阪神(☆1対0★)中日 =リーグ戦17回戦(2021.09.18)・阪神甲子園球場=
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中日
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阪神
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勝利投手:髙橋 遥人(1勝1敗0S)
(セーブ:スアレス(1勝1敗32S))
敗戦投手:大野 雄大(6勝9敗0S)
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◆阪神は両軍無得点で迎えた6回裏、糸原の適時二塁打で先制する。投げては、先発・高橋が7回無失点10奪三振の力投。その後は岩崎、スアレスの継投でリードを守り、高橋は今季初勝利を挙げた。敗れた中日は、最終回に一打同点の好機をつくるも、あと1本が出なかった。

◆18日に出場選手登録されたばかりの阪神陽川尚将内野手(30)が「7番右翼」で出場する。7月14日DeNA戦(甲子園)以来2カ月ぶりの先発出場。陽川は中日の先発大野雄大投手(32)に昨季対戦3試合で9打数3安打、打率3割3分3厘と好相性。 阪神先発の高橋遥人投手(25)は今季初登板だった9日のヤクルト戦(甲子園)を4回6失点(自責5)で黒星を喫した。2度目の登板で今季初勝利をつかみたい。

◆阪神糸原健斗内野手(28)が値千金の先制打を放った。 両チーム無得点で迎えた6回裏1死二塁、中日大野雄大の内角直球を振り抜き、一塁線を破る適時二塁打を決めた。 この日自身3安打目で均衡を破り、今季初勝利を目指す高橋遥人投手(25)をアシストした。

◆阪神先発高橋遥人投手(25)が7回2安打無失点で降板した。5度の3者凡退で走者を2人しか出さない完璧な投球だった。6回まで毎回の10奪三振と中日打線を寄せ付けなかった。「今日は何とか0点で抑えるという気持ちでマウンドに上がりました。0点で帰ってくることができて良かったです」。 唯一招いたピンチは2回。2死から中日高橋周平内野手(27)に右中間へ二塁打を浴び、2死二塁となった。しかし続く堂上直倫内野手(33)を遊ゴロに打ち取りピンチを脱した。 チームは6回に糸原健斗内野手(28)の適時二塁打で先制点を挙げた。 1-0の7回2死二塁で自身の打席にジェリー・サンズ外野手(33)が代打で送られ、勝利投手の権利を持っての交代となった。このままリードを守り切れば、20年10月24日の巨人戦(東京ドーム)以来329日ぶりの勝ち星がつく。 ? ▼阪神高橋が7回を投げ10奪三振。高橋の2桁奪三振は通算4度目で、自己最多は20年10月5日の巨人戦でプロ初完投したときに奪った14個。今季の阪神で2桁奪三振の投手は、4月8日巨人戦の秋山(6回10奪三振)、7月1日ヤクルト戦のガンケル(7回10奪三振)に次いで3人目。高橋は19年から3年連続で2桁奪三振をマークしている。

◆首位阪神が先発高橋遥人投手(25)の快投に導かれ、引き分けを挟んでの連敗を2で止めた。 高橋は立ち上がりから抜群の安定感を披露し、7回を10奪三振2安打無四球で無失点。三塁を踏ませない内容で、昨年10月24日巨人戦以来329日ぶりの白星となる今季初勝利を手にした。上肢のコンディション不良でリハビリを続け、今季1軍初登板となった9月9日ヤクルト戦は4回6失点。雪辱を期したマウンドで復活を印象づけた。 打線は難敵大野雄に苦しめられながら、両チーム無得点で迎えた6回1死二塁、3番糸原健斗内野手(28)の一塁線を破る適時二塁打で決勝点をもぎ取った。

◆阪神高橋、中日大野雄の両左腕先発が、ともに3回1安打無失点と好投。中日は2回2死から高橋周が二塁打で好機も生かせず。 阪神が6回に先制点を挙げた。1死二塁から糸原が右翼線への適時二塁打を放った。中日は6回まで阪神高橋の前に1安打無得点。 阪神は8回岩崎、9回スアレスとつなぎ1点を守り切った。スアレスは32セーブ目。高橋は今季初勝利。連敗の中日は自力CS進出の可能性が消滅した。大野雄は9敗目

