戦21回戦(2021.09.23)・ZOZOマリンスタジアム=
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ソフトバンク
03001010051402
ロッテ
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勝利投手:マルティネス(8勝3敗0S)
敗戦投手:土肥 星也(0勝1敗0S)

本塁打
【ソフトバンク】柳田 悠岐(27号・2回表ソロ),栗原 陵矢(16号・5回表ソロ)

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◆ソフトバンクは2回表、柳田のソロや三森の適時二塁打などで3点を挙げ、先制に成功する。そのまま迎えた5回には、栗原のソロでリードを広げた。投げては、先発・マルティネスが7回無失点で今季8勝目。敗れたロッテは、先発・土肥が試合をつくれず、打線も5安打無得点と振るわなかった。

◆ロッテ佐々木朗希投手(19)は前半戦1勝2敗、防御率3・76も、後半戦は3試合先発して1勝0敗、防御率2・00。 前半戦は26回1/3を投げて与四球が11個あったが、後半戦は18回で2個だけと、制球が安定している。

◆ソフトバンクは2回に柳田の中越え27号ソロなどで3点先取。登板回避の佐々木朗に代わって先発したロッテ土肥は2回で降板。 ソフトバンクは5回に栗原の16号ソロで4点目。先発マルティネスはロッテ打線を6回まで5安打無得点に抑える好投で、終盤へ。 ソフトバンクは7回も1点を加え3連勝。マルティネス8勝目。ロッテは今季7度目の無得点で8月17日以来の連敗。土肥1敗目。

◆ソフトバンクが約1カ月ぶりの3連勝で、首位ロッテとのゲーム差を「7」に縮めた。先発マルティネスが7回無失点で8勝目。主砲の柳田にも決勝の27号ソロが飛び出した。試合後の工藤公康監督(58)の一問一答は以下の通り。 -横綱相撲のような快勝 工藤監督 横綱相撲ってわけじゃないですけどね、マルちゃん(マルティネス)が良かったし、打線も早い回にしっかり点が取れたので良かったかなと。気持ちの部分でもマルちゃんが余裕を持って投げられたかなと思います。 -2回の柳田の先制弾で勢いがついた 工藤監督 本当につながっている。つながりが出れば、あと1本、あと1本というのは出てくる。今はいい形で勝っているのであーだこーだと言うことはない。何よりも勝つっていうのが選手にとっても元気が出ることだし、明日につながる。全てにおいてミスがあったところも帳消しになることもある。良かったなぁと思いますよ。 -先発が佐々木朗から土肥に急きょ代わっても、打線が打ち崩した 工藤監督 前に当たったということもありますし、当たってなくても、しっかりとストライクを打っていけたのでチャンスも作れたし点にもなった。 -3番栗原、4番柳田で流れが良くなっている 工藤監督 良くなっていると思いますね。みんなもなんとかチャンスをというつもりで今やってくれている。少しずつ打線も良くなっているし、個人も良くなっている。しっかりと結果として出ているのはいいこと。 -マルティネスはさすがの7回無失点 工藤監督 さすがですね。すごくアグレッシブにピッチングをしてくれるし、(ベンチに)帰って来てからもしっかり拓也(甲斐)とコミュニケーションを取る。たとえ0で抑えてもやるし、ああいう研究熱心さと向上心があるからこそ、安定したピッチングができている。試合数が少なくなれば(登板)間隔が短くなる時もありますけど、そこもチーム一丸となってなんとか。まだまだ全然いけると思う。 -24日からは福岡に戻って日本ハムと3連戦 工藤監督 下位とかうんぬんではなく、とにかくどのチームにも一戦必勝という思いでやっていかないといけない。とにかく1試合1試合を全力で。これ以上体が動かないというところまで頑張っていきたいなと思います。

◆ソフトバンク栗原陵矢捕手が貴重な中押し弾を放った。5回1死走者なし。カウント2-2と追い込まれながら左腕鈴木の135キロのフォークを右中間スタンドへ16号ソロを運んだ。 「ここ数試合(先発の)マルちゃん(マルティネス)に勝ちをつけられていないので、何とか援護したいと思って打席に入った」。3番に入った20日楽天戦でもアーチを放つなどここ3戦で3打点。昨年マークした自己最多17本塁打にあと1本と迫った。 ▽ソフトバンク三森(2戦ぶりの先発1番で2回に適時二塁打を放ち)「先制した後、みんながつないだチャンスを、絶対に生かしたいという思いでした」 ▽ソフトバンク牧原大(今季4度目の3安打、猛打賞に)「自分の役割を果たそうと思った。首位ロッテに勝てたことが良かった。打席ではいい感覚を継続することができている。この感覚を大事にして勝ちにつながる活躍をしていきたい」 ▽ソフトバンク・デスパイネ(7回の中前適時打に)「打ったのはカットボール。チャンスでだったので絶対に走者をかえそうと気合が入ったよ」

