1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ORIX | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 4 | 6 | 0 | 2 |
ソフトバンク | 1 | 0 | 0 | 0 | 8 | 2 | 0 | 0 | X | 11 | 10 | 0 | 2 |
勝利投手:石川 柊太(5勝8敗0S) 敗戦投手:スパークマン(0勝1敗0S) 本塁打 |
ソフトバンク戦チケット予約 | ORIX戦チケット予約 |
◆ソフトバンクは初回、柳田のソロで先制に成功する。その後逆転を許すも、5回裏には甲斐の2点適時打や中村晃の2ランなど打者一巡の猛攻で8点を挙げ、再びリードを奪った。投げては、先発・石川が今季5勝目。敗れたオリックスは、先発・スパークマンが精彩を欠いた。
◆オリックス吉田正尚外野手(28)がスタメンを外れ、7月14日の日本ハム戦(帯広)以来、今季2度目のベンチスタートとなった。 前日3日のソフトバンク-オリックス18回戦(ペイペイドーム)の9回に遊撃内野安打を放った際に足を痛めたとみられ、代走を送られていた。
◆オリックスの吉田正尚外野手(28)が8回に代打で出場し、17年10月7日楽天戦(京セラドーム大阪)から続けている連続試合出場を512試合と継続させた。 吉田正は前日3日のソフトバンク-オリックス18回戦(ペイペイドーム)の9回に遊撃内野安打を放った際に足を痛めたとみられ、代走を送られていた。 この日はスタメンを外れ、7月14日の日本ハム戦(帯広)以来、今季2度目のベンチスタートだった。
◆ソフトバンクは1回に柳田の25号ソロで先制。オリックスは2回に頓宮の犠飛、若月の適時二塁打で逆転した。 ソフトバンクは5回に5安打3四球で8点を奪い逆転。6回にも2点を追加した。オリックスは6回に後藤と杉本の本塁打で反撃。 ソフトバンクが10安打11得点で快勝。自力優勝消滅の危機で踏ん張った。石川が5勝目。オリックスはスパークマンが来日初黒星。
◆ソフトバンクは6月5日阪神戦以来の2桁得点で首位オリックスに逆転勝ちした。引き分け以下なら自力優勝が消滅する状況で、底力を見せた。勝率も5割に戻し、工藤公康監督(58)は「こういう状況というのはみんなよく分かっていると思いますし、何より勝ちに一番飢えているのは選手たちだと思うので。その思いがしっかり出ていたかなと思います」と胸をなで下ろした。 1点を追う5回に猛攻があった。2四球と内野安打で無死満塁とし、甲斐が中前へ逆転2点適時打。後半戦初打点が殊勲打となり「チームは優勝するために戦っていますし、今もその思いは変わってない。誰もあきらめていない。最後まで戦い抜きたい」と仲間の思いを代弁した。さらに牧原大が適時打、デスパイネも3点適時二塁打と畳み掛けた。とどめは中村晃が4号2ランでこの回8点目。1イニング8得点は今季最多で18年4月1日オリックス戦以来、3年ぶりの集中打となった。 土壇場の勝利で踏みとどまったが、5日も引き分けか負けなら自力優勝が消える状況は変わらない。工藤監督は「勝つたびに、きっかけきっかけといろんな方に言っていただいているので。本当の意味での、今日をきっかけにして、明日この勢いのままいきたいと思います」。首位とは5ゲーム差。チーム一丸でつかんだ1勝を大逆転Vへの足掛かりとする。【山本大地】 ▽ソフトバンク牧原大(今季11度目のマルチ安打で2打点)「けがで野球ができなかった分、残りの試合を全力で戦いたい。チームもまだ優勝を諦めていないので全力で戦っていきたい」 ▽ソフトバンク・デスパイネ(5回2死満塁で走者一掃の二塁打)「満塁のチャンスだったので、とにかく自分のベストスイングをしようと打席に入ったよ。いいスイングが出来たね。ここからチームが勝ち続けるために、力になっていくだけだよ」 ▽ソフトバンク中村晃(5回に4号2ランなど2安打2打点)「みんながつないで得点を重ねる中で、いい流れで自分も続くことが出来て良かった。なんとかここからチーム一丸となって勝っていければ」 ▽ソフトバンク柳田(1回に25号先制ソロ)「打ったのはスライダー。少し詰まったが、いいスイングで振り切ることが出来た」
