日本ハム(☆4対2★)楽天 =リーグ戦19回戦(2021.09.07)・札幌ドーム=
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楽天
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日本ハム
00022000X4600
勝利投手:伊藤 大海(9勝5敗0S)
(セーブ:B.ロドリゲス(0勝2敗3S))
敗戦投手:早川 隆久(7勝5敗0S)
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◆日本ハムは4回裏、近藤と佐藤の適時打で2点を先制する。直後に同点とされるも、5回には近藤の2点適時打が飛び出し、再びリードを奪った。投げては、先発・伊藤が7回2失点の粘投で今季9勝目。敗れた楽天は、打線が相手を上回る8安打を放つも、つながりを欠いた。

◆ドラフト1位ルーキー同士の投げ合いで、19年のドラフト1位、楽天小深田大翔内野手(25)が同点の2点適時打を放った。 2点を先制された直後の5回2死二、三塁、日本ハム伊藤の外角直球を中前へはじき返した。第1打席でも右前打を放っており、4試合連続安打、2試合連続マルチ安打、3試合連続打点と好調だ。 この日は楽天ドラフト1位早川と日本ハムドラフト1位伊藤の初対決。注目の一戦で先輩の意地を見せた。 ▽楽天小深田(新人同士の"ドラ1対決"で19年ドラフト1位が5回に一時同点の2点適時打)「前の打席で凡退していたので、この打席は何とかしたいと思い、打席に入りました。チャンスでしっかりランナーをかえせて良かったです」

◆楽天早川隆久投手が日本ハム伊藤と初の"ドラ1対決"も屈した。 4回に近藤、佐藤の適時打で2点の先制を許すと、同点直後の5回にも近藤に勝ち越し打を打たれ、5回93球5安打4失点。2点のリードを与えたまま、伊藤より先に降板した。 「逆球が多かった。追いついてもらった後の失点ですね。先頭への四球が良くなかった」。今季3戦3勝の日本ハム相手に結果を出せず、6月6日の7勝目以降、自身6戦白星なしとなった。

◆両軍先発が順調な立ち上がりをみせた。3回まで日本ハム伊藤は4安打無失点、楽天早川は無安打無失点に抑えた。 日本ハムは4回、近藤の適時二塁打などで2点を先制。直後の5回に追いつかれるも、その裏に近藤の2点適時打で再びリード。 日本ハム伊藤は再三得点圏に走者を背負いながらも、要所を締め7回2失点の力投で9勝目。楽天早川は中盤に崩れ5敗目。

◆楽天早川隆久投手(22)が5回5安打4失点で5敗目を喫し、日本ハム伊藤大海投手(24)との"ドラ1新人対決"に敗れた。 炭谷と今季初のバッテリーを組み、自身6月6日以来の白星を目指した。3回までは1四球無安打で立ち上がった。 だが4回、先頭西川に安打を許すと、二盗で1死二塁とする。近藤を追い込んだが、内角を厳しく突いた直球をうまく右翼線へはじき返され、先制適時二塁打。2死を挟み、佐藤にも適時打を許した。 5回に小深田の2点打で追いついてもらったが、その裏に先頭の8番石井に四球、清水に左前打。1死から西川に四球。野村は二飛に打ち取ったが、2死満塁から再び近藤に外角スライダーを中前へ返され、決勝の2点適時打を許した。 93球、プロ2度目の1試合3四球でマウンドを降り「逆球が多かったです。追いついてもらった後の失点ですね。先頭へのフォアボールが良くなかったです」と反省した。 初コンビの炭谷には「自分の悪いボールが良くなるような細工をしているように思えたので、後半はわりと修正できつつあったかなと思います。炭谷さんにうまくリードしてもらいました」と頭を下げた。近藤に2本の適時打を許したことには「メリハリが大事かなと感じました。特に2本目は満塁の場面で、もう少し強気に攻めたかったなと思います」と振り返った。 新人王を争う伊藤との対決への意識は「特にないです」とし「メリハリをしっかりとつけるところをやっていければと思います」と次戦を見据えた。

◆3位楽天が最下位日本ハムとのカード初戦を落とし、連勝が2で止まった。 先発早川は3回まで1四球無安打の順調な立ち上がり。打線は日本ハム伊藤の前に3回まで毎回得点圏に走者を置くも、1本が出ず無得点。すると4回、早川が西川にこの日初安打を許すと1死二塁から近藤に先制二塁打を打たれた。2死からは佐藤にも右前適時打を許した。 それでも直後の5回に小深田の2点適時打で同点に。だが、その裏に早川が先頭の8番石井に四球、清水に左前打でピンチを招き、2死満塁からまたも近藤に勝ち越しの決勝2点打を浴びた。 打線は伊藤の前に7回まで2得点。8、9回は救援陣を捉えられなかった。 以下、石井一久GM兼監督(47)一問一答 -早川は5回4失点 1試合の中で90球、100球ある中で、意図のあるボールがどれだけあるのかということだと思います。自分の考えてない場所に投げてしまうことも多い。ちょっと精度が低くなっている球が多く見られるので。 -同点直後の5回、先頭への四球が痛かった 点をとられて、とって、またとられるという一番ピッチャーとしてはアマチュアだろうが、プロだろうが野球のセオリー的には点をとった次の回はより集中していくことが必要なので、あそこの展開で2点とられたのは、とられ方がよくないですね。 -早川は後半戦、結果がついてこない 課題は1つずつ出てくるものなので、しっかりとつぶしていく作業をしていくまだまだの選手。ルーキーにこうしてくれ、ああしてくれ、抑えてくれということ自体は酷だと思います。ただ、同じことを何度もすることは避けてほしいので、成長していってほしいかなと思います。 -打線は8安打で2得点 最後もボールはしっかりと捉えていた。(野手の正面を捉え)ついてない打球は仕方ない。2点しかとれなかったですけど、2点以上にバッターは反応よくスイングしてくれたと思います。

