オリックス(★1対4☆)ロッテ =リーグ戦18回戦(2021.09.08)・ほっともっとフィールド神戸=
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ロッテ
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ORIX
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勝利投手:二木 康太(5勝5敗0S)
(セーブ:益田 直也(0勝4敗31S))
敗戦投手:吉田 凌(1勝1敗0S)

本塁打
【ロッテ】マーティン(25号・8回表3ラン)
【オリックス】来田 涼斗(2号・4回裏ソロ)

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◆ロッテは1点を追う6回表、マーティンの適時二塁打で同点とする。そのまま迎えた8回には、マーティンの3ランが飛び出し、勝ち越しに成功した。投げては、先発・二木が7回3安打1失点の力投で今季5勝目。敗れたオリックスは、打線が1得点と振るわなかった。

◆オリックス杉本裕太郎外野手(30)は、今季のロッテ戦で打率4割7厘、11本塁打を打っているが、特に好相性なのが今日先発の二木。11本中4本が二木からの1発で、対戦打率も10打数5安打の5割をマーク。

◆オリックス来田涼斗外野手(18)がプロ2号ソロを地元で放った。 4回無死からロッテ二木の138キロ直球を強振。右中間スタンドへ運び、先制点をもたらした。「チームでヒットもまだ出ていなかったですし、なんとか先頭で出て後ろにつないでいこうと思って打席に入っていました。しっかりと芯で捉えることができましたし、先制点になってくれてよかったです」と振り返った。 プロ1号は高卒新人では史上初となるプロ初打席初球アーチだった。2号は地元・神戸。首位攻防戦の大舞台でファンを沸かせる1発となった。

◆高卒プロ5年目のオリックス山崎颯一郎投手(23)がプロ4戦目のマウンドで6回1失点と好投も、プロ初白星はお預けとなった。 190センチ右腕が、150キロを超える直球でロッテ打線に立ち向かった。1回を3者凡退に抑えると、2回には安田からこの日最速の155キロストレートで空振り三振を奪うなど、前半5回まで0を並べた。 1-0の6回に1死一塁からマーティンに適時二塁打を浴びて同点に追いつかれたが、2点目は許さなかった。自身最長の6回を投げ、3安打6奪三振1失点。雨が降る中で、熱投を見せた。

◆ロッテが球団通算8000本塁打に到達した。 8回1死一、二塁、レオネス・マーティン外野手(33)がオリックス吉田凌から25号3ランを右中間スタンドへ運んだ。 第1号は約71年半前となる毎日時代の50年3月11日、戸倉勝城選手が西鉄戦で記録。5000号は93年4月21日にメル・ホール選手がダイエー戦で、7000号は10年8月28日に大松尚逸選手がソフトバンク戦で、それぞれ記録した。 3日の日本ハム戦(ZOZOマリン)でマーティンが通算7999号を放ち、節目まであと1本に迫っていた。

◆ロッテ益田直也投手(31)が史上17人目となる通算150セーブを挙げた。 この日は今季51試合目の登板で、9回を無失点に抑え、31セーブ目を挙げた。 初セーブはプロ1年目の12年8月5日のオリックス戦(京セラドーム)で記録。プロ9年目となる昨季8月7日のオリックス戦(京セラドーム)で通算100セーブをマークし、今季もハイペースで積み重ねている。 ▼通算150セーブ=益田(ロッテ) 8日のオリックス18回戦(ほっともっと神戸)で今季31セーブ目を挙げて達成。プロ野球17人目。初セーブは12年8月5日のオリックス14回戦(京セラドーム大阪)。益田は577試合目で達成。82年江夏(日本ハム)がセーブ制定以前の登板も含めて757試合で到達しているが、益田はそれに次ぐ2位のスロー記録。

◆プロ3度目先発のオリックス山崎颯は150キロ超の直球を軸に3回まで無失点。ロッテ二木も3回まで1人の走者も出さなかった。 4回無死からオリックス来田が2号ソロを右中間に放ち先制。ロッテは6回にマーティンの適時二塁打で同点に追いついた。 1-1の8回1死一、二塁からマーティンが3ランを放ってロッテが勝ち越し。オリックスは打線がわずか3安打1得点だった。二木5勝目、益田31セーブ目。吉田凌1敗目。