◆阪神先発高橋遥人投手(25)が7回2安打無失点、10奪三振の好投で今季初勝利を挙げた。20年10月24日の巨人戦(東京ドーム)以来、実に329日ぶりの勝ち星となった。 0-0の6回1死二塁から、3番糸原健斗内野手(28)が一塁線を破る適時二塁打で先制点を挙げ、この1点が決勝点になった。 投打のヒーローとなった高橋と糸原のお立ち台での一問一答は以下の通り。-まずは高橋投手から。329日ぶりの勝利。今の気持ちは 高橋 素直にうれしいです。 -中日大野雄との投げ合い 高橋 そこはあんまり意識していないので、前回試合を壊してしまったので、なんとか試合をつくろうと思って投げました(隣の糸原を見て笑顔)。 -中日打線にどんな意識で 高橋 とにかく低めを意識して、あとは梅野さんのリードに思い切って、従って投げました。 -7回2安打10奪三振。振り返ってみて 高橋 そうですね。まあ、できすぎかなと思います。 -甲子園の拍手を聞いて 高橋 すごく気持ちいいです、はい。 -しびれる投手戦の中で糸原のタイムリー 高橋 見てました。ナイスバッティン! と思って、でもそこで笑顔見せたら...。次集中しなきゃなと思ったので、また気が引き締まりました。 (糸原に交代) -なかなか大野雄を攻略できない中、6回にタイムリー 糸原 遥人がね、頑張っていたんで。なんとか先に1点という気持ちで打ちました。 -打った後、一塁でどんな景色が見えていた 糸原 最近苦しい状態が続いていたので、なんとか今日は打ててよかったと思います。 -1-0のしびれる勝利。チームに意味は 糸原 すごい、いい勝ち方ができたので。もう、残りの試合、落とせる試合はないと思うので明日からも頑張ります。 -残り30試合。ファンへ力強い言葉を 高橋 え~と...、勝利に貢献できるように、また次も頑張ります。 糸原 最高のファンがついてるんで、僕らには。優勝に向かって頑張ります! 応援よろしくお願いします!

◆またも「ザキさんセレクト」だった!? 阪神岩崎優投手(30)が静岡出身の後輩でもある高橋遥人投手(25)の復活勝利を喜んだ。 7回無失点の高橋からバトンを託され、1点リードで迎えた8回の1イニングを無失点。完封リレーに決めた直後、「よく頑張ったんじゃないかなと思います。またやってくれるでしょう」と後輩をねぎらった。 今季、高橋は打席時の登場曲に「崖の上のポニョ」を採用している。昨季に続いて岩崎セレクトかと問われると、「違わないけど、違います(笑い)」と冗談めかして微妙な言い回し。「この前流れた時は、雰囲気的に(ビハインドの展開で)失敗だったので。今日はホッとしています、こちら側としては」と含みを持たせた。 岩崎は青柳晃洋投手(27)の打席時の登場曲にも徳永英明の「レイニーブルー」をセレクトしている。

◆阪神が6回に糸原健斗内野手(28)の右翼線適時二塁打で奪った1点を守り切った。今季2度目の先発となった高橋遥人投手(25)は7回2安打無失点、10奪三振の力投で今季初勝利を挙げた。試合前に藤原崇起オーナー兼球団社長(69)が16日に球団事務所で矢野燿大監督(52)に来季の続投要請を正式に行ったことを明かした。試合後の矢野監督の一問一答は以下の通り。 -ものすごい投手戦をしのぎ勝った 矢野監督 いや、しびれましたね。 -高橋は先週とは別人 矢野監督 まあそうですね、前回は、悔しい思いをしている気持ちもその後も、分かっていましたし。なんとかしてやろうという気持ちで調整してくれた。一番はやっぱり遥人が、これぐらいの力を持っている投手なので。戻ってきてくれたっていう投球がチームにとっても大きな投球をしてくれました。 -10奪三振だったがベンチから見ていての迫力は 矢野監督 バットに当てさせないというのはボールの力、切れというがある証拠。遥人はそういうピッチャーなんでね。本当に持ち味を存分に出してくれたかなと思います。 -打つ方では糸原が目立った 矢野監督 健斗がね、普段はつなぎ役とかチームを声や姿勢で引っ張るとか、そういうところで頑張ってくれている選手ですけどね。きょうは全打席出塁で、打点も挙げてくれた。本当にチームを引っ張ってくれて助かっています。 -日々打順をちょっとずつイジりながらだが「3番・糸原」のハマり具合や手応えは 矢野監督 チャンスメークは健斗のところでできているんでね。かえすところの5番以降のところがちょっとどうするかというのが、調子のあまりこう上がってきていない選手が何人かいるんでね、なかなかちょっと難しくなっていますけど。その中でピッチャーがなんとかしてくれました。 -岩崎、スアレスは無失点続く 矢野監督 そうですね、優とスアちゃんを出した時点で任せる、何が起こっても受け止めるという気持ちで出せる投手なんで。そこは自信を持って行かせています。 -明日は巨人戦 矢野監督 何がなんでもね、明日全員で取りに行くような試合。それを皆さんにお見せします。-久々の前回やられてもローテで連続起用 矢野監督 持ってる力というのは、遥人は高いものを持ってるというのは、俺らも認めてるとこでね。後半、俺らが優勝するっていうところの中のピースで遥人が帰ってくるというのは、大きな要素の一つなんでね。そういうところでは、そういうピースになりうる投手だという期待というか、それを持って、そう思ってます。 -オーナーが一昨日、正式に来季続投要請をしたと明かした。監督の返事は 矢野監督 返事というか、それはシーズンが終わってからなので。この時期にそういうふうに言ってもらえるっていうのは、本当に3年間やってきて。オレだけでできることじゃないしね。コーチの人が手助けをしてくれて、スタッフが見えないところで後押ししてくれて、選手がついてきてくれてというところの評価をしてもらえたなというのは、ありがたく思っています。あとは今、1試合1試合が大事なのでね、そんなことより、自分たちの野球をどれだけやっていけるかっていうのが、タイガースファンのみなさんに一番喜んでもらえる。それがオレの仕事なんでね、それをまっとうしたいなと思います。 -オーナーも前向きと願っていると言っていた 矢野監督 今を目いっぱいやっていって、考えます。

