DeNA(★2対5☆)ヤクルト =リーグ戦18回戦(2021.09.21)・横浜スタジアム=
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ヤクルト
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DeNA
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勝利投手:スアレス(5勝3敗0S)
(セーブ:マクガフ(2勝1敗21S))
敗戦投手:坂本 裕哉(4勝5敗0S)

本塁打
【ヤクルト】村上 宗隆(36号・1回表満塁)

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◆ヤクルトは初回、村上のグランドスラムで幸先良く先制する。その後4-2となって迎えた6回表には、1死二塁から西浦の適時打が飛び出し、貴重な追加点を挙げた。投げては、先発・スアレスが5回2失点で今季5勝目。敗れたDeNAは、先発・坂本が試合をつくれなかった。

◆2試合続けて初回先頭打者アーチを打っているDeNA桑原将志外野手(28)。 今日も打つと、93年8月20~22日に松永(阪神)がマークした3試合連続のプロ野球記録に並ぶが、史上2人目の快挙となるか。

◆ヤクルト村上宗隆内野手(21)が、満塁弾で先制をもたらした。1回無死満塁で打席に入ると、初球の高め116キロカーブを強振。打球を右翼ポール際中段へ運び、36号満塁本塁打を放った。「チャンスだったので甘い球は初球から振っていこうと決めていました。先制することができて良かったです」と振り返った。20年7月2日以来、自身3本目の満塁弾。これで本塁打リーグトップの巨人岡本和に1本差に迫った。 村上は19日に史上最速で通算100号に到達。この日チームが勝利し、首位阪神が負ければ、勝率で上回り首位浮上する一戦。101本目で1回からチームに勢いをつけた。

◆DeNA先発の坂本裕哉が2回7安打4失点で降板した。 9日以来となるマウンドへ意気込んで臨んだ2年目左腕だったが、1回の先頭から3連打を許して無死満塁とされると、4番村上に痛恨の満塁本塁打を被弾した。 悔しい早期降板に「初回から連打を浴び流れを悪くしてしまい、序盤で降板することになりチームならびに、中継ぎ陣に申し訳ないです」と反省しきりだった。

◆ヤクルト村上宗隆内野手(21)が、満塁弾で先制をもたらした。1回無死満塁で打席に入ると、初球の高め116キロカーブを強振。打球を右翼ポール際中段へ運び、36号満塁本塁打を放った。 ▼4番村上が初回に満塁本塁打。村上の満塁弾は19年7月3日広島戦、20年7月2日広島戦に次いで3本目。試合で最初に満塁弾を打つチャンスがあるのは初回の4番打者。珍しい初回4番打者の満塁弾は今年の8月22日に中村(西武)が記録しているが、セ・リーグでは96年10月9日新庄(阪神)以来、25年ぶり10人、11度目。ヤクルトでは67年10月15日ジャクソン、76年5月27日ロジャーに次いで3人目だ。これで今季の村上は初回の成績が54打数20安打、8本塁打、30打点、打率3割7分と、初回によく打っている。

◆ヤクルトは1回に村上の36号満塁弾で4点を先制。DeNAは3回にオースティンの適時二塁打で2点を返した。 DeNAは3回から継投へ。ヤクルトは先発スアレスが5回2失点で降板。6回に西浦の適時打で1点を加えた。 ヤクルトが逃げ切って4連勝。10年ぶりに貯金13とした。スアレスが5勝目。DeNAは打線が振るわず連勝が3で止まった。

◆DeNAは中盤以降打線が沈黙し連勝が3で止まり、今季ヤクルト戦の負け越しが決まった。 4点を追う3回、無死満塁からオースティンが2点適時二塁打を放って反撃も、後続が倒れて2点止まり。三浦大輔監督は「あそこで一気に畳み掛けたかったが抑えられました」と振り返った。ヤクルトとの相性の悪さについては「今日もそうですけど、ビッグイニングというか、踏ん張れない。そういうところをみんなでカバーしていかないと」と話した。

