西武(3対3)日本ハム =リーグ戦16回戦(2021.09.15)・メットライフドーム=
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日本ハム
2010000003701
西武
1000100103930
勝利投手:-
敗戦投手:-

本塁打
【日本ハム】王 柏融(8号・1回表2ラン)

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◆日本ハムは初回、王の2ランで先制する。対する西武は2点ビハインドで迎えた5回裏に栗山の犠飛で1点を返すと、8回には無死二塁から栗山が今度は適時打を放ち、試合を振り出しに戻した。続く9回の攻防は両軍無得点に終わり、試合は規定により引き分けに終わった。

◆9月4日楽天戦(楽天生命パーク)でNPB史上54人目の通算2000安打を達成した西武栗山巧外野手(38)の連盟表彰と、名球会ブレザー授与式が、試合前に行われた。 入団2年目からオフのトレーニングをともにした野茂英雄氏(53)から、濃紺のジャケットを授与され、家族からの花束を笑顔で受け取った。両チーム、本拠に詰めかけたファンからも盛大な拍手が送られた。 ◆日本プロ野球名球会 78年設立。入会資格は日米通算記録が投手は200勝か250セーブ以上、打者は2000安打以上。会員は野球振興や、被災者への支援など社会貢献活動を行う。入会するかどうかは本人の意思による。山本浩二理事長。

◆9月4日楽天戦(楽天生命パーク)でNPB史上54人目の通算2000安打を達成した西武栗山巧外野手(38)の連盟表彰と、名球会ブレザー授与式が、試合前に行われた。 入団2年目からオフのトレーニングをともにした野茂英雄氏(53)から、濃紺のジャケットを授与され、家族からの花束を笑顔で受け取った。両チーム、本拠に詰めかけたファンからも盛大な拍手が送られた。 お世話になった先輩から、名球会の証しを授かった栗山は「試合前の貴重なお時間に、憧れの野茂さんからこうして名球会のブレザーを授与していただき、この上ない喜びを感じております。より一層身が引き締まる思いと、これからも目の前の一打席に集中して、1本1本積み重ねていきたいと改めて強く思いました」と喜んだ。 野茂氏も「残り10本ぐらいになってからいつ(2000安打目が)出るのかを楽しみにしていました。最初に栗山選手とオフにトレーニングで一緒になったとき、(栗山選手の印象は)練習もまじめに取り組みますし、トレーニングをしていても身体に力がありました。(栗山選手も)「2000本を打ちたい」とのことだったので、先ほどのVTRを見て、若い時の栗山選手を思い出しましたね。栗山選手は野手で、(私と)投打が違いますが、お互い常識が合い、僕が話すことを理解してくれますし、栗山選手が話してくれることも(私自身)理解できる。年は離れていますが、いい関係だと思います。1年1日でも長く野球をやってほしいです」とたたえた。 ◆日本プロ野球名球会 78年設立。入会資格は昭和生まれで日米通算記録が投手は200勝か250セーブ以上、打者は2000安打以上。会員は野球振興や、被災者への支援など社会貢献活動を行う。入会するかどうかは本人の意思による。山本浩二理事長。

◆西武高卒20年目のベテランコンビがそろって打点を挙げた。 まずは2点を追う1回2死二塁、4番中村剛也内野手が日本ハム伊藤から中前適時打を放ち「ランナーをかえせて良かったです」と引き締まった表情。再び2点差とされた5回1死二、三塁では、この日、通算2000安打のセレモニーを行った栗山巧外野手が中堅へきっちりと犠飛。「何とかランナーをかえすことができて良かったです」と話した。

◆西武先発の本田圭佑投手が3回3安打3失点で降板した。1回から制球に苦しみ日本ハム王柏融に先制2ランを浴びると、3回にも再び適時打を献上。 早期降板に「チームに申し訳ない、それだけです。調子がどうこうではなく、打者に向かっていく攻めの投球ができませんでした。今日は自分の良くないところがすべて出てしまいました」と反省しきりだった。

◆日本ハムは1回に王柏融が先制2ラン。その裏に西武中村の適時打で1点をかえされるが、3回に王柏融の適時打で1点を加えた。 西武は先発本田が3回3失点で降板。5回に栗山の犠飛で1点をかえした。日本ハム先発伊藤は粘り強く5回2失点で降板した。 西武は4回から継投に入り、中継ぎ陣が踏ん張り追加点を許さず。8回に栗山の適時打で同点に追いつき引き分けた。

◆日本ハム王柏融外野手が、日台通算100号に王手をかけた。 1回2死三塁で、1-2からの4球目131キロのチェンジアップを「完璧に捉えられました」と右翼席へ先制の8号2ラン。チームトップに並んだ。台湾での86本と合わせ、日台通算99本目の1発も「札幌ドームなら入っていないと思う」と満足はしなかった。続く打席でも右前適時打を放ち、チームの全3得点をたたき出した。

