楽天(★1対3☆)オリックス =リーグ戦19回戦(2021.09.16)・楽天生命パーク宮城=
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ORIX
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楽天
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勝利投手:田嶋 大樹(6勝7敗0S)
(セーブ:平野 佳寿(1勝3敗18S))
敗戦投手:安樂 智大(3勝2敗0S)

本塁打
【オリックス】杉本 裕太郎(27号・8回表2ラン)

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◆オリックスは1点を追う4回表、モヤの内野ゴロの間に得点を挙げ同点とする。そのまま迎えた8回には、1死二塁から杉本が2ランを放ち、勝ち越しに成功した。投げては、先発・田嶋が8回4安打1失点の快投で今季6勝目。敗れた楽天は、打線が精彩を欠いた。

◆楽天則本昂大投手(30)はオリックス戦通算38試合登板して20勝10敗。特に本拠地の楽天生命パークでは11勝1敗、勝率9割1分7厘を誇る。得意カードで3年ぶり自身7度目の2桁勝利到達を目指す。

◆オリックスのラオウこと杉本裕太郎外野手(30)がリーグ単独トップとなる27号勝ち越し2ランを放った。同点で迎えた8回、先頭宗佑磨内野手(25)が右前打で出塁。1死二塁で楽天3番手安楽智大投手(24)の149キロのストレートをバックスクリーンへ放り込んだ。 杉本は「田嶋がすごい頑張って投げていましたし、つないでくれたチャンスだったので、自分で決めようと思って打席に入っていました。いい感じに打てて良かったです!」とかみしめた。ソフトバンク柳田悠岐外野手(32)と26本塁打で並んでいたが、この時点でトップに再浮上した。

◆2位オリックスが3位楽天に勝利し、今季ワーストとなる5連敗を阻止し、楽天とのゲーム差を2・0に広げた。 田嶋大樹投手(25)が先発。初回に暴投で1点を先制されたが、2回2死二、三塁のピンチをしのぐなど、追加点を許さなかった。その後も安定した投球を見せた。 打線も奮起した。同点で迎えた8回に、杉本裕太郎外野手(30)が楽天安楽の149キロストレートをバックスクリーンへ放り込み、試合を決めた。

◆先発は楽天則本昂とオリックス田嶋。楽天が1回2死三塁から暴投の間に1点。オリックスは2回1死二、三塁の好機を生かせず。 オリックスが4回、敵失と盗塁で好機を広げ、内野ゴロの間に1点。同点で終盤へ。楽天則本昂は6回1失点(自責0)で降板。 オリックスは8回、杉本がリーグトップ27号2ランを放ち連敗を4で止めた。田嶋6勝目。楽天は連勝が2で止まり、安楽2敗目。

◆楽天則本昂大投手(30)の3年ぶりの2ケタ勝利はおあずけとなった。 通算20勝10敗と好相性のオリックス戦。前週の日本ハム戦では完封勝利を挙げるなど、いい流れできていたが、2回以降は常に走者を背負った。だが4回に味方の失策絡みで1点を奪われた以外は、粘って6回を5安打3四球1失点(自責ゼロ)。勝敗は付かず「テンポも悪かったし、何もよくありませんでした」と反省の言葉が出た。 球数は107球を要した。石井GM兼監督は「苦しい投球が続く中、6回まで最少失点で持ってきてくれた。辛抱強く低く集めて打ち気をそらすとか、工夫をしたからこそ球数を使ったのかなと思います。結果として1失点で抑えてくれたのは、チームにとってはしっかりファイティングポーズが取れた」とねぎらった。