◆阪神糸原健斗内野手(28)は値千金の決勝打で「大野雄キラー」を強く印象づけた。0-0で迎えた6回裏1死二塁、左腕の内角直球を振り抜いた。「遥人が頑張っていた。なんとか先に1点を、という気持ちで」。一塁線を抜く先制二塁打で均衡を破り、19年途中からデーゲーム6戦5勝0敗だった大野雄を止めた。 3戦連続の3番起用に全4打席出塁で応えた。1回は右前、4回は左前に運び、これで今季、大野雄に対して9打数5安打。「自分のやることをしっかりやった結果が今日は良かったかな」と謙虚に振り返ったが、難敵相手の好相性は頼もしい限りだ。 後半戦はすでに2番、3番、5番、6番と4つの打順に適応している。矢野監督は「健斗が5番、6番にいてくれたら、すごく嫌なところだけど...。それがなかなか現状(チーム事情で)できにくい」とした上で「本当にチームを引っ張ってくれて助かっています」と感謝、感謝だ。 昨季まで2年連続で主将を務め、今季は「名誉キャプテン」という立場。「残りはめちゃくちゃ大事な試合なので、勝つことだけを頭に入れてやっていきます。落とせる試合はない。ここまで来たら、あとは気持ち。しっかり勝って優勝したい」。美酒を浴びるまで、先頭に立ってナインを引っ張り抜く。【佐井陽介】

◆阪神陽川尚将内野手(30)は約2カ月ぶりのスタメン出場で無安打に終わった。 中日先発の大野雄とは昨季対戦打率3割3分3厘。好相性を買われ、「7番右翼」で7月14日DeNA戦以来、今季6度目のスタメン出場を果たした。後半戦初の1軍昇格即出場となったが、結果は3打数無安打。次回の出場機会で雪辱を期す。

◆好調の阪神近本光司外野手(26)は貴重な1本から決勝のホームを踏んだ。 両チーム無得点で迎えた6回、先頭で大野雄のスライダーを右前へ。犠打で二塁進塁後、糸原の適時二塁打で本塁生還した。4戦連続マルチ安打とはならなかったが、この日も価値ある出塁で勝利を呼び込んだ。

◆中日は連敗で、自力でのクライマックスシリーズ(CS)進出が消滅した。9連戦の初戦でエース大野雄大投手(32)は7回6安打1失点と粘投。しかし、左打者の被打率が高い阪神先発高橋に対して、福留ら左打者6人を並べた打線が沈黙した。高橋には7回まで2安打で、岩崎、スアレスとつながれ、今季10度目の無得点に終わった。 高橋の前に得点圏に走者を進めたのは2回の1度だけ。与田剛監督(55)は「何とか打ち崩さないといけないが、簡単ではなかった。右(打者)がなかなかいい形にならなかった。高橋には本当にいい投球をされた」と脱帽した。9回は無死一、二塁で大島が送りバント失敗と好機を逃したのも痛かった。自力でのCS進出消滅について、指揮官は「答えはいつもと一緒」と返し、1戦ずつ戦う従来からの姿勢を貫いた。 当初先発だった17日は雨天中止となった。大野雄は台風接近を踏まえて16日のうちに今季初のスライド登板を志願。17日のナイターから18日はデーゲームとなっても、117球で試合を作った。デーゲームは19年9月から6戦で5勝0敗で、2年ぶりに黒星がついた。「勝ちは自分では操作できない部分もある。落ち込むことなく、次に向けて調整することが大事。こういうことは何度かある。そこで精神的に強くなっている」。今季9敗目のエースが自らを鼓舞すように発した言葉は、竜ナインにも伝わるはずだ。【伊東大介】 ▽中日大野雄(7回1失点で9敗目、デーゲームでは19年9月以来、7戦ぶりの黒星)「勝ちは自分では操作できない部分もある。落ち込むことなく、次に向けて調整することが大事」

◆阪神自慢の勝利の方程式が、高橋の復活勝利へ一丸となった。まずは岩崎だ。同じ静岡県出身で自主トレをともに行う高橋の後を受け、8回に登板。先頭に安打を許すも後続を断ち「変わらずいつも通りですね。(高橋に)勝ちをつけることができて良かったです」と後輩の勝利を喜んだ。 守護神スアレスは9回のピンチにも冷静だ。先頭京田に7月1日ヤクルト戦以来、約2カ月半ぶりの四球を出した。その後無死一、二塁で、大島の送りバントを素早く処理し三塁封殺。4番ビシエドを一飛、5番福留を空振り三振に仕留め、リーグ断トツの32セーブ目を挙げた。「遥人に1勝がかかってたんで、なんとか勝ちで締めくくれてよかったよ」。試合後には記念球を左腕に手渡した。 矢野監督は「優(岩崎)とスアちゃんを出した時点で任せる、何が起こっても受け止めるという気持ちで出せる投手。自信を持って行かせています」とうなずいた。今季2度目の1-0完封勝利。残り30試合も腕を振り続ける。