◆8年ぶりの月夜に、10年ぶりの貯金13を決めた。ヤクルトが初回に4点を奪って勢いに乗り連勝を4に伸ばした。 13年以来の中秋の名月と満月が重なった特別な夜。煌々(こうこう)と輝く横浜の夜空の下、打線が13安打と奮起した。貯金13は11年以来。首位阪神の背中をピタリと追うシーズン佳境、中村悠平捕手(31)と高津臣吾監督(52)の2人の"監督"の存在感が光る。"現場監督"中村は、最後の打者を左飛に仕留めると、右手を月夜に突き上げた。1回1死の第1打席。左前打を放って7試合連続安打とすると、2点リードの6回先頭は中前打で出塁。西浦の左前打で、中盤での貴重なホームを踏んだ。リードでも5投手を導いて2失点でまとめ、攻守で存在感を示した。 春季キャンプで臨時コーチを務めたOBの古田敦也氏から「捕手で勝つ」精神をたたき込まれた。「僕らがその気になって、このチームを引っ張るんだっていう覚悟であったり、そういう思いは常に持っていなさい、と」。ひと言も逃すまいと、メモに残し続けた。強い信念を持って、29試合の出場にとどまった昨季から完全復活。正捕手に返り咲いた。前半戦は若手投手の先発時は古賀がマスクを被ることが多かったが、後半戦はここまで29試合中24試合でスタメン。チーム防御率は3・56だが、8月は2・88、9月は2・85と快進撃を支える投手陣けん引している。打っても打率はリーグ10位の2割9分7厘で、12犠打はリーグ2位タイ。さまざまな役割をこなす扇の要に、高津監督も「中村の成績が勝敗に大きく影響する。大きな存在」と信頼を置く。 そして、高津監督は言葉と背中で、ナインの力を存分に引き出している。2カード連続負け越しで迎えた7日阪神戦前。選手を集め、現役時代に野村克也監督の下で日本一になった経験を元に、熱く語りかけた。 「(野村監督は)『勝敗は時の運や。人事を尽くして天命を待とう。しっかり努力をして、あとは神様しか勝つ負けるは左右できない』と。そしてもう一つ。『絶対大丈夫だから』と。君たちが自分たちのことをしっかりと理解して、君たちがチームスワローズをしっかり理解したら、その大丈夫という根拠は、絶対に崩れない」 1番に定着した4年目塩見は打率3割1厘と開花中。青木、山田、村上の枢軸に新たな力が加わり、「切り札」川端も控える。オスナ、サンタナの新助っ人も含めた"一丸力"こそ快進撃の源。勝負どころでの指揮官の熱弁に応えるように、7日以降は7勝3敗3分け。14日以降は黒星がない。6年ぶりの優勝へ-。上げ潮に乗る燕には、力強い2人の"監督"がいる。【湯本勝大】

◆ヤクルトの「55」が"ゴジラ"の背中を追い、リスタートした。1回無死満塁。村上宗隆内野手(21)は初球の高めに抜けた116キロカーブを振り切った。右翼席中段へ突き刺す、自身自己最多タイの36号グランドスラム。プロ3本目の満塁弾が通算101本目のアーチとなった。試合開始から7分足らずで、一気に流れを引き寄せ「甘い球が来たら積極的にいこうと常に思っている。それがいい結果になってよかった」とうなずいた。 19日に通算100号に到達。清原和博氏を抜く、21歳7カ月の最年少記録を打ち立てた。周囲へ感謝しながら、目線はすぐに先へ。この日、松井秀喜氏が自身の打撃を評価してくれていることを知った。「すごくうれしく思うし、本当に目指すべきところが松井秀喜さんのような打者。僕もまだまだ頑張りたい」とハキハキと言った。同じ左打者で同じ背番号。絶対的な主砲としてチームを優勝に導いたあの「55」のように-。「人よりはパワーはあるかなと思います」と自負する力で、勝利につなげる1発を重ねていく。 最大7あった首位との差は1・5差まで縮まった。「チームもすごくいい状態なので、これから先も勝ちを重ねられるように頑張ります」。本塁打はリーグトップと1本差、打点は4差。勝つための打撃を求め続ければ、「取れるものは全部取りたい」と意欲をみせる念願のタイトル獲得も近づいてくる。【湯本勝大】 ▽ヤクルト高津監督(村上の本塁打に) ホームランという結果には驚いた。試合を大きく左右する1発だった。

◆ヤクルト清水昇投手(24)が球団記録を更新した。 3点リードの8回に4番手で登板。オースティン、宮崎、牧をきっちり打ち取り、今季36ホールド目を挙げた。18年近藤一樹の35ホールドを超える球団記録で、ホールドポイントでも2位に6差をつけてリーグトップ。2年連続の最優秀中継ぎ獲得も近づいている。