◆高卒5年目のオリックス山崎颯一郎投手が自身先発3試合目で6回1失点と好投するも、プロ初白星はお預けとなった。 新戦力として売り出し中の、スタイル抜群の190センチ右腕。最速155キロを計測し「落ち着いてマウンドに上がることができた。ストレートの指の掛かりもよかった」と振り返った。雨が降る中で自身最長の6回を投げ、102球の熱投を見せたが、白星にはつながらなかった。

◆首位攻防戦第2ラウンドで逆転負けを喫し、オリックス中嶋監督は試合後、しばらく動けなかった。一塁側ベンチに腰を下ろしたまま、1点を見つめていた。 同点の8回だった。1死から4番手の吉田凌がロッテ角中を左飛に打ち取った...はずだった。だが左翼のルーキー来田が、ライン際でまさかの落球。2アウト目を取り損ねた吉田凌はその後、中村奨に四球を与え、1死一、二塁からマーティンに右翼席中段まで届く決勝25号3ランを浴びた。 指揮官は18歳の外野手について「やってしまったんで、これだけは消せない。自分でどう思うか、はね返すしかない。やってもらいましょう」と、バットでのリベンジに期待した。 来田は4回、右中間スタンドへ、チーム初安打となる今季2号の先制ソロを放っていた。プロ1号は7月13日の日本ハム戦(釧路)で、高卒新人では史上初となる初打席初球本塁打を放った"大物ルーキー"。プロ2号は地元・神戸での首位決戦。「しっかりと芯で捉えることができましたし、先制点になってくれてよかったです!」と、大舞台でファンを沸かせる放物線を描いたが、喜びのあとに悲運が待っていた。 7日の第1ラウンドをサヨナラ勝利で飾り、首位に再浮上。ただ、この日の逆転負けで再び2位に転落した。今回は1日天下に終わったが、9日の同戦に勝てば、首位に返り咲く。残り36試合。25年ぶりの王座奪回へ、1日1日が決戦になる。【真柴健】

◆ロッテ益田直也投手(31)が通算150セーブを達成した。3点リードの9回、今季51試合目のマウンドへ。上位打線を3人で打ち取り、今季31セーブ目を挙げた。お立ち台で「家族にずっと支えてもらってきて。入団当初からずっと応援してくれているファンの皆さんにも本当に感謝しています」と思いを伝えた。 プロ9年目の昨季に通算100セーブに到達し、ハイペースで150セーブに伸ばした。長く投げていれば、誰でも打たれる日はある。前夜は3連投中の自身が投げず、終盤に逆転負けした。「昨日ああいう負け方をしたんですけど、何とかやり返すという気持ちが今日の結果になったと思うので」。無失点で前夜のリベンジした佐々木千のバトンを、しっかりと勝利につなげた。「何とか優勝できるように、腕振っていきたいです。ファンの皆さん、僕らと一緒に優勝しましょう」と首位奪還を喜んだ。

◆球団通算8000号はやはりこの男だった。レオネス・マーティン外野手(33)がひと振りで、メモリアル弾と白星をつかんだ。8回1死一、二塁。打った瞬間にそれと分かる右翼への25号3ランに「感触はよかった。本塁打というよりチームを勝ちに導くことができて一番うれしい」とホッとした表情を見せた。 前日から5打席連続で三振と、生みの苦しみもあった。前夜の負けは悔しかった。「相手も誰も野球は負けたくないですよね。エラーもあるし、千隼投手も本塁打打たれてしまったけど、それはあること。今日は僕らの方にツキがあった。野球は勝ったり、負けたりの勝負なので」。直前の敵失で変わった流れを見逃さず、文句なし、さすがの一撃で決めた。 前半戦終了後に米国へ一時帰国し、愛する家族との時間を過ごした。「家族と過ごすのは大事ですし、これで後半戦もやっていけるなという気持ちになりました」。しっかりリフレッシュし、合流後もすでに4発と頼もしい。グラブも青、リストバンドも青。「来年も1年契約が残っているので好きな青で全うしたい」と誓う。"ファミリー"と愛する仲間、ファンと夢をつかむ。【金子真仁】

