オリックス(☆4対1★)西武 =リーグ戦23回戦(2021.09.19)・京セラドーム大阪=
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西武
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ORIX
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勝利投手:山﨑 福也(6勝9敗0S)
(セーブ:平野 佳寿(1勝3敗19S))
敗戦投手:水上 由伸(0勝1敗0S)

本塁打
【西武】中村 剛也(12号・4回表ソロ)
【オリックス】T-岡田(12号・4回裏ソロ),T-岡田(13号・8回裏2ラン)

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◆オリックスは同点で迎えた6回裏、モヤの犠飛で1点を加え、勝ち越しに成功する。そのまま迎えた8回には、T-岡田がこの日2本目のホームランを放ち、貴重な追加点を挙げた。投げては、先発・山崎福が6回3安打1失点の好投で今季6勝目。敗れた西武は、打線が沈黙した。

◆東京オリンピック(五輪)スケートボード女子ストリートで金メダルを獲得した西矢椛(もみじ=14)が特別始球式に登場した。 日本史上最年少の金メダリストで大阪・松原市出身の西矢は、名前にちなんだ背番号「248」をつけ、背ネームには「MOMIJI」と刻んだユニホームを着用。マウンドからの投球をワンバウンドで捕手のミットに届けた。 「緊張したけど、楽しかった。マスコットキャラクターが寄ってきてくれて楽しかった。(ホームは)遠かったです」 投球の採点は「80点です。真っすぐ飛んだのがよかった」と笑顔で話し「今日はオリックスの人たちに招待してもらったので、オリックスを応援したいと思います」と力を込めた。 今後の目標は「自分らしく滑って、海外のストリートを回りたい。今は暗いニュースとかが多いけど、何事も最後まで諦めずに、楽しくを忘れずに一緒に頑張っていきたいです」。五輪前と後の違いは「スケボーする人が増えてうれしいけど、滑る場所が少ないので増やしてほしいな」と"注文"も行った。 西矢は13歳10カ月だった今夏7月26日の東京五輪で、見事な大技を決めて日本選手史上最年少で頂点に。フジテレビの倉田アナウンサーの「決まったー! 13歳、真夏の大冒険!」の実況がトレンド入りするなど、周辺も含めて大きな話題を呼んだ。

◆西武の先発・渡辺勇太朗投手が危険球退場に見舞われた。1-1の5回無死一塁の場面。送りバントの構えの打者・伏見に対し、直球があごをかすめた。倒れ込む姿に場内は一時騒然。伏見はベンチ裏で治療を受けて復帰した。 渡辺は危険球による退場処分となり降板した。代わって水上由伸投手がマウンドに上がった。 渡辺は「5回には(危険球となる死球を当ててしまった)伏見選手に対して、大変申し訳ないことをしてしまいました。高めの速いボールでフライにすることを狙った中で、球が抜けてしまいました。申し訳ないです」とコメントした。

◆オリックスは3回まで毎回走者を出すも西武渡辺の前に無得点。西武打線も3回までオリックス山崎福の前に無得点。 西武は4回に中村の12号ソロで先制。その裏オリックスはT-岡田の12号ソロで同点。6回にモヤの犠飛で勝ち越しに成功した。 オリックスは8回にT-岡田がこの日2本目の13号2ラン。山崎福が自身最多の6勝目。平野佳は19セーブ。西武水上は初黒星。

◆西武は投打がかみ合わず3連敗を喫した。 1失点に抑えていた先発渡辺勇太朗投手(20)が5回無死一塁、打者伏見に対しての顔面への投球で危険球退場となった。継投でこの回を0点に切り抜けたが、6回に勝ち越された。打線は中村剛也内野手(38)の12号ソロの1点のみ。直近3試合でわずか2点の攻撃陣に辻発彦監督(62)は「あとは気持ち。淡泊になるのか、執念で食らい付いてどうにかしていくのか」と精神面を強調。チームは最短で20日にも自力CS消滅の危機に立たされた。

