広島(☆12対5★)中日 =リーグ戦20回戦(2021.09.09)・MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島=
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中日
0004100005910
広島
30122310X121513
勝利投手:塹江 敦哉(4勝3敗0S)
敗戦投手:岡田 俊哉(0勝1敗0S)

本塁打
【広島】西川 龍馬(9号・1回裏2ラン),鈴木 誠也(26号・1回裏ソロ),鈴木 誠也(27号・4回裏2ラン)

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◆広島は初回、西川と鈴木誠の2者連続本塁打で3点を先制する。同点の4回裏には鈴木誠の2ランが飛び出すなど、終わってみれば15安打で12得点を挙げた。投げては、2番手・塹江が今季4勝目。敗れた中日は、先発・勝野が試合をつくれず、救援陣も振るわなかった。

◆広島九里亜蓮投手(30)は今日の中日戦に勝てばプロ8年目で初の2桁勝利。 18年榎田(西武)が8年目で初めて10勝しているが、広島の投手では94年に11年目の紀藤が16勝して以来の遅咲き2桁勝利となる。

◆広島堂林翔太内野手(30)が、出場選手登録を抹消された。 不振により6月下旬に2軍に降格し、8月20日に再昇格を果たしたが、12試合の出場で15打数2安打、打率1割3分3厘と振るわず、今季2度目の2軍降格となった。代わって、ウエスタン・リーグ2位の11本塁打を記録している3年目の正随優弥外野手(25)が1軍に昇格した。

◆広島鈴木誠也外野手(27)が、球団最長タイ記録となる6戦連発の26号ソロを放った。初回、3番西川が右越えの先制2ランを放った直後の打席だった。カウント1-1からの3球目、外角134キロスライダーを押し込み、右中間スタンドまでかっ飛ばした。5試合連続の第1打席での1発に「(西川)龍馬のいい流れに続くことが出来て良かったです。追加点になって良かったです」と喜んだ。 6試合連発で87年のランス、05年の新井の球団記録に並び、72年の巨人王貞治、86年の阪神バースが持つ7戦連発の日本記録に王手をかけた。 超人技はこれだけにとどまらなかった。4点差を追いつかれ、同点の4回2死一塁からは、中日2番手岡田の126キロスライダーを振り抜き、左中間への27号2ランで2点勝ち越した。今季5度目の1試合2発目に「点を取られた後だったので、すぐに取り返すことが出来て良かったです」とコメント。13試合で12発。手がつけられなくなった。

◆広島は初回、西川の2ラン、鈴木誠の球団タイ記録の6戦連発の26号ソロなどで、3回までに4点を先取。中日は3回まで無得点。 中日は4回に4点を奪い同点。広島はその裏鈴木誠がこの日2発目の27号2ランで勝ち越しを決め、5、6回で5点を追加した。 広島は7回にも1点を追加し、15安打12得点の大勝で2カード連続の勝ち越し。広島塹江が4勝目。中日岡田が今季初黒星。

◆日本記録に王手弾!! 広島鈴木誠也外野手(27)が球団タイ記録となる6試合連続本塁打をマークした。 1回に中日勝野から右中間席へ26号ソロを放ち、72年の巨人王貞治、86年の阪神バースが持つ7戦連発の日本記録に王手をかけた。さらに同点の4回には決勝27号2ランと、直近6戦で8発と量産。主砲に導かれ、チームは2カード連続勝ち越しで4位に再浮上した。鈴木誠が球団タイ記録となる6試合連続弾でスタンドのボルテージをさらに上げた。先制弾の余韻も冷めやらぬ1回1死。中日勝野の外寄りのスライダーを振り抜き右中間席に放り込んだ。87年ランス、05年新井の球団記録に並び、72年の巨人王貞治、86年の阪神バースが持つ7戦連発の日本記録に王手をかけた。 またも第1打席にアーチを描いた。1打席目の本塁打は5試合連続。いずれも試合の主導権を握る価値ある1発。この日はさらに同点に追いつかれた4回に中日岡田の低めスライダーを拾い上げて、左翼席に放り込んだ。値千金の決勝弾にも「点を取られた後だったので、すぐに取り返すことが出来て良かったです」と淡々と振り返った。直近6戦で8発の量産態勢。その間、3試合で決勝弾と、勝負強さも発揮する。 鈴木誠にとって緊張感や重圧は、集中力を研ぎ澄ませてくれるものに過ぎない。以前「緊張感が高まるとなぜか集中する」と話していた、若手時代には1、2打席目に結果が出ると「3打席目以降、気が抜けたように見える」と指摘を受けたことがあるほどだ。もともと個人記録に興味を示さない。さらに記録への重圧すら力に変えている。連続本塁打ロードを歩く主砲とともに、チームは2カード連続で勝ち越し。4位に再浮上した。 野球を始めた頃、野球界はイチローや松井秀喜が全盛。スター選手の影響もあり、左打ちにする野球少年が多くいた。鈴木誠も左打ちを器用にこなしていたが、父宗人さんから「お前の時代には必ず右打ちが求められる」と言われ、右打ちを変えなかった。時をへて、広島の4番となり、日本代表の4番となった。日本球界を代表する右打者として、同じ右打ちで広島の先代4番・新井らの記録に追いつき、10日はプロ野球界の右打者として初めての領域を目指す。【前原淳】 ▽広島佐々岡監督(鈴木誠について)「練習のときからずっと見ていても、本当にすごいんですよ。ビックリするくらい打球を飛ばしていますから。相手投手からしたら、投げるところがないんじゃないかと思うくらい、絶好調ぶりを見せてくれている」

