1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
西武 | 6 | 0 | 0 | 2 | 0 | 4 | 2 | 0 | 0 | 14 | 14 | 2 | 2 |
ロッテ | 2 | 1 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 2 | 0 | 7 | 14 | 1 | 1 |
勝利投手:平井 克典(4勝3敗0S) 敗戦投手:岩下 大輝(8勝6敗0S) 本塁打 |
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◆西武が乱打戦を制した。西武は初回、中村の適時打と山川の3ランなどで6点を先制する。その後は4回表に川越のソロと森の適時打が飛び出すなど、終わってみれば14安打で14得点を挙げた。投げては、4番手・平井が今季4勝目。敗れたロッテは、投手陣が崩壊した。
◆ロッテは8月25日日本ハム戦から5連勝中で、同27日楽天戦から4試合連続1失点以下を記録中。今日勝利すれば4月以来今季2度目の6連勝。5試合連続で1失点以下だと14年4月以来、チーム7年ぶりの記録となる。
◆西武は初回、栗山の通算1997安打目となる適時二塁打などで一挙6点を先制した。ロッテは3回までに3点を返した。 8-5に迫られた西武は6回、敵失も絡めて4点追加。栗山も第4打席に2本目の安打を放ち、7点リードで終盤に入った。 西武は大勝し、連敗を3で止めた。栗山は通算2000本安打まで残り「2」とした。岩下が誤算のロッテは5連勝でストップ。西武平井が4勝目、ロッテ岩下は6敗目。
◆西武生え抜き初の2000安打を目指す栗山巧外野手(37)が、6回の第4打席でこの試合2安打目となる右前打を放ち、大台までマジック2とした。 「6番左翼」で先発。2点を先制した直後の1回1死一、二塁では、カウント2ボール1ストライクから、直球をとらえ、中堅に運ぶ適時二塁打で追加点を挙げた。 2打席目以降は四球、遊ゴロ併殺打。6回の第4打席は1死一、二塁から一、二塁間を抜き、通算1998安打とした。
◆2位ロッテが7-14で西武に大敗した。初回に先発岩下大輝投手(24)が6失点。ストレートの四球から始まり、栗山らに5連打を浴びた。 前半戦8勝を挙げ、後半戦はエース格に期待されるも3戦で防御率12・00。井口監督は「制球に苦しんでてストライク取るのが精いっぱいという感じ」とし「ちょっとこれから考えたいと思います」と口にした。 好調の打線は5回までに10安打を放ち、5得点。最終的に初回の失点を取り返した。しかし中村稔、東妻、小野の救援3人で計8失点。「この展開で投げる投手は誰かがゼロで抑えないと、なかなかものにできないと思うので」と指揮官。「はい上がって勝ちパターンに上げるようにならないといけない。何とかゼロで抑えてほしいっていう場面でしたけどね、今日はね...」と語尾も寂しかった。1・5ゲーム差で追う首位オリックスの大敗に救われた。
◆西武生え抜き初の2000安打を目指す栗山巧外野手(37)が、6回の第4打席でこの試合2安打目となる右前打を放ち、大台までマジック2とした。3日楽天戦でプロ野球54人目の記録達成に挑戦するが、3日は栗山の誕生日。これまで誕生日に節目の記録を達成した例には63年6月29日野村(南海)の200本塁打、85年6月27日西本(巨人)の100勝、98年8月19日立浪(中日)の100本塁打、16年8月26日今江(楽天)の1500安打などがあるが、誕生日に2000安打を達成すれば初めてになる。
◆西武4番中村剛也内野手が4打点と猛威を振るった。 初回から先制2点適時打を放つと、6回にも左前打できっちり追加点。7回は遊ゴロの間に三塁走者が生還した。プロ20年目で同期の栗山巧が2000本の節目まで残り2本に迫る一方で、4番の仕事をこなし「(栗山と)一緒にやっているのが普通というか、早く達成してほしいなと思います」とエールを送った。