◆日本ハム伊藤大海投手(24)が楽天打線を7回7安打2失点に抑え、チームトップの9勝目を挙げた。パ・リーグで新人王を争う楽天早川との初の投げ合いを制しての勝利。チームは引き分けを挟んでの連敗を2で止め、2カードぶりとなる初戦白星となった。日本ハム伊藤がチームトップとなる9勝目を挙げた。大学時代日本代表でチームメートだった楽天早川との初の投げ合いを制した。ヒーローインタビューでは「意識していないとは言っていましたけど、どうしてもする部分はあった。本当に最高の勝利かなと思う」と喜んだ。 立ち上がりから140キロ終盤の直球と変化球をコースに集め、走者を背負っても粘った。4回に2点の援護を受けた直後の5回。2死二、三塁から小深田に中前に同点打を打たれた。その裏の攻撃で近藤の一打で2点を勝ち越してもらうと、6回を3者凡退。7回には2死満塁とこの日最大のピンチを背負ったが、島内を二ゴロに打ち取り「なんとか抑え切れてよかった」と振り返った。 栗山監督は「状態はあんまり良くなかったけど、そういう時に真骨頂というか、どういうふうに投げるのかが大事なので。本当によく粘りきった」と評した。これで2ケタ10勝に王手。伊藤は「変わらず1球1球野球を楽しむ、自分らしく思い切ったプレーをするということを忘れずにしっかり取り組んでいきたい」と引き締めた。【山崎純一】

◆日本ハム近藤健介外野手(28)のバットが、連敗ストップへ導いた。 4回1死二塁。内角144キロ直球を「うまくさばくことができた」と右翼線へ運び、先制の適時二塁打。ここまで3戦3敗の楽天早川には、この日も3回まで無安打に抑えられていたが、「重苦しい雰囲気を振り払えたと思う」と流れを引き寄せた。 そして同点に追いつかれて迎えた5回2死満塁。今度はカットボールを中前へはじき返し、決勝の2点適時打を決めた。難敵をマウンドから引きずり降ろす一打に「新人相手に3戦3敗はチームとしてダメだと思うし、みんなそういう意識で戦えたと思う」とうなずいた。 東京五輪でともに金メダルを獲得した伊藤の白星につなげ、「大海にも勝ちがついてチームも勝ててよかったんじゃないかな」と喜んだ。昨年まで3年連続で打率3割も、今季はここまで2割台。チームも最下位と苦しい戦いが続くが「目の前の試合を全力で勝つために頑張る」と力を込めた。【小林憲治】 ▽日本ハム佐藤(4回、4試合連続安打となる右前適時打。苦手の左投手からの一打)「苦手だなと思っていた分、集中して出来ている」

◆日本ハムの近藤が2打席連続で打点をマークし、4番打者の働きを見せた。まずは0―0の四回1死二塁の第2打席で、1ボール2ストライクから早川の内角速球をコンパクトに振り抜き、右翼線への二塁打で走者をかえした。 昨季まで2年連続でパ・リーグ最高出塁率に輝いた好打者の技ありの一打。「難しいボールだったが、うまくさばくことができた。何とかフェアゾーンに落ちてくれて良かった」と振り返った。 同点で迎えた五回2死満塁では今度は早川の外角の変化球を捉えて2点中前打を放った。「下位打線からつくったチャンスをしっかりものにすることができて良かった」とうなずいた。長打力不足のチームの中で「つなぎの4番」として存在感を発揮している。

◆日本ハムは2―2に追い付かれた直後の五回2死満塁で近藤が2点適時打を放って勝ち越した。伊藤は再三走者を背負いながら7回を2失点でしのいでチームトップの9勝目。楽天は早川が5回4失点で5敗目を喫した。

◆楽天のドラフト1位ルーキー早川は5回を5安打4失点で5敗目を喫した。0―0の四回に近藤の適時二塁打と佐藤の適時打で2点の先行を許し、味方が追い付いた直後の五回は2死満塁で近藤に外角の変化球を2点適時打とされた。「満塁の場面で、もう少し強気に攻めたかった」と悔やんだ。 日本ハム戦は試合前まで3戦3勝と好相性だったが、4度目の対戦は持ち味の制球力を発揮できなかった。6月6日を最後に白星から遠ざかり、石井監督は「ちょっと精度が低くなっている球が多く見られる」と残念がった。

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(1↑)
ORIX
514114 0.554
(↑0.005)
-
(-)
37426
(+4)
400
(+3)
98
(+1)
33
(-)
0.253
(↑0.001)
3.570
(↑0.01)
2
(1↓)
ロッテ
484015 0.545
(↓0.007)
1
(↓1)
40465
(+3)
429
(+4)
97
(-)
90
(-)
0.253
(↑0.001)
3.920
(↑0.01)
3
(-)
楽天
484513 0.516
(↓0.006)
3.5
(↓1)
37406
(+2)
400
(+4)
81
(-)
38
(+1)
0.246
(-)
3.620
(↓0.01)
4
(-)
ソフトバンク
454517 0.500
(↓0.006)
5
(↓1)
36426
(+5)
358
(+6)
93
(+1)
63
(-)
0.248
(↓0.001)
3.230
(↓0.03)
5
(-)
西武
404917 0.449
(↑0.006)
9.5
(-)
37416
(+6)
455
(+5)
87
(-)
73
(+1)
0.248
(↑0.001)
4.090
(↓0.01)
6
(-)
日本ハム
364915 0.424
(↑0.007)
11.5
(-)
43321
(+4)
386
(+2)
55
(-)
56
(+1)
0.234
(-)
3.520
(↑0.02)