1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ソフトバンク | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 5 | 7 | 0 | 1 |
西武 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | X | 6 | 12 | 0 | 0 |
勝利投手:森脇 亮介(3勝0敗0S) (セーブ:平良 海馬(1勝2敗13S)) 敗戦投手:甲斐野 央(0勝1敗1S) 本塁打 |
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◆西武は3回裏、中村の適時打などで3点を先制する。その後2点ビハインドとなって迎えた8回、2死から4者連続安打で3点を奪って逆転に成功した。投げては、最終回を守護神・平良が締め、今季13セーブ目。敗れたソフトバンクは、6番手・甲斐野が踏ん張れなかった。
◆ソフトバンクのここ2試合は11○4、12○4と2桁得点で連勝。3試合続けて10点以上なら、14年6月4~7日以来7年ぶりになる。 今日の相手先発は19年から9連敗中の西武高橋だが、今日も打撃陣が活躍するか。
◆通算2000安打を達成した西武栗山巧外野手が本拠地凱旋(がいせん)した。試合前に記念撮影を行い選手、スタッフ全員が記念Tシャツを着用して練習を行った。 来場者には栗山の好物でもある記念パインアメを配布。客席から拍手で祝福を受けた。大台到達も「いつも通り変わらず、集中することを意識していきました」と3回、5回にそれぞれ中前打を放ち、2試合連続マルチ安打をマークした。
◆西武は3回1死一、二塁で中村が中前へ先制適時打。さらに外崎の中犠飛、山川の左適時打で3点リードに広げた。 3点を追うソフトバンクは、4回にリチャードの2点適時打で1点差に。6回2死一、二塁から甲斐の9号3ランで逆転した。 西武が逆転勝ち。2点を追う8回、川越が適時二塁打、源田が逆転の2点適時打を放った。森脇が3勝目、平良が13セーブ目を挙げた。ソフトバンクは3連勝を逃した。甲斐野が今季初黒星。
◆西武ライオンズ主将の源田壮亮が「栗山魂」で決勝打を放った。8回に1点差とし、なおも二、三塁のチャンスで中前へ逆転2点適時打。公私で背中を追う栗山が、4日に通算2000安打を達成し本拠地凱旋(がいせん)試合だった。試合前練習では記念Tシャツを着用。祝福ムードが漂う中で「みんながつないでつないできたチャンス。食らい付いたのひと言」と気持ちで打球を運んだ。 ▽西武栗山(試合前には2000安打を記念し来場者にパインアメを配布)「本当に僕のことを祝福しようと思ってきてくれたのか、パインアメがほしくて来たのか...すいません冗談です。これからも走って行きたいと思いますんでよろしくお願いします」 ▽西武高橋(7回5失点も味方が追いつきソフトバンク戦14試合連続不敗)「もっと投げ切れるようにしないといけません。悪かったところは克服できるよう、しっかり練習していきます」
◆ソフトバンク甲斐拓也捕手の9号3ランも、勝利につながらなかった。1点を追う6回2死一、二塁から西武高橋のスライダーを左翼席に運び去った。 6月30日の西武戦(北九州)以来の快音に「チャンスで回ってきたので、なんとかランナーをかえすという気持ちで打席に入りました。いい結果になって良かった」とベンチで笑顔を見せたが、8回に甲斐野が2死から長短4連打を浴びて逆転負け。バッテリーでリードを守れず、試合後に笑顔はなかった。
◆ソフトバンクは6回に甲斐拓也捕手(28)の9号3ランで5-3と逆転しながら、8回に3点を奪われて敗れた。試合後の工藤公康監督(58)の一問一答は以下の通り。 --8回は2死から逆転を許した 工藤監督 難しいね、あと1個アウトを取るのはね。 --森の復帰にも理想的な展開だった 工藤監督 (9回は)私もそう思って、というのはあったけど。みんな一生懸命やった結果なので。5点取って、あそこでもう1点というところをね。なんとかチャンスをつくって取らなきゃいけないなと思いますし、投手も2死を取ったからこそ、あと1人という気持ちをみんなが。隙があるとは思わないんですけど、もう1つ、なかなか連勝というところができない。もう1つというところかなと。もうちょっと我慢して、投手も打たれようと思って打たれているわけではないし、一生懸命やった結果なのでね。足りないところはしっかり自分で練習して身につけていくしか方法はないのでね。