◆阪神2番中野拓夢内野手(25)が4試合連続となる送りバントを決め、均衡を破る1点を呼び込んだ。 6回無死一塁。大野雄の137キロを三塁前に転がし、犠打成功で1死二塁。直後に糸原の適時打で1点を先制し、決勝点となった。 2回にはビシエドの三塁へのゴロを大山がはじくも、遊撃中野が素早くカバーし一塁送球でアウト。小技あり好守備ありで、価値ある仕事を果たした。

◆さあ、Vへ突っ走れ! 矢野阪神に頼れる左腕が帰ってきた。先発高橋遥人投手(25)が中日打線から10三振を奪い、7回2安打無失点の快投で今季初勝利を挙げた。プロ4年目は先発陣の軸として期待されたが、故障に泣き、これが2試合目の登板だった。完全復活の投球で、首位をがっちりとキープ。先発ローテーションに厚みが増し、16年ぶりのリーグ制覇へ明るい材料だ。7回のマウンドは、完全復活への最後の試練だった。1点を先制した直後で1死一塁。高橋が中日の主軸を迎える。主砲ビシエドに対し、ツーシームでバットの芯を外し、左飛に。昨年までの同僚福留には、力で押した。直球で遊ゴロに打ち取り、髪をかき上げて大きな息をついた。「ふーっ」。10三振を奪い、7回を無四球無失点。今季2度目の登板で、左腕が本来のキレ味を取り戻した。「うまくいかないことがたくさんあってチームに迷惑かけたんですけど、こうして勝つことができてホッとしました」。329日ぶりの勝利をかみしめた。 悲壮な覚悟で臨んだ。登板前に、捕手の坂本に心境を明かしていた。「腕がもげても投げる」。今季は先発ローテーションの軸として期待されながらも上肢コンディション不良で長期のリハビリ生活を過ごした。「迷惑しかかけていないので、本当に試合をつくろうと思っていた」。今季初登板となった9日のヤクルト戦は4回6失点。故障に泣かされ続けたが、恐れずに腕を振るつもりだった。その気持ちは野手にも伝わっていた。この日の試合前、円陣で陽川が叫んだ。「遥人が『死ぬ気で投げる』と言っていたので、野手が引っ張って、打って勝ちましょう!」。緊迫の投手戦となったが、チーム一丸で1-0の接戦を制した。 2軍生活は苦しかったが、下を向かなかった。時には「先生役」として後輩を指導した。ルーキーの村上を筆頭に変化球のノウハウを惜しみなく教えた。村上は「ツーシームを教えてもらって良くなったんで。遥人さんに感謝です」。ウエスタントップの9勝を挙げるほどに成長。つらいリハビリにも余裕をなくすことなく、後輩たちと前を向き、成長の場とした。 チームは首位の座にいながら、エース西勇が寝違えで離脱。青柳も3試合勝ちがつかず、不安材料となっていた。矢野監督も「俺らが優勝するっていうところの中のピースで遥人が帰ってくるというのは、大きな要素の1つ。チームにとっても大きな投球をしてくれた」と喜んだ。逃げ切りVへ、先発陣に頼れる左腕が帰ってきた。【前山慎治】 ▼阪神高橋が7回を投げ10奪三振。高橋の2桁奪三振は通算4度目で、自己最多は20年10月5日の巨人戦でプロ初完投したときに奪った14個。今季の阪神で2桁奪三振の投手は、4月8日巨人戦の秋山(6回10奪三振)、7月1日ヤクルト戦のガンケル(7回10奪三振)に次いで3人目。高橋は19年から3年連続で2桁奪三振をマークしている。

◆阪神先発高橋遥人投手(25)が中日打線から10三振を奪い、7回2安打無失点の快投で今季初勝利を挙げた。普段はおっとりしている高橋も、マウンドでは向上心のかたまりだ。無失点に抑えた試合で周囲が沸いても、本人だけ納得がいかない時も多々ある。直球10球のうち3球がシュートしただけでも許せない。今春のキャンプでもそんな完璧主義で、直球の質に納得できず模索を続けていた。 自他ともに認めるマイナス思考だが、今年はキャンプで途中離脱した後も、シーズン途中の復帰に向けて、すでにしっかり前を向いていたという。ベースには1年目の経験があると、一昨年まで在籍した元阪神トレーナーの手嶋秀和氏(39)は話す。18年4月に鮮烈なデビュー戦白星を挙げながら、6月中旬に左肩のコンディション不良で離脱。「次は何やればいいですか?」。リハビリに受け身だった高橋。「自分がどうしたいか、がないと良くならない」と、トレーナーはあえてメニューをすべて与えずに、自ら考えさせたことがあった。もともと練習に真面目に取り組む性格。自分のために考えて動き、シーズンの大事な時期に復帰にこぎつけた。【阪神担当=磯綾乃】

◆阪神は、この日、出場選手登録された陽川尚将内野手(30)が7月14日のDeNA戦(甲子園)以来、2カ月ぶりに「7番・右翼」で先発出場。難敵・大野雄に通算打率・292(24打数7安打)、1本塁打と相性良さを買われての抜擢となった。