◆DeNAは中盤以降打線が沈黙し連勝が3でストップ。今季ヤクルト戦の負け越しが決まった。4点を追う3回、無死満塁からオースティンが2点適時二塁打を放って反撃も、後続が倒れて2点止まり。三浦監督は「あそこで一気に畳み掛けたかったが抑えられました」と振りかえった。 三浦監督の主な一問一答は以下の通り -先発坂本の投球は 「いきなり4失点ですから。あとでもう1回ビデオで確認しないといけないですが、思ったところにコントロール出来てなかった。初球のホームランでしたから。全部甘かったですね。ボール自体が」 -かなり厳しい評価になる 「もちろんそうですね。2回4失点ですから。もう一度、やり直してもらうしかないですね」 -横須賀(2軍)で  「はい調整してもらいます」 -抹消ということ 「まあ、それも含めて考えます」 -三嶋を7回の3点ビハインドで起用したが、信頼感は変わらないか 「信頼というか、やってもらないといけない投手ですから。また積み上げていくしかない。1つ1つアウトを積み重ねて、信頼を勝ち取っていくしかない。今日のボールも力が入ってましたし、それを積み重ねていくだけど思います」 -今後も勝ちパターンや勝負どころでの起用になる 「はい、勝負どころです。今日も勝負どころで流れを変える投球をしてくれましたから」 -これでヤクルト戦の負け越し決まったが 「かなり負け数も増えてますけど、また明日、ヤクルト戦残っていますから。やっていくしかないです」 -相性の悪さはどんなところにあるのか 「まぁ数字としてこれだけ負け越しているわけですから。ビッグイニングというか踏ん張れない。今日もそうですけど。そういうところをみんなでカバーしていかんないといけない。まだ試合残ってるんでね。みんなでカバーしていけるように頑張ります」

◆ヤクルトの「55」が"ゴジラ"の背中を追い、リスタートした。1回無死満塁。村上宗隆内野手(21)は初球の高めに抜けた116キロカーブを振り切った。右翼席中段へ突き刺す、自身自己最多タイの36号グランドスラム。プロ3本目の満塁弾が通算101本目のアーチとなった。4番村上が初回に満塁本塁打。村上の満塁弾は19年7月3日広島戦、20年7月2日広島戦に次いで3本目。試合で最初に満塁弾を打つチャンスがあるのは初回の4番打者。珍しい初回4番打者の満塁弾は今年の8月22日に中村(西武)が記録しているが、セ・リーグでは96年10月9日新庄(阪神)以来、25年ぶり10人、11度目。ヤクルトでは67年10月15日ジャクソン、76年5月27日ロジャーに次いで3人目だ。これで今季の村上は初回の成績が54打数20安打、8本塁打、30打点、打率3割7分と、初回によく打っている。

◆ヤクルトのドミンゴ・サンタナ外野手(29)がアクシデントで途中交代した。 右翼を守る7回1死一塁で、ソトの打球が右翼フェンス際へ飛んだ。サンタナは捕球しようとジャンプ。すぐに内野へ送球したが、体に異変を感じた。トレーナーに付き添われながら、自力でベンチに引き揚げ、そのまま交代。病院には行かず、そのままベンチで戦況を見守った。試合後高津監督は「ベンチにいたんですけど、今の時点ではちょっと分からないです。明日チェックしてからになると思います」と語った。

◆ヤクルトが、粘り勝ちで今季初めて首位に立った。15年のリーグ優勝を経験する小川泰弘投手(31)が、7回を3安打1失点の好投。ロースコアの展開に持ち込み、土壇場9回の中村悠平捕手(31)勝ち越し打につなげた。チームは昨年7月13日以来、後半戦では15年以来の首位。小川を中心とした先発陣の力投が、チームの快進撃を支えている。小川はいつも通り、冷静に投げ込んだ。2回に二塁打2本を浴びて先制点を与えたが、引きずらずに後続を断った。7回1死一、三塁でも顔色を変えず。先制打を浴びた伊藤光を、外角高めの直球で併殺打に仕留め、最少失点で先発の役割を全うした。「調子自体は良くなかったですが、何とか粘りながら投げることができた」と淡々と振り返った。 この先発陣がチームの快進撃を支えている。先発防御率は19年が4・78、20年が4・83。ともにリーグワーストで試合を作れず、チームは2年連続最下位に沈んだ。それが今季は試合前時点で3・77と大幅に改善。その要因の1つに徹底したローテーション管理がある。ここまで7勝を挙げて台頭した2年目奥川は、14登板のうち、中9日が1度。それ以外は10日以上の間隔を空けてきた。また、他の投手に対しても、登板翌日の抹消が繰り返される。複雑な先発ローテを、高津監督を中心に綿密に組み立てた。 小川、石川、田口、高橋、奥川、原、高梨、金久保、スアレス、サイスニード...。首脳陣は登録抹消で休息を与えながら、各投手の状態を注視する。例え間隔が空いても、次の登板日をあらかじめ把握できていれば、調整スケジュールも立てやすい。照準を明確にしたローテ管理が、投手陣の踏ん張りの土台。先発が試合をつくり、この日のような1勝を重ねてきた。 高津監督は「(今年は打線が)つないで点を取るのは明らか。よくそちらが注目されるが、投手陣がゲームを壊さない。クローザーまでつないでいく形がしっかりできているのが、去年にはなかったこと。先発が5、6回を少ない失点でいけるというのは今年成長したところ」と評した。 絶対に負けられない試合が続くからこそ、入念な準備が必要となる。15年はシーズン終盤に首位に立ち、ゴールテープを切った。その再現へ-。このまま、準備万全な投手陣から、流れを引き寄せ、シーズンをトップを走り抜ける。【湯本勝大】 ▼ヤクルトが5連勝で昨年7月13日以来の首位に立った。ヤクルトはこの日が113試合目。パ・リーグでは今季のロッテが102試合目、19年には西武が130試合目で初めて首位に立っているが、セ・リーグで100試合以上消化してシーズン初首位は94年9月28日中日の125試合目、08年9月21日巨人の131試合目に次ぎ3度目で、ヤクルトは初めて。94年中日は最終戦で巨人に敗れてV逸、08年巨人は残り1試合で優勝を決めたが、今年のヤクルトはどうなるか。