こうやって負けて、悔しい思いをして、どうやって自分を奮い立たせるかというところなので。負けたことは取り戻せないので。勝つ以外では取り戻せないので、勝っていってしっかり取り戻す。そういう気持ちで明日からやっていきます。 --苦手の(西武)高橋から5点 工藤監督 勝ちを付けないというのはできるんですけど、勝ちきるというのがまだできていない。もう1歩というところですね。もう1歩というところを我々がしっかり作っていかないといけない。 --田中、板東が好救援 工藤監督 頑張っていると思いますよ。(田中)正義もああやって、初めてじゃないですかね。勝っているところで。少しずつ頑張っている子にはああいう機会を与えてあげて、それが彼らの成長になってくれたら。森君が帰ってきたことで9回は任せられるので。8回まではまた、今日のようなこともできますしね。少しずつ形としては、森君が帰ってきて、岩崎君が帰ってきてとなれば変わってくると思うので。そうなってからですね。 --東浜は4回途中で降板 工藤監督 ちょっとね、彼らしさという投球にはならなかったので。今日は早めにというのは頭の中にありましたね。 --リチャードが適時打 工藤監督 ああやって彼が打ったことで勢いが付いて、最終的には甲斐の3ランというところになったのでね。攻撃的にはいい攻撃で5点を取れたと思いますけど、勝ちきるためにはその後でももう1回、みんなでチャンスをつくる、もう1点取るということをしっかりやっていかないと。今日のように、リリーフが絶対打たれないわけではないので。勝ちきる野球をしっかりやらないといけないなと思いました。 --紙一重 工藤監督 すべてが紙一重なんでね、野球というのは。紙一重の中でどれだけ注意深く、自分の体をどうコントロールするかというところが難しい。そこをまたしっかりと練習で意識付けをして、また明日からやっていきたいと思います。
◆ソフトバンクの自力Vが消滅した。2点リードの8回に逆転され、西武に敗戦。サヨナラ勝ちで首位に再浮上したオリックスに、5ゲーム差を付けられた。工藤監督は「負けたことは取り戻せないので。勝つ以外では取り戻せないので、勝っていってしっかり取り戻す。そういう気持ちで明日からやっていきます」と、気持ちを切り替えた。 帰ってきた守護神に、つなげなかった。左肘関節化膿(かのう)性滑液包炎から4カ月ぶりに復帰した森が、9回に向けてブルペンで準備をしていた。だが、出番は回ってこなかった。 理想的な展開だった。苦手にしていた西武高橋から6回に甲斐の逆転3ランで2点のリードを奪い、その裏を田中が3人で抑えてプロ初ホールド。7回は代役抑えも務めた板東が完璧に抑え、勝利につないだ。 8回は甲斐野が登板。スイスイと2死を取ったあとに、落とし穴があった。7番山川からの4連続長短打でまさかの3失点。「反省をして、次の登板に生かさないといけないと思う。申し訳ないです」と、自主トレでも師事する師匠の森にバトンを渡せず、悔しがった。 長く実戦を離れていた森には、まずは楽なポジションから、という構想もあったが、工藤監督は「彼の気持ち的にも、ゲームに入っていく感覚が違うと思う。彼に託したい」と、いきなり抑えでの起用を決断。この日が華々しい復帰戦になるはずだったが、思い通りにはいかなかった。 工藤監督は常に「自力Vは復活するもの。数字は数字ですけど、一喜一憂していては大変なので」と数字より、目の前の試合に集中する姿勢を崩さない。まだまだ、逆転Vはあきらめない。【山本大地】 ▽ソフトバンク田中(2点リードの6回に登板し3人で締め)「甲斐さんのサインを信じて、ミットを目がけて全力で投げた。いい投球ができたと思う。投球を覚えていないくらいの興奮と緊張でしたが、今日のような投球を続けてもっともっとチームに貢献したい」
◆ソフトバンク・リチャードのバットが、反撃ムードを高めた。3点差の4回2死二、三塁から、西武高橋の135キロスライダーを左前に運ぶ2点適時打。「簡単に追い込まれてしまったが、何とか食らいついていこうと粘りのバッティングが出来ました」。5日のオリックス戦(ペイペイドーム)ではプロ1号の満塁弾を含む2本塁打、6打点と爆発。勢いそのままの打撃で、2試合連続打点を挙げた。オフの自主トレをともにし、師匠と尊敬する西武山川の前で成長ぶりを示す一打にもなった。
◆4日の楽天戦(楽天生命パーク)で2000安打を達成した栗山巧外野手(38)が「6番・DH」で先発出場する。 大記録を達成後、初めて本拠地・メットライフドームでの試合。試合前シートノックのためキャッチボールを行っていた栗山に対し、普段は流れない自身の応援歌が突如、球場に流れ、スタンドのファンからは万雷の拍手が送られた。
