ロッテ(☆9対2★)楽天 =リーグ戦21回戦(2021.09.12)・ZOZOマリンスタジアム=
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楽天
10000100021021
ロッテ
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勝利投手:河村 説人(2勝0敗0S)
敗戦投手:石橋 良太(0勝1敗0S)

本塁打
【楽天】浅村 栄斗(11号・6回表ソロ)
【ロッテ】中村 奨吾(8号・3回裏ソロ),レアード(23号・3回裏2ラン)

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◆投打のかみ合ったロッテが快勝。ロッテは1点を追う3回裏、中村奨のソロとレアードの2ランで、逆転に成功する。続く4回には、2死満塁からレアードが2点適時打を放ち、追加点を挙げた。投げては、先発・河村が5回1失点と試合をつくり今季2勝目。敗れた楽天は、投打ともに振るわなかった。

◆楽天先発の石橋良太投手(30)が今季最短の3回5安打3失点と試合を作れず、降板した。 立ち上がりから制球に苦しんだ。1回表に1点を先制してもらったが、ロッテ先頭荻野にいきなりストレートの四球。中村奨に死球、レアードに四球と暴投も絡み、2死満塁とピンチを招くも安田を三ゴロに打ち取り失点は免れる。 2回は1安打無失点も、3回につかまった。1死から中村奨に同点ソロを浴びると続くマーティンに二塁打、レアードに2ランを打たれ、勝ち越しを許した。「リズムの悪い投球をしてしまいました。申し訳ないです」と悔しそうにコメントした。 ロッテには今季初登板の8月29日に6回2安打無失点と抑えていたが、2度目の対戦で捉えられた。今季3試合目の登板で同初白星を目指したが、45球で2番手西口にマウンドを譲った。

◆楽天がロッテに球団ワーストタイの9連敗を喫した。06年以来15年ぶり。5月23日の白星を最後に、約4カ月白星なしとなった。今季5度目の同一カード3連敗で、首位ロッテに今季最大の5ゲーム差をつけられた。

◆先発はロッテ河村と楽天石橋。楽天が1回、島内の犠飛で1点。ロッテは3回、中村奨の8号ソロとレアードの23号2ランで逆転。 ロッテは4回にレアードが2点打。5回も藤岡の適時二塁打で1点。楽天は6回に浅村11号ソロで1点かえし、4点差で終盤へ。 ロッテが終盤も加点し、1分け挟み4連勝で今季最多の貯金12。対楽天戦は9連勝。5回1失点の河村が2勝目。楽天は3連敗。石橋が今季初黒星。

◆ロッテは1分けを挟み4連勝で今季最多の貯金12。対楽天戦は9連勝。5回1失点の河村が2勝目をあげた。 ▼ロッテは最短で16日にも優勝へのマジックナンバー(M)が点灯する。条件はロッテが14~16日ソフトバンク戦(ペイペイドーム)に3連勝か2勝1分け、オリックスが楽天戦(楽天生命パーク)に3連敗でM26が出る。前後期制を除き、1シーズン制のM点灯なら球団では70年以来51年ぶりになる。ロッテは8月13日の公式戦再開後、15勝6敗4分けの貯金9。パの他球団は同期間に勝ち越せず、再開後の貯金を独占して加速している。

