ヤクルト(☆9対2★)DeNA =リーグ戦17回戦(2021.09.11)・明治神宮野球場=
このエントリーをはてなブックマークに追加

 123456789
DeNA
0000020002800
ヤクルト
40100022X91202
勝利投手:サイスニード(3勝2敗0S)
敗戦投手:京山 将弥(2勝5敗0S)

本塁打
【ヤクルト】サンタナ(11号・3回裏ソロ),オスナ(10号・8回裏2ラン)

  DAZN
チケットぴあ ヤクルト戦チケット予約 DeNA戦チケット予約

DAZN

◆ヤクルトは初回、村上とオスナの連続適時打などで4点を先制する。その後は、3回裏にサンタナのソロ、8回にはオスナの2ランが飛び出すなど、小刻みに得点を重ねた。投げては、先発・サイスニードが6回途中2失点で今季3勝目。敗れたDeNAは、先発・京山が誤算だった。

◆東京五輪の柔道日本代表で、男子100キロ級金メダリストのウルフ・アロン(25)が、つば九郎から一本を奪う!? 始球式に登場し、背番号「100」のヤクルトのユニホームを着て、ワンバウンド投球。「練習の成果をうまく出せなかった」と悔しがった。 つば九郎はフリップで「金メダルはかまない」と発言。無事に始球式を終えたウルフは「危ないところでした。気を抜いていたので、終わってみてかまれなくて良かった」と胸をなで下ろした。 また、つば九郎の投げ方を問われ「多分ですけど、あまり下を見ないで歩いているので、足技ですね。大内刈りとか簡単に投げられるんじゃないかと。投げるときにしっぽが邪魔になるのでそこは厳重に対策した方がいい。あそこで耐えられたら大変かもしれない。技あり2個になるかもしれない。一本じゃなくて」と真面目に分析した。 投球前には、マウンド上でヤクルト山田、村上の侍金メダリストと初対面。金メダルを手に記念撮影した。188センチ、97キロの村上を見て「筋肉質な体をしていたので、柔道やっても強いんじゃないかな」と好印象だった。

◆DeNAの先発京山将弥は、前の試合まで後半戦3試合で18イニング連続自責点0を続けていた。「調子自体は後半戦入ってからうまくいっている」と臨んだ試合だったが、立ち上がりから打ち込まれた。先頭の坂口をボテボテのゴロに打ち取ったが、三塁内野安打となった。これがケチのつき始めで、四死球に4安打で初回4失点。3回までに79球も要し、6安打3四死球5失点で降板となった。最速150キロと直球は走っていたが、制球が悪すぎた。 京山は降板後、「初回に先頭を出塁させた後、四球でランナーをため中軸に回してしまったこと、また中軸に対して低めに投げられなかったことが反省点です。早いイニングでマウンドを降りることになりチーム、中継ぎ陣に申し訳ないです」。3回は6月4日ロッテ戦(横浜)と並ぶ今季最短の降板となり、反省の弁を述べた。

◆DeNAはヤクルトに完敗し、クライマックス・シリーズ(CS)の自力進出が消滅した。 後半戦は3試合で18イニング連続で自責点0だった先発の京山将弥投手が、3回6安打5失点で降板と誤算だった。打線は8安打を放ったが、2併殺を喫するなど、つながりを欠いた。 12球団最速での自力CS消滅に、三浦大輔監督は「数字は出ますから、また明日、頑張ります」と話した。 先発の京山については「打ち取った当たり(の後)から四球と、警戒しすぎたのか慎重になりすぎたのか。まあ慎重になりすぎたのかなという感じ。打たれたボールは中に入ったり甘かったが、今日は今までだったらカウント取って、追い込んでということが、ボール先行になったり(ストライクを)取りに行って甘くなるから、もう少し(ボール気味に)と、自分で自分を苦しくしているように感じた」と評した。

◆ヤクルトは1回、4安打で4点を先制。3回はサンタナの11号ソロで追加点。DeNA先発の京山は3回6安打5失点で降板。 DeNAは6回1死二塁、代打戸柱の適時二塁打と柴田の適時打で2得点。ヤクルト先発のサイスニードは5回2/3を2失点で降板。 ヤクルトは2試合連続の2ケタ安打と打線が好調。2カ月ぶり神宮での試合を勝利で飾った。DeNAは連勝が2でストップ。京山は5敗。ヤクルト・サイスニード3勝目。

