西武(★1対3☆)日本ハム =リーグ戦17回戦(2021.09.16)・メットライフドーム=
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日本ハム
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西武
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勝利投手:上沢 直之(9勝6敗0S)
(セーブ:杉浦 稔大(1勝2敗19S))
敗戦投手:松本 直晃(7勝8敗0S)

本塁打
【日本ハム】R.ロドリゲス(3号・2回表ソロ)

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◆日本ハムは2回表、R.ロドリゲスがソロを放ち、先制に成功する。その後は5回に清水の適時二塁打で1点を追加すると、続く6回には王が犠飛を放ち、リードを広げた。投げては、先発・上沢が8回1失点の快投で今季9勝目。敗れた西武は、打線が振るわなかった。

◆日本ハムは2回にR・ロドリゲスの3号ソロで1点先制。先発上沢がキレのいい直球を軸に3回まで1安打無失点に抑えた。 日本ハムは5回に清水の適時二塁打、6回に王柏融の犠飛で1点ずつ追加。西武は6回に源田の適時三塁打で1点をかえした。 日本ハムが接戦をものにした。8回1失点の上沢が9勝目。西武は打線が振るわず連勝が3でストップ。松本が8敗目を喫した。

◆本塁打を放った試合で、初勝利を挙げた日本ハムR・ロドリゲス内野手(29)のヒーローインタビューは以下の通り。 -先制の3号ソロ本塁打、ナイスバッティング アリガトウゴザイマス。 -本塁打の打席を振り返って まずはチームの勝利に貢献する本塁打が打てて、素直にうれしく思います。こうして自分に期待してチャンスを与えてくれたチームに貢献できて良かったと思います。 -打席に入る前に谷内のバットと迷っていた そうですね、打席に入る前に谷内さんに2つバットがあるんですけど、どちらが良いかと聞いたら、こっちと言う方を指してもらったんですけど、今日は谷内さんの日じゃないような気がしたので、違うバットを持って打席に立ったら本塁打を打てたので、今後もその方向でいこうと思います。 -明後日(18日)から札幌に戻って首位ロッテとの3連戦。チームを代表してファンに一言 どのチームが相手でも100%の力を出して必死に頑張りますので、応援よろしくお願いします。

◆前日の試合で日台通算99号本塁打を放った日本ハム王柏融が、この日も貴重な追加点を導いた。 3試合連続で「4番DH」で出場すると、6回1死三塁から、初球のカットボールを中堅へ運び3得点目となる犠飛。「親友のロニー(R・ロドリゲス)が本塁打を放ちましたし、2人でチームに貢献する働きができてよかったです」と振り返った。

◆西武先発の松本航投手(24)が、6回2/3を104球、7安打3失点の力投も及ばず、8敗目を喫した。 力強い直球を軸に序盤からテンポよく、無四球で毎回の10三振を奪う内容に「今日は点の取られ方が悪かったです。(3回にロドリゲスに)ホームランや長打で点を与えてしまいましたので」と反省。一方で「前回登板(9月10日オリックス戦で5回9安打6失点)と比べるとテンポ、リズムともによく投げることができたので、その点は良かったです」と前を向いた。 6月28日ソフトバンク戦(京セラドーム大阪)で7勝目を挙げて以来、白星から遠ざかる右腕だが、辻監督は「今日は(森)友哉がうまくリードして、高めの真っすぐも使いながら投げていった。非常に次回もまた期待できるなと。こういうピッチングしていけば、あとは試合の流れとか、相手のピッチャーとの兼ね合いとかによってピッチングを組み立てていけば、十分試合になると思う」と評価。次戦以降に後半戦初白星を期待した。

