日本ハム(☆3対0★)ソフトバンク =リーグ戦20回戦(2021.09.12)・札幌ドーム=
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ソフトバンク
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日本ハム
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勝利投手:立野 和明(2勝1敗0S)
(セーブ:杉浦 稔大(1勝2敗18S))
敗戦投手:和田 毅(5勝6敗0S)

本塁打
【日本ハム】今川 優馬(1号・2回裏2ラン),髙濱 祐仁(8号・3回裏ソロ)

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◆日本ハムは2回裏、今川のプロ初本塁打となる2ランで、先制に成功する。続く3回には、高濱のソロが飛び出し、リードを広げた。投げては、先発・立野が7回途中2安打無失点の好投で今季2勝目。敗れたソフトバンクは、打線が3安打無得点と振るわなかった。

◆ソフトバンク松田宣浩内野手(38)は、通算300本塁打にあと1本。 ソフトバンクで300本塁打以上は、野村645本、門田503本、松中352本、小久保319本に次いで5人目になる。

◆日本ハムのドラフト6位今川優馬外野手(24)が、プロ初安打をプロ初アーチで飾った。 この日、脳振とう特例措置で出場選手登録を外れた近藤健介外野手(28)に代わって、1軍再昇格。「6番左翼」で即スタメン出場を果たすと、2回1死二塁の第1打席だった。ソフトバンク和田の直球系141キロを捉え、左翼中段に突き刺す特大の先制2ランを放った。打った瞬間、右拳を握って確信するほどの強烈な当たり。 「巡ってきたチャンスを執念でつかみ取りたいという一心で振り抜きました。(先発)立野がテンポよく投げてくれていたので、早い段階で援護できてよかったです」と頼もしかった。

◆先発は日本ハム立野、ソフトバンク和田。日本ハムは2回、今川がプロ初安打となる2点本塁打。3回に高浜のソロで1点を追加。 日本ハム立野は6回まで2安打に抑えて無失点の好投。ソフトバンク和田は2発に泣き、5回3失点で降板となった。 立野は7回途中無失点の好投で2勝目。杉浦が18セーブ目。ソフトバンクは打線が3安打と沈黙し、最下位日本ハムに痛い連敗を喫した。和田は6敗目。

◆ソフトバンクが今季9度目の完封負けで2連敗を喫した。最下位日本ハムに今カードはまさかの2敗1分。17失点で大敗した翌日は、今季最多3併殺の拙攻に泣いた。工藤公康監督(58)の一問一答は以下の通り。 -2連敗 工藤監督 しようと思ってしてるわけじゃないし、今精いっぱいやってる結果がこれなので、そこはしっかり受け止める。何かできる策を考えて、次に向かってという風にしていかないと。過ぎたことををあれこれ考えても...。反省は必要ですけど、前を向くためにどう反省するかが大事。それを悔やんで悔やんでも仕方ないこと。みんなでチームとしてやっているわけですから、個人でやるべきことをやり、チームでやるべきことをやることをしっかりやっていくことが大事。 -日本ハム立野は追い込まれてからのフォークに苦しんだ 工藤監督 そうですね。うちは特にフォークボール、落ちる系は振ってしまう。そこを振らないように指示はしてもらっていると思う。ただ、バッターの人はストライクに見えているから振っているわけで。ボール球に見えるなら振っていない。そういうところに投げられているということじゃないかなと思います。 -和田は2被弾 工藤監督 まぁ、失投のないピッチャーはいないですよ。ホームランというのは良いスイングをしないとなかなかホームランにはならない。失投が一番彼(今川)のホームランになりえるところにいってしまったということじゃないかなと思います。 -中継ぎは無失点に抑えた 工藤監督 東浜君の抹消ということもあったので、どうしてもカーター(スチュワート)を先発にと。なので今日は松本君に和田君のあとをいってもらうっていうところまではいけたのはいけたんですけど、なかなか思い通りに行く時と行かない時があるのが野球。何よりもどう次につなげるかが大事。そこに尽きるかなと思います。同じことを何回やっててもいけない。それをどうするかをしっかり考えて対策を考えていくのが大事。

