日本ハム(4対4)ソフトバンク =リーグ戦18回戦(2021.09.10)・札幌ドーム=
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ソフトバンク
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日本ハム
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勝利投手:-
敗戦投手:-
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◆日本ハムは3点を追う7回裏、淺間の適時打などで一挙4点を奪い、逆転に成功する。対するソフトバンクは1点ビハインドで迎えた9回、2死二三塁の好機で三森の適時打が飛び出し、土壇場で同点とした。試合はそのまま決着がつかずに攻防を終え、規定により引き分けとなった。

◆今季ソフトバンクの日本ハム戦はここまで10勝3敗4分け。このカードは17試合で62得点に対して失点が約半分の32点だけ。1試合平均失点は1・9点で、7月4日の14回戦から4試合続けて無失点中。

◆ソフトバンク柳田悠岐外野手(32)が頭部付近に死球を受け、球場が一時騒然とした。 4回先頭の第2打席。日本ハム河野の初球122キロスライダーがすっぽ抜け、右側頭部付近を直撃した。よけながら倒れた柳田は数秒間立ち上がれず、平石打撃コーチらが駆け寄り、工藤監督もベンチから心配そうな表情で見つめていた。 柳田は歩いてベンチに戻り、数分間の治療を後、一塁ベースへ走って向かった。球審は河野に危険球退場は告げずに試合は続行された。 続く栗原も死球で無死一、二塁となり、デスパイネの中前打で柳田は一気にホームまでかえった。

◆先発は日本ハム河野、ソフトバンクがマルティネス。日本ハムは2回無死満塁の好機を生かせず。3回終えて0-0。 ソフトバンクは4回、デスパイネが先制の中前適時打。5回には柳田の適時二塁打で追加点。マルティネスは6回まで無失点投球。 日本ハムは7回に佐藤、近藤の連続適時打などで4点を奪い逆転。ソフトバンクは9回、三森の適時打で追いつき、引き分け。

◆ソフトバンク・マルティネス投手の6回無失点の好投は報われなかった。古巣の打線を4安打に抑え、7三振を奪った。 「走者をためてしまったイニングもありましたが、ピンチになってからも甲斐がしっかりリードしてくれたので、粘り強く投げる事ができた」。納得の105球で勝ち投手の権利をもって降板したが、直後の7回にチームは逆転を許した。 ▽ソフトバンク・デスパイネ(4回に中前打)「チャンスだったので、絶対に先制点と、気持ちが入ったよ。ニック(マルティネス)が頑張って抑えている中で、先制タイムリーを打つことが出来て良かった」 ▽ソフトバンク田中(4番手で登板し、1死も奪えずに1安打1四球1失点)「自分のできることを100%出そうと思って全力で腕を振りましたが、うまくいかなかった。大事な場面で使ってもらったのに貢献できず悔しいし申し訳ない。次の登板で取り返したい」

◆ソフトバンク柳田悠岐外野手が死球にもめげずマルチ安打で気を吐いた。先頭の4回、初球のスライダーが右側頭部付近を直撃。その場に倒れ込んだが、ベンチに下がって治療を受けると元気に一塁へ戻った。 一、二塁となってデスパイネの中前打で二塁から一気に先制のホームイン。5回1死一塁では右翼線へ適時二塁打も放ち「打ったのはスライダー。ためてためて打つことが出来ました。(一塁走者の)三森がよくホームまで走ってくれた」と笑顔だった。、 ▽ソフトバンク・デスパイネ(4回に中前打)「チャンスだったので、絶対に先制点と、気持ちが入ったよ。ニック(マルティネス)が頑張って抑えている中で、先制タイムリーを打つことが出来て良かった」 ▽ソフトバンク田中(4番手で登板し、1死も奪えずに1安打1四球1失点)「自分のできることを100%出そうと思って全力で腕を振りましたが、うまくいかなかった。大事な場面で使ってもらったのに貢献できず悔しいし申し訳ない。次の登板で取り返したい」