◆ヤクルトが、粘り勝ちで今季初めて首位に立った。15年のリーグ優勝を経験する小川泰弘投手(31)が、7回を3安打1失点の好投。ロースコアの展開に持ち込み、土壇場9回の中村悠平捕手(31)勝ち越し打につなげた。"主力"の代打攻勢で勝負を決めた。同点の9回1死一、二塁。後半戦3度目のベンチスタートだった山田が代打で登場した。遊ゴロも、全力疾走で併殺を阻止。2死一、三塁とし、続く代打中村が2球目を振り抜いた。「ライアンが粘りの投球をしてくれて、清水がしのいでくれて。みんなでつないでくれた。なんとかしたいの一心だった」。勝ち越しの中前適時打。一塁上で右手を突き上げ、感情を爆発させた。 1点が勝敗を分ける緊迫した展開。それでも高津監督は冷静だった。ベンチには山田と中村のレギュラーが控える。「ピンチを乗り越えて、少ないチャンスをモノにする展開に持っていきたかった」と言った。青写真通り、ここぞの勝負どころをモノにして競り勝った。首位浮上もあくまで通過点。指揮官は冷静に「目の前のゲームを全力で戦うだけ。我々の野球を続けていくだけ」と引き締めた。

◆DeNAが守備のミスが響いて逆転負けした。 4回2死一塁、風で右翼まで流された打球を深追いした二塁手牧が、オースティンと交錯して落球。記録は安打だが同点に追い付かれた。9回1死一塁では一塁線への送りバントに投手エスコバーと捕手伊藤光が交錯。ピンチを広げ、失点につながった。三浦監督は「ミスが重なってのところなので練習するしかない。最後のひと声で連係が取れなかった」と振り返った。

◆ヤクルト・村上宗隆内野手(21)が、一回無死満塁から右翼席へ36号満弾をたたき込んだ。 先発左腕・坂本が投じた116キロのカーブを捉え「チャンスだったので、甘い球は初球から振っていこうと決めていました。先制することができてよかったです」。通算3本目で今季初のグランドスラム。通算101号はチームに勢いをもたらす一発となった。

◆DeNAの坂本は2回4失点と先発の役割を果たせなかった。一回に1番打者から3連打されて満塁のピンチを招き、4番村上に浮いたカーブを右翼席へ運ばれた。「上位に勝負強い打者がそろっているので、塁を埋めて対戦する場面をつくらないようにしたい」と警戒して臨んだマウンドだったが、正反対の結果となった。 19日に今永、20日にはロメロが完投勝利を挙げた。先発陣のいい流れに乗ることができず「序盤に降板することになり、チーム、中継ぎ陣に申し訳ない」と肩を落とした。

◆ヤクルトが引き分けを挟んで4連勝。村上が一回無死満塁から右翼席へ36号満弾をたたき込み先制した。通算3本目で今季初のグランドスラム。通算101号はチームに勢いをもたらす一発となった。先発のスアレスは5回5安打2失点で5勝目を挙げた。