◆ロッテに球団ワーストタイの9連敗を喫した楽天の石井一久GM兼監督(48)が、切り替えを強調した。 1回に1点を先制も、3回に先発石橋が3失点。2番手以降もロッテ打線の勢いを止められなかった。打線は10安打を放つも2得点にとどまった。 以下、石井GM兼監督一問一答。 -敵地で3連敗 乗り込んでいって返り討ちにされた。そこに尽きますけれど、そこでまた引きずって次のカードに行くのかと言ったら、そういったことはできない。ここでしっかりと、落ち込まずに、下を向かずに、とかではなくて、もう1回立ち向かっていかないといけない。僕自身もそうですし、チームとしてもしっかりと気持ちを作って、また火曜日から、ということになってくると思います。 -1回に先制も主導権を握れなかった この3連戦はロッテの投手がしっかりと仕事をしているというか、今日もそうですけど、相手は打たれることを恐れずにしっかりとゾーンの中で勝負してきている。うちはそこを怖がるというか、ちょっとゾーンの中で攻め切れていない。ディフェンスで言えば、そこが大きな違いだったかなと思います。とにかく向かっていく気持ちで言えば、結果的に向かっていけてなかったと思います。(1試合)9四死球だったので、向かっていけてないという結果と一緒だと思います。 -先発石橋は3回3失点。次回は 今日は今日で1回考えて、また次回に向けて作っていかないといけないかなと思います。 -打線は2桁安打も2得点 この3連戦、そういうところがうまくいかなかったのかなと思います。 -浅村に約2カ月ぶりの1発 やっぱり中心選手なので、それが1つのきっかけにはなると思いますね。 -火曜からは仙台でオリックスと3連戦 やり直すというか、シーズンは待ってはくれないので、このカードはこのカードでしっかりと気持ちを整理して、次のカードに向かってちゃんと作り直さないといけない。気持ち的なものをしっかりともう1回作って、次のカードを迎えたいと思います。 楽天石橋(先発し3回3失点で今季初黒星)「リズムの悪い投球をしてしまいました。申し訳ないです」 楽天浅村(6回に11号ソロ。約2カ月、24試合ぶりの1発に)「結果が出始めているので、いい方向にいけば。負けていい試合はないので、頑張るしかない」

◆ロッテが無類の強さで楽天投手陣を圧倒した。1点を先行されたものの、ブランドン・レアード内野手(34)の23号2ランなど2本塁打で早々と逆転。13安打9得点で畳み掛け、7月以降、楽天に負けなしの9連勝とした。 前カードから1分けを挟んで4連勝で、貯金は今季最多の12に。首位を争うオリックスが敗れ、最短で16日にも優勝マジックが点灯する。レアードが3連戦で2度ヒーローになった。同点に追いついた3回、なおも1死二塁で、楽天石橋の直球を打ち上げ、柵越えを確信。「勝ちにつながるホームランを打ててうれしい。チームのために何とかしたい気持ちがこの結果につながっていると思います」。"イクラ軍艦"を握ると、4回も2点打で貢献した。 10日にもサヨナラ打を放ち、3連戦で3発含む7安打7打点を荒稼ぎ。チーム104本塁打のうち、約半分の48本をレアードとマーティンが占める。ベンチからは「ハイボールを打て」「ベルトハイだ」の鼓舞が飛ぶ。井口監督は「我々がずーっと叫んでます。黙っていたら低めをぶんぶん振るので。あの2人は」。目付けを意識させ、ボール球を振らせないことで同時に好調を維持している。 前日に34歳の誕生日を迎え、来日している家族とチーズケーキを食べて過ごした。祖父もめいっ子も同じ誕生日。朝目覚めると、米国の親族からたくさんメッセージが届いていた。「今晩、父が電話してくれると思うので楽しみ。みんな活躍を祝ってくれると思う」。忘れられない米同時多発テロから20年でもあり、悲喜が交錯する9・11に温かさをかみしめた。 腰痛のためシーズン途中で離脱した昨年の悔しさを糧にする今季。「去年はがっかりな、自分でも残念なシーズンだった。(今年は)いい野球をチーム全体で戦っている。これから先、楽しみです」。中村奨も復調し、中軸を中心に優勝の2文字は確実に近づいている。【鎌田良美】 ▽ロッテ中村奨(3回の同点8号ソロなど3安打) 早く追いつきたかったので打ててよかったです。打ちました~っ!

