楽天(☆4対1★)オリックス =リーグ戦17回戦(2021.09.14)・楽天生命パーク宮城=
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ORIX
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楽天
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勝利投手:早川 隆久(8勝5敗0S)
(セーブ:酒居 知史(3勝2敗2S))
敗戦投手:宮城 大弥(11勝2敗0S)

本塁打
【楽天】浅村 栄斗(12号・1回裏ソロ),茂木 栄五郎(13号・8回裏ソロ)

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◆楽天は初回、浅村のソロで先制に成功する。そのまま迎えた5回裏には、山崎剛の適時打などで2点を追加し、試合を優位に進めた。投げては、先発・早川が8回途中1失点の力投で今季8勝目。敗れたオリックスは、先発・宮城が試合をつくれず、打線も1得点と振るわなかった。

◆オリックス宮城大弥投手(20)が、今季3度目の楽天戦先発。 初先発の4月4日、2度目の6月20日と、2試合とも早川と投げ合って、宮城が8回を0点に抑え勝利投手。早川と3度目の先発対決でも白星を挙げるか。

◆今季対パ・リーグ15戦負けなしのオリックス宮城大弥投手(20)が6回途中3失点、リードを許した展開でマウンドを降りた。そのまま味方が逆転することなく、ついにパ・リーグ相手に今季初黒星となった。 初回2死から、浅村に右翼ポール際へソロ本塁打を放り込まれて今季楽天戦初失点。5回には2死二塁から山崎剛に中前適時打を許した。その後満塁とピンチを広げ、島内に対して自身初めての押し出し四球でこの回2点目を奪われた。 6回先頭の茂木に四球を与えたところで降板。5回0/3を6安打3四球3失点だった。「任されたイニングはなんとか投げ切りたかったですし、ゲームを作ることができず悔しいです」とコメントした。 今季の楽天戦は2戦2勝で、16回を投げ無失点と好投。この日も力投を見せたが12勝目とはならなかった。試合前時点では11勝1敗で阪神戦のみの黒星。パ・リーグ相手に今季16戦目にして初めて土を付けられた。

◆先発は楽天早川とオリックス宮城。楽天が1回2死、浅村の2戦連続となる右越え12号ソロで1点。オリックスは3回まで無安打。 楽天が5回、山崎剛の中前適時打と押し出しで2点追加。オリックスは無得点のまま終盤へ。宮城は5回0/3を3失点で降板した。 楽天が逃げ切り、連敗を3で止めた。8回途中1失点の早川が8勝目で約3カ月ぶりの白星。オリックスは3連敗。宮城2敗目。

◆2位オリックスが3位楽天とのカード初戦を落とし、3連敗となった。 オリックス先発の宮城大弥投手(20)が今季対パ・リーグ16戦目の先発で初黒星。1回、浅村の右翼ポール際へのソロ本塁打で先制された。5回には山崎剛に適時打、その後満塁から自身初の押し出し四球で3点目を奪われた。5回0/3を6安打3四球3失点と流れを作れなかった。 打線も楽天早川の前に8回途中5安打1得点と抑えられた。9回も酒居に抑えられ勝利をつかめなかった。 宮城は今季11勝1敗で黒星は阪神戦のみとパ・リーグ相手には負けなしが続いたが、ついに黒星がついた。

◆2位オリックスが3位楽天とのカード初戦を落とし、3連敗となった。 オリックス先発の宮城大弥投手(20)が今季対パ・リーグ16戦目の先発で初黒星。難攻不落だったオリックス左腕に黒星がつき、ロッテとのゲーム差は3に開いた。交流戦で阪神に1敗しただけで11勝を挙げてきた宮城が、今季16戦目で初めてパのチームに敗れた。初回2死から浅村に147キロ直球を右翼ポール際に運ばれ、先制の被弾。楽天相手に、今季17イニング目で初めて得点を許した。 0-2の5回2死満塁からは島内にプロ初の押し出し四球。6回は先頭茂木をストレートの四球で歩かせ、今季最少84球で降板した。「任されたイニングは何とか投げ切りたかったし、ゲームを作ることができず悔しいです」と責任を背負った。ただ、中嶋監督は「宮城じゃないでしょ。打線でしょ」と敗因を断じた。 4度目の対戦となった楽天早川から、8回に宗の適時打で1点を奪うのがやっと。指揮官は「1点もやれないというプレッシャーを宮城にかけてしまってるということが、すべてだと思います。以上。何もない」と言い放った。連敗を止めようと奮闘した宮城の心情を思い、試合後の口調は厳しいものに。歯がゆい、悔しい敗戦になった。 5月23日以来今季3度目の3連敗で、16日にも自力Vが消滅する。主砲の吉田正を欠き、優勝戦線を支える存在にとシーズン途中で獲得したラベロ、バルガスらも故障で離脱。本当の正念場に立たされている。体調不良から2試合ぶりに実戦復帰した宗の猛打賞が、少ない好材料。打線のつながりを取り戻し、再浮上のきっかけをつかみたい。【堀まどか】