◆ソフトバンクは6月5日阪神戦以来の2桁得点で首位オリックスに逆転勝ち。引き分けか負けなら自力優勝が消滅する状況で、底力を見せた。試合後の工藤公康監督(58)の一問一答は以下の通り。 -打線がつながった 工藤監督 四球がきっかけとはいえですね、チャンスをつくって、しっかりみんなが打ってくれて。久々に打者一巡以上のつながりを見せてくれて、すばらしい攻撃だったと思います。 -試合前にはどんなことを伝えていた 工藤監督 伝えてというのは特にはないんですけど、こういう状況というのはみんなよく分かっていると思いますし。何より勝ちに一番飢えているのは選手たちだと思うので。その思いがしっかり出ていたかなと思います。 -5回は一気に8点 工藤監督 ああいうつながりが常に出せるようになってくれば。なかなか、ここまでのつながりは難しいと思いますけど。こういうつながりを持っていけば常にいい試合ができますし、勝てる試合が増えていくと思いますので。ぜひ今日の感じを持ったまま、明日いい戦いをしてほしいと思います。 -リチャードが初安打 工藤監督 いやもうこれはね、初安打が出るというのは何より本人の喜びも大きいですし、チームメートもしっかり出迎えて、すばらしいチームだなと思いますのでね。これからも一致団結して戦っていきたいと思います。 -2桁得点 工藤監督 久しぶりというところもありますけど、いいつながりがね、この点につながったので。とにかくファンのみなさんにも球場に来て見ていただいている以上はね、ホークスらしいいい戦いが見せられるようにやっていきたいと思います。 -石川の投球は 工藤監督 今日は石川くんはまあね。投手はいいときも悪いときもありますので。ただ、ああやって粘っていくことが勝利につながると思いますので。これからもいろいろあると思いますけど、なんとか辛抱してやってくれれば打線が応えてくれると信じてやってくれればと思います。 -この勝ちをきっかけに 工藤監督 勝つたびにきっかけきっかけといろんな方に言っていただいているので。本当の意味での、今日をきっかけにして、明日この勢いのままいきたいと思います。 -甲斐が後半戦初打点 工藤監督 良かったですね。彼にとって、次の打席にもつながりましたもんね。良かったと思いますよ。 -デスパイネ、中村晃も続いた 工藤監督 (デスパイネは)不振というわけではなくて、ちょっと狙い球が合わなかったりしているので。彼がいいときは逆方向に長打が出るので。それが出たというのは、調子自体は全然悪くないと思いますし、中村くんもいいあたりが正面を突いてというところだったので。決して悪いということではなくて、ちょっとしたところだと思う。今日打った時の感じが残っていると思うので、明日またそれを出してくれたらと思います。 -5回は上林のバント安打も大きかった 工藤監督 大きかったですよ、あれ。いいところに転がってね。三塁も引いて投手も引いて、みんな引いてましたからね。ああやって、なんとか送ろうという気持ちがいいところに転がって、ヒットになることもある。どこでチャンスが巡ってくるか分からない。そういうところで集中力を出せればいいゲームができる。久々とはいえ、これだけ点数を取ってというとね、また明日にも気持ちよくつながると思っています。 -リチャードは四球もあった 工藤監督 あれも大きいですね。あそこで凡打になってしまっていたら、送りバントも出なかったですし。よく粘って四球を取ったと思いますよ。 -ヘッドスライディングで生還 工藤監督 どのくらい滑っていたかは分からないですけどね。まあでも、気持ちがああいうヘッドスライディングにつながるのでね。でもみんなに褒めてもらってましたよ。ヒットでかえってくるときのスタートがすごく良かったと。そのへんも、打球に集中しているからいいスタートが切れるのでね。すべてに対して全力で向かっていくと。走攻守に対してすべてね。ああいうところで出たというのが、他の選手も含めてそうですけど、いい刺激になったと思います。
