オリックス(☆4対0★)西武 =リーグ戦22回戦(2021.09.18)・京セラドーム大阪=
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西武
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ORIX
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勝利投手:山本 由伸(14勝5敗0S)
敗戦投手:今井 達也(7勝6敗0S)

本塁打
【オリックス】紅林 弘太郎(6号・5回裏2ラン)

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◆オリックスは両軍無得点で迎えた4回裏、モヤの適時二塁打で2点を先制する。続く5回には、紅林の2ランでリードを広げた。投げては、先発・山本が8回無失点の快投。最後はヒギンスが締め、山本は今季14勝目を挙げた。敗れた西武は、打線が5安打無得点と振るわなかった。

◆11連勝に挑戦するオリックス山本由伸投手(23)は、今季20試合のうち19試合がナイターの登板で、デーゲームは5月5日西武戦だけ。 5月の西武戦は6回1/3で5失点の敗戦投手だったが、今季2度目のデーゲームの結果は?

◆オリックスの助っ人アダム・ジョーンズ外野手(36)が近日中に緊急帰国する。球団によれば米国の親族に不幸があったとのこと。この日は京セラドーム大阪での試合前練習に参加したが、出場選手登録を抹消された。 ジョーンズは昨季からオリックスでプレー。来日1年目の昨季は87試合に出場し打率2割5分8厘、12本塁打、43打点の成績だった。2年目の今季はここまで69試合に出場し、打率2割3分、4本塁打、23打点の成績を残していた。 メジャー通算282発、日米通算2000安打、日米通算1000打点に、日米通算1000得点。積み上げてきたキャリアがあるが、謙虚に取り組む姿があった。「試合が終わるまで、一生懸命プレーすることに尽きる」。2年連続最下位のチームに「最後にW(白星)がつけばいい」と勝利のマインドを植え付けてきた。 メジャー時代のような全盛期ばりのプレーはできず、衰えも自覚している。今の野望は「オリックスで、頂点に立ってシーズンを終えること」と野球人として、尽力している。 1打席の集中力は"本物"で今季の代打成績は26打数11安打の打率4割2分3厘。加えて8四球を選び、試合終盤で存在感を示していた。 現時点での再来日の日程は未定。背番号10の早期帰還を願い、14年以来7年ぶりのクライマックス・シリーズ出場、96年以来25年ぶり悲願のVを目指すことになる。【真柴健】

◆オリックス杉本裕太郎外野手(30)が、ついにラオウ襲名? を果たした。 この日は「Bsオリっこデー2021」として開催。選手はファンに呼んでほしいニックネームを背ネームに記した。 試合前時点で本塁打数リーグ単独トップの27本を記録している杉本は、大きな背中に「RAOH」を背負った。人気漫画「北斗の拳」に登場するラオウの「男らしいところが好き」と心酔していることから、15年のオリックス入団時から自身の愛称を「ラオウ」としてきた。 現在では、チーム内のほとんどが「ラオウ!」や「ラオウさん」と呼んでいる。今季の開幕直後に、登録名変更の可能性を尋ねてみると「うーん、まだ『ラオウ』に申し訳ない」と真顔で返答。理由は「まだ『ラオウ』って感じじゃない。ホームラン王を取るぐらいでないと、ラオウには申し訳ない」。 今季オリックスの躍進を支える中心的存在。来季から「RAOH」誕生も、十分あり得る。【真柴健】

◆負けない男、記録更新! オリックス山本由伸投手(23)が、8回5安打無失点の好投で、今季14勝目を手にした。 これで5月28日ヤクルト戦(京セラドーム大阪)から負けなしの11連勝。球団では10年金子千尋の13連勝以来、11年ぶりの到達となった。 エースの奮闘で首位奪回を狙う。ロッテと3・5ゲーム差で迎えた試合前には「とにかく1勝でも多く勝たないといけない。自分の仕事をしっかりやり切れたら、それがプラス」と勝ち星にこだわる姿勢をみせていた。14勝、防御率1・46、奪三振165はリーグトップで引き続き「投手3冠」を独走する。 96年以来25年ぶりのVを逆転で狙うオリックスは、残り28試合中19試合が本拠地開催。今季ホーム成績を28勝15敗10分けとし、ホーム勝率は12球団トップの6割5分1厘と追い風が吹く。 2年連続最下位からの逆襲へ-。23歳エースを筆頭に挑戦者の道を歩む。【真柴健】

◆オリックスは3回まで毎回走者を出すも西武今井の前に無得点。オリックス山本も3回まで無失点投球を披露。 オリックスは5回にモヤの2点適時二塁打で先制。6回には3番紅林が今季6号2ランで追加点。西武は6回まで無得点。 オリックス山本が8回5安打無失点の好投で今季14勝目をマーク。自身11連勝を記録した。チームは2連勝。西武は2連敗。今井は6敗目。