◆西武栗山巧外野手(38)が、執念の同点打を含む2打点の活躍で、今季18度目の引き分けに持ち込んだ。 1点を追う8回無死二塁。日本ハム井口の初球を右前にはじき返し「何とか1本ほしい、何とかしたいという一振りでした」と振り返った。 9月4日楽天戦で史上54人目、球団生え抜きでは初の通算2000安打を達成。この試合前には、名球会ブレザー授与式と連盟表彰が行われた。入団2年目のオフから自主トレをともにした元ドジャースの野茂英雄氏から憧れの濃紺のジャケットを授与され、家族から花束を受け取った。そんな負けられない試合で、結果を残した。 “名球会の証し”を着込んだ高卒20年目のベテランは「野茂さんに名球会のブレザーを着させていただくのは、僕の夢の1つでもありましたので。ほんとに夢がかなったような…」とかみしめた。野茂氏も「練習もまじめに取り組みますし、身体に力がありました。お互い常識が合い、僕が話すことを理解してくれますし、栗山選手が話してくれることも理解できる。年は離れていますが、いい関係だと思います。1年1日でも長く野球をやってほしい」と“教え子”を祝福した。 栗山は野茂氏とのトレーニングで、その練習姿勢に「とにかくすごい。それを肌で感じさせてもらい、当時の僕からしたら脳天突き抜けるくらいの衝撃」を受けたという。14年からは、お互いが小学生の軟式野球選抜チームを結成し、兵庫で「NOMO KURIYAMA ALL STAR GAME」を開催している。 2000安打到達後も地道にヒットを積み重ね、この日の適時打で2009本まで伸ばした。次なる目標を問われると「ファンのみなさんに期待される中で、その期待通りの結果を出す。それが最高の目標なんで」とキッパリ。今までも、そしてこれからも-。目の前の1本を積み上げていく。【鈴木正章】 ▽西武本田(3回3失点で降板)「チームに申し訳ない、それだけです。調子がどうこうではなく打者に向かっていく攻めの投球ができませんでした。今日は自分の良くないところがすべて出てしまいました」 ▽西武辻監督(8回の栗山の同点打に)「やっぱり状況に応じたバッティングをしてくれるのが栗山。見事なタイムリーでした」

◆新人一番乗りの10勝目はお預け…。日本ハム伊藤大海投手(24)が西武16回戦(メットライフドーム)で5回2失点と粘投も白星を逃した。毎回走者を背負う苦しい投球で、粘って要所を締めながら試合はつくったが、試合は引き分け。エースを目指すルーキー右腕は、自らの投球内容を責めた。試合後に伊藤は開口一番で自らを責めた。「これじゃあダメだなっていうのは、あります」。先発の責任投球回を何とかクリアし、リードを保って降板も投球内容は反省だらけだった。 伊藤 1発を浴びたくないと変化球が多くなって、結局、投げたいところで真っすぐがアジャストしきれないっていうのがあった。 1回2死無走者から森に二塁打を浴び、中村と対戦した場面。変化球2球で簡単に追い込んだが、勝負球が決まらない。3球目はスライダー、4球目は直球を見極められた。5球目の直球はファウルされ、6球目。低めのスライダーを拾われて中前適時打を許した。 伊藤 なんか、攻めきれないというか。逆にこっちがずっと、かわしてかわしてかわして5回までいって、それ以上できることがなかったっていう感じ。 勝負を決めきれず、徐々にかさんだ球数は5回までに104球。「スライダーが40%、真っすぐも40%くらい…。どっちかしかないっていう状況をつくってしまったのは、こっちだった。もったいない」と悔いが残る投球だった。 新たな引き出しも、この日ははまらなかった。プレートを踏む位置を握り拳1つ分、三塁側から中央へ変えて初回は臨んだ。14日のブルペン投球で手応えがあった進化への変化も、西武先発の本田が踏み出して掘れていた部分と少しかぶってしまってしっくり来ず。2回以降は前回まで同じ三塁側ギリギリへ戻したが、勝負球が決まらなかったのも含めて「今日は後手後手に回ってしまった」と、反省が多い登板となった。 新人一番乗りの10勝目の権利を持って降板だったが、試合は引き分けに終わった。「試合を支配しきれなかった。自分に責任がある試合かなと思います」。チームを勝たせられなかった責任を潔く背負った。次回登板で借りは返す。【木下大輔】 ▽日本ハム栗山監督(リードを守りきれずに引き分けて伊藤の10勝目はお預け)「勝たせてあげたかった。すみません」