◆楽天のドラフト1位ルーキー、早川隆久投手(23)が三度目の正直でオリックス宮城との投げ合いを制した。8回途中まで100球を投げ、5安打1失点。強気の無四球投球を見せ、約3カ月ぶりの白星となる8勝目を手にした。順位を大きく左右する上位との3連戦初戦を制し、チームと自身の連敗をともに3で止めた。自ら課した重圧をはね返した。6回、早川は初めてピンチを迎えた。オリックス宗の打球を右足に受け、続く杉本に中前打されて2死一、三塁。4番T-岡田に真っすぐで真っ向勝負を挑んだ。「今日の投球のテーマが表れたイニングだったと思います」。1球。145キロで中飛に仕留めた。 逆転優勝に望みを残す一方、振り返ればBクラスが見える3位。主将を務めた早大4年秋から、大事な試合は常に自分を追い込んで臨んできた。「本当は自分にプレッシャーはかけたくないですけど、勝負の世界では、それをはねのけられる精神面が大事」。強気な腕の振りは無四球に反映され、ボール球にも打者の手が出た。初回から飛ばしたが球数は少ない。10試合ぶりに8回のマウンドに立った。 ロースコアに持ち込むのはマストだった。宮城とは4月4日、6月20日と本拠地で2度先発で相対し、いずれも敗れた。3度目の投げ合い。それも両軍ともに連敗ストップがかかる3連戦初戦を任された。上原浩治氏(日刊スポーツ評論家)の言葉が頭に浮かんだ。「テレビか本で見たんですけど、カード頭はプライドを持っての投げ合い。そこで勝つことで成長できる」。 6月6日以来、7試合ぶりの白星。「長い長いトンネルだった」と言った。目指すのは優勝。だがもし、2位と3位のままであっても、クライマックス・シリーズ(CS)前にオリックス打線に苦手意識を持たせたかった。ベンチに戻った左腕に、石井GM兼監督は「投手の基本は打者に立ち向かうこと。それが今日はできていたね」と合格点を与えた。【鎌田良美】

◆楽天浅村栄斗内野手が2試合連続となる12号ソロで決勝点を挙げた。 1回2死、初球の外角直球を逆方向の右翼ポール際へ運んで先制。最近は調子が上がらずにベンチスタートの日もあり、二塁での先発出場は9試合ぶりだった。チームとしても、オリックス宮城から得点したのは3度目の対戦で初めて。前カードでロッテに3連敗した流れを断ち切り「いい投手から打って勝った。今日の1勝は大きい。いい流れでまた明日もやりたい」と話した。 ▽楽天山崎剛(2試合連続の1番起用で、5回に貴重な中押し打)「すごくいい投手だったので積極的に打ちにいきました。1打席1打席、集中して無駄にならないよう心掛けています」

◆今度こそ決勝弾だ。楽天浅村栄斗内野手(30)がオリックス17回戦の1回に、先制の12号ソロを放った。後半戦再開後は打撃不振に陥り、スタメンを外れる日もあったが、2試合連続の本塁打で復調。チームとしても、今季2度対戦して1点も奪えなかったオリックス宮城を3度目で攻略し、連敗は3で止まった。浅村は外角いっぱいの初球ストレートを「いける」と判断した。1回2死、逆方向へ伸びた打球が右翼ポール際に吸い込まれる。「いい投手なので、追い込まれたら厳しい。タイミングが合えば振ろう。変化球でも真っすぐでも、いつも以上に積極的に打ちにいこうと思って臨みました」。ここまで2試合16イニングを0点に封じられた左腕宮城から、開始10球目で決勝点を挙げた。 出場した東京五輪を終え、後半戦が始まると不振に陥った。4日には西武から移籍3年目で初のスタメン落ち。最大10あったチームの貯金も徐々に減っていった。「ふがいない気持ちもありますし、悔しい気持ちもあります。でもどうにかチームのためにやりたいとはずっと思ってるんで」。DHで出場した12日のロッテ戦(ZOZOマリン)で、バックスクリーン右に待望の11号ソロを放った。85打席ぶりの1発。空砲に終わったが光明だった。本拠に戻り、9試合ぶりに二塁先発に名を連ねた。 存在感は揺らがない。石井GM兼監督は「調子がいい、悪い関係なく、彼がいないチームは考えられない」と中核に置き、線としてのつながりを求めた。5回には太田がスリーバントを決め、山崎剛が貴重な中押し打。浅村も四球でつなぎ、2点追加で先発早川をアシストした。 3連敗の流れを断ち切り「この1週間が本当に、順位に大きく響く週になる。ロッテに3連敗しましたけど、ここから勝っていくしかない。切り替えてみんなできたと思います」。オリックス戦の後は4位ソフトバンク戦が待つ。浅村の復調とともに、打線も上を向く。【鎌田良美】