◆日本ハム立野が、本拠地初勝利となる2勝目を飾った。 強打のソフトバンク相手に、自己最長6回1/3を投げ2安打無失点。ヒーローインタビューでは「僕でも驚いているくらい出来過ぎ」と目を丸くさせるほどの快投だった。昨季3月のオープン戦以来で、公式戦では札幌ドーム初登板。6月30日楽天戦以来3試合ぶりの白星を挙げた。 初回から嫌な印象を植え付けた。2死で迎えた柳田を2球で追い込み、外角低めの145キロ直球で見逃し三振。ぼうぜんと立ち尽くす相手主軸を前に、涼しい顔でマウンドを降りた。試合前の時点で2打数2三振と好相性。「実際には投げる瞬間、結構チビっています」と脅威の相手を、この日も3打数無安打1三振に封じた。栗山監督は「彼の良さが本当に出ていたと思うし、よく頑張った」と評価した。 登板前の一善が生きた? 球場に向かう前、今川から忘れ物のバッグを届けて欲しいと電話を受けた。「先発ですよ!? そのバッグがめちゃくちゃ重くて...」。内心モヤモヤしながら2学年先輩からの"おつかい"をこなし「1発、頼みます」と頼んでみると、希望通りの決勝弾。「最高の結果です。逆にありがとうございます」と感謝した。チームには勝利を届けた2年目右腕。存在感が増してきた。【田中彩友美】 ▽日本ハム杉浦(8月22日楽天戦以来18セーブ目)「チームに迷惑をかけてきた部分があったので、しっかり抑えられて良かったです」

◆日本ハムの4番候補の1人、高浜祐仁内野手がチームトップ8号をマークした。 2点リードの3回1死走者なし、左中間にソロを放り込んだ。8月28日西武戦以来、13試合ぶりの快音。「2ケタは何とかいきたいです。打点を稼げるように頑張りたい」と貪欲だった。

◆ソフトバンクが今季9度目の完封負けで2連敗を喫し、9日ぶりの借金生活に突入した。日本ハム立野の前に7回途中2安打無失点と沈黙。伸びのある直球と、鋭く落ちるフォークに手を焼いた。前日は投壊で17失点の大敗。一夜明けは今季最多3併殺の拙攻に泣いた。工藤公康監督(58)も「うちは特にフォークボール、落ちる系は振ってしまう。そこを振らないように(コーチから)指示はしてもらっていると思う。ただ、バッターの人はストライクに見えているから振っている」と厳しい表情だ。 14日からは首位ロッテとの本拠地3連戦。大逆転優勝には3連勝がほしいところだ。ローテを再編し、後半戦4戦4勝のエース千賀を中5日でカード頭へ。15日は来日3年目のスチュワートを挟み、16日は7勝でチーム勝ち頭のマルティネスが中5日で先発する。工藤監督は「勝負どころになってくる」と力を込めた。

◆ソフトバンク和田毅投手が痛恨の1球を悔やんだ。 2回1死二塁、7番今川への3球目の直球が真ん中へ。プロ1号の先制2ランを左翼席中段へ運ばれた。「今川君への投球、ホームランが全てだったかなと思います。しっかりとスイングされてしまった」。3回には高浜にも8号ソロを左中間に運ばれた。「修正できたのは中盤になってから。4、5回のような投球が初回からできないといけない」。自身6敗目でチームも借金生活。責任を痛感していた。