◆楽天が、ロッテに勝てない。 06年の球団ワーストに並ぶ同カード9連敗を喫した。1回に幸先よく先制も、先発石橋が3回3失点と試合を作れない。計6投手で13安打9四死球9失点。打線は10安打を放つも2得点と決めきれない。敵地で今季5度目の同一カード3連敗。首位ロッテに今季最大の5ゲーム差と広げられ、石井GM兼監督は「乗り込んで行って返り討ちにされた。そこに尽きる」と晩夏の海風を受け止めた。 天敵にしてやられた。レアードにこの日勝ち越し弾を含む3安打4打点。今カード11打数7安打3本塁打7打点と打ち込まれ、今季の被打率3割1分6厘、9被本塁打、25打点はいずれもリーグワースト。指揮官は「シーズンは待ってはくれない。僕自身もチームもしっかりと気持ちを作って、次のカードを迎えたい」と切り替えを強調する。ロッテとは今季6勝14敗1分けで残り4戦。"ロッテアレルギー"を少しでも払拭(ふっしょく)したい。

◆ロッテ・高部瑛斗(あきと)外野手(23)が「2番・左翼」で6月30日オリックス戦(京セラドーム)以来、34試合ぶりにスタメン出場する。9月9日に後半戦初めて出場選手登録され、以降は守備固めと代打で2試合に出場している。 高部は東海大甲府、国士舘大を経て2020年ドラフト3位で入団。2年目の今季は29試合出場で打率・167(48打数8安打)、1本塁打、6打点。4月24日のソフトバンク戦(ZOZOマリン)でプロ初本塁打初打点をマークした。

◆ロッテのブランドン・レアード内野手(34)が今季3度目の同一カード3試合連続打点をマークした。1-1の三回1死二塁で楽天先発・石橋から左中間へ23号2ランを放ち、「打ったのはストレート。ショウゴ(中村奨)のホームランで追いつき、マーティンがつないでくれたので打つことができて興奮しているよ! きょうのネタはイクラ! 幕張スシ!サイGO!」と会心の一打を振り返った。 10日に21号ソロと22号サヨナラ弾で計2打点。34歳の誕生日を迎えた11日には、七回に左翼線適時二塁打を放って1打点をマークし、3戦3発で計5打点を挙げた。 今季は交流戦6月11日からの巨人3連戦(ZOZOマリン)と、8月20日からのソフトバンク3連戦(ペイペイドーム)で同一カード3試合連続打点を記録している。

◆ロッテが快勝で4連勝を飾った。0―1の三回に中村奨のソロとレアードの2ランで逆転。四回にレアードの2点適時打で突き放し、その後もそつなく得点を重ねた。河村が5回1失点で2勝目。楽天はロッテに9連敗となった。

◆楽天が首位との3連戦で痛恨の3連敗を喫した。ロッテにはこれで9連敗と相性の悪さが響いて5ゲーム差をつけられ、石井監督は「もう一度、気持ちをつくり、立ち向かっていかないといけない。僕自身も、チームとしても」と危機感をにじませた。 投手陣が計9四死球の乱調。打線もリズムに乗れず3戦連続で適時打なしに終わった。石井監督はロッテ投手陣を引き合いに出し「相手は打たれることを恐れずにストライクゾーンの中で勝負してきている。うちは攻め切れていない」と指摘した。

◆ロッテのD4位・河村(星槎道都大)が、5回5安打1失点でプロ2勝目を挙げた。一回に犠飛で先制されたが、これが自身唯一の失点。後半戦で初めて出場選手登録された192センチの長身右腕は、7月7日のソフトバンク戦でのプロ初勝利に続く白星に「調子自体はファームでも良かった。最低限ランナーを出しても粘れたかな」と笑みを浮かべた。

