日本ハム(☆12対1★)オリックス =リーグ戦16回戦(2021.09.01)・札幌ドーム=
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ORIX
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日本ハム
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勝利投手:バーヘイゲン(3勝6敗0S)
敗戦投手:田嶋 大樹(5勝7敗0S)
  DAZN
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◆日本ハムは2回裏、石井の適時三塁打で先制する。続く3回には打者9人の猛攻で5点を加えるなど、終わってみれば16安打で12得点を挙げた。投げては、先発・バーヘイゲンが6回1安打無失点の好投で今季3勝目。敗れたオリックスは、投打ともに振るわなかった。

◆オリックスが最下位日本ハムに2連敗でカード負け越しが決定した。 打線は8回まで2安打無得点。9回に3番吉田正の適時二塁打で1点を返すのが精いっぱいだった。 守りでは、先発田嶋が4回途中で降板。今季自己ワーストの8失点でKOされた。まさかの乱調で、首脳陣もベンチで腕組みするしかなかった。

◆日本ハムは2回、石井の右中間フェンス直撃の適時三塁打で先制。3回には浅間の走者一掃の適時三塁打などで5点を追加した。 日本ハムは、4回にも浅間の2打席連続適時打などで2点を追加。オリックス先発田嶋は、4回途中8失点の乱調で降板となった。 日本ハムは7回、8回にも石井の適時打でダメ押し。石井は適時打4本の固め打ち。6回無失点の先発バーヘイゲンが今季3勝目。オリックス田嶋は7敗目。

◆日本ハム石井一成内野手(27)が、今季初の4連勝に貢献した。 オリックス戦(札幌ドーム)に「8番遊撃」でフル出場。2回の右翼フェンス直撃の適時三塁打から、安打を重ね今季初の4安打、キャリア最多4打点をマークした。本塁打を残してサイクル安打に王手をかける猛打。連日の"首位いじめ"でチームは今季最多12得点を奪った。1・5ゲーム差で5位西武の背中を追いかける。「恐怖の8番」が、鋭いまなざしを放った。2回2死一塁。石井が、追い込まれながら冷静にスライダー129キロを捉えた。打球は伸びて、右翼フェンス直撃の適時三塁打。「しっかり自分のスイングをすることが、結果に結び付いている。1打席目から、いいアプローチが出来て勢いに乗れた」とギアを上げる一打になった。 偉業達成まで、あと1本の奮闘を見せた。3回には左前適時打、7回には右翼フェンス直撃の適時二塁打で、本塁打を残してサイクル安打に王手。8回2死一、二塁で迎えた最終5打席目。三塁側ベンチでは固唾(かたず)をのんでチームメートが見守っていた。「ちょっと狙いましたけど、無理でした」と苦笑い。結果は右前適時打も「タイムリーになって良かった」と納得した。 有言実行の4安打を刻んだ。17年以来で今季初の4安打、プロ5年目でキャリア最多4打点と大爆発。8月4日のエキシビションマッチDeNA戦で4安打を放ち、あと三塁打でサイクル安打達成だった。ヒーローインタビューでは「シーズン中に打ちます」とファンに宣言。約1カ月後、見事に実現させ「今日は出来過ぎです」と笑った。 チームは前日までの3連勝全てで先取点を挙げており、この日も吉兆となった。試合前には「初回から先制点を取るぞ」とチーム内で共有。栗山監督は「左投手でも(左打者の)浅間とピン(石井の愛称)が、やってくれると勝ちやすくなる」と7年目でプロ最多4安打の浅間もたたえた。 今季最多12得点の大勝。遠かった5位西武の背中まで、1・5ゲーム差に迫った。最下位からの巻き返しへ、伏兵の力なくしては戦えない。【田中彩友美】