◆日本ハムは、チーム3試合28イニングぶりの得点を生み出すも、今季15度目の引き分けに終わった。ソフトバンク18回戦(札幌ドーム)の3点を追う7回、対ソフトバンク戦では5試合43イニングぶりの得点で、一時逆転に成功。9回に同点とされ、逃げ切れずに白星を逃した。待望の瞬間は、終盤7回にやってきた。3点を追う2死一塁。西武から交換トレードで加入した新戦力佐藤が、突破口をこじ開けた。「気持ちです。まぐれです」とガムシャラにバットを振り切った。打球は右中間を真っ二つに割る適時二塁打。ファンの思いがこもった拍手が、球場にひときわ鳴り響いた。 負の連鎖を断ち切った。今季ソフトバンク戦は4試合連続36イニング無得点が続いていた。2死から43イニングぶり、チームとしては3試合28イニングぶりの得点となった。試合前、栗山監督は「どうやったら点を取れるのかをもう1回、アナリストやスコアラーたちといろいろな話をした」と入念に対策を練って臨み、遠ざかっていた1点を引き寄せた。 1点差に詰め寄った、なお7回2死満塁。浅間の思い切り引っ張った打球が、二塁手を襲った。2点適時打で一時勝ち越しに成功。「僕もそのまま勢いに乗って行けた」と必死につないだ。しかし、じわじわ膨らんでいた勝利へのムードは、最後まで続かなかった。 1点リードで迎えた9回。B・ロドリゲスが痛恨の同点打を献上した。指揮官は「いい形で勝ちきれないことは、しっかり受け止めて。もっと狙い球の絞り方だったり、1つのスイングにしてもいろいろ考えなければいけないところもある」と話した。 今季16度目の引き分け。試合後の三塁側ベンチでは、最後の打者となった野村が仁王立ちして天を仰ぎ数秒、思いを巡らせていた。次代の主軸候補を筆頭に、今度は勝利につながる得点を重ねていく。【田中彩友美】

◆ソフトバンクが3点差を守り切れず悔しい引き分けに終わった。先発マルティネスが6回無失点の好投も、7回に中継ぎ陣が4点を奪われた。土壇場9回に三森の適時打で同点に追いついたが白星を手にすることはできなかった。工藤公康監督(58)の一問一答は次の通り 工藤監督 勝つのはなかなか難しいね。難しい。 -最後は(9回に)三森が同点打 工藤監督 よく打ったね。(代打の)長谷川もよく(四球を)選んだし、今宮もよく(バントで)送れたし。牧原大は(一直が)ハードラックだったけどね。モイネロも帰ってくるし、何とか辛抱して、リリーフ陣は一致団結してしっかりと戦っていきたい。マルちゃん(マルティネス)がいい投球していたからね。マルちゃんに申し訳ない。 -7回は4投手が投げた 工藤監督 申し訳ないです。ちょっと嫌な感じだったんで、ボクの方で代えてしまった。彼らにとってはこういう経験が生きてくる。 -柳田の頭部死球の影響は 工藤監督 ちょっと肩に当たったような感じもあった。本人は意識もはっきりしていたし「大丈夫です」と言っていた。トレーナーにも(宿舎に帰って)チェックしてもらって、明日報告してもらう。しっかりチェックしてもらう。 -リチャードも死球が 工藤監督 (ベンチに)来たときは「大丈夫、アドレナリンが出てました」と言ってました。トレーナーにも見てもらったけど、骨折とかはないということだった。また明日。考えます。

◆ソフトバンクが9回に土壇場で追い付いた。3-4の9回2死二、三塁。日本ハムの抑えB・ロドリゲスから三森が起死回生の中前適時打。「つないだチャンスだったので、何としても追いつくんだという気持ちだけでした」。猛打賞の活躍で引き分けに持ち込み、貯金消滅の危機を救った。 勝てなかった試合とも言える。3-0の7回から継投へ。板東、渡辺雄、田中、古谷と1イニングに4投手をつぎ込んだが、一挙4点を失って逆転された。得意の日本ハム戦で43イニングぶりの失点。工藤監督は「彼らにとってはこういう経験が必ず生きてくる。打たれて悔しいと思ったことが、今は後ろで投げている選手たち(岩崎、森ら)のようになってくれると信じている」とかばったが、首位とは4・5ゲーム差に広がった。両リーグ最多の18度目の引き分けに「勝つのは難しいですね」と1勝の重みを痛感した。 9回は左肘炎症から復活した抑えの森が、復帰後2度目の登板で3人斬りと明るい材料もあった。これで札幌ドームでは昨年9月16日から12戦無敗。日本ハムには10勝3敗5分けで、残り7試合を残して負け越しもなくなった。好相性の北の大地で貯金を1つでも稼ぎたいところ。逆転優勝には引き分けではなく、もう勝っていくしかない。【只松憲】

