1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
日本ハム | 0 | 1 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 11 | 1 | 1 |
ロッテ | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 7 | 0 | 0 |
勝利投手:- 敗戦投手:- 本塁打 |
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◆ロッテは初回、レアードと安田の連続適時二塁打で幸先良く3点を先制する。一方の日本ハムは、1点差で迎えた5回表に無死一二塁から近藤の適時打で1点を挙げて、試合を振り出しに戻した。その後は両軍無得点のまま決着はつかず、試合は規定により引き分けに終わった。
◆試合前に、5人組音楽グループ「超特急」がグラウンド上でパフォーマンスを披露した。 この日は「マリーンズのりものパーク」イベントが開催され、乗り物にちなんだアーティストとして超特急がスペシャルゲストに招かれた。 リーダーのリョウガは球団を通じて「初めて野球場でのパフォーマンスだったのでとても身構えていましたが、大きな拍手で迎えてもらい、野球ファンの皆さんの温かさや優しさを感じました。マリーンズはトップで争いをしていますし、僕たち自身も東京ドームに向けて頑張っているので、また呼んでいただけるグループになりたいです。運動の好きなメンバーもいるのでぜひ始球式もしてみたいです。今日はイベントに呼んでいただき、超特急という名前で良かったです。名前のごとくこれからも超特急で突っ走っていきます!」とコメントを寄せた。
◆ロッテは初回、レアードの2点適時二塁打などで3点を先制。日本ハムは2回に木村が1号ソロを放ち、3回にも1点を挙げた。 日本ハムは5回、近藤の適時打で3-3の同点に追いついた。ロッテは2回以降無得点で、試合は終盤勝負となった。 6回以降は両軍とも決め手なく、引き分けに終わった。ロッテは2試合連続でリリーフ陣が6回以降無失点で粘りきった。
◆ロッテは救援陣の踏ん張りで、今季15度目の引き分けとなった。 5回、先発の鈴木昭汰投手(22)が3連打で同点にされKO。なおも無死一塁のピンチだったが、2番手の東妻勇輔投手(25)が犠打阻止で一死を奪い、その後は併殺で切り抜けた。 東妻は前日3日の日本ハム戦(ZOZOマリン)は同じく5回途中に登板し、日本ハム中島に適時打を許したが、この日はしっかりとやり返した。 6回以降はフランク・ハーマン投手(37)国吉佑樹投手(29)佐々木千隼投手(27)益田直也投手(31)がそれぞれ1イニングを無失点でつないだ。 2試合連続で6回以降の4投手が無失点リレーしたのは好材料だ。一方で岩下、小島、鈴木と3戦連続で先発投手が5イニングを投げきれないのも事実だ。 鈴木は初回は3奪三振と球に勢いがあったものの、結局は毎回の被安打。併殺直後に暴投で失点、流れも作れなかった。試合後の井口監督も「変化球も高いですし、自分の投げる球をしっかりコントロールできていないのかなという感じですかね」と首をひねる。 首位オリックスとは1ゲーム差に縮まった。5日の試合でロッテが勝ち、オリックスが敗れれば、ロッテが勝率差で今季初めて首位に立つ。とはいえ、シーズン終盤の混パを制するためには先発陣の安定が不可欠だ。5日は新戦力のロメロが先発する。【金子真仁】
◆日本ハム木村文紀外野手(32)が移籍後初本塁打で尊敬する先輩の偉業に花を添えた。引き分けに終わったロッテ14回戦(ZOZOマリン)で、3点を追う2回にバックスクリーン左へ推定125メートルの特大1号ソロを放った。1カ月前まで同僚であり、公私で慕う西武栗山が仙台で通算2000安打を達成。吉報直後に約300キロ離れた千葉で打ち上げた祝砲が、チームの劣勢もはね返した。遠く離れていても、不思議とパワーがみなぎった。木村が祝福のアーチを描いた。3点を追う2回。フルカウントからフルスイングで捉えた打球は、勢いよく中堅方向へ飛んだ。「行け、行け」。心の中で叫んだ打球はバックスクリーン左、推定125メートルの特大ホームランとなった。西武から移籍後の初本塁打に「本当にうれしい」。三塁側ベンチで新たなチームメートから祝福を受けた後は、1人でガッツポーズを繰り返して喜んだ。 記念の1発が飛び出す約30分前。千葉から約300キロ離れた仙台で西武栗山が史上54人目の通算2000安打を達成した。8月に日本ハムへ移籍するまで、ずっとお世話になってきた。尊敬する先輩が38歳の誕生日となった3日には「きっちり0時に『誕生日おめでとうございます』メッセージを送らせてもらった」。あえて大記録のことは触れず、心の中で1日も早い達成を願っていた中で期せずして、同日に記念の一打を放った。「(記録達成は)試合の途中で聞いたので、よかったですね」と笑みがこぼれた。 西武で放った計39本塁打に、日本ハムでの記念すべき1本目が加わって通算40本塁打となった。「またここからがスタートラインだと思うので積み重ねていきたい」と、決意するとともに「2000安打は僕には夢のような話ですけど、身近な先輩が2000安打を達成できたことが僕自身もすごくうれしい。いい刺激をもらって、これからも頑張ろうという気持ちです」。新天地での躍動を改めて誓う日となった。【木下大輔】