◆ソフトバンクのリチャード内野手(22)がプロ初安打を放った。7回にオリックス張奕の153キロ直球を中前へ。 両親と祖父が見守る中、出場2試合目、7打席目で待望のHランプをともした。「チームが優勝を目指して頑張っているので、その中でプレー出来て勉強もできる。これからもレベルを上げていこうと思います」。大事そうに握りしめていた記念球は「すぐに親へあげたいです。次はホームランを頑張って打つので、また元気に、コロナに気を付けて見に来てもらいたいです」と、初のお立ち台で初々しい笑顔を見せた。 プロ初出場、初スタメンだった2日の楽天戦では3打数無安打2三振。「おととい(2日)は『今から死ぬんかな』っていうくらい心臓の音が聞こえましたし、1打席目の内容は全く覚えてない。人って緊張したらこうなるんだなと」。エキシビションマッチとはまた違う1軍の雰囲気に、体がこわばった。初安打を早く打ちたい焦りもあった。「自分がやってきたことをやろうという心のささやきがありました」 昨季ウエスタン・リーグで12本塁打、47打点で打撃2冠を獲得した自信を取り戻した。「初スタメンの日より緊張しませんでした!」。高卒4年目の大砲候補。次は特大アーチの記念球を、両親に届ける。【只松憲】
◆オリックスのラオウ杉本裕太郎外野手が、6回にチームトップを独走する23号ソロを放った。 ソフトバンク石川の123キロカーブを左翼席へ運び「甘く入ってきた変化球を1発でしっかりと仕留めることができました」と振り返った。日本人右打者の23号は、球団では93年の石嶺が24本を放って以来28年ぶり。ラオウは、まだまだ本数を重ねていく。
◆首位オリックスが正念場を迎えた。打の柱である吉田正尚外野手が7月14日の日本ハム戦(帯広)以来、今季2度目のベンチスタート。3日ソフトバンク戦(ペイペイドーム)の9回に遊撃内野安打を放った際に左足を痛め、代走を送られていた。 8回に代打出場。左太ももにテーピングをグルグル巻きにして打席に向かい、フルカウントからの6球目を見送り、見逃し三振。1度もスイングしなかった。 17年10月7日楽天戦(京セラドーム大阪)から続けている連続試合出場を512試合としたが、中嶋監督は今後の起用について「(状態が)良かったら出るでしょう」とした。5日の出場は、患部の状態を見極め、出場可否を決めることになる。5日に敗れ、2位ロッテが勝つと6月20日から守ってきた首位から陥落する。25年ぶりの優勝へ、全員で戦い抜くしかない。 ▼5日にオリックス●でロッテ○のとき、オリックスは2位に転落する。オリックスは50勝41敗14分けで勝率5割4分9厘、ロッテは48勝39敗15分けで5割5分2厘。オリックスは同率も含め、1位を6月20日から77日間首位を守っている。
◆ソフトバンク石川が6回5安打4失点で5勝目を手にした。 ともに打線の援護を受けた直後の2回と6回に失点し「もう少しシンプルに、自分のボールを信じて打者に向かっていけばよかった」と反省。「(甲斐)拓也がしっかりとリードしてくれたし、野手の皆さんが投げやすい状況を作ってくれた。感謝したい」と10安打11得点の打撃陣に頭を下げた。後半戦は4試合で防御率2・70と奮闘している。
◆ソフトバンク・柳田悠岐外野手(32)が一回2死、右中間テラスにリーグ単独トップとなる25号ソロを放った。 「少し詰まったが、いいスイングで振り切ることができたと思います。きょうはピッチャーを援護していきたいです」 来日初勝利を目指すスパークマンと相対すると、1球目を振り切った。打球は弾丸ライナーで右中間テラスに着弾。表情を変えず、早足でダイヤモンドを一周した。 ロッテのマーティンと並んでいた本塁打数も、再び単独トップに躍り出た。9月はこれが2本目のアーチ。勝負の秋で、もっともっとスパートをかける。
◆オリックス・頓宮裕真捕手(24)が出場選手登録即「7番・一塁」で出場。0─1の二回に同点犠飛を放った。 杉本が右前打、モヤが四球を選び、安達の捕前犠打で一死二、三塁の好機。ソフトバンク先発・石川が投じた1ストライクからの2球目をとらえ、右犠飛を放った。 すぐさま同点とすると、続く若月が左中間へ適時二塁打。逆転し、「スパークマンのためにもなんとか点を取りたいと思っていましたし、打ててよかったです! なんとか連勝できるようにこの後も頑張ります」とコメントした。 2回、オリックス・頓宮裕真が犠飛を放つ=ペイペイドーム(撮影・村本聡) オリックスは吉田正が前日3日の試合で脚部を負傷した影響により、ベンチスタート。主砲がスタメン不在の状況だったが、昇格したばかりの頓宮が結果で応えた。