◆笑顔で両手を広げ、大きな「T」を作った。この日も「Bsオリっこデー」。オリックスT-岡田外野手(33)の背中に小さな一文字「T」が輝いた。 「最近、全然アカンかったので...。良いところで、良い仕事ができた」 4回に右中間5階席へ届く同点12号ソロ、8回には試合を決定づける13号2ラン。今季2度目の1試合2発に「(感触は)完璧でした!」と声を弾ませた。 05年高校生ドラフト1位。高校通算55本塁打を記録し「浪速のゴジラ」と騒がれた背番号55は、プロ16年目を迎えた。通算200号にあと1本に迫り「やっぱり、16年間お世話になってる場所なので。ホーム球場で打てたら」と奮起する。 毎朝、誰よりも早く京セラドーム大阪に来る。若手に混じり、早出特打で汗を流す。33歳の今はときおり休息を取り「もう若くないんでね...」と苦笑い。凡打が続くと「アカンときは練習するしかないんでね。『こんなもんじゃない!』と自分で思っている。もっと良い成績を残せれば、きっと強いチームになる」。そう言い聞かせる日々だ。 連敗中だった15日楽天戦(楽天生命パーク)前、野手陣で緊急ミーティングを開いた。「基本、初心に戻っていこう!」。中心のT-岡田が声をかけた。 3連勝で貯金9。6カードぶりの勝ち越しを決め、中嶋監督は「今日はもうT、よくやった! いつもやってくれ!」と表情を緩ませた。T-岡田は「こんな状況でもファンは来てくれている。良い姿を見せて勝ちたい」。抱え続けた悲願を、かなえてみせる。【真柴健】

◆オリックス山崎福也投手が6回77球3安打1失点の省エネ投球で、自己最多となる6勝目を手にした。リズムの良い投球に「球数を少なく、できれば早く終わりたい」と説明し「その方が野手もうれしいと思うので、頭に入れていますね」と冷静に語った。お立ち台では「チャレンジャーとチームみんな思っている。良い順位にいるので、優勝を目指して頑張ります!」と熱かった。

◆東京五輪スケートボード女子ストリートの金メダリスト、西矢椛(もみじ、14)が、特別始球式を行った。西矢にちなみ、背番号「248」のユニホームでマウンドに上がると、ワンバウンド投球。スタンドからは大きな拍手が送られた。 野球の経験はないが、あと少しでストライクというボールを投じ、「80点」と自己採点。「めっちゃ緊張したけど、楽しかった。マスコットキャラクターの人たちが寄ってきてくれて、楽しかったです」と振り返った。 球場に訪れている子供たちへは「いまはけっこう暗いニュースとか多いけど、何事にも最後まであきらめずに、楽しくを忘れずに、一緒に頑張っていきたい」とメッセージ。自身の活躍によりスケートボードへの注目が高まっているが「スケボーする人が増えてうれしいけど、滑る場所とかが少ないので、増やしてほしいなと思います」と要望もしていた。

◆東京五輪で日本代表を優勝に導いた稲葉監督が試合前に訪れた。エース格で貢献したオリックスの山本をはじめ両球団の監督、選手らと談笑。「12球団の方々のご協力がなければ金メダルもなかったと思う。感謝の気持ちを球団の方たちに伝えさせていただいた」と述べた。 重責を担った活動に一区切りをつける。「これで退任という形にはなるが、少しでも野球界に恩返しができるように今後もやっていきたい」と語った。

◆オリックス・T─岡田外野手(33)が、同点の12号ソロを放った。 「2アウトでしたし、なんとか塁に出ることを考えていましたが、最高の結果になってくれてよかったです! なんとか追い越せるように、このあとも選手全員でがんばります!」 0─1の四回2死。西武先発・渡辺が投じた初球をとらえ、右中間5階席まで届く特大のアーチを描いた。この一発で、通算200本塁打まであと2本とした。

◆オリックスが3連勝。0―1の四回にT―岡田の12号ソロで同点。六回はモヤの犠飛で勝ち越し、八回はT―岡田の13号2ランで追加。山崎福は6回1失点で自己最多の6勝目。平野佳が19セーブ目。西武は打線に迫力がなかった。