◆オリックス田嶋大樹投手が8回1失点の好投で、6月30日ロッテ戦以来の6勝目を挙げた。 初回に暴投で楽天に先制点を許すも、イニングごとに調子を上げた。2回以降は被安打2で無失点。「2回以降は心身ともに整えて投げることができた。5回以降はちょっと疲労も出てきたので、体にキレを出そうとクイックに変えたんですけど、それがはまりました」。この日、日大3年の弟俊輔投手(佐野日大)が神宮デビュー。普段、ひんぱんに連絡を取ることはないが、それも「ぼくの弟というだけで大変な思いをしていると思うんで、あまり負担はかけたくない。冬に家に帰ったときに話をするようにしています」と思いやった。 ▽オリックス中嶋監督(連敗を4で止め)「(田嶋は)いい投球でした。ずっと、たぶん苦しい内容だったんですけど、点数がなかなか入らない。それも関係なくバンバンとよく投げてくれました。(杉本は)ほんとによく打ってくれました」

◆オリックス・杉本裕太郎外野手(30)が、勝ち越しとなる27号2ランを放った。 「田嶋がすごい頑張って投げていましたし、宗が先頭で出て、紅林がバントをしっかりと決めて、つないできてくれたチャンスだったので、自分で決めようと思って打席に入っていましたし、いい感じで打ててよかったです!」 1─1の八回1死二塁。楽天3番手、安楽の149キロ直球をとらえ、バックスクリーンにたたき込んだ。試合前には26本で柳田(ソフトバンク)と並んでいた本塁打王争いで再び単独トップに立った。

◆オリックスが連敗を4で止めた。1―1の八回に杉本の27号2ランで勝ち越した。田嶋は8回4安打1失点で6月30日以来の6勝目、平野佳が18セーブ目を挙げた。楽天は攻め切れず、則本昂の6回1失点の好投を生かせなかった。

◆楽天は田嶋から一回の暴投による1点しか奪えず敗れた。1―0の二回2死二、三塁で山崎剛が空振り三振に倒れると、尻上がりに調子を上げられて五~八回は走者を出せなかった。 田嶋には今季5度目の対戦で初めて白星を許したが、過去4試合でも防御率1・08と抑え込まれていた。石井監督は「コースにある程度来ている球と逆に来る球もあったので、なかなか打者が的を絞りきれないところはあった」と悔しがった。

◆楽天の則本昂は6回5安打1失点と粘ったが、3年ぶりの10勝目はお預けとなった。1―0の四回、2失策などで無死三塁とされてモヤの内野ゴロの間に同点とされた以外は、走者を再三背負いながらも追加点を許さずに踏ん張った。 1―1の六回には2四球を与えるなど2死満塁と絶体絶命のピンチを招いたが、代打安達を145キロの変化球で遊ゴロに仕留めて降板。チームが競り負けたこともあり「もっと楽に試合を運べるようにしたい」と反省を口にした。

◆楽天・則本昂大投手(30)が先発し、6回5安打5三振1失点(自責点0)で、10勝目はならなかった。試合後の石井一久監督(48)の一問一答は以下の通り。 --八回に安楽が2ランを被弾して敗戦 「その前に則本らが踏ん張り、安楽までつないでくれた。ああいうこともあるが、(打たれた)状況をもう一回しっかり整理して、次へ向けてやってほしいです」 --則本昂の投球について 「きょうは少し苦しい投球が続いたが、最少失点に抑えて、試合を作ってくれたと思います。引き続き、粘り強い投球を期待したいです」 --味方打線について 「(相手先発の田嶋は)コースに来る球と、逆球もあり、打者が的を絞りきれなかった。きょうで対戦は終わりではないので、再び対戦するときはしっかりと対応したいと思います」

◆オリックスの田嶋は8回4安打1失点の好投で、6月30日以来の勝利投手となり6勝目を挙げた。チームの連敗を4で止め「こういう結果になって最高。これでチームがまた勢いづく火種となってくれたら」と喜んだ。 一回2死三塁での暴投で先取点を与えたが、その後は「心身共に整えて投げることができた」と言うように制球を修正して追加点を与えなかった。五回以降はクイックモーションに変えて無安打に抑え「疲労も出てきたので体の切れを出そうとして変えた。これからの引き出しになる」と自信を取り戻したようだった。