◆日本ハムのルーキー今川優馬外野手(24)が、ソフトバンク戦(札幌ドーム)で特大のプロ1号を放った。 2回1死二塁から、左翼席上段への2ラン。通算13打席目で放ったプロ初安打が、決勝弾となった。11日ソフトバンク戦で負傷した近藤健介外野手(28)の代役として、急きょ昇格を果たした若武者が、即スタメン起用の期待に応えた。会心の当たりだった。2回1死二塁。今川は内角低め141キロ直球を捉えると、打球はきれいな放物線を描き左翼席上段へ届いた。「今までで1番完璧な当たり」。プロ入り通算13打席目での初安打が、先制&決勝弾。家族が見守る中、打った瞬間、右拳を握った。 前回の苦い経験を生かした。4月に1軍初昇格も11打数無安打で2軍落ち。「受け身になっていて、自分の長所である思い切りの良さが出ていなかった」。この日は、1球目からフルスイングで結果を出した。 札幌出身で小学5年から日本ハムのファンクラブに入会。選手となった今年も現役会員で、すでに16年目となる来年の更新も済ませたと言う。「鎌ケ谷の寮のポストに継続案内が届いていたので。ファイターズが好きなのでそれに尽きます」と球団愛たっぷり。初めてのヒーローインタビューでは「なまら最高です」と声を張り上げ、喜んだ。 「野球は物理のスポーツ」が身上だ。「小さいころから身体が小さく、周りの大きい子たちには到底パワーじゃ勝てないと思っていた」。憧れているメジャー通算500発のミゲル・カブレラ(タイガース)を参考に、バットの回転半径など、技術につながるデータを事細かに研究。「僕は周りの人より下手くそだと思うので、頭を使わないと生き残っていけない」。弱点を理論でカバーし、2軍でチーム2位の14本塁打。1軍再昇格へつなげた。 前日の試合で主軸の近藤が負傷離脱し、転がり込んだチャンスだった。「巡ってきたチャンスを執念で何としてもつかみ取りたい一心だった」と、気迫の一打で起用に応えた。栗山監督も「本当にいいものだった」と大感激だ。 チームとしては4日西武戦の木村以来7試合ぶりとなる本塁打。得点力不足に泣いてきたチームの救世主として期待される24歳は「野球人生でみたら小さな1本かもしれないけど、またチャンスをもらえたら積み重ねていきたい」と力強く話した。【小林憲治】

◆ソフトバンクが今季9度目の完封負けで2連敗を喫し、首位チームとのゲーム差が今季最大の「6・5」に広がった。ホークスとしては、南海時代の1964年(昭39)に逆転優勝した最大ゲーム差「6」のデッドライン越え。今季は残り32試合。リーグ2連覇へ絶体絶命のピンチに陥った。 日本ハム立野の前に7回途中2安打無失点と沈黙。伸びのある直球と鋭く落ちるフォークに手を焼いた。前日は投壊で17失点の大敗。一夜明けは今季最多3併殺の貧打に泣いた。工藤公康監督(58)も「うちは特にフォークボール、落ちる系は振ってしまう。そこを振らないように(コーチから)指示してもらっていると思う。ただ、バッターの人はストライクに見えているから振っている」と、脱帽するしかなかった。 大誤算の所沢、札幌遠征になった。7、8日の5位西武2連戦は1勝1敗で、最下位日本ハム3連戦は2敗1分け。落とせない下位球団との5試合は1勝3敗1分に終わった。オリックスが敗れて自力V消滅こそ免れたが、土俵際に追い込まれたことは間違いない。 14日からは首位ロッテとの本拠地で3連戦。大逆転Vへの夢をつなぐべく、先発ローテを再編する。後半戦4戦4勝のエース千賀を中5日でカード頭へ。15日は来日3年目のスチュワートを挟み、16日は7勝でチーム勝ち頭のマルティネスが中5日で先発する。3連勝がほしい3連戦で、投手陣の柱2人が登板間隔を詰め、首位をたたきにいく。工藤監督は「勝負どころになってくる」と力を込めた。4年連続日本一軍団の意地が試される。【只松憲】 ◆南海の64年6ゲーム差逆転優勝 ソフトバンクの前身南海はこの年、3月から4月にかけ5連敗するなど低迷。首位阪急に4月24日から2連敗し、ゲーム差は6まで開いた。夏場に入ると杉浦忠、スタンカの両エースも復調。7、8月は31勝16敗と勝ち進んだ。その後ペースダウンしたものの、なんとか逃げ切りVを果たす。72盗塁で4年連続タイトルの広瀬叔功、主砲の野村克也も本塁打と打点の2冠と打線をけん引した。もっとも同年は年間150試合で、6差がついた時点では115試合も残っていた。あと32試合しかない今季は苦しい状況だが果たして。