◆先発した日本ハム・河野竜生投手(23)は6回5安打3失点で降板し、先発再転向後の初勝利はならなかった。 「無駄な四死球でランナーを出して、それが失点につながってしまったので、守備のリズムを作ることができませんでした。カード頭で大事な試合を任されていながら、ふがいないピッチングをしてしまい悔しい気持ちです」。三回までは無失点で切り抜けたが四回、先頭からの連続四球で崩れた。 柳田、栗原に死球を与え無死一、二塁のピンチを背負うと、デスパイネに中前に運ばれ先制を許した。なおも1死一、三塁から味方の失策により2点目を失い、五回にも柳田に適時二塁打を浴びた。 先発再転向後4度目の登板となったが6回を110球で降板し、この日も白星は手にすることができなかった。

◆日本ハム・佐藤龍世内野手(24)が「2番・二塁」で出場し、七回にチーム28イニングぶりの得点となる適時二塁打を放った。 「(打ったのは)フォークです。気持ちです。まぐれです。振ったら当たりました」。七回2死一塁からの第4打席。2番手・坂東のフォークをうまく右中間にはじき返し、スタートを切っていた一走が一気に生還した。 佐藤の一打が口火となり、チームはこの回打者1巡の猛攻で一挙4点を奪って、4―3と試合をひっくり返した。

◆ソフトバンクが土壇場で追い付き引き分けた。3―4の九回2死二、三塁から三森の適時打で同点とした。日本ハムは0―3の七回に浅間の2点内野安打などで4点を奪って逆転したが、抑えのB・ロドリゲスが乱調だった。

◆日本ハムは1点リードの九回に抑えのB・ロドリゲスが制球難をきっかけに同点とされ、引き分けた。0―3の七回に浅間の2点内野安打などで4点を奪って逆転した甲斐もなく、本拠地のファンからは大きなため息が漏れた。 ソフトバンク戦はこれで、8試合連続で白星なし。栗山監督は「みんな何とかしようとやっているが、なかなか勝てない。しっかり受け止めてやっていく」と渋い顔だった。

◆日本ハムは1点リードの九回に登板したB・ロドリゲスが2死から同点適時打を浴びて土壇場で勝利を逃し、そのまま引き分けに終わった。打線はチーム28イニングぶりの得点となる佐藤の適時打が口火となって七回に一挙4点を挙げ一時試合をひっくり返したが、3試合ぶりの勝利はならなかった。以下、栗山監督の試合後の主な一問一答。 ーーB・ロドリゲスの投球 「いやいや、そこだけじゃなくてしっかり勝ちきれるように」 ーー最後は気持ちで打ち取ったようにみえた 「それも全てトータルでなんとかしようと思って全員がやっているんだけど、いい形で勝ちきれないことをしっかり受け止めてやっていきます」 ーー打線は28イニングぶりに得点 「よかったですけど、結局この3試合で(点を)取ったのはあの1イニングだけなんで。その状態であることもしっかり受け止めて、もっともっと工夫していかないといけないところもあるし、もっともっとできることがあるはず」 ーー足りない部分はメンタルか技術面か 「もちろん心の部分もあるけどもっと狙い球の絞り方だったり、チームとしてどうしていくのかとか、まだまだやれることはあるはず。1つのスイングを仕掛けるにしても自分だけの形じゃなくて、いろいろ考えないといけないこともあるし、できることもある」 ーー宮西の状態が上がってきた 「状態が上がってきていると思う」 ーー杉浦を登録 「体が元気になっているので、いい形でそこに持って行けるように」 ーー今日に関しては9回はロドリゲスと決めていた 「今日に関しては、1回確認してからという話しだったので」

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ロッテ
504016 0.556
(↑0.005)
-
(-)
37474
(+3)
434
(+2)
102
(+2)
91
(-)
0.250
(↓0.001)
3.860
(↑0.02)
2
(-)
ORIX
524215 0.553
(↑0.005)
0
(-)
34436
(+7)
407
(+1)
102
(+2)
33
(-)
0.254
(↑0.002)
3.530
(↑0.02)
3
(-)
楽天
504613 0.521
(↓0.005)
3
(↓1)
34420
(+2)
403
(+3)
84
(+1)
41
(-)
0.246
(↓0.002)
3.550
(-)
4
(-)
ソフトバンク
464518 0.505
(-)
4.5
(↓0.5)
34439
(+4)
362
(+4)
94
(-)
65
(+1)
0.249
(-)
3.210
(↓0.01)
5
(-)
西武
405117 0.440
(↓0.004)
10.5
(↓1)
35417
(+1)
471
(+7)
88
(+1)
73
(-)
0.246
(↓0.001)
4.160
(↓0.02)
6
(-)
日本ハム
365116 0.414
(-)
12.5
(↓0.5)
40325
(+4)
402
(+4)
55
(-)
56
(-)
0.231
(-)
3.550
(-)