◆中嶋オリックスの悪い流れは、田嶋の左腕が断ち切った。8回を1失点で今季6勝目。則本昂に投げ勝ってチームの連敗を「4」でストップさせ、自力優勝の可能性が消滅する危機を救った。 「相手も則本さんだったんで、なんとか粘ろうと思って。結果も出たんで、これを自信につなげていけたらいいなと思います。白星は個人的にうれしいですし、チームが勢い付くキッカケになってくれたらいい。どんどん勢いを付けて、優勝目指して頑張っていきたい」 一回に自らの暴投で先制はされたが、追加点は与えず。最速148キロの直球とキレ味抜群のスライダーを軸に五回以降は完全投球。「疲れも出てきたので、フォームをクイックにしてキレを出した」と工夫を見せ「引き出しにもなる」と新たな投球術を身に着けた。 勝ち星は6月30日のロッテ戦(京セラ)以来、約3カ月ぶりだが、心は折れなかった。8月3日の25歳の誕生日にはファンからアルバムサイズの寄せ書きが手元に届き「最高の誕生日になりました」と感謝。「僕は投球でしか返せない」と快投を誓っていた。 リーグ戦デビューを果たした田嶋の弟、日大の俊輔。弟は右投げだ また、この日は弟の俊輔投手(日大3年)が東都大学野球でリーグ戦デビュー。国学院大戦(神宮)に登板し、5回無失点と好投した。「大人のことを気にしすぎても」と頻繁に連絡を取るわけではないが「僕の弟ってだけでだいぶ大変な思いはしていると思う。あまり負担はかけたくない。冬に家に帰ったときに話したりしてます」と思いやった。 「オリックスの力になれるように、もっともっと頑張ります」 ソフトバンクと引き分けた首位ロッテとは3・5ゲーム差。ファンや家族、支えてくれる人への思いを力に変え、田嶋は左腕を振っていく。(西垣戸理大) 八回に決勝の27号2ランを放った杉本(手前) ★「最高の結果で」 ラオウが決めた。1─1の八回1死二塁、杉本が安楽からバックスクリーンへ決勝の27号2ラン。本塁打王争いでも再び単独トップに立った。「最近、全然点が取れなくて、投手に迷惑をかけて申し訳ない気持ちでいっぱいだった。きょうも終盤にはなったんですけど、みんなで最高の結果で点を取ることできてよかった」。前日の試合前には選手のみでミーティング。「どう、考えている? どうしたら勝てると思う?」と話し合い、チーム一丸となって勝利を手にした。

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ロッテ
544017 0.574
(-)
-
(-)
32496
(+1)
443
(+1)
104
(-)
93
(-)
0.250
(↓0.001)
3.760
(↑0.03)
2
(-)
ORIX
534615 0.535
(↑0.004)
3.5
(↑0.5)
29441
(+3)
429
(+1)
104
(+1)
35
(+2)
0.251
(↑0.001
3.580
(↑0.03)
3
(-)
楽天
524913 0.515
(↓0.005)
5.5
(↓0.5)
29435
(+1)
420
(+3)
89
(-)
41
(-)
0.246
(-)
3.540
(↑0.01)
4
(-)
ソフトバンク
464919 0.484
(-)
8.5
(-)
29450
(+1)
391
(+1)
99
(-)
68
(+1)
0.248
(-)
3.250
(↑0.02)
5
(-)
西武
435218 0.453
(↓0.004)
11.5
(↓0.5)
30434
(+1)
479
(+3)
90
(-)
73
(-)
0.247
(-)
4.040
(↑0.01)
6
(-)
日本ハム
395217 0.429
(↑0.007)
13.5
(↑0.5)
35352
(+3)
414
(+1)
59
(+1)
59
(-)
0.232
(-)
3.500
(↑0.03)