◆西武今井達也投手(23)が6回6安打4失点で6敗目を喫した。同学年のオリックス山本由伸投手との投げ合いで、3回までは無失点投球。最速157キロをマークするなど、力強い投球を披露していた。しかし、4回先頭から3連打を浴び2失点。5回は四球直後に紅林から2ランを打たれた。 キャリアハイの8勝目はお預けとなり、今井は「真っすぐは良かったと思いますが、踏ん張ることができませんでした。全体的に投げている球自体は良かったと思うのですが、ランナーを出したときに甘くいってしまいましたし、(球が)抜けてしまったところを打たれてしまいました。悔いが残ります」と悔しがった。

◆西武は今季9度目の無得点試合を喫した。オリックス山本から散発5安打で得点を奪えず、これで8月20日、9月10日、この日と3試合にわたり20イニング連続無得点。山本だけで5敗目(3勝)を喫した。 辻発彦監督は「こっちも作戦練りながらやっているけど、フォークがストライクからボールになるいいところで打ち取られる。もう1本というところが出なかった」と悔しがった。 ▽西武公文(8回に移籍後初登板で3者凡退)「ブルペンでは少し緊張していたのですが、マウンドに立てば大丈夫でした。先頭打者を切れたことが、今日の結果につながったと思います」

◆オリックス山本由伸投手(23)が、8回5安打無失点の好投で、今季14勝目を手にした。 これで5月28日ヤクルト戦(京セラドーム大阪)から負けなしの11連勝。球団では10年金子千尋の13連勝以来、11年ぶりの到達となった。 ▼山本が5月28日ヤクルト戦から11連勝。オリックスでシーズン11連勝以上は10年に13連勝した金子以来6人目になる。白星の付かなかった6月25日西武戦を含めた12試合の失点は0点6試合、1点3試合、2点3試合で、山本はこの間の防御率が0・81。連勝中の防御率が0点台でシーズン11連勝以上は、防御率0・90で11連勝の89年斎藤雅(巨人)以来となり、パ・リーグでは防御率0・59で12連勝した60年小野(大毎)以来、61年ぶり。11連勝記録時には1点台の57年の稲尾(西鉄)と小野を含めて2リーグ制後6人、7度目、パ・リーグでは4人、5度目の快記録となった。

◆オリックス3番起用された19歳紅林弘太郎が5回に左翼席へ追加点となる6号2ランを放った。 今井の真ん中へ入ったカットボールを仕留め、約3カ月ぶりの1発。「前の打席、全然タイミングが合ってなくて空振り(三振)。後ろがラオウさんですし、何とかバットに当てようと」と必死にスイングした。中嶋監督は「ビックリですよ。成長も見えるし、まだまだ足りないのもある」と期待を寄せた。

◆3カ月半負けてない男が、また記録更新! オリックス山本由伸投手(23)が西武戦で8回5安打無失点と好投し、両リーグトップの14勝目を手にした。 自身11連勝は球団歴代4位タイ。防御率1・46、165奪三振を合わせて「投手3冠」を独走する。背番号18の快投で9月初の連勝。首位ロッテのマジック点灯を阻止し、ゲーム差を2・5と縮めた。逆転での25年ぶりVへエースが突き進む。純粋な気持ちで、山本は大きく手をたたいて喜んだ。4回にモヤの先制の適時二塁打で、激走した一塁走者のT-岡田がヘッドスライディングで2点目をもぎ取った瞬間、一塁側ベンチで満面の笑みを浮かべた。 「今は2位になってしまっているんですけど、絶対(ロッテを)越すぞという気持ちで戦っていこうと思っています」 仲間と勝つ喜びを分かち合いながら、首位を追う9月戦線。エースは強力な山賊打線を力でねじ伏せ、8回を散発5安打無失点で14勝目をつかんだ。最速は157キロをマーク。11三振を奪い、プロ5年で節目を越えて507奪三振まで伸ばした。5月28日から負けなしの11連勝で、球団では足立光宏、佐藤義則と並んで歴代4位の記録。「ガソリンタンク」と呼ばれた米田哲也まであと3に迫った。 三塁を踏ませなかった。5回無死一、二塁では7番山川、8番川越を連続三振に切り、6回無死一塁は1番源田を投ゴロ併殺に仕留めた。剛球だけではない。「投げ終わったら守りに就く。取れるアウトをきっちり取ると(ゲームが)前に進む」とシンプルな発想で日々練習。投ゴロの処理に「基礎ですよ」と白い歯を見せて笑うようにプロ5年でわずか1失策。チームメートの宮城いわく「チームの練習後に、自分の練習時間を確保している」。後輩たちに姿勢で示している。 ロッテのマジック点灯を阻止し、2・5ゲーム差と再接近。主砲の吉田正らを負傷で欠く中、山本は「何とか全員でカバーしながら、チャレンジャーズでいけたら」と挑戦者の気持ちを強く持つ。試合は「Bsオリっこデー」として開催。背中に「YOSSY」と刻まれたユニホームを着用した山本は「中学までは『よっしー』。ちょっと恥ずかしかったです...」と照れ笑い。マウンドとのギャップを感じさせる23歳エースが、オリックスを引き上げる。【真柴健】 ▽オリックス・モヤ(4回に決勝の2点適時二塁打)「山本が投げているゲームだし、こうしていい結果になってくれてよかったよ!」 ○...オリックスは西武3連戦を「Bsオリっこデー2021」として開催し、選手はファンに呼んでほしいニックネームをユニホームの背中に記した。ラオウこと杉本は「RAOH」を襲名し、T-岡田は「T」、紅林は「BENI」などユニークな名前が並んだ。