◆ソフトバンクが五回に逆転した。無死満塁から甲斐拓也捕手(28)が2点中前打を放った。 「みんなでつないで作ったチャンスだったので、とにかくランナーをかえすことだけでした。流れが良かったので、ヒットを打つことができたと思います」 5回、ソフトバンク・甲斐が適時打を放つ=ペイペイドーム(撮影・村本聡) 1点を追う五回、2四球で無死一、二塁。上林の犠打は絶妙に三塁線ぎりぎりを転がり、安打となった。甲斐が打席に立つと、振り切った打球は詰まりながらもライナー性で中前に抜けていった。甲斐にとっては7月11日のオリックス戦(ペイペイD)以来、後半戦初の打点。ようやく主導権を握る一打になった。 1点を追加してさらに2死満塁とするとデスパイネが右中間に3点二塁打。続く中村晃が右翼テラスに4号2ランを放ち、1イニングでは今季最多となる8得点で大きくリードを広げた。
◆ソフトバンクが10安打11得点の大勝で勝率5割復帰。1―2の五回に甲斐の2点適時打、中村晃の4号2ランなどで一挙8点を奪った。石川が6回4失点で5勝目を挙げた。オリックスは先発スパークマンが6失点と打ち込まれた。
◆ソフトバンクは打線が爆発し快勝した。試合後、工藤公康監督(58)が代表取材に応じた。主な一問一答は以下の通り。 勝利してポーズを取る(左から)ソフトバンク・甲斐、リチャード、牧原=ペイペイドーム(撮影・村本聡) --打線がつながった 「四球がきっかけとはいえチャンスを作って、その中でみんなが打ってくれた。久々に打者1巡のつながりを見せてくれて素晴らしい攻撃だったと思います」 --試合前に選手にはどんな声を 「伝えてというのはないですけど、こういう状況というのはみんなわかっていると思うので。一番勝ちに飢えているのは選手だと思うので、その思いがきょう出たと思います」 --すごい猛攻 「ああいうつながりが常に出せるようになれば。ここまでは難しいですけど、こういうつながりを持っていければ常にいい試合ができる。ぜひきょうの感じをもったまま、あしたいい戦いがしたいと思います」 --上林のバントヒットも効果的だった 「サードもピッチャーも、みんな引いていましたね。ああやって送ろうという気持ちがいいところに転がってバントヒットになることもある。どこでチャンスが巡ってくるのかわからないので」 --甲斐が後半戦、初打点 「よかったですね。きついでしょうけど、その中でああやって出たというのが彼にとっても。次の打席にもつながりましたもんね。よかったと思いますよ」 --リチャードが初安打 「初ヒットが出ると、何より本人の喜びも大きい。チームメートも出迎えて、素晴らしいチームだと思うので。一致団結してこれからも戦いたいと思います」 --2桁得点は6月5日の阪神戦(甲子園)以来 「久しぶりですけど、いいつながりでね。とにかくファンのみなさんに見ていただいている以上はホークスらしいいい戦いができるように。2桁得点ができるようにやっていきたいと思います」 --きっかけになりそう 「勝つたびに『きっかけ』『きっかけ』といろんな方にいってもらっているので。本当の意味でも、きょうをきっかけにしてこの勢いのままいきたいと思います」
◆■家族の前で待望の一打 崖っぷちに立たされたホークスに孝行息子が現れた。ソフトバンクのリチャードが、逆転劇を呼ぶ四球とプロ初安打。引き分けか負けで自力優勝が消滅するピンチだったチームを救い、初のお立ち台に呼ばれた。 「きょうは親が来ていて、打てたので。うれしいです」 1-2の五回無死一塁、フルカウントから四球。一、二塁に好機を広げ、一挙8得点を呼び込んだ。七回2死一塁からは張の153キロを中前へ。待望の初安打に「(記念球は)親に早くあげたいです」とはにかんだ。 沖縄県出身の22歳。兄の影響で始めた野球だった。2018年育成3位で鷹に入団し、昨年3月に支配下登録を勝ち取った。球団から吉報を知らされると、両親にもすぐに連絡を入れた。 今月2日に初めて1軍に昇格。同日夜、両親と祖父も故郷から飛行機で福岡に駆け付けた。母・あけみさん(52)は「『健康に気をつけて。けがだけはしないで』という話はずっとしています」と祈る日々。親孝行はまだ始まったばかりだ。 「自分だけで打ったヒットじゃないです」 チームは勝率5割に復帰。琉球からやってきた大砲候補が、力強く産声をあげた。(竹村岳)