◆ロッテがレオネス・マーティン外野手(33)の今季25号決勝3ランで首位に再浮上した。これがちょうど、球団通算8000本目の本塁打になった。 第1号は約71年半前、1950年3月11日に、兵庫・西宮球場の西鉄戦で、戸倉勝城選手が放った。 同氏の三男・戸倉恒城さん(71=兵庫・宝塚市)は、球団第1号の3カ月後に生を受けた。翌年に阪急に移籍になったが、父はその後、東京オリオンズ時代に監督も務めており、当時のことはよく覚えている。 「父がオリオンズで監督をしていた時は、とにかく打てなかったね。榎本選手に1、3番を打ってほしいのに、4番を打たせとったからね。でも父が監督を辞めてから、アルトマンが入ってきよった。家族みんなで『オヤジの時にとってくれよ』と(笑い)。阪急でも辞めた後にスペンサーやウインディが入ってきよった」 メモリアルが近づき、誰が8000号を打つか-。恒城さんは「実は荻野君の大ファンやねん」と笑い、予想していた。かつて、荻野の親戚と職場が同じだったことがあるという。「『僕の親戚がプロ目指して頑張っているんです』って言うから『そんなんやめとけ。本当に大変な世界だから』って」と当時を懐かしそうに振り返った。8000号は荻野と仲良しで、父の時代には縁がなかった強力助っ人のマーティン。しかも、宝塚の自宅からも近い神戸で節目が達成。時代を越えて続く、ロッテとの不思議な縁を喜んでいた。【中野椋、金子真仁】

◆ロッテ佐々木千隼投手がやり返した。3点リードの8回に登板し2四死球を許すも、紅林を併殺にし無失点で切り抜け、18ホールド目をマークした。前夜は代打大下に本塁打されるなど2失点で同点にされたが、井口監督の「失敗した選手は次の日必ず使おうと思っているので」という熱い期待に応えてみせた。

◆ロッテが1日で単独首位を奪還した。開幕投手を務めながらも苦しんでいた二木康太投手(26)が7回3安打1失点で5勝目を手にした。低めに強い球を続け、オリックス山崎颯との"高卒ドラ6対決"を制した。球団通算8000号となるレオネス・マーティン外野手(33)の決勝3ランが白星をもたらした。息詰まるパの首位攻防は9日、1勝1敗で第3戦を迎える。これ以上、好きにはさせられない。逆境に立った二木が本気を超えた。4番杉本の4発を筆頭に、今季オリックス戦で7被弾。 「高い球で痛い目にあってるのが今年、本当に多くて。低く投げないと結果がついてこないと思ってずっとやってたので。技術的なこともそうですし、絶対に低めに集める気持ちが今日はすごくありました」 来田に浴びた8被弾目は、ボール1、2個分甘く入ったが、それでもソロで済んだ。被安打は3本のみ。最後の最後までプレートに残すつま先はいつも、マウンドに弧線を描く。ぬかるんだマウンドでいつも以上にくっきり残った跡が、下半身主体の証拠だった。 「もっとやらないといけない」「こんな成績じゃダメ」。春、夏と季節が進んでも、己を叱咤(しった)する言葉が並んだ。開幕投手を任されたのになかなか勝てない。先発を飛ばされることもあった。「今年、納得いく投球が本当になくて。危機感はもちろんあります。すごくあります」。いつもより注目度の高い首位攻防戦。フォームチェック、データ分析、作戦策定...とことん準備し備えた。背番号18の意地だった。 最速は140キロ少々。鹿児島情報高からドラフト6位で入団し、最初の年は直球が128キロだった試合もある。「みんなにすごく笑われて。悔しい思いはもちろん、すごく強かったですね」。だから18歳の頃、1軍は遠い場所だった。 「1年目は、寮でテレビで1軍の試合を見ていても、同じチームメートとは思えなかったですし。こういうところで投げてるって、そういう想像はしてなかったですね」 心身を鍛え上げて26歳になり、それでも悩み苦しみ、ようやくの快投でもたらした1勝は、大きい。 「こういう順位で野球をできているのがうれしいというか、楽しいというか。プロ野球選手としてすごくありがたいことだと思うので」。だから次も投げる。頂点目指して低く、低く。【金子真仁】