◆プロ20年目の西武栗山巧外野手(37)が、通算2000安打まで残り2本と迫った。初回に右中間へ適時打を放つと、6回には右前打で打線をつなぎ、チームを14得点での大勝に導いた。4試合ぶりとなるマルチ安打で"クリメーター"は1998に。球団史上初となる生え抜き初の偉業は、38歳の誕生日を迎える3日楽天戦(楽天生命パーク)で達成する可能性が出てきた。肌寒ささえ感じる雨風の中、栗山は連打で幕を開けた初回、流れに身を任せた。2点を奪い、なおも1回1死一、二塁で鋭い打球が二遊間を抜けた。敵地ZOZOマリンのスタンドにも登場した"クリメーター"が、着実に数を刻んだ。6回の第4打席、再び一、二塁で右前へ。7回までに5打席に立ち「仕事ができたというのは、ほっとした部分だと思います」と、連敗ストップに貢献した。 守備でも4回、左中間前方への当たりに猛然とダッシュ。滑り込みながら好捕した。「もう必死っすよ。いつも何とか捕りたいと追いかけているんですけど、今日はグラブに入ってよかった」。チームの勝利のために身をささげ、西武一筋20年。あと2安打で球団初の生え抜き2000本という形になろうとしている。 酸いも甘いも味わったが、背筋が凍る経験も思い出す。若手時代のある夜、埼玉・所沢の旧若獅子寮で寝ていると、寒けがして目が覚めた。薄暗い部屋の奥に人影が...。寝ぼけ眼をこすりながら凝視すると、そこには落ち武者がたたずんでいた。「霊感は特別あるわけではないんですが...」。恐怖にさいなまれ同時に声を張り上げた。「ここじゃない。お前の居場所は。オレに寄ってくるんじゃない!」。消え入るように姿はなくなったという。 当時1軍を目指す立場だっただけに「それだけ追い込まれていたんでしょうかね、1軍に上がりたくて」と今では笑い話だ。2日は移動日で試合がなく、記録達成の期待がかかる3日の楽天戦は38回目の誕生日でもある。「ファンの皆さん楽しみにされていると思うので。僕は一生懸命いつもと変わらずやるだけです」。杜(もり)の都に目を向けた。【栗田成芳】
◆左打ちの西武川越誠司外野手が念願の左腕斬りを果たした。4回先頭の打席、ロッテの左腕・中村稔から右翼席へ4号ソロを運んだ。 プロ通算6本目で、左投げからの本塁打は初めて。6点差から3点差にまで詰め寄った相手を突き放す貴重な1発となり「ずっと左ピッチャーからホームランを打ちたいと思っていました。打つことができて良かったです」と喜んだ。
◆プロ20年目の西武栗山巧外野手(37)が、通算2000安打まで残り2本と迫った。初回に右中間へ適時打を放つと、6回には右前打で打線をつなぎ、チームを14得点での大勝に導いた。4試合ぶりとなるマルチ安打で"クリメーター"は1998に。球団史上初となる生え抜き初の偉業は、38歳の誕生日を迎える3日楽天戦(楽天生命パーク)で達成する可能性が出てきた。肌寒ささえ感じる雨風の中、栗山は連打で幕を開けた初回、流れに身を任せた。2点を奪い、なおも1死一、二塁で鋭い打球が二遊間を抜けた。敵地ZOZOマリンのスタンドにも登場した"クリメーター"が、着実に数を刻んだ。6回の第4打席、再び一、二塁で右前へ。7回までに5打席に立ち「仕事ができたというのは、ほっとした部分だと思います」と、連敗ストップに貢献した。 守備でも4回、左中間前方への当たりに猛然とダッシュ。滑り込みながら好捕した。「もう必死っすよ。いつも何とか捕りたいと追いかけているんですけど、今日はグラブに入ってよかった」。チームの勝利のために身をささげ、西武一筋20年。あと2安打で球団初の生え抜き2000本という形になろうとしている。 酸いも甘いも味わったが、背筋が凍る経験も思い出す。