◆育成からはい上がった韋駄天(いだてん)の日本ハム宮田輝星(ほくと)外野手(23)が、念願の1軍デビューだ。19年育成ドラフト1位で、福岡大から入団。プロ入り2年目の前日8月31日に支配下入りを果たし、この日、1軍登録された。 出番は10-0の7回1死一、二塁。代打で登場すると、2ボール2ストライクから粘って、7球目の直球にバットを合わせた。打球はボテボテの二ゴロとなり、あわや4-6-3の併殺だったが、自慢の快足を飛ばし、なんとか一塁はセーフに。「初球から行こうと思っていたんですけど、緊張しなかったが故に、いつも通りに行きすぎて簡単に見逃してしまった」と、見逃したファーストストライクを悔やんだ。 とにかく"質問魔"だ。栗山監督や現役通算最多盗塁を誇る西川、ライバルの新人五十幡にも、物おじせず、疑問に思ったことは何でも聞きまくるなど、向上心に、あふれている。指揮官も「面白いタイプで、平気でオレにポロって何か言ったりする。いいキャラだよ」と、愉快そうに目尻を下げた。「まったく緊張しなかった」と強心臓を発揮した宮田は「今日は打てなかったですけど、また次につなげられるようにしたい」と、先を見据えた。【中島宙恵】

◆オリックス田嶋大樹投手(25)が日本ハム打線に4回途中でKOされた。今季自己ワースト8失点と炎上。中嶋監督は「同じことを続けているようだったら、その場に立つ資格がない。次の人にチャンスが回るということ。そこは自分で自覚してやってほしい」と険しい表情で、次回登板での修正を促した。先発枠の競争は激化中で、この日はウエスタン・リーグ中日戦(舞洲)で山崎颯が7回84球4安打1失点(自責0)と猛アピールして1軍再昇格に備えた。最下位日本ハム相手に、手痛い連敗でカード負け越しが決定した。 ▽オリックス田嶋(4回途中8失点で7敗目)「ボール先行で球数も多くなってしまいました。リズムを崩して流れを断ち切ることができませんでした」

◆日本ハム先発バーヘイゲン投手は、6回を1安打無失点。走者を2人しか許さない投球で、5月7日以来の先発勝利。7月7日以来の今季3勝目に「清水が良いリードをしてくれたし、野手も点を取ってくれて楽に投げられた」と女房役に感謝。今季は不振に苦しみ、後半戦は短いイニングでの登板が続いていた。今季初のクオリティースタートに、ヒーローインタビューでは笑みがこぼれた。

◆日本ハム・石井一成内野手(27)が「8番・遊撃」で先発出場し、先制適時三塁打を放った。 「(打ったのは)スライダー。佐藤がフォアボールで出てくれたので、なんとかつないでいきたいという気持ちで打席に入りました。最高の結果になってよかったですが、もっとトレーニングをします」 両軍無得点の二回2死一塁で迎えた第1打席。先発左腕・田嶋のカットボールを捉えた打球は、右翼フェンス直撃の三塁打となり、一塁から佐藤が一気に生還。3連勝中のチームに貴重な先制点をもたらした。

◆日本ハムが1分けを挟み、今季初の4連勝。二回に石井の適時三塁打で1点を先制し、三回に5点を挙げるなど着実に加点した。バーヘイゲンは6回無失点で3勝目をマーク。オリックスは田嶋が四回途中8失点と崩れた。

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ORIX
493913 0.557
(↓0.006)
-
(-)
42406
(+1)
367
(+12)
92
(-)
32
(+1)
0.254
(↓0.001)
3.410
(↓0.08)
2
(-)
ロッテ
463914 0.541
(↓0.007)
1.5
(-)
44450
(+7)
416
(+14)
96
(+1)
83
(-)
0.253
(↑0.001)
3.960
(↓0.08)
3
(-)
楽天
464213 0.523
(-)
3
(↑0.5)
42382
(-)
376
(-)
81
(-)
34
(-)
0.244
(-)
3.560
(-)
4
(-)
ソフトバンク
424317 0.494
(-)
5.5
(↑0.5)
41392
(-)
340
(-)
85
(-)
62
(-)
0.249
(-)
3.210
(-)
5
(-)
西武
384717 0.447
(↑0.007)
9.5
(↑1)
41395
(+14)
430
(+7)
85
(+2)
71
(+1)
0.246
(↑0.001)
4.000
(↓0.02)
6
(-)
日本ハム
354713 0.427
(↑0.007)
11
(↑1)
48302
(+12)
366
(+1)
52
(-)
50
(+1)
0.232
(↑0.003
3.520
(↑0.02)