◆日本ハムは3点差を追いつくも勝ちきれなかった。先発加藤が1回に3失点も5回までに同点としたが、6回以降は2度の犠打失敗など攻撃が停滞。ロッテを上回る11安打を放った打線だが、3得点で9残塁だった。栗山英樹監督は「あれだけチャンスがあったので、なんとかしっかり点が取れるようにやっていきます」と、悔しそうに振り返った。 ▽日本ハム加藤(5回6安打3失点)「立ち上がりから3失点してしまい、チームにいい流れを持ってくることができませんでした。前回登板と同じように、長いイニングを投げることができず悔しい気持ちです」 ▽日本ハム近藤(5回に中前へ同点適時打)「前の2打席、チャンスで凡退していたので、しっかりと自分の仕事をすることができてよかった」
◆5日の日本ハム戦に先発するロッテのエンニー・ロメロ投手(30)=ドミニカ共和国=が調整を行い、本拠地初登板初勝利に向け「しっかり準備できました。明日はチームに合流して初のZOZOマリンでの登板となりとても興奮しています。初勝利を挙げられるように頑張ります」と強い意欲をみせた。 7月26日に来日し、2週間の隔離期間を経て8月10日に入団会見を行った。これまで2試合に先発しており、8月22日ソフトバンク戦(ペイペイドーム)は4回?を5安打2失点。8月29日の楽天戦(楽天生命パーク)では、6回を2安打無失点と好投した。 2019年から中日に2年在籍。19年は先発で21試合に登板し、8勝10敗で防御率4・26の成績を残した。昨季は左肩痛で未登板のまま中日を退団。今季はメキシカンリーグのティフアナ・ブルズでプレーしていた。 身長190センチ、体重103キロの左腕。ロッテは日本ハム3連戦で小島、ドラフト1位・鈴木(法大)、ロメロと3試合すべて左腕を先発させる。
◆ロッテは一回にレアードの2点二塁打と安田の適時二塁打で3点を先制したが、その後は追加点を奪えなかった。日本ハムは二回に木村の1号ソロ、三回には暴投で1点差に追い上げ、五回に近藤の中前適時打で追い付いた。
◆日本ハムの木村が西武から加入後初本塁打を放った。0―3の二回に先頭打者で、フルカウントから鈴木昭の外角速球を振り抜き、バックスクリーン左へ運んだ。8月に一緒にトレードで移籍してきた次打者の佐藤と笑顔でグータッチをかわし「行け、行けと思いながら走っていた。本当にうれしい気持ち」と喜んだ。 プロ15年目の32歳。西武では主力として2018、19年のパ・リーグ連覇に貢献した。日本ハムは主砲の中田が巨人に移籍して得点力不足に苦しんでいる。期待された長打力をようやく発揮し、アピールした。
◆ロッテは救援陣が踏ん張り引き分けた。五回に追い付かれ、なお無死一、二塁のピンチで登板した東妻が後続を断った。六回以降も継投で得点を許さず、井口監督は「中継ぎがしっかり抑えてくれた」とたたえた。 打線が一回に幸先良く3点を先制しながら追加点が奪えない苦しい展開だっただけに、大きい。首位オリックスが敗れ、ゲーム差は1に縮まった。
<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
ORIX |
50 | 40 | 14 | 0.556 (↓0.006) | - (-) |
39 | 418 (+4) | 385 (+11) | 96 (+2) | 33 (-) |
0.253 (-) | 3.490 (↓0.08) |
2 (-) |
ロッテ |
47 | 39 | 15 | 0.547 (-) | 1 (↑0.5) |
42 | 460 (+3) | 424 (+3) | 97 (-) | 89 (+4) |
0.253 (-) | 3.960 (↑0.01) |
3 (-) |
楽天 |
47 | 44 | 13 | 0.516 (↑0.005) | 3.5 (↑1) |
39 | 396 (+8) | 394 (+5) | 81 (-) | 34 (-) |
0.245 (↑0.001) | 3.630 (↓0.01) |
4 (-) |
ソフトバンク |
44 | 44 | 17 | 0.500 (↑0.006) | 5 (↑1) |
38 | 409 (+11) | 348 (+4) | 89 (+2) | 63 (-) |
0.248 (↑0.001) | 3.190 (-) |
5 (-) |
西武 |
39 | 48 | 17 | 0.448 (↓0.005) | 9.5 (-) |
39 | 408 (+5) | 442 (+8) | 87 (+1) | 71 (-) |
0.247 (-) | 4.050 (↓0.05) |
6 (-) |
日本ハム |
35 | 48 | 15 | 0.422 (-) | 11.5 (↑0.5) |
45 | 316 (+3) | 382 (+3) | 55 (+1) | 54 (+2) |
0.234 (↑0.001) | 3.550 (-) |
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