◆日本ハムのエース上沢直之投手(27)が3年ぶり2度目の2桁勝利に王手をかけた。西武17回戦(メットライフドーム)は序盤から威力十分の直球を軸にストライク先行でゲームメーク。若手投手の奮闘からヒントを得て、勇気を持って勝負を仕掛け続けて8回5安打1失点の好投で9勝目。先発の軸として「マスト」と位置付ける10勝到達へ、力強い内容で1歩近づいた。上沢が投じた131球目も、ベース板の上をしっかり通っていた。自らに課した、シンプルだけど難しい投球スタイルを完遂した瞬間に「うりゃぁ!」と雄たけびを上げていた。2点リードの8回2死一、二塁。源田に対してカウント2-2から選んだ勝負球はストレート。気持ちがこもった外角低めへの147キロにバットが空を切った。8回5安打1失点。西武打線をねじ伏せて9勝目だ。 上沢は笑顔で振り返った。「ベース板の上にボールを通し続けて、振ってもらって、そこから先はもう...知らんっていうか」。力強いボールをストライク先行で投げるのがテーマだった。最近は序盤で球数が増え、7回までしか投げられていなかった。多彩な球種、制球力もあるだけにストライクゾーンのギリギリを巡る攻防も多かったが、見直すきっかけがあった。 上沢 最近、立野とか若いピッチャーが先発して、どんどんストライク先行で投げているのを見て、思いきって勝負しなきゃダメだなと改めて気付かされた。 打たれるのは怖いが、恐れていては求めるエースになれない。若手の姿から刺激を受けてたどり着いた境地が「もっと打たれることを怖がらずに、結果を恐れずにやんなきゃ」。初回先頭の金子には10球粘られたが、9球が直球でボール球も2球だけ。自分のボールの力を信じて、ストライクゾーンでの勝負を続けて結果だけでなく、納得の内容も勝ち取った。 若手とひと味違うのは、思い切りの良さだけではないところ。冒頭の源田との勝負では、6回に適時三塁打を浴びた場面を布石にした勝負を仕掛けていた。 上沢 前の打席で打たれていたのが変化球。ピンチの時の決め球は変化球のイメージがあると思ったので、変化球が来るだろうというカウントで、あえて真っすぐ。しっかり投げられたのはよかった。 これで18年以来の2桁勝利に王手をかけた。「1年間、投げさせてもらっている以上、そこはマストだと思う」と、平然と言った。そのためにも「次の試合も、しっかりベース板の上で勝負できたら」。言葉に自信がこもっていた。【木下大輔】

◆日本ハム女房役の清水優心捕手が、バットでも先発上沢を援護した。5回2死一塁で2ボールからの3球目、外角139キロの直球を逆らわず、右中間へ適時二塁打。 「2死からピンさん(石井)が出て、ナオさん(上沢)も頑張っていたので、なんとか追加点を取ることができてよかったです」と下位打線での得点を喜んだ。

◆低めの緩いカーブを、重心をためて、うまくすくい上げた。オフにはラッパーとしても活動する異色の新助っ人、日本ハムのロニー・ロドリゲス内野手(29)が2回、左翼ポール直撃の先制ソロアーチを放った。天を指し、小躍りするように祈りながらホームベースを踏むと、笑顔で一塁側ベンチで待つチームメートの元へ。仲間の輪には「アミーゴ」と慕う谷内も待っていた。「ユー・ノー・グッド・バッド!」。おどけながら、親友とハイタッチで喜びを分かち合った。 打席に入る前、谷内に「2つバットがあるけど、どっちがいい」と尋ねた。「こっちだ」と助言を受けたのに、あえて別のバットを握った。「今日はちょっと谷内さんの日じゃないような気がした」という予感は的中。流れを呼ぶ1発に「運をもたらしてくれないアミーゴを信じなくて良かったです」。皮肉なコメントは、不慣れな日本生活を支えてくれる友人へ、愛情と感謝の裏返しだった。 初めてのヒーローインタビューでは、愛称「エル・フェリーノ」(スペイン語で猫)にちなみ"猫ポーズ"も披露した。来日3本目で、ようやくチームも勝って「期待してチャンスを与えてくれたチームを、しっかり手伝うことが出来て良かった」。敵地に、忘れられない思い出を刻んだ。 ▽日本ハム栗山監督(決勝3号ソロのR・ロドリゲスに)「もちろん使う意味は、あそこ(長打力)なんでね」