◆阪神・糸原健斗内野手(28)が試合の均衡を破る先制打を放った。 六回、先頭の近本が右前打で出塁し、中野の犠打で1死二塁。ここで一、四回と2打席連続で安打を放っている糸原が打席へ。中日の先発・大野雄の2球目の内角の直球を引っ張り、右翼線二塁打で先制点をもたらした。 糸原は竜のエース左腕に対し、昨季は打率・400(10打数4安打)。この日も相性の良さを発揮して、六回まで無失点投球を続ける先発の高橋を援護した。

◆阪神・糸原健斗内野手(28)が試合の均衡を破る先制打を放った。 「(高橋)遥人が本当に頑張ってくれていますし、チカ(近本)や中野が必死につないでくれたので、何としても先制するという気持ちで打席に入りました。自分の仕事ができて良かったです」 六回、先頭の近本が右前打で出塁し、中野の犠打で1死二塁。ここで一、四回と2打席連続で安打を放っている糸原が打席へ。中日の先発・大野雄の2球目の内角の直球を引っ張り、右翼線二塁打で先制点をもたらした。 糸原は竜のエース左腕に対し、昨季は打率・400(10打数4安打)。この日も相性の良さを発揮して、六回まで無失点投球を続ける先発の高橋を援護した。

◆先発した阪神・高橋遥人投手(25)は7回2安打無失点、10奪三振の好投。七回の攻撃で代打を告げられて、1-0と今季初勝利の権利を得たまま降板した。 高橋は一回、三者凡退。二回、2死から高橋周に右中間二塁打を許したが、堂上を144キロの直球で遊ゴロに打ち取った。140キロ中盤の速球にツーシーム、スライダーなどを織り交ぜて三回1死から4者連続三振を奪うなど、中日打線を牛耳った。 甲子園で中日打線を沈黙させた高橋遥人=甲子園球場(撮影・松永渉平) 高橋は春季キャンプ中に上肢のコンディション不良で離脱し、2軍で調整。1軍初登板だった9日のヤクルト戦(甲子園)は4回6失点(自責5)で負け投手になった。

◆先発した阪神・高橋遥人投手(25)は7回2安打無失点、10奪三振の好投。七回の攻撃で代打を告げられて、1-0と今季初勝利の権利を得たまま降板した。 「前回は早い段階で試合を壊してしまったので、きょうは何とか0点で抑えるという気持ちでマウンドに上がりました。0点で(ベンチに)帰ってくることができて良かったです」 高橋は一回、三者凡退。二回、2死から高橋周に右中間二塁打を許したが、堂上を144キロの直球で遊ゴロに打ち取った。140キロ中盤の速球にツーシーム、スライダーなどを織り交ぜて三回1死から4者連続三振を奪うなど、中日打線を牛耳った。 高橋は春季キャンプ中に上肢のコンディション不良で離脱し、2軍で調整。1軍初登板だった9日のヤクルト戦(甲子園)は4回6失点(自責5)で負け投手になった。

◆阪神は、中日との投手戦を制して1-0で今季10度目の完封勝ち。引き分けを挟む連敗を「2」で止めた。 先発した高橋が7回2安打無失点、4者連続を含む10奪三振の好投で今季初勝利を挙げた。 二回2死から高橋周に二塁打を許したが、後続を打ち取ると、三回から4イニング連続で三者凡退。七回1死から大島に安打を許すも無失点に切り抜けた。 八回は岩崎が無失点。九回はスアレスが無死一、二塁のピンチを招くも後続を打ち取り、今季32セーブ目。 打撃陣は苦手にしていた大野雄から四回、1死一、三塁のチャンスをつかむも無得点。六回、1死二塁から糸原が一塁線を破る先制二塁打を放った。高橋、岩崎、スアレスの3投手のリレーで1点を守り切った。

◆中日・大野雄大投手(32)が先発し、7回6安打1失点と粘投するも援護なく、自身の連勝は「3」でストップした。 「(阪神の)高橋投手が抜群に良かったので、先制点を与えたくなかったが、与えてしまったことは反省です」 台風接近により中止となった17日からのスライド登板。デーゲームは2019年9月8日のDeNA戦(ナゴヤドーム)から6試合負けなしの5連勝だった中で迎えた阪神・高橋との左腕対決は、投手戦となった。三回まで4者連続三振を奪うなどして1安打ピッチング。四回は1死から連打で一、三塁を招いたが大山を一邪飛、ロハスは143キロの直球で詰まらせて二飛に打ち取り、このピンチを脱出した。 投げ合う高橋も六回まで1安打で毎回の10奪三振と好投。粘り合いのなかで、その裏は近本に右前打を浴びて初めて回の先頭に出塁を許す。犠打で得点圏に進められて対するは、ここまで2安打の糸原。1ボールから内角高めに投じた140キロの直球を捉えられて一塁線を破られ、先制の1点を与えた。続いたピンチを断ち、八回の攻撃で代打を送られて交代。 無四球と制球よく、攻めの投球を披露したが、チームの勝利にはつながらなかった。