◆ヤクルト坂口智隆外野手(37)が、死球を受け途中交代した。6回1死二塁で打席に立つと、142キロが左手を直撃。その場に倒れ込んだ。トレーナーや宮出ヘッドに付き添われて、治療のためベンチに戻ったが、そのまま代走に渡辺が送られた。 坂口はそのまま検査のため病院へ。試合後高津監督は「報告はまだ入っていない」と話した。

◆DeNAのドラフト5位ルーキー、池谷蒼大投手(22)が4月10日以来、5カ月ぶりに1軍公式戦で登板した。 4回から2番手でマウンドに上がり、2回を1四球だけの無安打無失点。最速は144キロで、2種類のスライダー、チェンジアップを操り、流れを引き寄せた。 三浦大輔監督(47)は「非常にテンポよく自分のボールを投げていた。投げっぷりもよかった。リズムもよかったし、流れを止める投球をしてくれた」と高く評価した。 池谷はこの日から1軍に合流した。試合前はヤクルトの打撃練習中、砂田らと三塁側ブルペンで座っていたところ、ピンポイントで池谷に向かって打球が飛んできた。ぎりぎりで気が付きながらも、素早い身のこなしで打球をよけた。4回は2番青木の飛球を、マウンドを降りながら、のけぞって倒れ込んで捕球した。運動神経の良さを随所に披露した。

◆2カ月ぶりの神宮で、何度も傘が舞った。東京五輪・パラリンピック開催の影響で、7月10日以来の本拠地。ヤクルト高津臣吾監督(52)は「ここはホームだと改めて実感しましたし、落ち着いてゲームができるというか、朝神宮に来るときからホームの感じは味わえました」と感慨深げだった。 7月13日巨人戦からの"留守中"は10勝8敗3分け。10日に2位浮上し、"手土産"を持って帰宅した。居心地の良いわが家で打線が躍動。1回、先頭の坂口が三塁内野安打で出塁すると、1死二、三塁で村上が右前へ先制の適時打を放った。主砲の一打をきっかけに、この回4点を奪い、試合の主導権を握った。指揮官は「2カ月ぶりに帰ってきてぜひ勝ちたいと思ったし、いい形で先制できて、いいゲームだった」と満足げにうなずいた。 チームはリーグ最少の103試合で、462得点。特に、今週は7、9日阪神戦(甲子園)で2ケタ得点。2試合連続の2ケタ安打と破壊力に磨きがかかっている。高津監督は「最近は効率よく四死球が取れたり、もちろん打ってつなぐこともできる。今の打線の状態はいい」と自信を持つ。 2カ月の間「練習量だったり、例えば親子(ゲーム)で試合に出させる若手とか、そういうのをできなかったのはすごく大きい」。調整面で苦労することもあった。残された神宮での試合は21試合。10月5日からは本拠地で、巨人、阪神との合計6連戦も控える。ここからは腰を据えて、逆転優勝に挑む。【湯本勝大】 ? ▽ヤクルト・サイスニード(5回2/3を2失点で3勝目) 今日はそこまで調子が良くなかったので、いつもより丁寧に投げる意識でやったが、野手の援護点と守備に助けられた。6回は投げ切りたかった。

◆ヤクルトは一回、相手先発・京山の立ち上がりを攻めた。1死二、三塁とし、4番・村上が右前適時打を放ち、1点を先制。続くオスナが中前適時打で2点目。中村の死球後、サンタナが左中間に2点二塁打を放った。先発のサイスニードは一回、二回ともに点を与えなかった。 ◆先制打を放った村上 「打ったのはストレート先制のチャンスだったので、大振りせずコンパクトに打つことを意識して打席に入りました」 ◆一回に適時打を放ったオスナ 「久々の神宮で良い雰囲気で打席に入りました。甘い球をシッカリ捉えることができました」 ◆2点二塁打を放ったサンタナ 「チームの雰囲気に打たせてもらいました」

◆東京五輪柔道男子100キロ級金メダルのウルフ・アロン(了徳寺大職)が始球式に登場した。野球で金メダルを獲得した村上から帽子、山田からボールを手渡され、金メダリストの3人で記念撮影。軽く投げたボールはワンバウンドになり「2人に帽子とボールをもらって投げる場をいただき、本当に光栄でした」。188センチ、97キロの村上の体格を見て「柔道をしても強いと思う」と感心していた。