◆広島林晃汰内野手(20)が、球団歴代2位タイとなる連続打数安打記録「8」を打ち立てた。 7日の中日戦の第3打席から、1四球を挟み、連続安打で出塁を続けていた。8回先頭の第4打席では空振り三振で倒れ、記録が止まったが、72年山本浩二(当時の登録名は山本浩司)の球団記録に次ぐ偉業となった。99年の金本知憲らに並ぶ記録を伝え聞いた林は「えっ! 今初めて知りました。ほんまにですか」と目を丸くした。 2試合連続の猛打賞となる3安打3打点と爆発した。2回1死で右前打を放つと、6-5と1点差に迫られた5回無死二、三塁では、「追い込まれていたので何とか食らいついていった」と、中日岡田の141キロ直球を右中間よりの中前適時打でダメ押しの2点を奪った。6回1死一、三塁からは左翼戦への適時二塁打をマーク。「コースに逆らわずに対応することが出来た」と振り返った。 打撃復調への活路を見いだした。8月中旬から調子を落としていた。「(ボールに)手が出なくなったりして、おかしいなと思ってた」。不振からの脱却へ、これまで積み重ねてきた経験を頭の中で整理した。「1軍でも2軍でも、調子が悪い時は絶対あった。そういう時に何をしたのかなというのを考えました」。好調時の感覚を思い出したという。「今はとりあえずバットのヘッドを走らせることを意識してやってます」。9月に入り5試合連続ヒット&4試合連続マルチと、再び状態を上げてきた。 球団タイ記録となる6戦連発弾を放った鈴木誠の陰に隠れたが、林も偉業に肩を並べかけていた。【古財稜明】

◆中日は今季ワーストの12失点で敗れ、DeNAと並び最下位となった。試合後の与田剛監督(55)の主なコメントは以下の通り。 -鈴木誠にこの試合も2発を浴びた 与田監督 結果的に打たれているわけだからね。結局、攻め方うんぬんより抑えないと。もちろんいろんな策はもちながらやっているが、(鈴木誠だけではなく)全体的にボールカウントが先行してしまうのが...。この3試合、21失点か。起用しているのはぼくの責任なので、打力がいいチームなので攻めていかないと悪循環になる。ストライク先行できなかったのが敗因となった。 -先発捕手は7月11日以来の桂を起用。同じく7月11日以来の登板となった先発勝野との相性を重視したのか 与田監督 いやいや、もちろん攻撃だって桂に期待しているしね。まずは守りの中から、というのはありましたけど。 -DeNAと並び今季初の最下位タイとなった 与田監督 ぼくらは毎日勝つために戦うだけなので。数字はちゃんと意識してますけど、次の試合を勝つこと。それだけです。

◆広島先発九里亜蓮投手が5回途中5失点と乱れ、自身初の2桁勝利はお預けとなった。 4点リードの4回に、3連打を許すなどして4失点。5回1死三塁から高橋周に中前適時打を浴びたところで降板した。佐々岡監督は「初回からピリッとしなかった。窮屈な投球をしていた。九里の10勝より、チームの勝ちを取りました」と険しい表情で話した。

◆広島田中広輔内野手がプロ8年目にして初の「親子ゲーム」に臨んだ。 6月2日の日本ハム戦を最後に先発出場がない田中広は、ウエスタン・リーグのオリックス戦(由宇)に「1番三塁」で先発出場。4打席に立ち、1点を追う6回2死三塁からは中前への同点適時打を放った。その後マツダスタジアムへ直行し、中日戦で7点リードの7回2死二、三塁で代打で出場も、見逃し三振に倒れた。