◆日本野球機構(NPB)の白井一行審判員(43)が18日のオリックス―西武22回戦(京セラドーム大阪)で球審を務め、通算1500試合出場を達成した。NPB審判員としては98人目、現役では18人目。

◆オリックスが快勝した。山本は8回を散発5安打無失点、11奪三振で自身11連勝、両リーグトップの14勝目。四回にモヤの2点二塁打で先制し、五回は紅林の2ランで加点した。西武は今井が6回4失点と踏ん張れず、打線も沈黙した。

◆オリックスは19歳の紅林が効果的な2ランで勝利を引き寄せた。2―0の五回、今井の真ん中へ入ったカットボールを見逃さずに左翼席へたたき込んだ。6月23日以来の6号に「(山本)由伸さんがすごく頑張っていたし、何とか点がほしいところで取れたので良かった」と喜んだ。 打線の軸、吉田正が故障で不在。16日の楽天戦に続いて3番を任され、一回と三回は走者がいる場面で三振に倒れていた。三度目の正直で好結果を出し「前の打席は甘い球を捉えきれず、消極的になっていた。積極的にいこうと思っていた」と胸を張った。

◆「ヨッシー」が躍動した。 オリックス・山本由伸投手(23)が、強打者が並ぶ西武を相手に8回を5安打無失点。つけいる隙を与えずに試合をつくり、自身11連勝でトップ独走の14勝目を挙げた。 「大胆さを忘れず、いつも通りにいけた」 立ち上がりからエンジン全開だった。一回1死から2番・森に対して150キロ超の速球だけで押し、3球勝負。最後は内角低めにこの日最速の157キロを投じ、空振り三振に斬った。 三回には先頭の川越を見逃し三振に仕留めて通算500奪三振に到達。プロ5年目、投球回数を上回るペースで三振を奪ってきているが、「記録よりもチームが勝つことが大事。1つずつ積み重ねて、また何か達成できるときが来ればうれしい」。三塁を踏ませず、11三振を奪った。165奪三振も、防御率1・46もリーグトップを独走。投手3冠も視野に入ってきたが、本人は通過点としかとらえていない。 この日はシルバーウイークに合わせた「Bsオリっこデー2021」だった。ユニホームの背中のネームやアナウンスは選手自身が選んで決めたニックネーム。山本は背中に「YOSSY」と背負い、マウンドには「ヨッシー!!」とコールされて上がった。 備前中(岡山)時代まで「ヨッシー」と呼ばれていたといい、「少し恥ずかしかった」と照れたが、〝オリっこ〟たちに力強い姿を披露したあとは、「やりたいことを、やりたいだけやりましょう」とお立ち台からエールも送った。 ロッテのマジック点灯を阻止したが、首位とはまだ2・5ゲーム差。「苦しい流れが続くが、今いるメンバーでやるしかない。全員でカバーできたら。自分も全部勝つ気で投げたい」。逆転Vに向けて、エースは、ちびっ子ファンに呼び掛けた通り、やりたいだけやるつもりだ。(北池良輔) ★「Bsオリっこデー」 例年5月のゴールデンウイークに行っている子どもファン向けのイベント企画。今年は緊急事態宣言による観客動員数制限の影響で、9月18~20日の3日間開催される。選手名をニックネームに変更したユニホームを着用。子どもたちに人気のスペシャルゲストが登場する。19日は東京五輪スケートボード女子ストリートの金メダリスト、西矢椛が始球式を務める。20日はお笑いコンビCOWCOWが登場して盛り上げる。

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ロッテ
544117 0.568
(↓0.006)
-
(-)
31496
(-)
444
(+1)
104
(-)
97
(+4)
0.249
(↓0.001)
3.740
(↑0.02)
2
(-)
ORIX
544615 0.540
(↑0.005)
2.5
(↑1)
28445
(+4)
429
(-)
105
(+1)
35
(-)
0.250
(↓0.001)
3.550
(↑0.03)
3
(-)
楽天
524913 0.515
(-)
5
(↑0.5)
29435
(-)
420
(-)
89
(-)
41
(-)
0.246
(-)
3.540
(-)
4
(-)
ソフトバンク
464919 0.484
(-)
8
(↑0.5)
29450
(-)
391
(-)
99
(-)
68
(-)
0.248
(-)
3.250
(-)
5
(-)
西武
435318 0.448
(↓0.005)
11.5
(-)
29434
(-)
483
(+4)
90
(-)
73
(-)
0.246
(↓0.001)
4.040
(-)
6
(-)
日本ハム
405217 0.435
(↑0.006)
12.5
(↑1)
34353
(+1)
414
(-)
59
(-)
59
(-)
0.232
(-)
3.470
(↑0.03)