◆中日は打線が好投した大野雄を援護できず、自力でのクライマックスシリーズ(CS)進出の可能性が消滅した。与田剛監督(55)の主な一問一答は以下の通り。 ――大野雄は7回6安打1失点と好投した 「7回を投げ切ってくれたし1失点で、よく頑張ったと思います」 ――阪神・高橋には7回2安打無失点と抑えられた 「高橋の投球は素晴らしかったと思う。低めで微妙に動くボールの制球が良かった。何とか打ち崩さないといけないけれど、簡単ではなかった。(打者の)左右では、周平が2本打って、大島と。右打者がなかなかいい形で打てなかった。本当にいいピッチングをされたと思う」 ――終盤ではバントを決めたい場面もあった 「今日のゲームではしっかりと決められるかどうかは大事だったと思いますけど、それもしっかりと練習していく。いつもパーフェクトにできるわけではないので」 --八回は堂上がバントを決められず。1―0のロースコアで決める難しさもあったか 「ベンチとしては、どんな場面でも選手には期待を持ってサインも出している。常にパーフェクトにできなくても、うまくいかなければ、やれるように練習するしかない。その繰り返しです」

◆阪神は投手戦を制し、今季10度目の完封勝ち。引き分けを挟む連敗を「2」で止めた。先発の高橋が7回を投げ10三振を奪うなど2安打無失点の好投で、今季初勝利を挙げた。試合前には藤原崇起オーナー兼球団社長(69)=阪神電鉄本社会長=が取材に応じ、矢野燿大監督(52)に対して正式に続投要請したことを明かした。試合後の矢野監督の一問一答は以下の通り。 -―ものすごい投手戦をしのぎ勝った 「いや、しびれましたね」 -―高橋は先週の登板とは別人 「まあそうですね、前回はね、悔しい思いをしている気持ちもその後もね、分かっていましたし。なんとかしてやろうという気持ちで調整してくれたのでね。一番はやっぱり遥人が、これぐらいの力を持っているピッチャーなので。戻ってきてくれたっていうピッチングが一番これからにとっても大きな、チームにとっても大きな投球をしてくれました」 -―10奪三振。ベンチから見ていて迫力は 「バットに当てさせないというのはボールの力、切れというがある証拠だと思います。遥人はそういうピッチャーなんでね。本当に持ち味を存分に出してくれたかな、と思います」 -―打つ方では糸原が目立った 「そうですね、健斗がね、普段はつなぎ役とかチームを声や姿勢で引っ張るとか、そういうところで頑張ってくれている選手ですけどね。きょうは全打席出塁で、打点も挙げてくれたんでね。本当にチームを引っ張ってくれて助かっています」 -―日々打順をちょっとずつイジりながらだが「3番・糸原」のハマり具合や手応えは 「うんまあ、チャンスメークは健斗のところでできているんでね。かえすところの5番以降のところがちょっとどうするかというのが、調子のあまりこう上がってきていない選手が何人かいるんでね。なかなかちょっと難しくなっていますけど。その中で、ピッチャーがなんとかしてくれました」 -―岩崎、スアレスは無失点が続く 「そうですね、優とスアちゃんを出した時点で任せる、何が起こっても受け止めるという気持ちで、出せる投手なんで。そこは自信を持って行かせています」 -―藤原オーナーから続投要請。心境の変化は 「いや、それは何もないです」 -―明日(19日)は巨人戦 「何がなんでもね、明日全員で取りに行くような試合。それを皆さんにお見せします」 --遥人は前回との違いは 「真っすぐ、ツーシームがもともと割合的には多い投手なんだけど、スライダーとか、ちょっとこう使う前にやられたというか。(前回は)立ち上がりにポコポコといかれちゃって、リズムをつくれないというところがね。そういうところではスライダーもしっかり使えて、カットも使って、ツーシームも右にも左にも使えた。幅がしっかり使えた。立ち上がりから、前回やられた反省として、飛ばしていくという形でいってくれたというのは前回の反省をふまえて、違うんじゃないかな、と思います」 -―前回やられてもローテで起用 「持っている力というのは、遥人は高いものを持っているというのは、俺らも認めているところでね。後半、俺らが優勝するっていうところの中のピースで遥人が帰ってくるというのは、大きな要素の一つなんでね。そういうところでは、そういうピースになりうる投手だという期待というか、それを持って、そう思っています」 お立ち台でポーズを取る糸原健斗(左)と高橋遥人=甲子園球場(代表撮影) -―得点の場面は近本が出て中野が犠打と、いい流れだった 「流れって、まあまあそれが結局かえせなかったら、いい流れにならないわけで。ちょっといろいろやっていかな、あかんかなと思うけど。まぁ、なんとか苦しい中でも健斗が打ってくれるんで助かりました」 -―糸原は5番を打ったりもしてる。どの打順でも対応できる。 「だから動かしたいんだけど、動かす状態の選手がなかなかいないんで。ちょっと個人個人が状態を上げていく。もちろん、相手ピッチャーもいいから、そんな簡単にとは、もちろん思ってないんだけど。そういうところでチーム全体で、打線っていう線になるっていうところでいうと、なかなか難しいんで。健斗も5番でも6番でもいてくれたら、すごく嫌なとこなんだけど。それがなかなか現状、できにくいかな、というところ」 -―オーナーが一昨日、正式に来季続投要請をしたと明かした。監督の返事は 「返事というか、それはシーズンが終わってからなので、そういうふうにこの時期にそういうふうに言ってもらえるっていうのは本当に3年間やってきて、俺だけでできることじゃないしね。コーチの人が手助けをしてくれて、スタッフが見えないところで後押ししてくれて、選手がついてきてくれてというところの評価をしてもらえたなというのは、ありがたく思っています。あとは今、1試合1試合が大事なのでね。そんなことより、自分たちの野球をどれだけやっていけるかっていうのが、タイガースファンの皆さんに一番喜んでもらえる。それが俺の仕事なんでね、それをまっとうしたいなと思います」 -―オーナーも(受諾へ)前向きを願っていると言っていた 「今を目いっぱいやっていって、考えます」