◆ソフトバンクのマルティネスが7月10日オリックス戦以来、約2カ月半ぶりの白星を手にした。7回94球を投げ5安打無失点。後半戦6試合目にしてようやく8勝目にたどり着いた。「本当にうれしい。チームとしてもいい勝ち方だったし、いい1勝になった」。2、3回以外はすべて走者を背負ったが「攻め」の気持ちで押し続けスコアボードに0を並べた。「負けられない試合が続く。プレーオフのつもりでやっていきたい」と久々の白星にも気を引き締めていた。

◆ソフトバンク柳田悠岐外野手がリーグトップに並ぶ27号ソロで、チームを約1カ月ぶりの3連勝へ導いた。 0-0の2回先頭。緊急先発だったロッテ土肥の直球を、バックスクリーンへ豪快に運んだ。「丁寧に打つことだけを考えて打席に入りました。先制の1本となり良かったです」。5試合ぶりのアーチに笑みをこぼした。 7回にも右前打を放ち、4番に座った20日楽天戦から3試合連続のマルチ安打。主砲が打線の潤滑油となり、チームも今季初の3試合連続2桁安打。工藤監督も「本当につながっている。つながれば、あと1本、あと1本というのは出てくる。今はいい形で勝っているので、あーだこーだと言うことはないです」と、文句なしの活躍だ。 柳田は「勝てて良かったです」との一言で帰路についた。首位ロッテに敵地で2連勝し、ゲーム差を7に縮めた。CS圏の3位楽天とは2差。24日からは最下位日本ハムを本拠地に迎えて3連戦だ。指揮官は「とにかくどのチームにも一戦必勝という思いでやっていかないといけない。これ以上体が動かないというところまで頑張っていきたい」と、力を込めた。【只松憲】 ? ▽ソフトバンク三森(2戦ぶりの先発1番で2回に適時二塁打を放ち)「先制した後、みんながつないだチャンスを、絶対に生かしたいという思いでした」 ▽ソフトバンク牧原大(今季4度目の3安打、猛打賞に)「自分の役割を果たそうと思った。首位ロッテに勝てたことが良かった。打席ではいい感覚を継続することができている。この感覚を大事にして勝ちにつながる活躍をしていきたい」 ▽ソフトバンク・デスパイネ(7回の中前適時打に)「打ったのはカットボール。チャンスでだったので絶対に走者をかえそうと気合が入ったよ」

◆首位ロッテがアクシデントに見舞われ、1カ月以上ぶりの連敗を喫した。プレーボールの約1時間半前、予告先発が佐々木朗から左腕土肥に変更された。佐々木朗は前日練習では元気な姿を見せていたが、同日試合後に腰の張りを訴えたという。井口監督は「朝の状態で厳しいということだったのでね、急きょ土肥に」と説明した。 19年10月に左肘を手術した土肥にとっては2年ぶりの1軍マウンド。任された機会を意気に感じて臨むも、ソフトバンク打線が上回った。柳田にバックスクリーン弾を浴びるなど、2回に長打3本含む5安打を許して3失点。「優勝争いをしている中でせっかくチャンスをいただいたのに、全く何もできませんでした。申し訳ないです」と話し、この回限りで降板した。 2連敗は8月17日以来、37日ぶり。後半戦に入って圧倒的な強さを誇ってきた。それがマーティンの離脱もあり、直近6試合で計7点と打線に陰りが見え始めている。過去2試合で対戦打率1割7分だったマルティネスをこの日も攻略できず、今季7度目の0封負けとなった。 ただ、2位以下との差は縮まっていない。井口監督は「しっかり切り替えて頑張っていきます」と次の西武戦を見据える。佐々木朗はこの日、ストレッチ程度の運動にとどめたが、症状はひどくはなく、登録抹消は今後の様子を見て決めるという。投打とも立て直し、流れを断ち切る。