◆ロッテ益田直也投手(31)が通算150セーブを達成した。3点リードの9回、今季51試合目のマウンドへ。上位打線を3人で打ち取り、今季31セーブ目を挙げた。お立ち台で「家族にずっと支えてもらってきて。入団当初からずっと応援してくれているファンの皆さんにも本当に感謝しています」と思いを伝えた。 プロ9年目の昨季に通算100セーブに到達し、ハイペースで150セーブに伸ばした。長く投げていれば、誰でも打たれる日はある。前夜は3連投中の自身が投げず、終盤に逆転負けした。「昨日ああいう負け方をしたんですけど、何とかやり返すという気持ちが今日の結果になったと思うので」。無失点で前夜のリベンジした佐々木千のバトンを、しっかりと勝利につなげた。「何とか優勝できるように、腕振っていきたいです。ファンの皆さん、僕らと一緒に優勝しましょう」と首位奪還を喜んだ。 ▼通算150セーブ=益田(ロッテ) 8日のオリックス18回戦(ほっともっと神戸)で今季31セーブ目を挙げて達成。プロ野球17人目。初セーブは12年8月5日のオリックス14回戦(京セラドーム大阪)。益田は577試合目で達成。82年江夏(日本ハム)がセーブ制定以前の登板も含めて757試合で到達しているが、益田はそれに次ぐ2位のスロー記録。

◆オリックスの高卒1年目、来田涼斗外野手(18)が、先制の2号ソロを放った。 「チームでヒットもまだ出ていなかったですし、なんとか先頭で出て後ろにつないでいこうと思って打席に入っていました。しっかりと芯でとらえることができましたし、先制点になってくれてよかったです!」 0─0の四回の先頭。ロッテ先発・二木が投じた1ストライクからの2球目、138キロ直球をとらえ、右中間スタンドまで運んだ。 今季、明石商高からドラフト3位で入団した来田は、プロ初出場初スタメンとなった7月13日の日本ハム戦(釧路)で、高卒新人史上初となるプロ初打席初球本塁打を達成。それ以来の一発で、チームに先取点をもたらした。

◆ロッテが首位浮上。マーティンは4打点。六回に同点二塁打、八回に勝ち越しの25号3ランを放った。二木が7回1失点で5勝目。益田が31セーブ目を挙げて、通算150セーブを達成。オリックスは吉田凌が打たれた。

◆オリックスは八回に拙守で流れを失った。角中の左翼への飛球を来田が落球。四球後、マーティンに3点本塁打を許した。中嶋監督は来田の守備に「やってしまったことは消せない。自分ではね返すしかない」と奮起を求めた。 打線は3安打に終わり、前日にサヨナラ勝ちした勢いは続かなかった。監督は「向こうも非常に丁寧に投げていた。それを上回ることをやっていかないといけない」と話した。

◆ロッテの益田が通算150セーブを挙げた。4―1の九回に登板すると、12球でテンポ良く三者凡退の好投で締めくくった。「いつもと違う緊張感があった。勝てて良かった」と安堵していた。 自らの力投でオリックスと入れ替わって首位に再び浮上した。「何とか優勝できるように、これからも腕を振っていきたい」と頼もしかった。

◆入団10年目の益田が九回を三者凡退で締め、史上17人目の通算150セーブを挙げた。 「記録は知っていたので、きょうはいつもと違う緊張感があった。ずっと支えてもらった家族とファンの皆さまに感謝したい」 クローザーとして今も残る〝心の傷〟がある。2013年7月26日の楽天戦(Kスタ宮城)。当時まだ現役だった井口監督が日米通算2000安打を達成し、さらに楽天の先発は開幕から13勝0敗の田中将だった。その中で1点リードの九回に救援してサヨナラ負け。偉業を達成した井口監督に記念のウイニングボールを手渡すことはできなかった。 それだけに「チームが勝っていたら、全部自分が投げて試合を締めるぐらいの気持ちでいる。今は個人の記録より優勝できるように腕を振っていきたい」。今季こそは井口監督にリーグ優勝の記念ボールをプレゼントする。

