◆17日に予定されていた広島－DeNA18回戦（マツダスタジアム）は、台風14号接近のため、中止が発表された。 DeNAは、移籍後2連勝を狙う宮国椋丞投手（29）の予告先発が発表されていた。今季初となる10連戦の初戦だった。

◆17日の午後6時に開始予定だった広島－DeNA戦は、台風接近で悪天候が予想されるため中止となった。

◆DeNA三浦大輔監督（47）が17日、クローザー三嶋一輝投手の再生に乗り出した。広島戦が台風接近で中止となり、マツダスタジアムの室内練習場で全体練習。三浦監督、川村、木塚両投手コーチが見守る中で、三嶋は救援投手としては異例のブルペン入りで投球練習を行った。 三嶋は15日の巨人戦で3失点し、サヨナラで今季5敗目を喫した。三浦監督が17日の練習前に「大丈夫か？」と声をかけると「大丈夫です」と返答があったという。三浦監督は「ホンマかよ」と冗談を飛ばした後に「しっかり汗をかけ。汗かいてスッキリしろ」と指令。異例のブルペン投球につながった。 三浦監督は配置転換の有無などは明言せず「モヤモヤが残ったままマウンドに上がってもらっても困るので、しっかり汗かいて、次またチームのためにやってもらわないといけない」と力説した。【斎藤直樹】

◆ＤｅＮＡの三浦監督は三嶋の復調を願った。開幕から抑えを務めてきたが、１５日の巨人戦で２点差を逆転されるなど精彩を欠いている。試合が中止となり「しっかり汗をかいてすっきりしろ」と声を掛け、ブルペンでの投球練習も見守った。 配置転換の可能性については「それは言えない」と言葉を濁した。それでも「１軍の戦力として当然考えているし、力を発揮してもらわないと」と変わらぬ信頼を口にした。

◆広島の大瀬良は先発予定だったが、台風接近のために試合が中止となり１８日にスライド登板する。キャッチボールなどで調整し「ナイターからデーゲームになるので対応できるように、ここからの過ごし方を大事にしたい」と気を引き締めた。 ここ２試合はともに６回３失点と試合をつくりながら連敗を喫した。２６日までの９連戦の初戦を任され「しっかりといい形で連戦に入っていけるように。チームが勝ってよりいい内容でいけるように頑張りたい」と意気込んだ。

◆ＤｅＮＡは１７日、広島１８回戦（マツダ）が台風１４号接近のため中止となり、室内練習場で約２時間の練習を行った。 練習中盤、１５日の巨人戦で九回に２点差を逆転され、サヨナラ負けを喫した守護神・三嶋一輝投手（３１）がブルペン入り。三浦監督も足を運び、川村、木塚両投手コーチとの〝３人体制〟で投球を見つめた。 三嶋は昨季途中から抑えを務め、今季も４８試合の登板でリーグ３位の２１セーブを挙げているが、巨人戦の１１試合に限ると３敗、防御率１１・１７と苦戦が続く。指揮官は今後の起用法については明言を避けたが、「モヤモヤが残ったままマウンドに上がっても困るので、汗をかいて、次またチームのためにやってもらわないといけない」と巻き返しに期待した。（浜浦日向）

◆広島ーＤｅＮＡ戦は台風接近に伴い、午前１１時に中止が発表された。投手は屋外、野手は室内で練習後、佐々岡真司監督（５４）が代表取材に応じた。主な一問一答は以下の通り。 ──中止の受け止め 「この天気、台風なので仕方がない。１０連戦を覚悟した中でいいようにとらえたい」 ──先発予定だった大瀬良がスライドする 「当然、軸となる投手に投げてもらう。９連戦でも、２度（登板）あると思う」 ──５試合連続勝ち星なしの森下について 「体の状態が悪いわけでもなく、ボール自体も極端に悪くなっているわけでもないと思う。これだけ勝てていないのは、やはりメンタルというところ。森下はそう簡単にファーム（２軍）でという選手ではない」 ──玉村、高橋昂の若手先発への我慢も感じる 「経験のない中でローテーションに入って、ここをどう乗り切れるか。最後までローテーションを守り切って、それが自信になって来年につなげるのかという、最後の１カ月だと思う。森下もそういうところをね。また１つ勝てば変わってくると思う」 ──ここ２試合は正随が３番 「正随はまだレギュラーを取ったわけではない。まず左（投手）でみてみようと。良かったけど、西川も状態がいいので当然、流動的になると思う」