◆久々に見応えのある投手戦だった。セ・リーグ屈指の左腕・大野雄に投げ勝った高橋には100点満点をあげたい。 球威があって、テンポよし、リズムよし、制球も抜群。そして、投球フォームの中で右足を上げて軸足に体重が乗る時にほんの一瞬、止まる「間」ができていた。このワンクッションが本来の高橋をよみがえらせた。 前回のヤクルト戦。痛打された原因を私なりに分析すると、久しぶりの登板で余分な力が入り、投げ急ぎ、フォームが突っ込んでしまったように映った。不安を抱えつつの復帰後2度目の先発は前述の「間」が取れたことで、問題点がすべて解消されていた。 私のような古い人間からすれば、完封してほしい、せめてもう1イニングは投げて、と思いながらみていたが、七回での交代は矢野監督の「優勝するためのさい配」なのだろう。完封に匹敵する7回零封だった。 この投球をすれば、どこが相手でも、そう簡単に点は取られない。シーズン終盤にローテの一角を安心して任せられる投手の復活は、心強い限りだ。(本紙専属評論家)

◆二塁ベース上に到達すると、糸原は右手を大きく突き上げた。今季6度目の猛打賞となる3安打は、チーム唯一の得点となる決勝二塁打だった。 「(高橋)遥人が頑張っていたので、何としても先制するという気持ちで打席に入りました。自分の仕事ができて良かった」 相手先発は虎戦で15勝を挙げている大野雄。四回1死一、三塁の先制機で大山が一邪飛に倒れるなど、得点圏でチームとして16打席無安打と、あと一本が出なかった。六回、先頭の近本が右前に運び、中野が送る。糸原は内角高めの140キロ直球をたたくと、打球は一塁線を破った。 「チカ(近本)や中野が必死につないでくれた。最近、(チームは)苦しい状態が続いていたので打ててよかった」 一回に右前打、四回も左前打を放っていた。大野雄に今季は打率・556(9打数5安打)、左腕が沢村賞を受賞した昨季も打率・400(10打数4安打)と抜群の相性を誇っている。19日に今季初対戦する菅野に対しても、昨季は打率・400(10打数4安打)だ。 開幕こそ2番も、その後は5、6、7番とジョーカー的な存在となっている。矢野監督は「健斗(糸原)も5番、6番でもいてくれたら(相手投手は)すごく嫌なんだけど。調子のあまり上がってきていない選手が(5番以降に)何人かいるんでね」と苦肉の策だと明かすが、その期待に糸原が懸命に応えている。 糸原は「もう落とせる試合がないと思う。どこを任されても、チームが勝てるようにやっていくだけ」と頼もしい。チャンスメーカーであり、ポイントゲッターにもなれる。さぁ、伝統の一戦。今、まさに、主役もはれる伏兵だ。(三木建次)

◆完全復活だ! 阪神は中日に1-0で勝利。右脇腹痛などで出遅れていた高橋遥人投手(25)が7回2安打無失点で今季初勝利を挙げた。試合前には藤原崇起オーナー兼球団社長(69)=阪神電鉄本社会長=が3年契約最終年の矢野燿大監督(52)に来季の続投を要請したことを明言。16年ぶりの優勝を近づける孝行息子が帰ってきた! 復活を祝福するかのように、甲子園の夕日がヒーローの顔を赤く照らした。約5カ月に及ぶ長く、苦しいリハビリを乗り越えて白星をつかんだ。高橋は今季初のお立ち台に上がって、ようやく相好を崩した。 「(ここまで)うまくいかないことがたくさんあった。チームに迷惑かけたので、こうして勝つことができて、少しほっとしました」 試合前に藤原オーナーが矢野監督に続投要請したことを発表(詳細は3面)。今季初登板だった9日のヤクルト戦(甲子園)で4回6失点(自責5)だった左腕が大変身で花を添えた。 一回から2者連続で空振り三振を奪う。力強い直球と鋭く落ちるツーシームを織り交ぜて、10K。被安打は2本という内容に「できすぎかな」と珍しく自画自賛した。 7回零封で昨季10月24日の巨人戦(東京ドーム)以来となる329日ぶりの白星。指揮官は「持ち味を存分に出してくれた」と称賛し「俺らが優勝するところ(の道のり)の中で遥人が帰ってくるのは大きな要素の一つ。そういうピースになりうる投手だと思っている」とうなった。 4年目の今季は先発の柱として期待されながらも、キャンプ中に右脇腹を痛めて離脱。「今まで何回もけがをしている中で今回が一番、苦しい期間が長かった」とリハビリ中に心が折れかけたこともあった。 恩師の言葉に救われた。シーズン序盤のある日、左腕を心配した亜大・生田勉監督から一通のメールが届くと、電話をかけた。「今年はもうだめかもしれません」思わず弱音をもらした。すると、猛ゲキが飛んできた。「いつまで甘えてんだ! しっかりやれ! 来年、契約してもらえないぞ!」愛のムチに突き動かされ、前に進むしかないと思った。恩師の紹介で兵庫県内の治療院へ週1度のペースで通い、「ラクリス」という手技に電流の効果をプラスして筋肉や神経に刺激を与える施術を受け、状態も徐々に快方へと向かった。周囲の支えがあったからこそ手にできた1勝だ。「鳴尾浜で自分が下を向いているときに(チームメートから)声かけてもらったりした。それが励みになった」。なにより復帰を待ち続け、マウンドに送り出してくれた矢野監督へ、恩返しを込めた95球だった。敗れれば引き分けを挟んで3連敗という正念場だった。エース左腕と呼ばれ続ける男が優勝争いへの佳境で帰ってきた。「とにかく試合を作って、少しでも勝ちに近づけるようなピッチングをしたい」背番号29の復活物語はここで終わらない。先頭でゴールテープを切るまで、死力を尽くして腕を振るだけだ。(織原祥平)