◆単純明快なことだが、先発投手がゲーム中盤までしっかり抑えて、打線が先制、中押しをすれば8割方は白星を手にすることができるだろう。この「必勝の型」でソフトバンクは首位ロッテに敵地・千葉で2連勝を飾った。 初戦はエース千賀が7回まで0を並べ、8回途中1失点の粘投。2戦目は助っ人マルティネスが7回無失点投球。上昇気配の見え出した打線もチーム今季初となる3戦連続の2ケタ安打で呼応した。借金も「1」まで戻し、4位からの逆襲に弾みがつき始めた。暑さ寒さも彼岸まで、とはよく言ったもので、彼岸の中日である「秋分の日」をホークスにとって好不調の大きな分岐点にしてもらいたいものだ。 試合後のヒーローインタビュ-でマイクを握った先発マルティネスは言った。「これからの試合も1つも落とせない気持ちでやっていきたい」。この3連勝で快打を飛ばした打撃陣も必ずコメントに加えていたのは「負けられない戦いが続く」という逆襲の気持ちだった。3年ぶりにV奪回を果たした昨年のこの時期、ロッテに1位に並ばれた。96試合目を終えた時点でゲーム差なし。昨年は120試合制だった。残り24試合から猛烈なスパート。工藤政権初の12連勝をマークし、21勝3敗という驚異的な戦いぶりで美酒に酔った。昨年とは状況が違うかも知れないが、可能性が1%でも残されていれば、あきらめるわけにはいかない。「1番以外は敗者」という孫正義オーナーの勝負哲学は、チームにしっかり植え付けられている。 初回、先頭三森が内野安打で出塁。2番今宮は打って出た。何で送らないんだろう? と思ったが柳田の1発で杞憂(きゆう)に終わった。何よりうれしかったのは8、9回を6人で締めた板東の投球だ。8日ぶりのマウンドで今季初の2回0封。前を向ける起点の日となった。【ソフトバンク担当 佐竹英治】

◆ソフトバンクが快勝して3連勝を飾った。二回に柳田のソロなどで3点を先制。五回に栗原のソロ、七回にはデスパイネの適時打で加点した。マルティネスは7回無失点で7月10日以来の8勝目を挙げた。ロッテは投打に精彩を欠いた。

◆ロッテは三塁を踏めずに零敗を喫した。一回2死一、二塁で角中が空振り三振に倒れると、中盤の好機も生かせなかった。打線の得点力が首位の原動力となっていたが、ここ5試合は計6点と湿っている。 マルティネスからは今季3試合、計22イニングで3点しか奪えていない。井口監督は「また必ず当たる投手なので、しっかりと戦略を立てていきたい」と雪辱を期した。

◆ソフトバンクのマルティネスが7月10日以来の8勝目を挙げた。7回を投げて三塁を踏ませず5安打無失点で「この時期チームに(勝ちが)つくのが一番大切」と殊勝に話した。 4―0の五回無死一、二塁のピンチでは制球力を発揮し、1番打者の荻野、藤原、中村奨を、内外角ぎりぎりを攻めて打ち取った。今季は17試合に先発して防御率1・75と安定している。「チームが勝つチャンスをつくるのが自分の仕事」と頼もしかった。

◆ソフトバンク・柳田が決勝点となる先制の27号ソロ。キングに並ぶ一発で、チームを5カードぶりのカード勝ち越しに導いた。 「とにかく丁寧に打つことだけを考えて打席に入りました。真っすぐを完璧にとらえることができました」 2回、本塁打の柳田を迎えるソフトバンク・工藤公康監督 =ZOZOマリンスタジアム(撮影・田村亮介) 二回無死、登板回避した佐々木朗に代わって先発した左腕・土肥の高め141キロ直球をバックスクリーンに弾き返した。15日のロッテ戦(ペイペイドーム)以来のアーチ。2度の首位打者に輝いた経験はあるが、これでオリックス・杉本に本塁打数で並んだ。豪快なフルスイングが持ち味の柳田にとって、初のキングを目指す道のりだ。 4番に座った20日の楽天戦から、チームも3連勝。「何番でも試合に出られるならいい。(結果も)たまたまです。チームに貢献していきたい」。首位ロッテに7ゲーム差。西武に敗れた3位・楽天とは2差に縮める大きな決勝弾だった。

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ロッテ
564317 0.566
(↓0.005)
-
(-)
27502
(-)
453
(+5)
105
(-)
98
(-)
0.246
(↓0.001)
3.680
(↓0.01)
2
(-)
ORIX
564815 0.538
(↓0.006)
2.5
(-)
24460
(+2)
443
(+4)
109
(-)
37
(-)
0.251
(↑0.001)
3.540
(-)
3
(-)
楽天
545113 0.514
(↓0.005)
5
(-)
25450
(+3)
433
(+4)
93
(-)
44
(-)
0.245
(-)
3.530
(-)
4
(-)
ソフトバンク
495019 0.495
(↑0.005)
7
(↑1)
25466
(+5)
400
(-)
104
(+2)
73
(+1)
0.250
(↑0.001
3.220
(↑0.03)
5
(-)
西武
455518 0.450
(↑0.006)
11.5
(↑1)
25447
(+4)
498
(+3)
96
(+2)
75
(+2)
0.245
(-)
4.040
(↑0.01)
6
(-)
日本ハム
415517 0.427
(↑0.006)
13.5
(↑1)
30360
(+4)
426
(+2)
59
(-)
59
(-)
0.231
(↑0.001)
3.460
(↑0.01)