◆ヤクルトの村上が5試合連続で安打をマークした。0―0の一回1死二、三塁で京山の150キロの速球を右前に運ぶ適時打を放ち、一挙4得点の口火を切った。「大振りせずコンパクトに打つことを意識した」と振り返った。 二回には落ちる球を右前打して103試合目でシーズン100安打に到達。前回の対戦で7回無失点の好投を許した京山を攻め、3回5失点での降板に追い込んだ。 東京五輪とパラリンピックが終了し、実に2カ月ぶりの本拠地での試合だった。「気持ちが落ち着くので、さらに頑張りたい」と話していた通りに早速、ファンを喜ばせた。

◆DeNAの京山は3回5失点と乱調で先発の役割を果たせなかった。一回、制球に苦しみ、4安打に2四死球が絡んで4点を失った。その後も修正できず、三回にはサンタナに速球を右越えにソロ本塁打を運ばれ「早い回でマウンドを降りることになり、チーム、中継ぎ陣に申し訳ない」とうなだれた。 後半戦は前回登板まで3試合、計18イニングで自責点0と安定感抜群の投球を続けていた。三浦監督は「状態がいいので、自信を持ってしっかりと試合をつくってくれれば」と送り出したが、期待通りの結果にはならなかった。

◆ヤクルトのサイスニードは先発し、5回?を投げ6三振を奪うなど5安打2失点。3勝目の権利を手にして降板した。 打線は一回に村上の先制右前打など4点を奪い、三回にはサンタナの右越え11号ソロで1点を追加。七回には荒木が中前2点打を放ち、点を重ねた。 東京五輪とパラリンピックが終了し、神宮での試合は7月10日の広島戦以来、約2カ月ぶり。久しぶりの本拠地で、投打の歯車がかみあっている。

◆ヤクルトが快勝し、首位・阪神とのゲーム差「3」を維持した。先発のサイスニードは5回?を投げ6三振を奪うなど5安打2失点で3勝目(2敗)。打線は効率的な攻めで、12安打9得点をマークした。一回に村上の先制右前打など4点を奪い、三回にサンタナの右越え11号ソロで1点を追加。七回には荒木が中前2点打を放ち、八回にはオスナの10号2ランで突き放した。 ヒーローインタビューを終え、つば九郎とポーズを決めるサンタナ(左)、サイスニード   =神宮球場(撮影・長尾みなみ) 東京五輪とパラリンピックが終了し、神宮での試合は7月10日の広島戦以来、約2カ月ぶり。久しぶりの本拠地で、ヤクルトは投打の歯車がかみあった。

◆ヤクルトが快勝し、首位・阪神とのゲーム差「3」を維持した。先発のサイスニードは5回2/3を投げ6三振を奪うなど5安打2失点で3勝目(2敗)。打線は効率的な攻めで、12安打9得点をマークした。サイスニードの一問一答は以下の通り。 --神宮球場で初勝利。今の気持ちは 「最高な気持ち。スワローズファンの前で勝利することは最高ですし、神宮での勝利を待っていた」 --久々に神宮のマウンドだった 「特別な意識はなかったが、自分の準備をしっかりして、チームの勝利を導く投球ができた」 --今日の打者陣の活躍について 「素晴らしかった。投手として援護してくれるのはとてもいい気持ちですし、打者たちもいいアプローチで打席に立ってた」 --次回登板に向けて 「とてもいいチームだと思う。自分も毎回いい投球をすることを心がけてるので、シーズン終盤でも優勝争いできてる」

◆DeNAは完敗で連勝が2でストップ。借金13となり、今季109試合目で自力でのクライマックスステージ(CS)進出の可能性が消滅した。直近3試合で18イニング自責点0と好調だった先発の京山が、一回から打ち込まれ3回5失点でKOされた。以下、三浦監督の主な一問一答 ――京山がKOされた 「ずっとここまでいい投球を続けてきて、初回の打ち取った当たりと、そのあとの四球ですね。警戒しすぎたというか、ちょっと慎重になりすぎたかなという感じですね」 ――ボール自体は 「もちろん打たれた球は甘かったりしたとも思いますが、きょうはここでカウントを取ったりとか、いままでできていたことができずにボール先行になったり、取りにいったところで打たれたり、自分で自分を苦しくしていた」 ――先発が粘れなかった 「きょうはそうですね。何とか立ち直ってというところで、もう1点で交代しました。つないでいくしかなかったですね」 ――捕手の山本も途中交代 「流れもありますし、やはり点を取りにいかないとというところで、5点差だったのでそういうところも含めてですね」 ――きょう昇格の池谷が2回無安打無失点 「非常にテンポよく自分のボールを投げていた。内容的にもよかったと思うし、流れを止める投球をしてくれたと思います」 ――自力でのCS進出の可能性が消滅 「そこは数字上で出ますから、また明日頑張ります」