◆西武・栗山巧外野手(38)の通算2000安打達成を記念したセレモニーが試合前に行われた。プレゼンターとして、近鉄、大リーグで活躍し、日米通算201勝をあげた名球会員の野茂英雄氏(53)が登場し、ブレザーが贈られた。 栗山は記念のブレザーに袖を通し「試合前の貴重なお時間に憧れの野茂さんからこうして名球会のブレザーを授与していただき、この上ない喜びを感じております」と感謝した。 「より一層身が引き締まる思いと、これからも目の前の一打席に集中して1本1本積み重ねていきたいと改めて強く思いました」と新たな決意を口にした。 栗山と野茂氏は専属トレーナーが共通の人物という縁があり、2014年からオフシーズンに2人が大会委員長を務める少年野球の「NOMO栗山オールスターゲーム」を開催するなど親交がある。 野茂氏は栗山を「練習もまじめに取り組みますし、トレーニングをしていても身体に力がありました」と評し「『2000本を打ちたい』とのことだったので先ほどのVTRを見て若い時の栗山選手を思い出しましたね」と回顧した。 「栗山選手は野手で(私と)投打が違いますがお互い常識が合い、僕が話すことを理解してくれますし、栗山選手が話してくれることも(私自身)理解できる。年は離れていますが、いい関係だと思います」と話した。 最後に「残り10本ぐらいになってからいつ(2000安打目が)出るのかを楽しみにしていました。1年1日でも長く野球をやってほしいです」とエールを送った。

◆9月初先発の西武・本田圭佑は3回3安打3失点で、早々とマウンドを降りた。 「チームに申し訳ない。それだけです。今日は自分の良くないところが全て出てしまいました」 日本ハムの4番・王柏融にやられた。一回、西川に左翼線二塁打を浴び、2死二塁から王に甘く入った131キロのチェンジアップを右翼席へ運ばれた。2ランで先制を許すと三回1死二塁でも再び王に今度は139キロの直球を右前に弾き返され、3点目を奪われた。 8月29日の日本ハム戦(メットライフ)以来の先発で今季初勝利を目指したが、自己最短の3回で降板。「調子がどうこうではなく打者に向かっていく攻めの投球ができませんでした」と肩を落とした。(加藤次郎)

◆西武が引き分けに持ち込んだ。2―3の八回に先頭打者の外崎の二塁打で好機をつくり栗山の適時打で追い付いた。日本ハムは王柏融の2ランと適時打で三回までに3点を先行したが、四回以降は追加点を奪えず逃げ切れなかった。

◆日本ハム・伊藤大海投手(24)が両リーグ新人最速となる10勝目を逃した。7安打を浴びながらも粘りの投球で5回2失点で勝利投手の権利を持って降板したが、3-2の八回に4番手の井口が同点に追いつかれて白星が消えた。 「全然納得できる投球じゃなかった。序盤からリズムが悪く、球数が増えてしまった(104球)。先発として試合を支配しきれず、野手とブルペンに負担をかける投球になってしまった」 試合前のブルペンでは、プレートを踏む位置を三塁側から真ん中に「握りこぶし1個分」寄せ、「しっくり来ていた」という右腕。しかし、一回のマウンドで「(西武先発の)本田さんの足の位置が嫌なところにあったので、気持ち悪さを感じてしまった。そういうのに合わせると後手後手に回ってしまいますよね」と苦笑いを浮かべた。 「何か攻め切れなかった。かわして、かわして、五回までいって、それ以上できることがなかった。きょうはスライダー40%、直球40%という感じで、そのどっちかしかないという状況を自ら作り出してしまった。カーブも良かったので、いろんな球種をもっと使えたのかなという反省は残る」 それでも、大崩れしないのが新人離れしているところ。栗山監督も「勝たせてあげたかったね。そりゃ完封した方がいいけど、リードしたままマウンドを降りるのは素晴らしいこと」と評した。 オリックス・宮城(11勝)、楽天・早川(8勝)らと繰り広げるハイレベルな新人王争い。2桁勝利については「もちろん、達成したい数字」と話した上で、「〝ここぞ〟という時に(直球でも変化球でも)どっちでも決められるのが自分の良いところ。そこをもう一回、見つめ直したい」と、その視線は早くも次回登板に向けられた。

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ロッテ
544016 0.574
(↑0.004)
-
(-)
33495
(+5)
442
(+4)
104
(-)
93
(-)
0.251
(-)
3.790
(-)
2
(-)
ORIX
524615 0.531
(↓0.005)
4
(↓1)
30438
(-)
428
(+7)
103
(-)
33
(-)
0.250
(↓0.001)
3.610
(↓0.04)
3
(-)
楽天
524813 0.520
(↑0.005)
5
(-)
30434
(+7)
417
(-)
89
(+1)
41
(-)
0.246
(-)
3.550
(↑0.04)
4
(-)
ソフトバンク
464918 0.484
(↓0.005)
8.5
(↓1)
30449
(+4)
390
(+5)
99
(+2)
67
(+2)
0.248
(↑0.001)
3.270
(↓0.01)
5
(-)
西武
435118 0.457
(-)
11
(↓0.5)
31433
(+3)
476
(+3)
90
(-)
73
(-)
0.247
(-)
4.050
(↑0.01)
6
(-)
日本ハム
385217 0.422
(-)
14
(↓0.5)
36349
(+3)
413
(+3)
58
(+1)
59
(+1)
0.232
(-)
3.530
(-)