◆日本ハムのルーキー今川優馬外野手(24)が、ソフトバンク戦(札幌ドーム)で特大のプロ1号を放った。 2回1死二塁から、左翼席上段への2ラン。通算13打席目で放ったプロ初安打が、決勝弾となった。11日ソフトバンク戦で負傷した近藤健介外野手(28)の代役として、急きょ昇格を果たした若武者が、即スタメン起用の期待に応えた。初めて取材したのは、7年前の夏だった。今川は東海大四(現東海大札幌)の3年生。甲子園大会へ続く札幌支部予選で、途中出場ながら勝ち越しの2点適時打を放った背番号「16」に試合後、声をかけた。強豪校では少数派の軟式野球部出身。「周りはスター選手ばかり。レベルの高さについていけず、つらい時もあった」と話してくれた。 後日、別の選手を取材していたら、わざわざ駆け寄って来て「記事を書いてくださって、ありがとうございました」と、ペコリと頭を下げた。高校野球の取材現場でも、なかなかない経験だったので、感激したことを覚えている。 努力家で、必死の思いで春に背番号8をつかみ取ったのもつかの間、遠征先の練習試合で左手中指を骨折し、高校最後の夏は2桁背番号で終わった。大学時代も、ベンチ入りは3年春からと遅咲きだった。高校、大学と成長を見守った東海大北海道の日下部監督は「昔から夢、目標は高かった」。諦めずに努力することの素晴らしさを、あの夏、背番号「16」だった少年が目の前で教えてくれた。【日本ハム担当・中島宙恵】

◆ソフトバンクは所沢から札幌へ北上して遠征5試合を戦った。5位西武、6位日本ハムを相手に1勝3敗1分け。下位球団からの貯金を目指したが、とんだ散財? でチームは借金を抱えて博多に戻ることになってしまった。 1イニング11失点を献上するなど「歴史的大敗」となった11日の第2戦から、投打ともに奮起の一戦を期待していたのだが、どうにもチームは復元できないでいる。週明けにもモイネロが復帰予定。岩崎、モイネロ、森の「勝利の方程式」がようやく出そろっても、7回までに勝ち越していなければ、勝利という解を導き出すことはできないだろう。得点力が落ち始めた打線も気になるところ。盤石のブルペン陣を備えても「先行逃げ切り」の形を整えるには、先手必勝に向けたベンチのさらなる工夫も必要になってくるように思う。 2点を追う3回だった。先頭高谷が中前打で出塁。9番今宮はバントで投前に転がしたが、二塁で封殺された。現役最多の326犠打を決めている今宮でも失敗した。ここぞ、のバントは難しいものだが、こういうプレーを1つ1つ着実に決めていかなければ、4位からの逆転Vなどおぼつかない。次3カードは14日からのロッテ3連戦(ペイペイドーム)を手始めに、仙台で楽天3連戦、千葉でのロッテ2連戦が待ち受けている。今季を占う上で最重要な8戦となることは間違いない。 まだまだ、秋風が身に染みる「シルバーウイーク」にしてはならない。【ソフトバンク担当 佐竹英治】

◆日本ハムのドラフト6位・今川優馬外野手(24)=JFE東日本=が「6番・左翼」で出場し、二回の第1打席にプロ初安打となる1号先制2ランを放った。 「巡ってきたチャンスを執念でつかみ取りたいという一心で振り抜きました。立野がテンポよく投げてくれていたので、早い段階で援護できてよかったです」 待望の一発が飛び出した。両軍無得点で迎えた二回1死二塁からの第1打席。左腕・和田が投じたの3球目の真っすぐを捉えた打球は高々と舞い上がり、左翼席上段に飛び込む記念すべき特大アーチとなった。 今川はこの日、脳震盪(のうしんとう)特例措置で出場選手登録を抹消された近藤の代替選手として緊急昇格。早速のスタメン起用で期待に応えた。

◆日本ハムは二回に今川のプロ初安打となる2ランで先制。三回は高浜のソロで加点した。七回途中2安打無失点の立野が2勝目、杉浦が18セーブ目を挙げた。ソフトバンクは今季9度目の零敗。5回3失点の和田が6敗目を喫した。

◆ソフトバンクの和田は失投を2本塁打され、3点を失った。0―0の二回は走者を一人置いて内角狙いの速球が甘く入り、今川にプロ初本塁打を献上。「今川君への投球、ホームランが全てだった。しっかりとスイングされてしまった」と唇をかんだ。 三回は高浜にソロを浴びたが、四回はリズムを取り戻して三者凡退、五回は変化球に切れがあり、3者連続三振に仕留める。「四、五回のような投球が初回からできないといけない」と、遅すぎた修正を反省した。