◆ヤクルトの坂口が六回に左手への死球の影響で交代した。砂田の抜けた直球が、打ちにいっていた左手の根元付近を直撃。倒れ込み、そのまま退いた。高津監督は「まだ(詳細は)分からない。病院に行った」と心配そうに話した。 坂口は開幕直後に自打球で負傷。後半戦から1軍に戻り、8月15日に通算1500試合出場を達成し、この日の試合前に表彰を受けていた。

◆ヤクルトが快勝し、首位・阪神とのゲーム差「3」を維持した。先発のサイスニードは5回2/3を投げ6三振を奪うなど5安打2失点で3勝目(2敗)。打線は効率的な攻めで、12安打9得点をマークした。一回に村上の先制右前打など4点を奪い、三回にサンタナの右越え11号ソロで1点を追加。七回には荒木が中前2点打を放ち、八回にはオスナの10号2ランで突き放した。サンタナの一問一答は以下の通り。 --ナイスバッティングでした 「(日本語で)ありがと」 --久しぶりの神宮球場だった 「とてもいい気持ちでした。チームもいい勢いでやってるので、今日勝てたことが第一」 --初回にチャンスで打席が回ってきた 「とにかく強く打てる球を待ってて、しっかり捉えたことが良かった」 --三回のホームランについて 「とても良かった。サイも素晴らしい投球をしてくれていたので、打者の得点もありましたし、サイの投球が勝てた理由の一つ」 --ファンへ向けて 「いつも応援ありがとうございます」

◆ヤクルトの田口が巨人から移籍後初めて中継ぎで登板した。7―2の八回に4番手でマウンドに上がると戸柱を二ゴロ、桑原を見逃し三振、柴田を空振り三振と簡単に3人で終わらせた。 直球は先発のときよりも速く、140キロ台後半を何度もマークした。左投げが不足している救援陣を救うピースになりそうで、高津監督は「左打者のところで(の起用が)多くなる」と今後も救援で起用する方針を示した。

◆DeNAは12球団最速で自力でのクライマックスシリーズ(CS)進出の可能性が消滅した。9失点の完敗で、今季109試合目での消滅に三浦監督は「数字で出ていますから。また頑張るだけ」と険しい表情で話した。 後半戦に入って好投を続けていた京山が一回に4点を失うなど3回5失点の乱調。打線は序盤のビハインドを覆す力はなく、六回に2点を返すのが精いっぱいだった。三浦監督は「初回の4点は大きかった」と嘆くしかなかった。

◆DeNAは、連勝が2でストップ。今季109試合目で自力でのクライマックスステージ(CS)進出の可能性が消滅した。 直近3試合、18イニングで自責点0と安定していた先発の京山が、3回5失点と崩れた。8月27日の前回対戦では、7回2安打無失点に抑えたヤクルトに返り討ちに遭い「チームに申し訳ない」と肩を落とした。 打線は六回に戸柱、柴田の適時打で2点を返したが及ばず。ヤクルトには今季4勝11敗2分けと大きく負け越している。自力CSの可能性が消え、三浦監督は「そこは数字上で出ますから、また明日頑張ります」と気持ちを切り替えた。(浜浦日向)