◆ヤクルトが4連勝とした。一回に村上の36号満塁本塁打で4点を先制し、六回に西浦の適時打で1点を加えた。スアレスが5回2失点で5勝目を挙げた。村上との一問一答は以下の通り。 --一回に満塁弾 「初球から打つつもりで打席に入った。(カーブは)頭になかったが、うまく反応することが出来て、最高の結果になった。打った瞬間、行ったかなと思った」 --本塁打、打点の2冠が射程圏 「取れるものは全部取りたい。上位打線の先輩がいつもチャンスでつないでくれるので、何とかしっかり返して、チームが勝てるようにがんばりたい」 --4連勝 「嶋(基宏)さんが試合前の声出しで勇気をくれる。いい雰囲気で試合に入らせてもらっている。嶋さんのおかげ」 --今後に向けて 「1試合1試合、勝ちを目指して全力でプレーしていく。厳しい戦いが続くけど、何とか勝てるようにがんばる」

◆DeNAの坂本は2回4失点で5敗目を喫した。一回に1番打者から3連打されて満塁のピンチを招き、4番村上に浮いたカーブを右翼席へ運ばれた。19日に今永、20日にはロメロが完投勝利を挙げた流れに乗ることができず「序盤に降板することになり、チーム、中継ぎ陣に申し訳ない」と肩を落とした。 一回の失点が重くのしかかり、チームの連勝は3でストップ。三浦監督は「いきなりの4失点ですから。やり直してもらうしかない」と2軍降格を示唆した。

◆ヤクルトの塩見が3安打を放ち打線を引っ張った。15日の阪神戦から6試合連続安打で、そのうちサイクル安打を達成した18日の巨人戦を含む5試合が複数安打と乗りに乗っている。 一回に1番打者として遊撃内野安打で出塁し、4番村上の満塁本塁打をお膳立てした。高津監督は「塩見の状態がいいのでムードも盛り上がる。トップバッターが出て、ホームに帰ってくるのは非常にいい形」と高く評価した。

◆DeNA・三嶋一輝投手(31)が2―5の七回に登板し、クリーンアップを三者凡退にねじ伏せた。 開幕から守護神として九回のマウンドを託されてきたが、不調により配置転換。3点ビハインドの七回に登場すると、山田、村上を連続三振に仕留め、最後はオスナを153キロ直球で捕邪飛に打ち取った。 9月はこの日までの5試合で計6失点、防御率11・57と本調子からほど遠かった右腕。マウンドに送り出した三浦監督は「ポジションは変わりましたけど、また積み上げてもらわないと。周りの信頼を勝ち取っていかないといけない。今日はボール自体もよかったし、この積み重ねだと思います」とうなずいた。

◆清水が八回に3番手で登板し、1回を三者凡退に抑えて今季36ホールド目を挙げた。2018年の近藤一樹を抜いて球団記録を樹立し、38ホールドポイントもリーグトップ。昨季、最優秀中継ぎのタイトルに輝いた右腕は「毎日毎日、緊迫した場面で投げるのは覚悟はしている」と責任感も十分。勝利のために腕を振る。

◆〝代打の神様〟がまた打った。川端が九回先頭で打席に立ち、左翼へ二塁打。得点につながらなかったが、代打でシーズン24安打目とし、1964年の宮原務本(東映)に並ぶプロ野球歴代3位に浮上。「昨年、一昨年はすごく悔しい思いをした。絶対に忘れないでおこう、こんな思いは二度としたくないという気持ちで毎打席、入るようにしている」という仕事人の存在は大きい。

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
阪神
63475 0.573
(↑0.004)
-
(-)
28456
(+3)
444
(+2)
105
(-)
96
(+1)
0.251
(-)
3.570
(↑0.01)
2
(-)
ヤクルト
554215 0.567
(↑0.004)
1.5
(-)
31498
(+5)
424
(+2)
113
(+1)
66
(-)
0.260
(↑0.001
3.560
(↑0.02)
3
(-)
巨人
554616 0.545
(↓0.005)
3.5
(↓1)
26467
(-)
449
(+2)
147
(-)
62
(-)
0.246
(↓0.001)
3.630
(↑0.01)
4
(-)
DeNA
465614 0.451
(↓0.004)
13
(↓1)
27471
(+2)
513
(+5)
119
(-)
25
(-)
0.259
(-)
4.210
(-)
5
(-)
中日
465814 0.442
(↓0.005)
14
(↓1)
25353
(+2)
392
(+3)
63
(-)
54
(-)
0.240
(-)
3.220
(↑0.01)
6
(-)
広島
445911 0.427
(↑0.005)
15.5
(-)
29421
(+2)
476
(-)
96
(-)
52
(-)
0.259
(↓0.001)
3.880
(↑0.04)