◆西武は調子の上がらない打線が4安打に終わり、中村の本塁打による1点にとどまった。6試合連続で3得点以下。3連敗に、辻監督は「ピッチャーはよく頑張ったけど、なかなか打つ方がつながらなかった」と苦い表情だった。 山川が深刻な不調に陥っている。七回は空振り三振に倒れた。辻監督は「本人も悩んでいるところがあるかもしれない。もうちょっと粘りとか気持ちから入っていかないと。打ちたい打ちたいでは駄目」と話した。

◆オリックスの山崎福が6回を中村のソロによる1点に抑え、自己最多の6勝目を手にした。テンポよく、六回は4球で三者凡退に仕留めるなど計77球の省エネ投球。「変な力みがなく、しっかり投げたいところに投げられたのが一番良かった」と胸を張った。 2015年にドラフト1位で入団後、なかなか殻を破れずにいたサウスポー。「本当はもっと勝たないといけない。もっと勝ちます」と一層の飛躍を誓った。

◆四回、白球は大きな弧を描き、右中間5階席に設置された「浪速の轟砲 岡田貴弘」の横断幕付近に着弾した。これがオリックス・T─岡田の放物線だ。今季2度目の1試合2発で、チームを3連勝&6カードぶりの勝ち越しに導いた。 「久しぶりに芯に当たりました。いいところでいい仕事が出来たかな、と思います。最近、ぜんぜんあかんかったんでね、なんとかしたかったんで。勝ててよかったです」 特大のアーチショー。1本目は0─1の四回2死。渡辺の初球143キロカットボールをとらえ、右中間5階席へ同点の12号ソロ。六回無死二塁ではモヤの決勝犠飛につながる進塁打を放ち、八回1死二塁にはまたも右中間へダメ押しとなる13号2ランだ。7月9日のソフトバンク戦(ペイペイドーム)以来となる1試合2発で、通算200号まで残り「1」とした。 勝利に大きく貢献した大砲に、中嶋監督は「きょうはもう、T(─岡田)、よくやった! いつもやってくれ!」と笑顔で感謝した。 15日の楽天戦(楽天生命パーク)の試合前には選手だけでミーティング。率先して意見を述べたT─岡田は「みんな頑張っているけど、どうしても空回りというか、いい方向に行っていなかった。初心に戻ってというミーティング」と説明。翌16日の同戦から3連勝で「これから一試合一試合大事になる。京セラでやる試合は特にお客さんも入って、コロナの状況でも見に来てくれている。いい姿を見せて、勝ちたい」と力を込めた。 首位ロッテとは変わらず2・5ゲーム差。必死に食らいつき、最後には中嶋オリックスが頂点に立つ。(西垣戸理大)

◆オリックスの山崎福が6回を中村のソロによる1点に抑え、自己最多の6勝目を手にした。テンポよく、六回は4球で三者凡退に仕留めるなど計77球の省エネ投球。「変な力みがなく、しっかり投げたいところに投げられたのが一番良かった」と胸を張った。 2015年にドラフト1位で入団後、なかなか殻を破れずにいたサウスポー。「本当はもっと勝たないといけない。もっと勝ちます」と一層の飛躍を誓った。

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ロッテ
554117 0.573
(↑0.005)
-
(-)
30500
(+4)
444
(-)
105
(+1)
97
(-)
0.249
(-)
3.710
(↑0.03)
2
(-)
ORIX
554615 0.545
(↑0.005)
2.5
(-)
27449
(+4)
430
(+1)
107
(+2)
36
(+1)
0.250
(-)
3.530
(↑0.02)
3
(-)
楽天
534913 0.520
(↑0.005)
5
(-)
28439
(+4)
422
(+2)
91
(+2)
41
(-)
0.245
(↓0.001)
3.530
(↑0.01)
4
(-)
ソフトバンク
465019 0.479
(↓0.005)
9
(↓1)
28452
(+2)
395
(+4)
99
(-)
70
(+2)
0.248
(-)
3.260
(↓0.01)
5
(-)
西武
435418 0.443
(↓0.005)
12.5
(↓1)
28435
(+1)
487
(+4)
91
(+1)
73
(-)
0.245
(↓0.001)
4.050
(↓0.01)
6
(-)
日本ハム
405317 0.430
(↓0.005)
13.5
(↓1)
33353
(-)
418
(+4)
59
(-)
59
(-)
0.231
(↓0.001)
3.470
(-)