◆ヤクルトは11日、DeNA17回戦(神宮)に9―2で快勝し、2連勝。デーゲームに勝った首位・阪神との3ゲーム差を維持し、敗れた3位・巨人とのゲーム差を1に広げた。7月10日の広島戦以来、63日ぶりとなる本拠地・神宮球場での一戦で強力打線が本領を発揮。4番・村上宗隆内野手(21)が一回に先制の右前打で口火を切り、ここ6試合で4度目の2桁安打と好調な攻撃陣を力強く牽引(けんいん)した。 いつもの光景が帰ってきた。得点が入るたびに観客席で小さな傘が揺れ、五回終了時には特大の花火も上がった。2カ月ぶりの神宮球場で攻撃陣が躍動。〝点火〟したのは先制の適時打を放った4番・村上だった。 「先制のチャンスだったので、大振りせずコンパクトに打つことを意識して打席に入りました」 振り返ったのは一回1死二、三塁の場面だ。京山の直球を振り抜き右前へ。東京五輪・パラリンピックの会場に隣接し期間中の利用が制限された本拠地で、主砲が金メダリストの輝きを放った。 同じ金メダリストからもらったパワーを結果に変えた。試合前の始球式に東京五輪柔道100キロ級で優勝したウルフ・アロンが登場。村上は球団の帽子を手渡し、山田と3ショットに収まった。 約2カ月ぶりに帰ってきた神宮球場。スタンドでは〝応燕〟のミニ傘が振られた(撮影・長尾みなみ) 晴れやかなセレモニーの余韻さめやらぬ中、村上の5試合連続安打となる一打を口火に一挙4得点。村上は二回にシーズン100安打に到達する右前打、七回には緩い投ゴロで全力疾走して内野安打ももぎ取った。4番打者に引っ張られるようにサンタナやオスナにも一発が飛び出し、チームはリーグトップ462得点を誇る攻撃力を遺憾なく発揮した。 打線を引っ張る村上だが、幼少期からバットとともにある生活を送ってきた。物心がつく前からプラスチック製のバットを振り、自宅ではリビング、自室などさまざまな場所にバットを置き、思うことがあれば握って構えなどを確かめた。自宅での時間も無駄にしない不断の努力が、今の輝きにつながっている。 そしてチームは〝自宅〟たる神宮球場で今季20勝19敗2分けと勝ち越し、40試合中21試合を残す本拠地での試合に向けて幸先の良い再出発を果たした。遠征続きの日程が終わり、移動の負担が減ることは、終盤戦で大きなメリットにもなる。 ここ6試合で4度目の2桁安打と好調な打線に、高津監督も「つながりが良く、すごくいい状態」と自信を深めた。首位・阪神との3ゲーム差を保ち、3位・巨人には1差をつけた。村上擁する強力打線が〝神宮凱旋(がいせん)〟を華々しく彩った。(横山尚杜)

◆開幕から先発で4勝(8敗)を挙げているヤクルト・田口が、今季18試合目で初めて中継ぎで起用された。5点リードの八回に4番手で登板し、1回を三者凡退で2奪三振。巨人時代にも救援を経験している左腕について高津監督は「やはり左打者というところでの需要が多くなると思う」と〝左キラー〟としての活躍を期待した。

◆ヤクルトの両助っ人野手がともに2安打3打点と活躍した。オスナは一回に中前適時打、八回に左翼席へ10号2ランを放ち、球団では2013年のバレンティン(60本)とミレッジ(16本)以来、8年ぶりに外国人選手2人による同一シーズン2桁本塁打に到達。サンタナは三回に右翼席へ11号ソロを放ち「チームもとてもいい勢いでやっているので、勝てたことが一番」と笑顔を見せた。

DAZN

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
阪神
61444 0.581
(↑0.004)
-
(-)
34446
(+4)
421
(+1)
104
(+1)
94
(+2)
0.253
(↑0.001)
3.550
(↑0.03)
2
(-)
ヤクルト
514012 0.560
(↑0.004)
3
(-)
40462
(+9)
397
(+2)
104
(+2)
60
(-)
0.257
(-)
3.620
(↑0.02)
3
(-)
巨人
524315 0.547
(↓0.006)
4
(↓1)
33440
(+4)
422
(+5)
136
(+1)
59
(-)
0.248
(↑0.001)
3.610
(↓0.01)
4
(-)
中日
435314 0.448
(↑0.006)
13.5
(-)
33327
(+5)
362
(+4)
60
(+1)
54
(-)
0.240
(-)
3.180
(-)
5
(-)
広島
425510 0.433
(↓0.005)
15
(↓1)
36407
(+1)
450
(+4)
91
(+1)
50
(-)
0.261
(↓0.001)
3.910
(-)
6
(-)
DeNA
415414 0.432
(↓0.004)
15
(↓1)
34433
(+2)
495
(+9)
109
(-)
23
(-)
0.258
(↓0.001)
4.330
(↓0.05)