◆西武は5安打1得点に封じられ連勝が3で止まった。 15日に登録した金子侑司外野手(31)を1番起用も4打数無安打と機能せず。辻発彦監督(62)は「岸よりはと思ったんでね。金子も下では感じ良かったのに、やっぱり1軍のピッチャーになると結果は出なかった」と振りかえった。左膝違和感で欠場中のスパンジェンバーグについては「今、診てもらってる。今日の様子を聞いて、それから考えます」とした。

◆西武は自慢の山賊打線が5安打1得点に封じられ、連勝が3でストップした。15日に1軍登録した金子侑司外野手(31)を1番で起用も、8回1死一、二塁の好機で左飛に倒れるなど、4打数無安打と機能しなかった。辻発彦監督(62)の主な一問一答は以下の通り。 -打線が日本ハム先発上沢を捉えられず。試合を振りかえって 上沢よかったねえ。やっぱり真っすぐ。ゆったりした(フォームの)中で、ちょっと高めの真っすぐでカウント稼がれたり。いいピッチングされましたね。 -1番に金子を起用 今日はちょっと岸よりはと思ったんでね。金子をどこで使おうかという話になって。金子も下では感じ良かったのに、やっぱり1軍のピッチャーになるともうひとつね。結果は出なかった。それは残念だったですけどね。 -先発の松本は三振も多く無四球と悪くなかった やっぱり試合に勝つためには、上沢があれだけのピッチングしてるわけだから。最初の(3回、ロドリゲスの)ホームランは仕方ない。うまく打たれたんで。その後、点の取られ方がちょっともったいなかったかなと。2アウト取ってからのランナー一塁からのタイムリーだものね。向こうとしてもそんなに9番バッターで(走者を)動かしてきて、盗塁でアウトとかいうより、9番で最悪終わってもというところだから。そんなに無理はしてこないんだから。ランナーに気を取られないでいいピッチングをしないとダメだよという話をしたんだけどね。そこでボール2になったんで、どうしても取りにいったところを打ち込まれて。ちょっとね。いいピッチングしてたんで、そういうところの、もう1つ慎重さが、というところでした。 -連勝は止まったが ふっ(苦笑)。連勝、たった3つですよ。まあでもチームもいい感じで元気よくきてたんで、今日も勝ちたかったけど。ちょっとピッチャーが上手だったですね。明後日からまた頑張ります。 -スパンジェンバーグは スパンジーもちょっと膝の感じが良くないんで。ちょっと今、診てもらってるんだけどね。それをちょっと今日の様子を聞いて、それから考えます。 -スパンジーはつま先に死球を受けたが、膝が悪いのか 膝はずっと去年から、入団したときからずっと悪いわけよ。それがちょっと張ってきた。ちょっと走塁の時にちょっときたと、昨日、一昨日に言い出したんで。それだったら無理させないと。

◆本塁打を放った試合で、初勝利を挙げた日本ハムのロニー・ロドリゲス内野手(29)のヒーローインタビューは以下の通り。 -先制の3号ソロ本塁打、ナイスバッティング アリガトウゴザイマス。 -本塁打の打席を振り返って まずはチームの勝利に貢献する本塁打が打てて、素直にうれしく思います。こうして自分に期待してチャンスを与えてくれたチームに貢献できて良かったと思います。 -打席に入る前に谷内のバットと迷っていた そうですね、打席に入る前に谷内さんに2つバットがあるんですけど、どちらが良いかと聞いたら、こっちと言う方を指してもらったんですけど、今日は谷内さんの日じゃないような気がしたので、違うバットを持って打席に立ったら本塁打を打てたので、今後もその方向でいこうと思います。 -明後日(18日)から札幌に戻って首位ロッテとの3連戦。チームを代表してファンに一言 どのチームが相手でも100%の力を出して必死に頑張りますので、応援よろしくお願いします。