若手時代のある夜、埼玉・所沢の旧若獅子寮で寝ていると、寒けがして目が覚めた。薄暗い部屋の奥に人影が...。寝ぼけ眼をこすりながら凝視すると、そこには落ち武者がたたずんでいた。「霊感は特別あるわけではないんですが...」。恐怖にさいなまれ同時に声を張り上げた。「ここじゃない。お前の居場所は。オレに寄ってくるんじゃない!」。消え入るように姿はなくなったという。 当時1軍を目指す立場だっただけに「それだけ追い込まれていたんでしょうかね、1軍に上がりたくて」と今では笑い話だ。2日は移動日で試合がなく、記録達成の期待がかかる3日の楽天戦は38回目の誕生日でもある。「ファンの皆さん楽しみにされていると思うので。僕は一生懸命いつもと変わらずやるだけです」。杜(もり)の都に目を向けた。【栗田成芳】 ▼栗山が2安打を放ち、通算2000安打へあと2本。3日楽天戦でプロ野球54人目の記録達成に挑戦するが、3日は栗山の誕生日。これまで誕生日に節目の記録を達成した例には63年6月29日野村(南海)の200本塁打、85年6月27日西本(巨人)の100勝、98年8月19日立浪(中日)の100本塁打、16年8月26日今江(楽天)の1500安打などがあるが、誕生日に2000安打を達成すれば初めてになる。 ▼西武辻監督(栗山が通算2000安打まで残り2本と迫り)「明後日(3日)が栗山の誕生日でしょ。だからバースデー2000本ってないらしいじゃん。って源田に聞いたけど。その日に決まったら非常にいいんじゃないかと思ったりしてるけど。可能性は十二分にある」
◆3連敗中の西武は、打線が一回に爆発した。1死二、三塁から4番・中村が右前へ技ありの2点適時打を放ち、「ランナーをかえせてよかったです」と納得の表情。外崎が左前打でつなぎ、一、二塁とすると、栗山が右中間へ適時二塁打。通算1997本目の安打で、2000本まで残り3本とすると「いい流れで打席がまわってきましたので、その流れに乗ってつなぐことができてよかったです」と振り返った。 さらに山川は「今日の風ならスタンドに入ると思いました」と、自身8試合ぶりの一発となる滞空時間の長い左越え15号3ランをはなち、西武は初回に6点を奪い、試合の主導権を握った。
◆両チームの先発が試合を作れずにマウンドを降りた。ホーム側、ロッテの先発・岩下は一回に先頭打者への四球から中村、栗山に適時打、山川にも3ランを浴びるなど6失点。二回は三者凡退に抑えたが、三回から中村稔がマウンドにあがった。 西武先発・ニール=ZOZOマリンスタジム (撮影・山田俊介) 一方で西武の先発・ニールも一回に先頭打者への二塁打から、味方の失策も絡んで2失点。二回は藤岡にソロを浴びた。三回は三者凡退としたが、四回から武隈と交代した。
◆西武の山川が一回に8月19日以来となる16号3ランを放った。4連打で3点を先制してなおも1死二、三塁の好機で回ってきた打席。外寄りの変化球を高々と打ち上げて左翼席まで運び「今日の風ならスタンドに入ると思った。打てて良かったです」とうなずいた。 個人契約しているマネジャーが新型コロナウイルスの検査で陽性と判定され、濃厚接触者となる可能性があったために26日に出場選手登録を外れた。29日に戦列に戻ったが、2試合連続で無安打に終わっていた。3戦目での復帰後初安打が本塁打となり、ベンチで笑みがこぼれた。
◆ロッテの藤岡裕大内野手(28)は「8番・遊撃」で先発出場し、二回に右越えに反撃の3号ソロを放った。この一発で球団通算8000号まで残り「2」とした。 先頭打者としてカウント1-1から先発・ニールの126キロの変化球を捉え「打ったのはチェンジアップです。まだまだ負けているのでまずは1点ずつ返して逆転できるように次の打席も頑張ります」と振り返った。