◆中日が今季ワーストの12失点で敗れ、DeNAと並び今季初めて最下位となった。 4回、決勝弾を浴びた鈴木誠にはこの3連戦すべて第1打席に本塁打を許し、計5発8打点を献上。林にも8打数連続安打を許すなど打力に屈した。与田監督は「いろんな策は持ちながらやっているが、打力のあるチームだから攻めていかないと。ストライクが先行できなかったのが敗因」と、投手陣が攻めの姿勢に徹しきれなかったことを指摘した。 ▽中日勝野(7月11日以来の先発も3回4失点降板)「何もありません...」 ▽中日阿波野投手コーチ(鈴木誠に3戦5発)「第1打席に打たれて主導権を渡してしまう展開にしている。まだカープ戦は残っているので、いいところに投げるというより、意識させるボールを投げることを徹底させていきたい」 ▽中日土田(ドラフト3位ルーキーが9回、左前へプロ初安打)「緊張することなく、しっかり食らいついていこうと思って打席に入りました。(記念の)ボールは親に渡したい」

◆広島塹江敦哉投手(5回1死一塁から2番手で登板し、併殺でしのぎ今季4勝目)「ゴロを打たせたいと思った。ラッキーでした」 ▼1球勝利=塹江(広島) 9日の中日戦で記録。19年酒居(ロッテ)以来、プロ野球43人、44度目。広島では68年安仁屋、71年宮本、03年林に次ぎ4人目。

◆日本記録に王手弾だ!! 広島鈴木誠也外野手(27)が球団タイ記録となる6試合連続本塁打をマークした。1回に中日勝野から右中間席へ26号ソロを放ち、72年の巨人王貞治、86年の阪神バースが持つ7戦連発の日本記録に王手をかけた。さらに同点の4回には勝ち越しの決勝27号2ランと、直近6戦で8発を量産。今日10日の阪神戦(マツダスタジアム)で、右打者として史上初の偉業に挑む。鈴木誠が球団タイ記録となる6試合連続弾でスタンドのボルテージをさらに上げた。西川の先制弾の余韻も冷めやらぬ1回1死。中日勝野の外寄りのスライダーを振り抜き右中間席に放り込んだ。87年ランス、05年新井の球団記録に並び、7戦連発の日本記録にも王手をかけた。 「詰まろうが、先っぽだろうが、自分のスイングができていれば確率良くヒットは生まれると思う。それが今のところはハマっているのかな」 またも第1打席目にアーチを描いた。1打席目で、いずれも試合の主導権を握る5戦連発を決めた。この日はさらに同点に追いつかれた4回、中日岡田の低めスライダーを拾い上げて、左翼席に放り込んだ。決勝弾にも「点を取られた後だったので、すぐに取り返すことが出来て良かったです」と淡々と振り返った。直近6戦で8発、うち3試合で決勝弾と、勝負強さも発揮する。 球団記録や日本記録という言葉にも、景気のいい言葉は聞かれない。「バットに当たってしまえば、アウトになるかの2択。今はその(ヒットになる)確率が高くなっているだけ。打撃はホント水物。その中で最低限できることをやっていければ」。 もともと個人記録に興味を示さない。ここまでの働きに満足していない現状が、記録への欲もかき消す。「そんなこと言っている場合じゃない。みなさんが盛り上がってくれれば。僕はもう毎日必死で打たないと」。試合後、球場を出たのは誰よりも遅かった。復調とともに、チームは4位に再浮上した。 野球を始めた頃、球界はイチローや松井秀喜が全盛。スター選手の影響もあり、左打ちにする野球少年が多くいた。鈴木誠も左打ちを器用にこなしていたが、父宗人さんから「お前の時代には必ず右打ちが求められる」と言われ、右打ちを変えなかった。時をへて、広島の4番となり、日本代表の4番となった。同じ右打ちで広島の先代4番・新井らの記録に追いつき、10日は右打者として初めての領域を目指す。【前原淳】 ▼鈴木誠が6試合連続本塁打。連続本塁打のプロ野球記録は72年王(巨人)86年バース(阪神)の7試合で、6試合以上連続は18年中村(西武)以来16人目。右打者では9人目のタイ記録で、広島でも87年ランス、05年新井に次いで3人目のタイ記録。鈴木誠は6試合とも4番で出場し、7日と9日は2発。全試合4番で6戦連発は04年松中(ダイエー)以来6人目となり、セ・リーグ初。マルチ本塁打を2試合含む6戦連発は72年王、87年ランス、04年阿部(巨人)に次いで4人目。この6試合の第1打席は中安→中本→左本→左本→左本→右本だった。5試合続けて第1打席で本塁打はプロ野球史上初めてだ。