◆日本ハムが快勝した。二回にR・ロドリゲスのソロで先制。五回に清水の適時二塁打、六回に王柏融の犠飛で効果的に加点した。上沢は8回1失点で9勝目を挙げた。西武は松本が5連敗で8敗目を喫し、チームの連勝は3で止まった。

◆西武の松本は援護に恵まれず5連敗で8敗目を喫した。四回まではR・ロドリゲスに浴びたソロの1安打に抑え、七回途中3失点で自己最多の10三振を奪ったが、相手のエース上沢の出来を上回れず「点の取られ方が悪かった。本塁打や長打で点を与えてしまった」と悔やんだ。 6月28日に6連勝で7勝目を挙げた後は、8試合で白星なし。降板後にベンチで辻監督に歩み寄られて話し込み「低めを意識しすぎるとヒットになることもある。高めに強い球を、自信を持って投げればいい、とアドバイスを頂いた」と話した。 辻監督(5連敗の松本に)「いい投球だが、慎重さがもうひとつ。次回は期待できる感じだった」

◆日本ハムのR・ロドリゲスが7試合ぶりに先発出場し、二回に先制の3号ソロを放った。松本のカーブをすくい上げて左翼ポールに当て、「チームの勝利に貢献できるホームランが打ててうれしい」と喜んだ。 打席に向かう前、谷内にどのバットを使うか相談し、薦められた方ではないバットで打って本塁打になったという。「幸運をもたらしてくれない友達を信じなくて良かった」と仲の良い同僚をからかっておどけた。 栗山監督(8回5安打1失点で9勝目の上沢に)「よく粘った」

◆日本ハム・上沢直之投手(27)が8回1失点で9勝目を挙げた。 「打たれることを怖がらずに、強い球でベースの中で勝負する。それがテーマだった。ストライク先行でどんどん振ってもらって、そこから先は知らんぐらいの気持ち」 立ち上がりから真っ向勝負を挑み、二回1死から5者連続三振を奪った。八回2死一、二塁のピンチでも、六回に適時打を許した源田をカウント2-2から147キロの直球で空振り三振。131球で投げきった。 クオリティースタート(6回以上投げて自責点3以下)は登板20試合中17度を数え、オリックス・山本と並んでリーグ最多。自身3年ぶり2度目の2桁勝利に王手をかけ、「1年間(ローテーションで)投げさせてもらっている以上、そこはマスト(必ず)」と言い切った。 チームは18日から本拠地で首位ロッテとの3連戦。今季は2勝9敗4分けと分が悪く、札幌ドームでは3敗2分けと勝ちがない。「勝ち切って勝ち切って、一つずついくしかない」と栗山監督。優勝へのマジックナンバー点灯阻止へ、〝敵役〟となる。(東山貴実)

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ロッテ
544017 0.574
(-)
-
(-)
32496
(+1)
443
(+1)
104
(-)
93
(-)
0.250
(↓0.001)
3.760
(↑0.03)
2
(-)
ORIX
534615 0.535
(↑0.004)
3.5
(↑0.5)
29441
(+3)
429
(+1)
104
(+1)
35
(+2)
0.251
(↑0.001)
3.580
(↑0.03)
3
(-)
楽天
524913 0.515
(↓0.005)
5.5
(↓0.5)
29435
(+1)
420
(+3)
89
(-)
41
(-)
0.246
(-)
3.540
(↑0.01)
4
(-)
ソフトバンク
464919 0.484
(-)
8.5
(-)
29450
(+1)
391
(+1)
99
(-)
68
(+1)
0.248
(-)
3.250
(↑0.02)
5
(-)
西武
435218 0.453
(↓0.004)
11.5
(↓0.5)
30434
(+1)
479
(+3)
90
(-)
73
(-)
0.247
(-)
4.040
(↑0.01)
6
(-)
日本ハム
395217 0.429
(↑0.007)
13.5
(↑0.5)
35352
(+3)
414
(+1)
59
(+1)
59
(-)
0.232
(-)
3.500
(↑0.03)