◆ぷわ~っ! 1点リードの九回。虎の守護神・スアレスがまさかの無死一、二塁の大ピンチをつくったもんだから、息を殺しすぎて危うく酸欠で倒れそうになったわー!! てか~! 14日に雨中のヤクルト戦で敗色濃厚の九回、九死に一生のマルテの同点3ランで引き分け。翌日は0-1、そして本日は1-0での逃げ切りで、ハアハア、ゼイゼイ...。ここのところ、虎党はエベレストの頂上にいるみたいな酸欠なのだ!! じゃ、そのエベレストの頂上で叫ばせて頂きまっせ~。 『高橋快投ありがとう』(高橋快投ありがとう~)(高橋快投~) 『糸原値千金のタイムリーおおきに』(糸原値千金のタイムリーおおきに~)(糸原値千金のタイムリ~) ウ~ン、このこだまはたまら~ん!! しかし、台風14号さえ虎の味方をしてくれるとは...。中日の頭が雨天中止にならなきゃ、大野雄、柳ときていたことを思えば、全てが阪神のVへと向かっているのだ!! さあ、次は巨人のエース、菅野を沈めて、引導を渡してあげましょう!!

◆ついに左のエースが帰ってきました。阪神・高橋遥人投手(25)が18日の中日戦(甲子園)で今季初白星。右脇腹痛などで出遅れていた左腕の快投は甲子園に歓喜をもたらしました。 約5カ月に及ぶ苦しいリハビリに左腕は「今回が一番、苦しい期間が長かった」と振り返りました。ただ、この期間があったおかげで成長できた選手たちがいます。2軍遠征先の名古屋では、後輩の若虎が目を輝かせて、〝ハルト効果〟を語ってくれました。 ルーキー右腕の村上は「ツーシームを遥人(高橋)さんに教えてもらってよくなった。感謝です」と最敬礼。高橋直伝のツーシームは、村上を発端に2軍で流行し、いまでは西純らも参考にしています。 さらに2軍でバッテリーを組んだ栄枝は「遥人さんに『調子いいですね』といっても『こんなんでは1軍で抑えられないよ』と絶対言っていました」。新人捕手は〝1軍レベル〟を身をもって学ぶことができました。最後にともにリハビリを行った育成D1位の岩田将は「野球の話、経験を話してくれて、いい時間でした」と感謝を忘れません。 その姿勢と、技術で後輩にたくさんの経験値をもたらした左腕はこれから1軍でさらに勝ち星を積み重ねていくでしょう。鳴尾浜を席巻した〝ハルト効果〟が、今度は16年ぶりの悲願をもたらしてくれるはずです。(原田遼太郎)

DAZN

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
阪神
62465 0.574
(↑0.004)
-
(-)
30452
(+1)
434
(-)
105
(-)
95
(-)
0.252
(-)
3.550
(↑0.03)
2
(-)
ヤクルト
534214 0.558
(-)
2.5
(↓0.5)
34486
(+6)
419
(+6)
110
(+1)
65
(-)
0.258
(↑0.001)
3.620
(↓0.03)
3
(-)
巨人
544516 0.545
(-)
3.5
(↓0.5)
28459
(+6)
446
(+6)
144
(+3)
60
(-)
0.246
(↓0.001)
3.660
(↓0.02)
4
(-)
中日
465514 0.455
(↓0.005)
12.5
(↓1)
28350
(-)
374
(+1)
63
(-)
54
(-)
0.241
(↓0.001)
3.140
(↑0.02)
5
(-)
DeNA
445514 0.444
(↑0.005)
13.5
(-)
30454
(+4)
507
(+2)
116
(-)
24
(+1)
0.257
(↓0.001)
4.280
(↑0.02)
6
(-)
広島
435810 0.426
(↓0.004)
15.5
(↓1)
32416
(+2)
469
(+4)
94
(+1)
51
(-)
0.259
(↓0.001)
3.920
(↑0.02)