◆西武の栗山が2安打を放ち、通算2000安打まであと2本とした。一回1死一、二塁、強い打球で二塁手の左を抜き右中間二塁打をマーク。六回1死一、二塁では右前へ運びチャンスを広げた。「しっかり打てる球を打ちにいくことができた。仕事ができたことにほっとした」と振り返った。 次戦となる3日の楽天戦は、38歳の誕生日。記録達成への期待が高まるが「意識はしていない。一生懸命、いつもと変わらずやるだけ。早く決めたいとか、そういうのはない」と平常心を強調した。
◆いざ、大台へ-。西武・栗山巧外野手(37)がプロ野球史上54人目で、球団の生え抜き選手では初の通算2000安打まで2本に接近。次の試合となる3日の楽天戦(楽天生命パーク)で史上初の「バースデー2000安打」達成へ、大きく前進した。 「しっかり自分の打てる球を打ちにいくことができたし、いいところでタイムリーが出たので良かった」 一回1死一、二塁から右中間へ強烈なライナーの適時二塁打。六回1死一、二塁では、しぶとく一、二塁間を破る右前打を放ち、通算1998安打目をマークした。 兵庫・育英高から入団して、西武一筋20年の打撃職人は左翼守備でも勝利に貢献した。8-3の四回1死満塁。藤原の左中間への飛球をスライディングキャッチ。抜ければ試合の流れが一気に変わる局面で、犠飛による1失点にとどめ「必死っすよ。今日はグラブに入って良かった」と笑った。 2日は試合がなく、38歳の誕生日を迎える3日に楽天戦に臨む。ローテーション通りなら田中将との対決。自身のバースデーに記録達成への期待が高まるが「僕自身はそんなに意識していなくて。ファンの皆さんには楽しみにしていただいて、僕は一生懸命、いつもと変わらずにやるだけかなと思います」と冷静だ。栗山らしくコツコツと安打を放ち、一流打者の勲章を手に入れる。(湯浅大)
<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
ORIX |
49 | 39 | 13 | 0.557 (↓0.006) | - (-) |
42 | 406 (+1) | 367 (+12) | 92 (-) | 32 (+1) |
0.254 (↓0.001) | 3.410 (↓0.08) |
2 (-) |
ロッテ |
46 | 39 | 14 | 0.541 (↓0.007) | 1.5 (-) |
44 | 450 (+7) | 416 (+14) | 96 (+1) | 83 (-) |
0.253 (↑0.001) | 3.960 (↓0.08) |
3 (-) |
楽天 |
46 | 42 | 13 | 0.523 (-) | 3 (↑0.5) |
42 | 382 (-) | 376 (-) | 81 (-) | 34 (-) |
0.244 (-) | 3.560 (-) |
4 (-) |
ソフトバンク |
42 | 43 | 17 | 0.494 (-) | 5.5 (↑0.5) |
41 | 392 (-) | 340 (-) | 85 (-) | 62 (-) |
0.249 (-) | 3.210 (-) |
5 (-) |
西武 |
38 | 47 | 17 | 0.447 (↑0.007) | 9.5 (↑1) |
41 | 395 (+14) | 430 (+7) | 85 (+2) | 71 (+1) |
0.246 (↑0.001) | 4.000 (↓0.02) |
6 (-) |
日本ハム |
35 | 47 | 13 | 0.427 (↑0.007) | 11 (↑1) |
48 | 302 (+12) | 366 (+1) | 52 (-) | 50 (+1) |
0.232 (↑0.003) | 3.520 (↑0.02) |
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