◆ソフトバンクの砂川リチャード内野手(22)が4日、オリックス戦(ペイペイドーム)で「7番・三塁」で先発し、プロ初安打。七回2死一塁から中前打を放ち、プロ野球選手としての一歩目を踏み出した。 「自分だけで打ったヒットじゃないです。(記念球は)親に早くあげたいです」 両親、祖父も沖縄から飛行機で福岡に駆け付けスタンドで観戦。母・あけみさん(52)は「感動、感激しました」と心から喜んだ。一つだけ、あけみさんが願うのは「健康には気を付けて。けがだけはしないで」。親孝行がやっと始まった。 沖縄県中頭郡出身。沖縄尚学高から2018年育成ドラフト3位で入団した。昨年はウエスタン・リーグで12本塁打、47打点の2冠王に輝いた。今季も同リーグで12本塁打はトップと、持ち前の長打力が評価されて1軍切符が渡された。 主砲としての心得をたたき込まれてきた。リチャード自身が挙げたのは藤本2軍監督と吉本3軍打撃コーチの2人だ。2年目だった19年、3軍監督だった藤本監督と吉本3軍打撃コーチは、リチャードを4番に据え続けた。「調子が悪い中でアドバイスもくれて。よくしようとしてくれているんだなと。もらったアドバイスが今の打ち方の軸になっている」。結果がついてこなかったとき、苦しい胸中を藤本監督(当時3軍)に伝えると、返ってきたのは信頼そのものだった。 「どれだけ打てなくても外さないから。打てないとしても、ベンチで声を出すんだぞ」 4年目の今季も2軍で40打席無安打が続いた期間があった。裏を返せば、それだけ打てなくても藤本2軍監督は使い続けたということ。リチャード自身は「まだまだ大人になりきれていないです」と苦笑いしたが、期待に応えようと必死だからこそ、首脳陣も信じて待ってくれた。 「次はホームランを打つので。また(両親に)見にきてもらいたいです」 今はまだ大砲〝候補〟。立派なレギュラーになることが、支えてくれた人たちへの恩返しになる。(竹村岳)
<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
ORIX |
50 | 40 | 14 | 0.556 (↓0.006) | - (-) |
39 | 418 (+4) | 385 (+11) | 96 (+2) | 33 (-) |
0.253 (-) | 3.490 (↓0.08) |
2 (-) |
ロッテ |
47 | 39 | 15 | 0.547 (-) | 1 (↑0.5) |
42 | 460 (+3) | 424 (+3) | 97 (-) | 89 (+4) |
0.253 (-) | 3.960 (↑0.01) |
3 (-) |
楽天 |
47 | 44 | 13 | 0.516 (↑0.005) | 3.5 (↑1) |
39 | 396 (+8) | 394 (+5) | 81 (-) | 34 (-) |
0.245 (↑0.001) | 3.630 (↓0.01) |
4 (-) |
ソフトバンク |
44 | 44 | 17 | 0.500 (↑0.006) | 5 (↑1) |
38 | 409 (+11) | 348 (+4) | 89 (+2) | 63 (-) |
0.248 (↑0.001) | 3.190 (-) |
5 (-) |
西武 |
39 | 48 | 17 | 0.448 (↓0.005) | 9.5 (-) |
39 | 408 (+5) | 442 (+8) | 87 (+1) | 71 (-) |
0.247 (-) | 4.050 (↓0.05) |
6 (-) |
日本ハム |
35 | 48 | 15 | 0.422 (-) | 11.5 (↑0.5) |
45 | 316 (+3) | 382 (+3) | 55 (+1) | 54 (+2) |
0.234 (↑0.001) | 3.550 (-) |
コメント