◆楽天が首位攻防戦で始まったロッテとの3連戦に3連敗を喫し、ゲーム差は一気に5まで広がった。さらに今季のロッテ戦は7月3日からシーズン9連敗となり、2006年に並ぶ球団ワースト記録ともなった。 「(敵地に)乗り込んできて、返り討ちにされた。そこに尽きる」 石井監督は完敗を認めざるを得なかった。打線は3試合で計5得点と振るわず、投手陣もこの日は計9四死球と精彩を欠いた。指揮官は「この3連戦、ロッテの投手陣にしっかりと仕事をされた。相手は打たれることを恐れずに、(ストライク)ゾーンの中で勝負をしてきていた。ウチはゾーンの中で攻め切れていない。そこが大きな違い。9四死球という結果は、向かっていけていないと同じ」と総括した。 貯金も2まで目減りし、逆転優勝に向け、厳しい状況に追い込まれたことは事実。ただ、残りまだ32試合。石井監督は「(この3連敗を)引きずって次のカードに行くことはできない。もう一回、気持ちを作り直して立ち向かっていかないと。僕自身もそうだし、チームとしてもそう」と自らに言い聞かせるように話した。(東山貴実)

◆移籍2年目の昨季に32本塁打でタイトルを獲得した楽天・浅村栄斗内野手(30)が、1-6の六回にバックスクリーン右に11号ソロ。7月13日のソフトバンク戦以来、実に約2カ月ぶりとなる一発を放った。 「結果が出始めているので、良い方向にいけばいいなと思います」 侍ジャパンの主砲として東京五輪で金メダル獲得に貢献した浅村も、後半戦は不振に陥った。8月28日の第4打席から9月3日まで16打席連続無安打で、翌4日には移籍後初めてスタメンを外れた。ロッテとの首位攻防戦となった10日には試合前の全体練習を離れ、室内練習場で打ち込むなど必死に復調を目指してきた。 その中、石井監督は「状態が上がる、上がらないではなく、(浅村にとっては)チームの前線に立って戦い続けるというところがすごく大事なポジション。グラウンドには毎日立つものだという強い気持ちを持って、1年間戦ってくれているので。彼の成績で一喜一憂することはない」と不変の信頼を口にしていた。 浅村自身も「(試合に)出る以上は勝ちに貢献できるようにと思ってやっている。いい形でなかなか打てていないが、その気持ちは変わらない」と断言。14日からは2位・オリックス戦(楽天生命パーク)との3連戦。「負けていい試合はないので、頑張るしかない」。その視線は残り32試合での大逆転Vに向けられている。(東山貴実)

◆ロッテのルーキー河村がプロ初勝利を挙げた7月7日以来の登板で5回1失点と好投し、2勝目を挙げた。一回に犠飛で1点を先取されたが、192センチの長身から投げ下ろす角度のある球を生かして、二回以降は三塁を踏ませなかった。 星槎道都大からドラフト4位で入団した右腕。「自分の中で変に1軍だからと変えることはなく、気持ちの面ではいつも通りに試合に入れた」と頼もしかった。

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ロッテ
524016 0.565
(↑0.005)
-
(-)
35487
(+9)
437
(+2)
104
(+2)
93
(+2)
0.252
(↑0.002
3.810
(↑0.02)
2
(-)
ORIX
524415 0.542
(↓0.005)
2
(↓1)
32437
(+1)
417
(+3)
103
(+1)
33
(-)
0.252
(-)
3.560
(-)
3
(-)
楽天
504813 0.510
(↓0.005)
5
(↓1)
32423
(+2)
416
(+9)
86
(+1)
41
(-)
0.246
(-)
3.610
(↓0.05)
4
(-)
ソフトバンク
464718 0.495
(↓0.005)
6.5
(↓1)
32444
(-)
382
(+3)
96
(-)
65
(-)
0.248
(↓0.001)
3.270
(-)
5
(-)
西武
425117 0.452
(↑0.006)
10.5
(-)
33427
(+3)
472
(+1)
90
(+1)
73
(-)
0.246
(-)
4.100
(↑0.02)
6
(-)
日本ハム
385116 0.427
(↑0.007)
12.5
(-)
38345
(+3)
407
(-)
57
(+2)
57
(+1)
0.233
(-)
3.530
(↑0.04)