◆楽天・浅村栄斗内野手(30)が「3番・二塁」で先発出場し、2試合連続となる先制12号ソロを放った。 同点の一回2死走者なし。宮城の初球を右翼ポール際に流し打った。球団広報を通じて、「打ったのはストレート。先制できてよかったです」とコメントした。

◆楽天が連敗を3で止めた。早川は八回途中まで1失点と好投し、6月6日以来の勝ち星となる8勝目。打線は一回に浅村のソロで先制。五回は山崎剛の適時打と島内の押し出し四球で2点を加えた。オリックスは3連敗。

◆オリックス2年目のサウスポー、宮城はパ・リーグのチーム相手に今季初黒星を喫した。5回0/3を6安打3失点。6月2日の阪神戦以来の敗戦投手で2敗目となり「ゲームをつくることができず、悔しい」と肩を落とした。 楽天戦に投げるのは今季3度目。過去2試合はどちらも8回無失点で白星を飾っていたが、一回に浅村に初球の直球を右翼ポール際に運ばれる。五回2死二塁からは山崎剛に適時打を許し、さらに満塁を招いて押し出し四球で失点を重ねた。六回は先頭打者に四球を与えて降板し「任されたイニングは投げきりたかった」と唇をかんだ。

◆ようやく光が差し込んだ。楽天のドラフト1位・早川隆久投手(23)が7回2/3を5安打1失点。6月6日の広島戦(マツダ)以来となる8勝目に、安堵(あんど)の表情を浮かべた。 「長い長いトンネルでしたが、いろいろな人の支えがあって打開できました。また、勢いに乗って戦っていきたいです」 闘志を前面に押し出しての100球。最速149キロの直球を軸に変化球をストライクゾーンいっぱいに操り、「強気に攻めた結果、ボール球でも打者が振ってくれた。球数を少なく抑えられ、長いイニングを投げられたのかなと思います」。七回まで先頭打者の出塁を許さず、新人王争いの強力なライバル、宮城と3度目の投げ合いで、初めて投げ勝った。 尊敬する先輩に助けられた。則本昂からプロ初勝利の記念に、遠征で使用する銀色の高級スーツケース(推定13万円)をプレゼントされた。フォークボールとスライダーの握りも同じにして「則本さんの存在は技術的にも精神的にも大きい」と感謝する。 石井監督はチームの連敗を3で止めた新人左腕を「腕を振って、すごくいい投球をしていた。自分にプレッシャーをかけて、気持ちの面で引かなかった」と絶賛。早川も新人王を諦める気持ちはみじんもない。(広岡浩二)

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ロッテ
534016 0.570
(↑0.005)
-
(-)
34490
(+3)
438
(+1)
104
(-)
93
(-)
0.251
(↓0.001)
3.790
(↑0.02)
2
(-)
ORIX
524515 0.536
(↓0.006)
3
(↓1)
31438
(+1)
421
(+4)
103
(-)
33
(-)
0.251
(↓0.001)
3.570
(↓0.01)
3
(-)
楽天
514813 0.515
(↑0.005)
5
(-)
31427
(+4)
417
(+1)
88
(+2)
41
(-)
0.246
(-)
3.590
(↑0.02)
4
(-)
ソフトバンク
464818 0.489
(↓0.006)
7.5
(↓1)
31445
(+1)
385
(+3)
97
(+1)
65
(-)
0.247
(↓0.001)
3.260
(↑0.01)
5
(-)
西武
435117 0.457
(↑0.005)
10.5
(-)
32430
(+3)
473
(+1)
90
(-)
73
(-)
0.247
(↑0.001)
4.060
(↑0.04)
6
(-)
日本ハム
385216 0.422
(↓0.005)
13.5
(↓1)
37346
(+1)
410
(+3)
57
(-)
58
(+1)
0.232
(↓0.001)
3.530
(-)