◆日本ハムの2年目右腕、立野が自己最長の6回1/3を2安打無失点と好投し、6月30日以来の2勝目をマークした。緩急をつけてタイミングを外し、三塁を踏ませない。「僕も驚いているくらい出来過ぎ」と笑顔で話した。 6月のプロ初登板から敵地での出番が続いていた。6試合目で迎えた初の本拠地で躍動し「投げやすかった。自信にしていきたい」と喜んだ。

◆日本ハムは「6番・左翼」で出場したD6位・今川(JFE東日本)が二回、プロ初安打となる先制2ランを放って幸先のいいスタートを切ると、先発した立野もソフトバンク打線を七回途中無失点の好投で応え2勝目(1敗)を挙げた。投打がうまくかみ合い、本拠地でのソフトバンク3連戦を2勝1分と勝ち越した。以下、栗山監督の試合後の主な一問一答。 ーー立野が好投 「相手があれだけタイミングがずれているということは彼の良さが本当に出ている内容だと思う」 ーー今川のホームラン 「本当にいろんな話してきたけど、どのタイミング(で1軍昇格)なのかなってずっと見てて、本当に苦しかったと思うけど、ああいうホームランというかチームに貢献できることが彼が一番うれしいことだと思う」 ーー(近藤抹消で)チームが苦しい中で意味のある一発になった 「どんな思いで野球に向かうのかというのがすごい大事だと思うし、動き見てて最初の(一回の)レフトフライ追いかけてる姿見ててそれはすごく伝わってきた。体の動き、反応もすごくよかった」 ーー13日以降の戦いに向けて 「僕は決してあきらめることないので、ここからどこで大きな連勝がくるのかずっと待ち続けているのでしっかりやっていきます」

◆スタンドで見守る家族に最高の恩返しをした。日本ハムのドラフト6位・今川優馬外野手(24)=JFE東日本=がプロ初安打となる1号先制2ランを放った。 「無我夢中で執念で打ったのであまり覚えてないです」 二回1死二塁から左腕・和田の真っすぐを捉えた打球は、高々と舞い上がって左翼席上段に飛び込んだ。守備に就く際ファンからの拍手に深々と頭を下げた後、スタンドに応援に駆け付けた両親や兄弟に向かって飛び切りの笑顔で手を振った。 地元札幌出身で幼少期から日本ハムファンとして育った。JFE東日本からドラフト6位で念願のプロ入りを果たすと4月16日に1軍初昇格したが、5月1日に新型コロナウイルス陽性判定を受け登録を抹消された。その後はファームで14本塁打を放つなど猛アピールを続け、この日、脳振盪(しんとう)特例措置で抹消された近藤の代替選手として緊急昇格。早速のスタメン起用で期待に応えた。 応援に来ていた日本ハム・今川優馬の両親=札幌ドーム(撮影・三浦幸太郎) 栗山監督は「(1軍再昇格は)どのタイミングなのかとずってみていた。チームに貢献できることが彼にとって1番うれしいことだと思う」と目尻を下げた。 本拠地初のお立ち台で「(家族)みんなが見に来てくれたので打てました」と感謝を口にすると、家族は「執念」と書かれたタオルを大きく振って立派に成長したその息子の姿を見守った。(石井孝尚)

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ロッテ
524016 0.565
(↑0.005)
-
(-)
35487
(+9)
437
(+2)
104
(+2)
93
(+2)
0.252
(↑0.002)
3.810
(↑0.02)
2
(-)
ORIX
524415 0.542
(↓0.005)
2
(↓1)
32437
(+1)
417
(+3)
103
(+1)
33
(-)
0.252
(-)
3.560
(-)
3
(-)
楽天
504813 0.510
(↓0.005)
5
(↓1)
32423
(+2)
416
(+9)
86
(+1)
41
(-)
0.246
(-)
3.610
(↓0.05)
4
(-)
ソフトバンク
464718 0.495
(↓0.005)
6.5
(↓1)
32444
(-)
382
(+3)
96
(-)
65
(-)
0.248
(↓0.001)
3.270
(-)
5
(-)
西武
425117 0.452
(↑0.006)
10.5
(-)
33427
(+3)
472
(+1)
90
(+1)
73
(-)
0.246
(-)
4.100
(↑0.02)
6
(-)
日本ハム
385116 0.427
(↑0.007)
12.5
(-)
38345
(+3)
407
(-)
57
(+2)
57
(+1)
0.233
(-)
3.530
(↑0.04)