◆広島・鈴木誠也外野手(27)が一回に球団記録タイの6試合連続本塁打を放った。 「打ったのはスライダーかな。(西川)龍馬の良い流れに続くことができてよかった。追加点になってよかった」 西川の先制2ランの直後に打席へ。1ボール1ストライクの3球目の外角高めのスライダーを振り抜き、右中間席に26号ソロをたたき込んだ。球団では1987年ランス、2005年新井以来の3人目の快挙となった。 東京五輪では全5試合で4番を務め金メダルに輝いた。7、8月は月間MVPをプロ9年目で初受賞。最近13試合11本塁打と打ちまくっている。72年王(巨人)、86年バース(阪神)のレジェンドに並ぶプロ野球記録の7戦連発が現実味を帯びてきた。

◆7月11日以来の先発だった中日の勝野は2本のホームランを打たれ、3回4失点と崩れた。一回1死二塁から西川に高めのボール気味の直球を豪快に右翼席へ運ばれ、続いて5試合連続で本塁打を放っていた鈴木誠にも右中間に一発を浴びた。三回も満塁のピンチを招き、1点を追加された。 前半戦は先発ローテーションに入って3勝を挙げたが、エキシビションマッチで打たれて先発枠から漏れた。福谷のけがで巡ってきたチャンスを生かせず「何もありません...」と肩を落とした。

◆広島・鈴木誠也外野手(27)が世界のホームラン王と史上最強助っ人に、あと「1」と迫った。一回に球団タイ記録の6試合連続本塁打。1987年のランス、2005年の新井以来となる快挙だったが、表情を変えることなくダイヤモンドを回った。 「打ったのはスライダーかな。(西川)龍馬の良い流れに続くことができてよかった。追加点になってよかった」 3番・西川の先制2ランの直後に、4番・鈴木誠が打席へ。カウント1─1からの3球目、勝野の外角高めの難しいスライダーを振り抜き、右中間席に26号ソロをたたき込んだ。1972年の王貞治(巨人)、86年のバース(阪神)というレジェンドしか成し遂げていないプロ野球記録の7戦連発に王手をかけた。 さらに四回、2死一塁で2番手・岡田から左越えに27号2ラン。ここ13試合で12発。10日は本拠地で阪神を迎え撃つ。相手先発は自身6連敗中の西勇。一打一打にすべてをかける。

◆広島が15安打の猛攻で今季最多に並ぶ12点で大勝し、4位に上がった。一回に西川の2ランと鈴木誠のソロで3点。4―4の四回は鈴木誠の2ランで勝ち越した。2番手塹江が4勝目。中日は今季最多の12失点で5位タイに後退した。

◆中日のドラフト3位ルーキー土田がプロ初安打を放った。九回、外角の変化球にバットを折られながらも左翼線に落とし「緊張はしなかった。しっかり食らい付いていこうと思って打席に入った。(フェアゾーンに)入ってくれと思いながら走っていた」と笑みを浮かべた。 好守が光る内野手だが、早くもプロ2打席目で初安打が飛び出し「2000本安打を達成したい気持ちはある」と大きな目標を掲げた。

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
阪神
59444 0.573
(↓0.005)
-
(-)
36438
(+3)
419
(+13)
103
(-)
92
(-)
0.251
(-)
3.600
(↓0.08)
2
(-)
巨人
524115 0.559
(-)
2
(↑0.5)
35435
(+5)
407
(+5)
134
(-)
59
(+1)
0.248
(↑0.001)
3.540
(↓0.02)
3
(-)
ヤクルト
504012 0.556
(↑0.005)
2.5
(↑1)
41453
(+13)
395
(+3)
102
(-)
60
(+1)
0.257
(↑0.002)
3.640
(↑0.01)
4
(1↑)
広島
425310 0.442
(↑0.006)
13
(↑1)
38405
(+12)
442
(+5)
90
(+3)
50
(-)
0.262
(↑0.002
3.900
(-)
5
(1↓)
中日
415314 0.436
(↓0.005)
13.5
(-)
35312
(+5)
357
(+12)
55
(-)
54
(-)
0.239
(-)
3.200
(↓0.08)
5
(-)
DeNA
415314 0.436
(-)
13.5
(↑0.5)
35431
(+5)
486
(+5)
109
(+2)
23
(-)
0.259
(↑0.001)
4.280
(↑0.01)