◆ソフトバンクの東浜は今季最短の3回?で、3点を失い降板した。本来の制球力は影をひそめ、一回から球が浮く。三回に4安打を集められて3点を献上、四回は1死一塁で岸に死球を与えて交代を告げられた。 工藤監督は試合前、右打者に対しての攻め方が鍵になると指摘していた。打点を許したのは中村、外崎、山川といずれも右バッター。捕手の甲斐の構えとは逆側に球が行き、何度も首をかしげた。 前回登板の楽天戦は3本塁打を許し、五回持たずにマウンドを譲っていた。制球面の細かい修正を図り「試合のミスは試合でしか取り返すことができない」と臨んだ一戦で、再び悔いの残る結果となってしまった。
◆西武が逆転勝ち。3―5の八回2死一、二塁から川越が適時二塁打、続く源田の2点適時打で逆転した。九回は平良が締めて13セーブ目。ソフトバンクは六回に甲斐の3ランで逆転したが、6番手の甲斐野が誤算だった。
◆西武は終盤の集中打で逆転勝ちした。3―5の八回2死から連打で一、二塁とし、川越が右翼線へ二塁打を放って1点差に。さらに二、三塁の好機で、源田が中前へ運んでひっくり返した。 源田は甲斐野に2球で追い込まれたが、「みんなでつないだチャンス。簡単には終われないと食らいついた」と落ちる球をしぶとく捉えた。辻監督は「よく逆転してくれた。それも2死無走者から」と打線の粘りをたたえた。
◆西武の栗山が、4日の楽天戦で通算2千安打を達成してから初めての本拠地の試合で、2安打を放った。三回に東浜から中前打、五回にも高橋礼から中前に運んだ。ファンから温かい祝福を受け「本当にありがたいし、うれしかった」と喜んだ。 1日のロッテ戦から5試合連続安打で、そのうち3試合は2安打と当たっている。お立ち台では「これからも止まらずに走っていきたい」と力強く話した。
◆4日の楽天戦(楽天生命パーク)で球団の生え抜き選手として初の2000安打を達成した西武・栗山巧外野手(38)が本拠地・メットライフドームに凱旋(がいせん)し、複数安打をマークした。 試合開始前までで通算打率・349と相性のいい先発・東浜から三回に中前打。五回には変わった高橋礼から再び中前に運んだ。 本拠地の声援を浴び「温かい拍手ってこういうものなんだなと。本当にありがたく感じました」と感謝の思いを口にした。
<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (1↑) |
ORIX |
51 | 41 | 14 | 0.554 (↑0.005) | - (-) |
37 | 426 (+4) | 400 (+3) | 98 (+1) | 33 (-) |
0.253 (↑0.001) | 3.570 (↑0.01) |
2 (1↓) |
ロッテ |
48 | 40 | 15 | 0.545 (↓0.007) | 1 (↓1) |
40 | 465 (+3) | 429 (+4) | 97 (-) | 90 (-) |
0.253 (↑0.001) | 3.920 (↑0.01) |
3 (-) |
楽天 |
48 | 45 | 13 | 0.516 (↓0.006) | 3.5 (↓1) |
37 | 406 (+2) | 400 (+4) | 81 (-) | 38 (+1) |
0.246 (-) | 3.620 (↓0.01) |
4 (-) |
ソフトバンク |
45 | 45 | 17 | 0.500 (↓0.006) | 5 (↓1) |
36 | 426 (+5) | 358 (+6) | 93 (+1) | 63 (-) |
0.248 (↓0.001) | 3.230 (↓0.03) |
5 (-) |
西武 |
40 | 49 | 17 | 0.449 (↑0.006) | 9.5 (-) |
37 | 416 (+6) | 455 (+5) | 87 (-) | 73 (+1) |
0.248 (↑0.001) | 4.090 (↓0.01) |
6 (-) |
日本ハム |
36 | 49 | 15 | 0.424 (↑0.007) | 11.5 (-) |
43 | 321 (+4) | 386 (+2) | 55 (-) | 56 (+1) |
0.234 (-) | 3.520 (↑0.02) |
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