◆サヨナラ負けの悪夢を払拭し、一夜にして首位返り咲きだ。ロッテは8日、オリックス18回戦(ほっと神戸)で、レオネス・マーティン外野手(33)が同点の八回1死一、二塁で球団通算8000号のメモリアルアーチとなる決勝弾を放った。最後は守護神・益田直也投手(31)が史上17人目となる通算150セーブで締め、投打の主役のそろい踏みで首位攻防戦第2ラウンドを4-1で制した。 もはやチーム名を〝千葉ロッテマーティンズ〟に改称してもいいぐらいの独り舞台だった。 「あと1本ということは知っていたが、これまでもホームランを狙ったことは一度もないよ。良い打席を心掛けているだけで、結果は神様のおかげさ」 1-1の八回1死一、二塁。マーティンが1ボールから吉田凌の145キロの直球を雨を切り裂いて右中間席中段まで運んだ。ソフトバンク・柳田と並ぶリーグトップの25号は、球団通算8000号のメモリアルアーチ。3日の日本ハム戦で7999号を放って自ら〝リーチ〟を懸けた主砲が節目の一発も見舞った。 六回1死一塁でも同点の適時二塁打を放ち、チーム全4得点を叩き出したマーティン。来日3年目。シーズン39試合を残し、25本塁打は自己最多タイ、69打点はキャリアハイとなった。黒人男性が不当な拘束で死去したジョージ・フロイド事件が起きた昨夏には自ら「BLACK LIVES MATTER」と胸にプリントしたTシャツを発注し、試合前のアップ時に着用していた心優しき助っ人。東京五輪による公式戦中断期間中に米国に一時帰国したため、後半戦初戦には間に合わなかった。それでも「家族と過ごしたことで『後半もやってやろう』という気持ちになれた」と心機一転。打撃グローブもリストバンドも大好きな青色に変えて8月27日に戦列復帰すると、4番打者として打線をけん引し続けている。これで今季のチーム本塁打数はオリックスに1本差のリーグ2位の98本。本拠地のZOZOマリンは2019年に外野に「ホームランラグーン」席を設置。フェンスが最大4メートル前に出た〝恩恵〟もあるが、今季をリーグ最多で終えれば実に1971年以来となる。思い起こせば、球団1号、そしてパ・リーグ1号は毎日オリオンズ時代の1950年3月11日。戸倉勝城(享年82)が放った。酒豪として知られ、35歳という高齢でプロ入りして契約金を手にした際には「これで女房や子供に遠慮せず酒が飲める」と話したとの逸話が残っている。ロッテが1シーズン制の勝率1位で優勝したのは1970年までさかのぼる。「昨日ああいう形で負けて、今日しっかり勝てた。明日が本当の勝負」と井口監督。半世紀ぶりの栄冠へ、そして戸倉勝城も好んだ美酒に酔いしれるため、負けられない戦いが続く。(東山貴実)

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(1↑)
ロッテ
494015 0.551
(↑0.006)
-
(↓1)
39469
(+4)
430
(+1)
98
(+1)
90
(-)
0.252
(↓0.001)
3.890
(↑0.03)
2
(1↓)
ORIX
514214 0.548
(↓0.006)
0
(-)
36427
(+1)
404
(+4)
99
(+1)
33
(-)
0.252
(↓0.001)
3.570
(-)
3
(-)
楽天
494513 0.521
(↑0.005)
2.5
(↑1)
36414
(+8)
400
(-)
82
(+1)
39
(+1)
0.247
(↑0.001)
3.590
(↑0.03)
4
(-)
ソフトバンク
464517 0.505
(↑0.005)
4
(↑1)
35435
(+9)
358
(-)
94
(+1)
64
(+1)
0.249
(↑0.001)
3.200
(↑0.03)
5
(-)
西武
405017 0.444
(↓0.005)
9.5
(-)
36416
(-)
464
(+9)
87
(-)
73
(-)
0.247
(↓0.001)
4.140
(↓0.05)
6
(-)
日本ハム
365015 0.419
(↓0.005)
11.5
(-)
42321
(-)
394
(+8)
55
(-)
56
(-)
0.233
(↓0.001)
3.540
(↓0.02)